>>758
まず、『私』が女性なのか男性なのかがなかなか、はっきりしないので、途中まで読み進めながらそれが気になってしょうがない。
ちーちゃんというから女性かな?
少女は、幼馴染の霊とか迎えに来た死神の類で「本当にあった怖い話」系になるのか、そうでもないのかも気になるが……、
ま、それは、どっちでもいいのだけど、
とりあえず、こういう話を語るときにうまくいく方法を一つ教えます。
読者(利き手)とキャッチボールをするように書く順番を決めて進めるんです。
『私は、ずっと死を恐れていた。』というところまで読むと読者は頭の中で「死を恐れるのはなんで?」と問いかけるものです。
そのあとに、死を恐れる理由としての回答を書けばいいんです。
すると読者は「そういう理由か?で?」と読み進めることになります。
でも、『それから完全に逃げることなんて出来っこない。そんなの分かってる。でも、出来る限り遠ざけたい』と、初っ端から私の独り言が続くと、
読者は回答をすぐに得られずに「なんで?なんで?」ばかりが続き、そうやって語り手の回答を伸ばし伸ばしにしてしまうと、
どうしても、「序盤が長いや、なかなか本題に入らないな」と、読者は読み進めるのが億劫になりがちです。

で、もう少し構成をいじって、『私は、ずっと死を恐れていました。』(死を恐れるのはなんで?) ※()は読者の心の声です。
『今から10年前の中学生のときです。仲良しだった幼馴染が亡くなったことが切っ掛けでした』(なるほど、で、その幼馴染はどうして死んだの?)
『死因は白血病で……』(うわっ、それはかわいそうに……)
と、そういう語り手と読者のキャッチボールでのいい流れができていくと、読者は先が知りたくなり、先を読むのが苦にならなくなります。
読者を話に感情移入させて行く技法のひとつなので、それが絶対的な正解というわけではないですけど、
そういうやり方で構成していくのも一つの手だと、一考されればどうでしょうか?
何が言いたいか言ってることが伝わればいいのですが……