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849コメント715KB
あなたの文章真面目に酷評します Part107
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0001創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/02/16(金) 02:13:26.81ID:OxQxjXnd
あなたが書いた小説・論説文・エッセイなどの文章を真面目に読み、感想・添削・批評を行います。

■過去ログ
前スレ
あなたの文章真面目に酷評します Part106
http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1515357787/

まとめwiki
ttp://www6.atwiki.jp/kata/

■投稿する人へ
投稿する前に読み返しましょう。
投稿が複数レスにわたる場合は、1/2のように、全体レス数がわかるようにしましょう。
投稿には「批評お願いします」等、投稿であることがはっきりわかるように書き添えましょう。
他人の文章のコピペ、作者になります行為は厳禁です。外部リンクを貼る場合はサイト内にその旨を表記する等、作者本人がアップロードしていることが分かるようにしてください。
文量が多い場合は外部リンクを貼ったほうがいいかもしれません。
もしも文章を無視されてしまったら、もう一度批評をもらえるように頼んでみましょう。目についたものから批評していくので、見落としもあります。
辛辣なことを言われても落ち込みすぎないように。批評をした人とあなたの相性が悪かったのかもしれません。ただ、あなたの作品をそういうふうに受け取る人もいるということを心にとめておいてください。

■批評する人へ
当スレは投稿者を育てるのが目的なので、できるかぎり良い所と悪い所を具体的に挙げて投稿者が納得する形で批評をしてあげてください。

■次スレ
スレッド容量が480KBを超えたら投稿を控えて次スレを立ててください。そうでない場合は>>980を踏んだ人がスレを立ててください。
0444創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/23(金) 03:34:22.47ID:5nOZHbJh
日付変わるとID変わるぞw
あとはこのスレは横スレは無価値w
作家がスルーしたレスは死にレスw
0446創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/23(金) 03:53:33.17ID:mOlhRZhm
まあ、横レスでもなんでも、>>428-431が、へたくそなのは間違いない。
どこをどう変えれば出来が良くなるか指摘してやってもいいが、全編にわたって多すぎてめんどくさい。
0447創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/23(金) 04:04:41.65ID:mOlhRZhm
誰かも言ってるように、ト書きが出来の悪い説明文にしかなってないのが良くないな。

鈴子が言った。花代が答えた。だれそれは頷きました。だれそれが言うと……

うーん、下手すぎる。
0448創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/23(金) 08:54:42.52ID:ep3TwLWo
私はかなり上手いと思う。
何より大事なのは「書く内容が存在する」ことだ。
純文学の名を借りて内容のない小学生の作文を書いてるプロもいる中で
これは一線を画している。
0449319
垢版 |
2018/03/23(金) 10:18:34.37ID:PT3oClZQ
読んでいただきありがとうございます。

そんなひどく噛みついたかなぁ、と思って考えてみたら、ちょっと前の長文のことですかね。
あれは自分擁護ではなく、あまりにもひどい内容に万が一信じてしまう人がいたら大変だと思って書きました。

そもそも「1」の書き方については、誰かが「戯曲だ」と言ったことについて、ロム猫さんが課題の内容と文字数を言ってくれたので、ほとんどの人は「なるほどー」とか思ってくれたと思うんですね。
しかし、超短編の書き方として「1」がいいかと言えば決してそんなことはなく、むしろ悪見本です。ただキャラクターものだとかネタものだとかもあって他の人はスルーしてきた。

ところが彼は空気が読めなかったのです。「ネタとしか思えない」と言われてわたしがどれだけ戦慄したか――とても言葉ではあらわせません。今でもあの時のことを思い出すと――ああ! って、なに調やねん、といった感じですが、とにかく彼はアドバイスしてくれました。

一般的な書き方としても首を傾げざるを得ないような謎理論とわかりにくい書き方で。どこかネットで拾ってきたようなものを独自の解釈でヘンテコにして紹介しました。それで反論をしたわけです。

さて、レスについては全部に返レスすべきと考えていましたが、どうやらスルーすることもできるようなので、いくつかのものについてはスルーします。

>>434
ありがとうございます。
あまりに早くてびっくりしましたw
これも自演と思われるかもしれませんが当事者がわかっていればOKですよね。

>>435
アーモンドの情報ありがとうございます。
ネタっていうのは自分が思うものとは違う意味ですかね?

