やっと短文が書けました。よろしくお願いします。

こんなにはやく書く機会が訪れようとは、思わなかった。
書けないときは、早く書きたいと感じ、悔しがっていた。
怒りっぽくなり、夜中にヘッドホンで音楽を大音量で聞いていたりした。
友人に話し、きを紛らしていた。

 その、どれも解決にならなかった。

 ふっと、その書く許可は訪れた。許可?そう許可だ。
わたしは、自分の行動に枷がはめられているのを知っている。
西遊記の金のリング、そうあれだ。
だから、その許可を待った。許可をだ。

 実際書いてみると、その文字は快感で、踊り、
のたうち回った。
<何を書こう>
そのことを考えているだけで、ホルモンが出た。

 なにも浮かばなかった。実際書こうとすると、
なにも書けなかった。焦り、手が止まった。
書くことに思索を巡らしていなかったので、
あたりまえだった。冷や汗がでた。

 手に任せた。全て手の動きに身をゆだねた。
するとどうだろう。すこし書けたではないか。
するすると、まるで手の中で踊るうなぎのように、
文字が綴られていくではないか。手だ。

 推敲も当然しなくてはならない。だが、
いまの枷があるときは、この手に任せようと
このとき、決意した。こうして大きなものが
私の身体から、うんどこしょと、産まれ始めたのである。

 はあ、苦しかった。もうやだ、こんなの。

○ちょっと久しぶりなので、詩みたいですが、
よろしくお願い致します