【恋愛】愛しの天麩羅崎さん【SLG】
平凡な高校二年生の「僕」は、同じクラスの天麩羅崎ゆう子さんに恋している。
##みんなで二人の恋を成就させよう!##
【ルール】
「僕」の行動によって天麩羅崎さんのパラメーターを変化させて遊ぼう!
パラメーターは次の4つ
〖愛情度〗彼女のときめきによって上昇、下降する。もちろんだけど高ければ高いほどいい。ってかこれがなければ恋は始まらない!
〖友情度〗いわば仲の良さ。この数字が高くなりすぎると友達としてしか見て貰えなくなる!
〖好感度〗どれだけいい人として見られているか。言い方を変えればどれだけ無害な人だと思われているかを示すので上がりすぎ注意!
〖警戒度〗この数字が高くなると汚いものを見る目を向けられ、話すらして貰えなくなる。もちろん低ければ低いほどいいぞ!
各パラメーターは0で始まり1ずつ上下して行く。マイナスにもなる。
マイナスになっているパラメーターは好感度を1つ上げれば0にリセットされるぞ。
愛情度50、友情度&好感度30〜70の間、警戒度10以下のすべてを満たし、告白に成功すれば二人はカップルだ!
【これまでのところ「僕」にわかっている天麩羅崎さんのプロフィール】
明るくて誰にでも優しい女の子。バレー部所属(補欠要員)。下手だけどいつかはレギュラーになりたいと頑張っている。
趣味はエレキギター。なかなかの腕前らしいけどバンドは組んでいない。髪型は黒髪ロングをポニーテールにしている。
家は和食料理の店。なかなかの有名店らしい。
「僕」と天麩羅崎さんが会話をしたのは1度だけ。自転車でこけた僕に「大丈夫?」「うん」それだけ。
名前も覚えて貰ってないかもしれない……。 授業中、どうしても僕の目は天麩羅崎さんを追ってしまう。
やっぱり可愛いなぁ……。面倒臭い恋愛プロセスとかすっ飛ばして今すぐセックスしたいなぁ……。 天麩羅崎さんは敏感に僕の視線に気づき、見てはいけないものから目を逸らすように顔を背けた。
・天麩羅崎さんの警戒度が1上がった
・天麩羅崎さんの好感度が1下がった
愛情度0
友情度0
好感度-1
警戒度1 とにかく名前だけでも覚えてもらわなければ!
そのためにはどうすればいいんだろう? というより僕はまだ自分の名前を知らないのだった……。 「名前なんてどうでもいいじゃない」そう言いながら現れたのは、 僕「おい猫、お前には『まだない』っていう立派な名前があるじゃニャいか」
猫に話し掛けている所を天麩羅崎さんにみられていたようだ。
・天麩羅崎さんの好感度が3上がった
愛情度0
友情度0
好感度2
警戒度1 担任の海開誠(うみびらき まこと)が入って来て言った。
「おい>>9。>>1をよく読め。パラメーターが上がるのは一度に1ずつだ。先生が訂正しておいてやるな」
・天麩羅崎さんの好感度が1上がった
愛情度0
友情度0
好感度0
警戒度1
「ん? あれ? この場合、警戒度は『マイナスになっているパラメーターは好感度を1つ上げれば0にリセットされるぞ。』に従い、リセットされるのか?
警戒度のみプラス=マイナスと見なされるのか? よくわからんな」 1度与えてしまった警戒心は生半可なことじゃ消えないよ 取り敢えず僕は、>>9の猫にちなんで「やまだないと」という名前を自分につけることにした
カッコいい名前だ、漢字は「山田騎士」にするか「山田夜」にするか 天麩羅崎さんの好感度が1つ下がった。
愛情度0
友情度0
好感度-1
警戒度1 僕は明日の下駄箱に入れるべく、天麩羅崎さんへ愛の手紙を書いた。
いつも君を見ていました
授業中、シャーペンで唇をぷにぷにする君も
放課後、体育館でおへそまで見せて跳ねる君も
下校中、薬局でナプキンを買う君も
帰宅後、部屋で自分を慰める君のことも それを見ていた同じクラスのイケメンで野球部の寺山君が天麩羅崎さんに通報した。 天麩羅崎さんの好感度が30下がった
天麩羅崎さんの警戒度が50上がった
愛情度0
友情度0
好感度-31
警戒度51
寺山君への天麩羅崎さんの愛情度が5上がった
寺山君への天麩羅崎さんの友情度が3上がった
寺山君への天麩羅崎さんの好感度が6上がった
寺山君への天麩羅崎さんの警戒度が1あが下がった
愛情度 5
友情度 3
好感度 6
警戒度 -1 翌朝、学校に行くと、教室にいた全員が遠巻きにこちらをチラチラ見ながらヒソヒソ囁き合っている。
どうやら寺山君が悪い噂を流してくれたせいて、天麩羅崎さんだけでなくクラス中の女子達の警戒度が上がってしまったようだ。
クラス全員の山田(僕)への警戒度が1上がった! クラス全員の山田(僕)への好感度が1下がった!