>>438
>>442
ありがとうございます。
内面描写的なアレですかね? 確かにキャラの内面をどこまで書くかはっきり決めてなくて、ちぐはぐ感はありますね。
地の文の語尾(?)なら、時間を置いたり長いレス書いたりすると変わったりします。ちょっとは変えたのですが、もっと統一すべきでしたね。

> いやいやあるだろう、と心のなかでツッコんだのはひとりやふたりではなかったが、誰も言葉にすることはなかった。
このへんが神視点。

>>448
ありがとうございます。
内容はあまりありませんw

さて、まだ続くのか! という感じですが、4スレ分ごめんなさい。
0450319
垢版 |
2018/03/23(金) 10:22:33.37ID:PT3oClZQ
 聞き取り調査でわかったことは、朱川は十時と昼食後と三時に例のドリンクを飲むこと、今日は朝からどこにも出かけてはいないこと、恨みをあちこちで買いそうだということ、恋人といわれる存在を誰も知らないこと、であった。
 欅道先生は、何者かが冷蔵庫の中のドリンクに毒物を混入したに違いないと言う。
「やっぱり彼女≠ェ怪しいんじゃない?」
「そんな、自分がすぐ犯人とわかるようなことするかよ」
「じゃあ内部の犯行ってこと?」
「うちの社員にそんなことをする者はおらん!」
「しかし、部外者が給湯室に入るなんてあり得ませんよ」
「じゃあやったのかな」
「お腹減ったなぁ」
「給湯室に誰が行くかなんて注意して見てないからねぇ」
「そもそも毒を入れたかどうかはわからないだろう」
「冷蔵庫にあるやつを飲んでみればわかりますよ?」
「やっぱり毒を入れたに違いないだろうな、うん」
 雑談モードに入った編集者たちがそれぞれ好き勝手なことを言っていると、欅道先生がおほんと咳払いしてみなの注目を集めた。
「田所さん、ランチのあとにも朱川さんはあのジュースを飲んだんですね?」
「あ、はい。いつも自分の席で飲みますから。今日も、まずそうだな、って思いましたから間違いないです」
「その時異常は?」
「特になかったと思います」
「つまり、ランチのあとから倒れるまでの間に給湯室に入った人です」
 編集長と副編集長が小さくセーフ≠フジェスチャーをした。偉い人は自分でお茶など淹れないのだ。
「あ、そう言えば」
 と言ったのは給湯室にいちばん近い席の長尾《ながお》という女性編集者だった。黒髪を後ろで束ね眼鏡をかけた地味な女性である。歳は三十半ばだ。
「三時ちょっと前に給湯室から『馬鹿!』って怒鳴る声が聞こえてきました」
「ああ、それ、わたしも聞いた」
 栗色の長い髪をゴージャスに整えた浜口《はまぐち》という女性編集者が言った。メイクも気合が入っている。歳は三十ちょっと。席は割と給湯室から近い。
「なんだか男女のもつれって感じの声だった。職場で痴話ゲンカかと思っちゃった」
「えー、そんなことがあるんですか?」
 鈴子はあきれた声で言った。朱川は女癖が悪いと聞いたことがあるような気がする。あんな男と付き合おうとする女《ひと》の気が知れない、と思った鈴子の顔を、ゴージャス浜口がじっと見つめた。
「あるんですか、って――あれは鈴ちゃんの声だったと思うけど?」
「えっ!?」
 鈴子は驚愕のあまり飛び上がった。鈴子が否定を求めて地味な長尾に視線をやると、睨むような眼差しにぶつかった。
「あれば間違いなく鈴木さんでした。声のあとすぐ怒った様子で給湯室から出てきました」
「ええっ! そんな馬鹿な――あっ!」
 鈴子は思い出した。給湯室で朱川に『馬鹿! なことを言わんどいておくれやす』と言ったのだ。ちょっと違う気もするが、最初の部分だけ外に聞こえたのだろう。
「鈴木、朱川とそういう仲だったのか……」
「花代さんまで! 違いますよ、あれは――」
 鈴子は朱川とのことを説明した。担当を変われとうるさく言ってくること、担当をはずされるようにわざと作家を怒らせるようにと言ったこと、お昼にラーメンをおごると言われて喜んでついていったら財布を忘れたと言って結局ふたり分を払わされたこと、給湯室で叫んだ言葉の意味。
「朱川め。そんなことを」
 花代が苦々しげに顔をゆがめた。
「なるほど――動機はあるわけですね」
 欅道の目がきらりと光った。
「ど、動機!」
 鈴子に朱川を殺す理由があるというのだ。
「そ、そんなことありません! そんなことで人を殺していたら、今までに何人を殺しているか! それに殺《や》るなら毒殺なんてしません!」
 おいおい、と花代がツッコんだ。
「あ、そ、そうだ! 朱川さんが一緒にいたのなら、毒を入れることなんてできないじゃないですか!」
「そのちょっと前にも給湯室に入ったよね?」
 と言ったのは地味な長尾である。
「え……?」
「わたしも見た! 結構長い時間いたよね?」
 ばっちりメイクの浜口も同調する。
「そ、それは、阿々楠先生のためにコーヒーを淹れてたからです!」
「コーヒーはコーヒーメーカーにあったでしょう?」
「煮詰まっているものなんか出せません!」
「なるほど、動機はあり、チャンスもあり、僕には煮詰まったコーヒーもなし――ですか」
0451319
垢版 |
2018/03/23(金) 10:27:08.67ID:PT3oClZQ
空行なしで続いています。

