ガッシュ「難しいことを聞くのう…私が優しいと思うことを、全力でやる、かのう」

ガッシュ「…清麿はゾフィスを覚えておるか?」

清麿「忘れるはずがないさ…人の心を操る魔物、ゾフィス」

ガッシュ「私達から見たら、あの者は悪い者であった。人の心を操り、1000年前の魔物を利用し、ひどい者だったのだ」
ガッシュ「でもあの者が居なかったら、今でも1000年前の魔物は石版に囚われたままだったかもしれぬのだ」


清麿「たしかに…見方を変えればそれも善、か」


ガッシュ「正しさの答えは人それぞれかもしれぬ。だから清麿、私は私の思う優しさを信じ、実行するだけなのだ。きっと誰の目から見ても正しきことを行うことはできぬのだ。だから私は、私の信じる正しさや優しさを信じる」
ガッシュ「その信じる心の力が誰かの心に響いて、誰か1人の正しさが2人の正しさになり、2人の正しさが、4人の正しさになり…そうやってみんなの正しさが生まれると思うのだ。
それを示すのが、まさにクリアとの戦いだったではないか?」


清麿「たしかに。それこそまさに法律が生まれた原点かもしれないな…」

清麿(もし魔界の過去の歴史を俺たちがしっかり知ることができれば、立場によってはクリアが救世主だったのかもしれない…実際、クリアの呪文は暴走するまでは、悪の呪文というよりは…まるで…)
清麿(いや、これは考え出したら無限に終わらないな。やめだやめだ)

清麿「正しさの答えは自分の中に、か」