昼休み、周囲の汚いモノを見るような視線に耐えかねて、僕は弁当箱を持って教室を出た。
しかたがない。利用する人もあまりいない北校舎三階のトイレ。あそこで一人寂しく便所飯だ……
「ねえ、ちょっといい?」
トイレに入ろうとしたその時、不意に背後から女子に声をかけられた。
振り向くとそこには―――――――― 天麩羅崎さんの親友、蒲鉾原 さとみが腕を組み、鬼のような形相で僕を睨みつけていた。 その後ろには彼女の友達3人と、天麩羅崎さんの姿もあった。 その日の夜、僕はさとみの部屋に無理矢理連れて行かされた。 さとみは僕を素っ裸にならせ、床に敷いたブルーシートの上に寝かせると、天麩羅崎さんに言った。
「こんな汚ならしいもの切っちゃいなよ」
大きな料理用鋏を出し、
「根本からはさすがにマズイけど、先っちょを少し切るぐらいなら、出来るよね? やっちゃいな」 「そ、そこまでしなくてもいいんじゃない?」
心優しい天麩羅崎さんは、差し出された料理用鋏を前に戸惑った表情を浮かべ、蒲鉾原さとみと料理用鋏、そして僕の下半身へと視線を彷徨わせている。
「何言ってるのゆう子!? 気持ち悪いストーカーに付きまとわれて、この二週間ずっと怖がってたじゃない!」
※新情報
・天麩羅崎さんは二週間前からずっとストーカーされていたらしい。
「で、でも……切っちゃうのは……」
「このまま許したらコイツまた今までと同じようにゆう子をストーカーするわよ? 学校でも、家でも、デート中でも……」
……あれ? 今何か聞き捨てならない言葉が聞こえたような‥…デート? 天麩羅崎さんデートするような相手が‥…
「……わかった」
蒲鉾原さとみの迫力に気圧されたのだろう。天麩羅崎さんは、大きな料理用鋏を手に取ると、その冷たい刃先を僕の下半身の先っぽに触れさせた。
「……小さいのね」 僕はなんてバカなんだろう
切ろうとしているのが蒲鉾原だったら大暴れしてでも逃げ出すところなのに
天麩羅崎さんに切られるなら本望とでも言うように身を預けきってしまった
しかもあくまでも対象物が動かないようにというだけの意味であろうとも、彼女の白い手が僕のアレをしっかりと掴んでいるのだ
とはいえ、なるべく気をやらないように頑張った
僕の息子は皮がたくさん先っちょに余っている
ただ、スタンドアップしてしまうと当然のこと、亀さんの頭が切られてしまうことになるのだ 「何? お前ゆう子に切られそうなのにコーフンしてんの? これだからストーカー野郎は……」
あ、ヤバい……
天麩羅崎さんと、ついでに蒲鉾原さとみの二人の女の子にジッと見られている事に興奮してきた……
切られてしまう恐怖に縮こまっていた僕のモノが、少しずつ固く、大きくなっていく。
シャキン!
天麩羅崎さんが料理用鋏の刃を開いた。
「じゃ……切るね……」
ああっ天麩羅崎さんに変態だと思われてしまう。マズいい……ホントに切られてしまう。
大きくなるな。他の事を考えるんだ。
天麩羅崎さん……可愛い……
蒲鉾原さとみ……怖い……
デート……切られる……自転車……『大丈夫?』……下駄箱……手紙……二週間……ストーカー……ん? 二週間?
「て、天麩羅崎さん! 確かに手紙を下駄箱に入れたのは僕だ! それはゴメン!」
「やっぱり……」
「やっと認めやがったか!」
「でもストーカーって何の事? 僕はそんな事やってないぞ! 二週間前、僕は自転車でコケで入院してたからね!」
天麩羅崎さんと蒲鉾原さとみを説得して、ストーカーを捕まえて汚名返上名誉挽回作戦開始だ!
ついでにあの手紙の内容はキモすぎた。あれは拾った事にしてストーカーのせいにしちゃおうかな。