「あ、阿々楠先生といえば――」
 田所が声を上げた。
「なんだか朱川さんに新作の構想をひどくけなされたようです。朱川さん本人がちょっと得意そうに言ってました。あの人はそういうところ、ありますから」
「ふむ。阿々楠くんにも動機ありですか」
「そ、そんな! 阿々楠先生はそんなことしません! それに給湯室には行かないでしょう!」
「見たんですか?」
「え――?」
「給湯室に入っていかないところを見たんですか?」
 な、なにを言ってるんだ? 入っていないなら見えるわけがないではないか!
「そ、それは――」
「しかしまあ阿々楠くんの犯行とは考えづらいでしょう。その、新作の構想の話は今日のことなんでしょう?」
「ええ」
 田所が頷いた。
「今日のことなら阿々楠くんに毒物を準備できたとは思えませんからね」
 準備――この事件は計画的な犯行なのだ。鈴子の背中にぞくりと冷たいものが這い上がった。
「つまり鈴木さん、常日頃から被害者に恨みを抱いていたあなたが――第一容疑者なのです」
「あ……」
 鈴子を見つめるみなの視線が、背中を這い上がったもの同様に冷たかった。花代は鈴子の後ろにいたので顔は見えない。その顔がどんな表情を浮かべているのか――鈴子は見ることができなかった。鈴子の体が細かく震えた――。
 花代は半笑いで鈴子の背中を眺めていた。
「鈴木さん、正直に話すなら今のうちです。今ならまだ罪は軽い」
 欅道先生が低い声で優しく鈴子に言った。
「ひ、ひどい!」
 鈴子は片手で口元を覆うとオフィスを飛び出した。
「あ、鈴木!」
 あとを追おうとする花代の腕を欅道先生が掴む。
「け、欅道先生――」
 欅道先生はゆっくりと頭を振った。
「真実を求めるということは、時に非情なものなのです――」
 誰もなにも言わず、ただ静寂だけがオフィスを支配した。
0452319
垢版 |
2018/03/23(金) 10:36:53.76ID:PT3oClZQ
ごめんなさい、入らなかった。5レス。

