設定
「幻界」
この世とあの世の狭間。幻界では大なり小なり魔法が使える。その代わりに悪魔による被害が絶えない。
狭間の空間ごとに国や街があるので幻界間の交流はほとんどない。
舞台のレストニア国は人口約1000万人

「現界」
この世。幻界での祓士(などの退魔機関)の働きにより悪魔は滅多に現れない。
霊は低級悪魔に分類される。

「祓士」
主人公が留学するレストニア国における対悪魔職。
葬送士、退魔士、解呪士をまとめて祓士と呼ぶ。
レストニア国の祓士は約15万人。うち黒結社に所属している祓士は約1万人。

「黒結社」
ヴィアンカ・クロノス教団が掲げる<秩序>を実施する為に設立された対悪魔機関。
退魔部、解呪部、鎮魂部を主体に他に薬士、技術士、研究員など対悪魔や援護に関連する部署が存在する。
国家守護隊と連携しレストニア国の治安維持を担う。
黒結社に所属しない賞金稼ぎや地元密着の祓士や無資格祓士も多く存在する。
しかし黒結社祓士が社会貢献度、能力共に優れている為国内でも花形職業。

「葬送士」
惑う死者の魂に楽器や舞などで<魅力>を伝え、あの世へと導く。
鎮魂葬送は魂を惹きつける<魅力>の優れた者しか行えない。なので祓士の中で最も少ない。
<魅力>は遺伝性が強く、リザ一族と旧御三家が葬送士の大半を占める。
黒結社では退魔士の戦闘後における鎮魂葬送が主な仕事となる。

「退魔士」
魔法により悪魔を魂レベルに分解する。
葬送士と違って誰にでもなれる可能性がある職業。なので祓士の中では1番多い。
黒結社ではレベル3以上の危険な悪魔との戦闘
が中心。
戦闘特化の魔法が得意な者は地位と給与の高い黒結社祓士を目指すことが多いが、自由を求めて賞金稼ぎやギルド(祓士小組合)所属者も多い。

「解呪士」
悪魔による呪い、憑依、呪疫(まとめて厄害と呼ぶ)を解く。
長年の研究により様々な厄害対処方法が判明しているため、努力すればなれる。
黒結社の解呪士はカテゴリー3以上の概知厄害対処班<旧班>と未解析および未確認厄害の対処班<新班>に分かれる。
<新班>所属のような本物の意味での解呪士は葬送士以上に少数。
主人公は本人は知らないが<新班>候補の特別留学生。
対象厄害の核を見分ける目、全ての属性の魔法を操る才能が必須。