ワイは最初に応募した賞で入賞を果たした!
その会社の編集者と対等とは云わないが話をできる立場となった!
小説の話や連載のことなど、密に連絡を取り合った!
その後、ワイは落伍者となった! 応募前のワイに戻った!
悔しくて夜を眠れず、歯噛みして涙を流したこともある!

何日間は蝉の抜け殻! 心に空いた穴を冷たい風が吹き抜ける!
漫然と日々を過ごし、何とはなしに足を運んだ本屋で受賞者の姿を見た!
凛々しい顔写真の横には受賞を喜ぶ声が書かれていた!
ワイも往復はがきで送られてきたものに決められた文字数で書いた!
心の穴に自身を蔑む言葉が詰め込まれる! 不甲斐ない! 情けない! 意気地なし!
完全に胸の穴は塞がった! 詰め込まれた言葉に火が点いた!

ワイは小説を書き始めた! ショートショートも書いた! エッセイも書いた!
詩も書いた! 川柳や俳句も書いた! 著作権のない標語にまで範囲を広げた!
細かい賞を積み上げた! 己の地力の底上げを行ない、ワイは著述業と云う名を再び手にした!

日々、締め切りに追われ、評価文章以外はほとんど読めず、書架には読まれていない本が数多ある!
苦しいと思うことはある! 予定通りに書き進められない中で締め切りが迫る!
そのような時は眠りが浅くなる! 目が覚める度にパソコンを起動させて執筆に励む!
眠気がくれば速やかに寝る! 迅速な切り替えで締め切りを何度も乗り切った!

このような状況を続けられるのは書くことが楽しいからに他ならない!
読者の反応、反響がワイに書く力を与えてくれる! 批判は胸に刻み、自身の作品で答える!
諸々の評価が口座に振り込まれた数字となる! 額面通りではない! 作家として得た収入に打ち震える!

ワイは創作の苦しさを知っている! 受賞の喜びを体験した! 落伍者となって絶望の淵を覗いた!
おそらく創作をする者が目指す先にある、ほぼ全てのことを身をもって学んだ!
それ故に作者の努力を促す! 手取り足取り教えはしない! 厳しい道程を己の力で歩ける強さを手に入れて貰いたい!

少し話が長くなった!
おはよう、諸君! 今日も日々を楽しく、懸命に生きよう!(`・ω・´)