 鈴子は屋上にいた。この季節――三月半ばにしては暖かい風に鈴子のやわらかな髪が踊っていた。和毛がふわりと揺れる。西の空には沈みかけた太陽が仄かに赤く、いまだ青い中天には薄い雲が流れていた。じきに暗くなるだろう。
 屋上からの街並みを鈴子は眺めた。黒豹出版の社屋より高いビルは周りにいくつもある。どれもきれいで、まるで磨きあげられたお姫さまが、つんとすまして立っているようだ。
 背の低いフェンスのそばで鈴子は――アイスモナカをぱくりとかじった。安っぽい味のやつだった。近くのコンビニで買ってきたのだ。濃厚でこってりしたものよりもこっちの方が鈴子は好きだった。
「んー、んまい」
 アイスモナカは半分ほどになっていた。
「ここにいたのか」
 声に振り返ると花代が立っていた。手にはコンビニ袋を下げている。
「探したぞ」
「すみません」
 鈴子は頭を下げた。頭を上げると、
「なんですか、その袋?」
「ああ、鈴木の好きなアイスモナカ――ってもう食べてるし」
「いくらでも入りますよ」
 無遠慮に袋に手を突っ込む鈴子を見て、花代の顔に微笑みが浮かんだ。
「疑いをかけられて落ち込んでるんじゃないかと思ったが」
「まさか! わたしはやっていませんし、無実なのは自分でわかってます。なんだか可笑しくって」
 鈴子はけらけらと笑った。
「だよな」
「でもあの場で笑うわけにもいかず、体が震えるまで我慢したんですよ。花代さんの顔を見ると大笑いしちゃいそうだったし。それでも吹き出しそうになったので逃げてきました」
「下手な演技しやがって」
 花代は苦笑する。
「いやいや、ノーベル賞級の演技でしたよ。『ひ、ひどい!』」
「ノーベル演技賞とかねーよ」
 ふたりの笑い声が空に吸いこまれていった。
「それでどうなったんですか、あのあと」
「それがなぁ、知り合いの大学の先生に調査してもらうって、マグカップと冷蔵庫の容器を欅道先生が持って帰ってしまって」
「ええっ!? 大丈夫なんですか、そんなことして!?」
「大丈夫じゃないだろうな。もう証拠能力はなくなっただろう」
 海外の犯罪科学捜査ドラマでいうと、証拠が汚染≠ウれた、というやつだ。
「ま、まぁ毒が入れられたって、はっきりしてるわけじゃありませんし……」
 しかし、病院で検査したところ、朱川の体内からは毒物が発見されたのであった。
0453319
垢版 |
2018/03/23(金) 10:40:23.07ID:PT3oClZQ
 翌日の黒豹出版文芸部オフィスには制服私服問わず、大勢の警察官が詰めかけていた。朱川は一命を取り留めた。警察では殺人未遂事件として捜査しているようだ。
「それでその飲み物はどこにあるんですか?」
 強面の刑事が言葉は丁寧だがドスの効いた声で言った。さすが本物、もの凄い迫力だ。しかし、欅道先生をショッピカレるわけにはいかない。いざとなったら差し出すしかないのだが。
「ま、まさかそんなこととは思わず、洗っちゃいました!」
 声が裏返る。なぜか鈴子が対応することになってしまっていた。
「ええ? 怪しいとは思わなかったんですか? 困るなあ!」
「は、はひ、すみません!」
 やましいことがなければ警察といえども恐れることはないのだが、やましいことがあるので超怖い。
「じゃあそのカップだけでもお貸しください!」
「え、えーと、どれだったかなぁ……」
 鈴子はふらふらと、朱川のマグカップのない°挙虫コに向かった。
「もう証拠らしいものは期待できそうにないね、荒らされちゃってるよ」
 青い作業服のような制服を着た細身の中年男性が、銀縁眼鏡をかけた背広姿の男に言った。作業服の男はキャップを後ろ前に被っている。鑑識課員だろう。靴は白いカバーで覆われていた。ほかに何人かの鑑識課員が、朱川のデスクの周りに這いつくばってなにか≠探していた。
「昨日から普通に仕事をしていたんでしょうからね。なにがあっても証拠にはならないな、こりゃ」
 銀縁眼鏡の男は腰に両手を当てて頭を振った。一見どこにでもいるサラリーマンのように見えるが、その目つきは鋭い。
「鑑識はもういいでしょう。ここからは我々の仕事です」
 銀縁眼鏡の言葉を受けて鑑識課の中年男性が、もういいぞ、と声をかけると、床を這っていた鑑識課員は立ち上がり、わずかな証拠物件らしきものを納めたビニール袋を手にオフィスを出ていった。
 銀縁眼鏡の男はオフィス内の編集者たちに鋭い視線を投げかけている。
「どうしました?」
 残っていた中年男性が銀縁眼鏡の男に声をかけた。
「なんだかね、様子がおかしいな、と思って」
 デスクで校正ゲラに目を通す振りをしていた花代にもその声は届いた。
「どういうことです?」
「うまく言えないが、殺人未遂事件があったにしては同僚たちの様子が変だ」
「そうですか?」
「これは勘だがね、刑事の勘は馬鹿にできんよ」
 花代の頬がぴくりと引きつった。
0454319
垢版 |
2018/03/23(金) 10:47:24.47ID:PT3oClZQ
また間違った! あと2。

「どーもみなさん、お疲れさまでーす!」
 編集者たちそれぞれに事情聴取をすると刑事たちが言いだしたとき、オフィスに元気な声が響きわたった。欅道先生である。後ろには車椅子に乗った朱川とそれを押す阿々楠先生がいた。
「朱川さん! もういいんですか!?」
 と鈴子は言ったものの、酸素マスクをした朱川は真っ青な顔で目はうつろ、呼吸は苦しそうだ。とてももういいとは思えない。
「なんだあんたは!?」
 鈴子が相手をした強面の刑事が欅道に詰め寄った。すごい迫力だが欅道先生は涼しい顔をしている。
「あ、こ、こちらは弊社で小説を書いていただいている欅道先生です」
 鈴子が言うと、
「えっ!」
 と大きな声を出したのは銀縁眼鏡の刑事であった。鋭かった目がなんだか潤んできらきらしていた。
「なんだよ、おまえ、知ってるのか?」
「し、知ってるもなにも――だ、大ファンです!」
 後半は欅道先生に向けて言った。抱きつきそうな勢いだ。
「やあ、そうですか。ありがとうございます」
 はっはっは、と欅道先生は余裕の高笑いである。
「ふーん、まあなんでもいいや。その作家先生がなんの用だ?」
「サ、サインをお願いします!」
「やめろ、おまえ! 捜査中だぞ!」
「その捜査ですがね――」
 欅道先生は警察手帳にさらさらとサインしながら言った。
「事件は解決しました。と言うより、そもそも事件などなかったんです」
「はあ? なに言ってんだ、おまえ?」
「ありがとうございます!」
「うるせえな!」
 銀縁眼鏡の刑事は怒声に動じずにこにこしている。
「……す、すみません……」
 息も絶え絶えの声で言ったのは朱川だった。
「……死にきれませんでした……」
 オフィスは静まりかえった。やがて、
「えっ、自殺未遂だったんですか!?」
 鈴子が言った。
「ふ、ふざけんな!」
 強面の刑事の顔が一瞬で真っ赤になった。
「会社で勤務中に服毒自殺なんてあるかっ! 不自然だろうが!」
「しかし本人がそう言ってますし」
「おまえが無理に言わせたんだろう! なあ、あんた! そうなんだろ!?」
 強面の刑事が朱川の肩に手をかけて激しく揺さぶった。うつろな目をした朱川の頭がぐらんぐらん揺れる。ちぎれて落ちそうである。
「け、刑事さん、死んじゃいます! 今度こそホントに死んじゃいます!」
 鈴子が刑事の太い腕に手をかけてやっと止めた。
「こんな茶番は俺は――」
 刑事のポケットから電子音が響いた。
「ちっ、誰だ、こんな――」
 取り出したスマートフォンの画面を見た刑事の顔色が変わった。直立不動の姿勢を取り、太い指で画面に触れた。
「はい――ええ、私です――えっ、そんな! あ、いえ――はい――」
 刑事はスマートフォンを耳に当てたまま欅道先生をにらみつけた。
「わかりましたぁ」
 不服を含んだ低い声で刑事は言うと通話を終わらせた。
「いったいなにをしやがった――」
「さあ、なんのことだか」
 欅道先生は口元に笑みを浮かべている。刑事はしばし欅道先生をにらみつけたままだったが、やがて、
「帰るぞ」
 低い声で言った。ぽやんとしている銀縁眼鏡の刑事を引っ張って強面の刑事はオフィスをあとにした。若い刑事や制服警官が慌てて追っていき、文芸部の者と作家がふたり残った。
0455319
垢版 |
2018/03/23(金) 10:53:11.41ID:PT3oClZQ
空行なしで続いています。

