>>478
誤字が多い。「潮らしい」は「萎らしい」だろう。
読みやすいようにとの配慮から文の途中で改行しているのだと思うが、段落が変わる時との区別がつき
にくい。むしろこんな風に不自然なところで文字数により改行したほうがわかりやすいのでは。
内容については完結していないので何とも言いようがない。
冒頭の過ち論との整合性はあると思うが、何が面白いのかはわからない。
登場人物に肉がないように感じた。美由紀の声やどんな容姿をしているかぐらいの描写は必要だろう。
何か仕掛けがあるなら描写しない手ももちろんあるが、それもないようだし。
主人公の語りは少し物々しいというか自己陶酔に浸っているようなところがあり、気持ち悪い。
全体的に自分にしか興味のない主人公が自分の感覚描写にのみ力を込めて書いている印象があり、面白くない。
最近詩人の松浦寿輝が書いた「半島」という小説を読んだが、あれも少しこんな感じでナルシーな印象だった。
ただ、あれは立派だしマジックレアリスムっぽい面白い描写などもあって楽しめはした。
あれを若くして世界を狭くして巧さを抜いたのがあなたの作品という感じ。
もちろん完結していないので何とも言えないのだが。