それに比べて

俺の書いたもの

作業を始めて、しばらくすると、柴田が少し手際が悪く機械がその度に止まった。柴田の役割は断裁された印刷物を包装するものであったが、
印刷物の包み方がどうも要領を得ないかった。柴田が不器用そうに、折り目をつけて包装用紙を折り返す、
それが失敗するたびに作業が中断されるので、紐で縛る係の私が途中から手助けをした。そうやって彼の仕事をカバーしていると、山崎はその流れを察知して、印刷物を裁断した後、
揃えて包装用紙の真ん中に置いて折り目をつけるまでやってくれた。それぞれがそれぞれをカバーするという形態が出来上がって、この密閉された空間に連帯感が生まれた。
「さっきはありがとうな」仕事の中休みの時に、柴田は我々に御礼をした。

やっぱりプロの小説と比べるとかなり違いが浮き彫りになる。
語彙力は仕方がない。それが少ないのは確かだが、今の語彙力でも小説の臨場感を出すことは可能でしょう。
しかし、その臨場感みたいものが出ない。なんかイマイチなんだよね。