 しばらく誰も言葉を発しなかったが、
「いやぁ、それにしても自殺未遂だったなんて」
 田所がくせっ毛をごしごしやりながら言った。
「そんなわけないじゃないですか」
 欅道が笑った。
「えっ、違うんですか!?」
「やっぱり。ところでどうして阿々楠先生がいるんですか?」
 鈴子が阿々楠先生を指さす。阿々楠先生は困ったような顔で笑っていた。
「そりゃあ容疑者のひとりですからね。犯人当ての場所には必要でしょう」
「犯人当て!」
「そう」
 花代のデスクのまわりに編集者たちが集まっていた。昨日いなかった者もいるが、容疑者となる者はみな揃っている。
「今回の事件は大変でした。みんなに毒を入れるチャンスがあり、動機があった」
 欅道先生は後ろに手を組んで、ゆっくりと編集者たちの前を往復しながら言った。ちなみに動機とは、担当する作家や好きな作家をけなされたとかその程度である。
「鈴木さん!」
 欅道先生がビシッと鈴子を指さし、不意を突かれた鈴子はビクッと震えた。
「が怪しいと思ったんですがね」
 ふたたび後ろ手にゆっくり歩きはじめる。
「鈴木さんには動機もあり、チャンスもあった」
 本人を目の前にして動機とか言わないで欲しい、と鈴子は思った。
「しかし、彼女が犯人ではピースがぴたりとはまらないんです」
 欅道先生は足を止め、体を編集者たちに向けた。
「詳細は省きますが――」
「省くんかい」
 桃ちゃんの声がぼそりと聞こえた。
 欅道先生はゆっくりと人差し指を上げ、ある人物にぴたりと当てた。
「――犯人はあなたですね、みどり≠ウん」
 みどり≠ウんは、わっと泣き崩れた。

(終わっていないという……)
0457モニ
垢版 |
2018/03/23(金) 15:43:09.06ID:/AykrStr
モニです。また書き込めるかもしれません。またよろしくです。
0458319
垢版 |
2018/03/23(金) 20:17:48.15ID:PT3oClZQ
モニさん、お帰り!

あと3スレ。これで終わりです。長いことお騒がせしてすみませんでした。

 朱川とみどりさんは別室で話し合いを持つことになった。
 ふたりがオフィスを出たあと、ミーティングテーブルについた欅道先生を、鈴子ら編集者たちと阿々楠先生が囲んでいた。
「すごい推理でしたね、欅道先生。はい、お待ちかねの煮詰まったコーヒーです」
 鈴子がコーヒーカップを欅道先生の前に置いた。
「お、ありがとう」
「それで、詳しい推理をお聞かせ願いたいんですが」
「ええ。まずは動機なんですが、まぁなんだかんだ言いましたが、結局誰かを殺そうとするなんて男女のもつれ以外にはあまりないんです」
「身も蓋もありませんね! しかもそんなことないと思いますし!」
「しかし、そう考えるといろいろ見えてきます。特製ドリンクを作ったのは彼女≠セという話でした。そして毒物を混入させたのはこの編集者のうちの誰かです。彼女≠ニいうのはここの編集者ということになります」
「はあ、くどい説明ですけどそうですね」
「あ、そうそう。カップと容器からは毒物が検出されました。悪用されると困るので詳しくは言えませんが、充分に人を殺せる、どこででも手に入るものでした」
「そこをなんとか!」
「桃ちゃん、ダメだよ!」
「冗談よ」
「今はそんな雰囲気じゃないでしょ!」
 欅道先生はにこにこして先を続けた。
「鍵となるのは特製ドリンクです。健康にいいのかどうかは別にして変な飲み物ですね」
「ちょっと待ってください。まさかそのドリンクの――」
「そうです」
 欅道先生はにっこり微笑んだ。
「みどりさんは緑色のドリンクを自分に見立てて毎日朱川さんに飲ませようとしてたんです」
「おぇ」
「あ、急ぎの仕事があったんだ」
「下読み下読み」
 何人もがミーティングテーブルを離れていった。
「それって推理じゃありませんよね?」
「でも当たってたよ?」
 当たりゃあ推理じゃねえんだよ、と桃ちゃんが自分の席でぼそっと言った。
「それで、病院で生死の境をさまよい中の朱川さんを問い詰めたんです」
「鬼か!」
「まあ編集者イコール彼女が当たってたら聞けばわかったんだけどね。でもみどりさんの名前を出したときはめちゃ驚いてましたね。あの顔、見せたかったですよ」
 欅道先生は声を立てて笑った。もうミーティングテーブルにいるのは鈴子と花代だけだ。阿々楠先生は鈴子の席で桃ちゃんと談笑している。
「でね、詳しく話を聞いたんです。最初は言い渋ってましたけどね、弱ってたからちょっとアレすればぺらぺらしゃべりましたよ」
「アレってなんですか、アレって!」
 この人のほうがよっぽど犯罪者じゃないだろうか、と思ったりした。
「でね」
 欅道先生の顔がふっと翳った。
「ここでは言えないほどのひどいことをしていたんですよ、あの朱川って男は」
 朱川の呼び方が変わった。
「僕には、みどりさんだけが罪に問われるのは許せなかった。だから――」
「自殺を失敗したことにした――」
「それしか彼女を救う方法は思いつかなかったんです」
 欅道先生は寂しそうに笑った。
「あ、そういえばあの刑事さんへの電話! あれはなんだったんですか?」
「それは企業秘密」
 欅道先生はいつもの明るい笑顔に戻って言った。
「えー、教えてくださいよ!」
「だめだめ。僕にだって秘密はあるんです」
 欅道先生はコーヒーカップを手に取った。
「うわっ、本当に煮詰まってる!」
 顔をしかめながら笑う欅道先生を見ながら、本当はすごい人なのかしら、と鈴子は思った。
0459319
垢版 |
2018/03/23(金) 20:19:55.94ID:PT3oClZQ
 欅道先生と阿々楠先生が帰ったあと鈴子と花代は屋上に上がった。前日より早い時間で、空はどんよりと曇っていた。
「欅道先生には驚かされますね」
「そうだな」
 しばらくふたりは黙ったまま風景を眺めた。すましたビルの間に立ち並ぶ家々。ときおり驚くほど古い建物が見え、諸行無常の響きがあった。ごーん。近所のお寺の鐘の音が聞こえた。
「これでよかったんですかね?」
「ん?」
「事件をなかったことにしちゃって」
「よくないだろ」
「え、それじゃあ」
「今さら言ってもしかたがないことだ」
「そんな……」
「誰も死ななかったし、毒を盛られたのは朱川だし、いいじゃないか」
「それもそうですね」
 ふたたびしばしの沈黙が訪れた。
「ふたりは幸せになれますかね?」
 朱川とみどりさんは一緒になるようだ。
「さあなあ、ふたりのことはわからないが、文章がいまいちの応募作がものになると俺は幸せになる」
「あー、はいはい。仕事に戻りましょ」
 そして屋上には誰もいなくなった。
0460319
垢版 |
2018/03/23(金) 20:24:25.34ID:PT3oClZQ
「書き直しを依頼して再度応募してもらうことにしたいと思います」
 二日が経ったお昼前、鈴子が問題の応募作についてどうするかをデスクの花代に報告していた。
「うん、それがいいだろうな。担当をつけるんだろ?」
「そう思ってるんですけど」
 鈴子はちらりと上目づかいに花代を見た。
「俺は嫌だぞ」
「えー、そこをなんとか」
「無理だ。俺は忙しい」
「ほかにないほどの人材ですよ!?」
「あれ、朱川さん!?」
 田所の声に出入り口を見ると、松葉杖をついた朱川が決まり悪そうな顔をして立っていた。なかなか中に入ってこようとしない。
「もういいんですか?」
 田所が近づきながら言った。
「ああ、うん、足がまだうまく動かないんだけどな……」
 朱川が小さな声でぼそぼそと呟くように言った。
「ちょうどいいのがいたな」
 花代が鈴子に言った。
「え? まさか?」
「なに言ってんだ、朱川は優秀だぞ。おい、朱川!」
 朱川がびくんと体を振るわせた。松葉杖でゆっくり近づいてくる。花代の方も歩いていき、ふたりは向かいあった。
「花代さん、今回はご迷惑をおかけしました」
 朱川があたまを下げる。
「ん、なんのことだ? それよりお前に仕事がある。やりがいのある仕事になるぞ」
「あ、いや、俺もう、ここにはいられないかなって」
 朱川は首が直角になるくらいうつむいた。
「それは駄目だ。お前じゃないとできない仕事だ」
 花代は手のひらを上に向けて朱川に差し出した。なんの意味があるのか鈴子にはわからなかった。しばらくそのままの状態だったが、やがて朱川が観念したように言った。
「内ポケットに」
「取るぞ」
 花代は朱川の深緑色のスーツの内側に手を入れた。出てきたときには白い封筒を持っていた。鈴子には筆で書いた退≠フ字だけが見えた。
「もういらないな?」
「……はい」
 花代はびりびりと封筒を細かく破き、鈴子の上着のポケットに入れた。
「ちょ――!」
「新人賞の応募作だがちょっと文章に難がある。書き直してもらうよう依頼しようと思うが、お前に相談役として担当して欲しい。だが、お前が指導するのは文章だけだ。内容に口出しすることは許さん。相手の個性を――生かせ。できるか?」
「はい――」
 花代が朱川をかばうようにしていたのは、自分の昔の服装とおなじだということだけではなかったのだ。花代は朱川の編集者としての実力を買っていたのだと、鈴子はやっとわかった。
「もしこの人を潰したら――その時は覚悟しとけ」
 地獄の底から響いてくる声が可愛らしく感じるほどの声で花代が言った。
「は、はい!」
 朱川が血の気が引いた顔で頷いた。
 将来文芸関係のほとんどの記録を塗り替えるほどの才能、それを黒豹出版が獲得した瞬間であった。各賞など彼の作品の前では意味をなさなかった。ノーベル文学賞が小さくなって、ぼくなんかを貰ってくれるかなぁ、とつぶやくのである。
世界が、これほどの才能が日本で生まれるなんてずるい! と嫉妬することになるのだ。売れに売れ、傾いた社屋を建て替えるのに多大な貢献をもたらすことになるその人の名は――。
「しかしまずは連絡しないとな。名前はなんだっけ?」
「あ、はい、えーと」
 鈴子は応募作の表紙に書かれた名前を確認して言った。
「○○さんですね」

