のび太「独裁者…?」
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〜これはドラえもんが来なかった世界線の語〜
のび太「花火で会社燃やして倒産させてしまった…
借金取りに追われる毎日で、ジャイ子のパートだけじゃ子どもたちは養えない…
早く仕事を見つけないと…」
謎の男「………」
のび太「あの人誰だろう?僕に用でもあるのかな?」 謎の男「………」ボコッ
のび太「痛いじゃないか!何をするんだ!」
謎の男「………」ボコッボコッ
のび太「………」気絶
のび太「ハッ…!ここは船の中?手足を縛られてる…!何が目的だ!!!
まさか借金のカタに僕の保険金を…!
やめろ!!!僕はまだ死にたくない!!」
謎の男「ウルサイ!動クナ殺ス!
オ前、コレカラ工作員。
将軍様ノ為、働ク」
のび太「なんだって〜〜!!!!」 のび太(あれから数年が経った、工作員として活動していく中で射撃の腕を買われた僕は、重要な任務を任される軍人にまで出世した)
軍人A「隊長国境を越えました」
のび太「慎重に首都まで向かうぞ!今回の任務の目標は半島南部を占領する国家を自称する組織の壊滅だ!大統領を暗殺後、首都を奪還し、本国からの援軍と共に降伏に追い込む!大国の介入前にケリをつける!」 のび太(なんだかんだあって任務は成功し、半島にあった2つの国は統一された。
前線で大活躍した僕は軍のトップにまで上り詰めた)
軍人B「本当にクーデターを起こすんですか!?」
のび太「私の目標は日本征服。
そのためにはあの"指導者様"は邪魔だ」
のび太(僕は日本に帰りたいので日本を征服することにした。そのために権力が必要だ。クーデターを起こしてこの国の頂点に立つ!
僕を日本から引き離した"偉大なる指導者様"への復讐も兼ねて…ね) のび太(なんだかんだあってクーデターは成功した。元指導者は一族含めて処刑し、晴れてこの国の元首になった僕はこの国の名前を「のび太王国」に改めた)
政治家「軍拡に金を掛け過ぎだ!もっと国民のことを考えろ!」
のび太「なんだね君は?私に逆らうと言うのか?粛正だ!」
政治家「な?お許しをのび太様!
ああああああああああああああああ」
のび太(日本に攻め込む準備は出来た!
待ってろジャイ子!子供達!
父さんは今帰るぞ!!!) のび太(なんだかんだあって日本征服は成功した!核兵器の大量使用が大きな勝因となった。再び日本の地面を踏んだ僕、だが再会した義兄・剛田武によって悲しい知らせを聞くことになる)
のび太「何?ジャイ子と子供達が死んだだと…?」
ジャイアン「あぁ…この戦争でな…
会いに来たのはそのことをのび太に伝えたかったからだ…」
のび太「なんだと!!!
ガキ大将で威張り散らしてたくせに自分の妹とその子供達すら守れないのかよ!
お前なんて死刑だ!!!!」
ジャイアン「おいやめろのび太!
ああああああああああああああああああ!」 のび太(僕は妻子を失った傷心のまま、戦後処理に望んだ)
のび太「日本国の大臣は全員処刑することにしていたが、総理大臣の出木杉、財務大臣の骨川、君たちだけは昔の縁で助けてやろう」
出木杉「………」
スネ夫「野比様ありがとうございます!!!
さすがカリスマ指導者!よっ!偉人!」
のび太「その代わり、出木杉は妻の静香を、私の妻として差し出すこと
断ればお前と静香の命はないと思え」
出木杉「そんな…」 のび太(少年時代の憧れだった静香ちゃんと結婚してその間に息子のノビスケも生まれた僕だけれども、ジャイ子と子供達を失った悲しみが消えることはなかった…)
のび太「ジャイ子と子供達が死んだのは戦争のせいだ!!!
戦争が起こるのは国と国が対立するからだ!!!
僕がすべての国を一つにしてやる!
戦争を終わらせるための戦争をするぞ!!!」 のび太(僕は国の総力を上げて兵器の開発に取り組み、ついにロボット兵器『ドラえもん』と1600種以上に登る秘密道具を完成させた)
スネ夫「これはすごいや…!
どこでもドア!タケコプター!
秘密道具どいつもこいつもチート級じゃないか
大量の秘密道具を129.3馬力の殺戮ロボットの四次元ポケットにしまっておけるなんて画期的過ぎる!
これでどんな戦争にも勝てますよ!!!」
のび太「フッフッフッ…」
出木杉(なんてことだ!
この兵器は世界を終わらせる!
絶対、世に出すわけにはいかない…!!!) のび太「いよいよ、明日全世界に宣戦布告する」
出木杉「そうはさせない!!!」バキュン
のび太「うっ…!!」
出木杉「最終兵器『ドラえもん』が秘蔵されている倉庫の暗証番号を知っているのは貴方だけ…
つまり、貴方を殺せばドラえもんを永久に封印できる!」
のび太「出木杉!!!!ふざけるなあああああ」
出木杉「私はクーデターを起こして日本を取り戻す!」バキュン! こうして「のび太王国」は倒された
しかしその残党スネ夫がのび太の子・ノビスケを祭り上げ国家を自称するテロ組織としてのび太王国は存続する
日本とのび太王国の戦いは100年以上に渡り、2124年ついに日本国はのび太王国最後のアジト・のび太王国旧王宮に空爆を開始する
スネ夫の子孫「もうおしまいだぁ!!!!
俺とセワシを残してみんな死んだ!!!
俺たちはここで死ぬんだ」
セワシ「………」 バコーン!!!!
スネ夫の子孫「今の爆発で開かずの扉が開いた!!!
この部屋はもしかして…」
スネ夫の子孫「やっぱりだ!
ここは最終兵器『ドラえもん』の倉庫
なんたる幸運!これで俺たちは勝てる!」
スネ夫の子孫「早くドラえもんを起動しよう!秘密道具・ソノウソホント装着して
『のび太王国が勝つ』と言えば俺たちの勝利だ!!!」
セワシ「………」バキューン
スネ夫の子孫「セワシ…?」バタン セワシ「血まみれた世界はもうごりごりだ!!!
僕は普通の生活が送りたいのにっ!!!
こうなったのも野比のび太とかいう愚図のせいだ!!!クソが!」
セワシ「…ドラえもんを起動するには確かしっぽを引っ張るんだったな」ポチッ
ドラえもん「僕ドラえもんです」
セワシ「僕はのび太王国初代国王・野比のび太の子孫であるセワシだ
今から君に任務を命じる」
ドラえもん「何なりとお申し付けください」
セワシ「22世紀の子守ロボットという設定で、少年時代の野比のび太を秘密道具を更生させてほしい」
ドラえもん「かしこまりました」
セワシ「爆撃されてるから早くタイムマシンに乗ろう!」
ドラえもん「分かりました」 セワシ「さてと、過去に行く前に一つだけやることがある。
ドラえもん、地球破壊爆弾と忘れ物送り届け機を出してくれ」
ドラえもん「分かりました」
セワシ「タメ口でいいよ」
セワシ(未来には時空改変を取り締まる組織があるかもしれない。
邪魔が入らないように、忘れ物送り届け機で地球破壊爆弾を空上に投下して人類を滅ぼしておこう。
過去を改変すれば僕が地球破壊爆弾を投下した出来事は消えるはずだ)
セワシ「準備は整った!!!
凄惨な歴史を改変して、
僕は平穏な日常を手に入れる!!!
待ってろ野比のび太!!!」
〈ドラえもん第0巻終わり/第1巻に続く〉 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています