即興短文ですが…


日が射していた。
連日の曇り続きだった空がようやく晴れ久々に太陽が顔を見せた。

公園のベンチで缶コーヒーを啜りながら日差しを浴びて「暖かいな…」などと独りごちる。

久々の休みにせっかく晴れたのでと近所の公園まで散歩に出掛けてみた。

子供たちが遊具で元気に遊び主婦たちが世間話に花を咲かせていた。

目を閉じベンチに背をもたれさせ日差しを全身で受け止めていると隣に人の座る気配がした。
薄目を開けチラと隣を確認すると女子高生らしき女の子が座っていた。

ハァとため息をつきうなだれている。
視線を感じ取ったのか彼女は顔をあげこちらを見てきた。