 おしまい

※最後の名前は決まってたんですけど、デフォルメとはいえ扱いが失礼かなぁと思って伏せました。ロム猫さんお気に入りの、道場で血だらけで倒れていたあの天才です。伏せてないじゃんっていう。
※ここまで書いて準備していたらまさかの!
0461創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/23(金) 20:35:46.48ID:6DIO+Fm7
ね?モニは「持ってるひと」なんだよ(笑

時間を作って感想をいうね。
0462創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/24(土) 08:54:43.51ID:IivskU9r
>>450

>「まさか! わたしはやっていませんし、無実なのは自分でわかってます。なんだか可笑しくって」
>鈴子はけらけらと笑った。

この段階では犯人が特定されておらず目的も凶悪性も分からない
朱川の容態も不明で事態の深刻さは未確定
周到な計画によって濡れ衣を着せられている可能性もあり、鈴子のライトな反応がやや不思議に思える
加えて前の場面で「半笑いで鈴子の背中を眺めていた」花代が、この場面で鈴子の演技を知って「苦笑する」のも同様に不可解

>本人を目の前にして動機とか言わないで欲しい、と鈴子は思った。

推理ものの非常識が暴かれていて、楽しかった

>「みどりさんは緑色のドリンクを自分に見立てて毎日朱川さんに飲ませようとしてたんです」
>「おぇ」
>「あ、急ぎの仕事があったんだ」

「緑色のドリンクを飲ませる」みどりの必死さを言い表すエピソードを追加で入れると良いのでは
「そんなものを朱川はなぜ飲んでいたのか」という読者の疑問を消化しておかなければならないのと、
同僚が興味本位で聞いていられないほどに話の文脈を気持ち悪くする必要がある

>花代は朱川の深緑色のスーツの内側に手を入れた。出てきたときには白い封筒を持っていた。鈴子には筆で書いた退≠フ字だけが見えた。
>「もういらないな?」
>「……はい」

展開が早すぎる
花代が担当を任せることに朱川が納得する、その前段があってこそ「もういらないな?」になるのでは

全体
>>428以降は>>412より地の文が馴染んでいて、筆が乗ってきているのを感じる
>>412にあった台詞で想像できる情景が地の文で二重に説明される、という感触が減少している気がした
キャラクターは多いが混乱を感じない
内輪ネタの力も活きている
構成として、鈴子がみどりを発見するなどしてもう少し謎解きに絡んでも良かったのでは
そうであれば「ふたりは幸せになれますかね?」が他人事ではない、感情のこもった印象を生むだろうなと思った
読者を安堵させるラストは筆致に合っている
0463創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/24(土) 09:27:10.12ID:h8GQlv2d
結局、作者がスルーした論点はスルーされるw
ナラティブについてピンとこない人はまたナラティブで躓くよ。
類は友を呼ぶ、という結末になっていたのには笑ったなw
0464319
垢版 |
2018/03/24(土) 13:12:42.02ID:Y8Z3vg6j
>>462
ありがとうございます。

○鈴子のけらけら笑うこと。
 やっぱり軽すぎますかね。もうちょっと抑えた方がよかったか。
 花代の苦笑は、ヘタな演技を思い出して、のつもりだったんですが、そうなると前のシーンの終わりが変かな。
「どこがだよ。それにノーベル演技賞なんて〜
 にして「自分もあの場から逃げようと思ったけど、欅道先生に捕まった」みたいなセリフを言わせようか。うーん。

○動機のこと
 推理ものの非常識なんて考えなかったw

○同僚の離れていくところ
 これは推理じゃなかったことで、だったんですけど、わかりにくかったですね。もうちょっとわかりやすくします。

○封筒のところ
 なるほどですね。
 最初は花代がなにも言わず封筒を取って破く流れだったんですけど、さすがに横暴で花代が嫌われたら困るな、とか、封筒をありかをなぜわかった? とかで書きかえたんですけど、そうなると順番が悪かったか。
 どう書くかはいろいろありそうですね。考えます。

○全体から
 ありがとうございます。
 ちゃんとした謎解きはない謎解き風≠ネ話ですけど、鈴子の何気ないつぶやきで探偵役が気づくみたいなお約束でもいいかもですね。でも入れるところがないなぁ。練り直し?
0465319
垢版 |
2018/03/24(土) 14:57:19.09ID:Y8Z3vg6j
>>463
「黒豹出版文芸部番外編〜天空のナラティブ〜」

「花代さん」
 鈴子は花代のデスクへいくと声をかけた。
「んー?」
 花代は読んでいた誰かの校正ゲラから顔を上げた。
「ナラティブって知ってます?」
「知らんなぁ」
「そうですか……」
「そういうときはネットだよーん」
 聞こえていた桃ちゃんがノートパソコンのキーを叩く。鈴子と花代は桃ちゃんの席の後ろに移動した。
「んー、なんだかわかりにくいね。いろいろ意味があるみたい。どこで聞いたの?」
「校閲の人が言ってた。その場は知ったかぶりしたけど」
「じゃあこれかな。ひらたく言うと語り口≠セね」
「そうなんだ。けっこうおいしいよね。わたしは目刺しが好き」
「それはカタクチイワシな」
「テへ」
 鈴子はテへのポーズをした。
「なんでそんな難しい言い方するかなぁ」
「察しろ」
「話が進まないよーん」
「語り口というと地の文の調子みたいなことですよね?」
「そうだな。同じストーリーでも地の文でずいぶん印象が変わるもんだ。例えば桃太郎だって書き手が違えばガラッと雰囲気が変わるだろう」
「むかしむかしあるところに」と鈴子。
「むかーしむかしのことじゃったぁー」と桃ちゃん。
「なるほど、違いますね」
「えーと、うん、まあそんなところだ。またストーリーによっても、それにふさわしい語り口というのがある。泣かせる話で『ガーッと開いた自動ドアを抜けて、どたどたと廊下を歩いていった』とか書かれると『ちょっとなー』と思うだろう?」
「オノマトペが悪いんですか?」
「そういうことじゃない」
「例えがひどすぎっす」
「…………」
「花代さん、ドンマイ。作家じゃないんですから。ふさわしいのはどんな感じですか?」
「鈴ちゃん、それ、追い打ちをかけることになるから」
「まぁそういうのがあるんだろうよ! とにかく物語によってそれにふさわしい語り口があるだろう。また、どういう印象を読者に与えようとするかによっても変わってくる。それらを勘案して――なんだっけ?」
「ナラティブです」
「ナラティブっているんだよ、作家は」
「そんな使い方、ありっすか?」
「知らん」
「うーむ」
 その後解散して各々の席に着いたが、ふと思いついた様子で鈴子は顔を上げた。席を立ち、ちょうど外から帰ってきた若い編集者のもとへ行く。
「田所くん」
「はい?」
「ナラティブって知ってる?」
「ナラティ……も、もちろんですよ。それがどうかしましたか?」
「今度みんなでナラティブを食べに行こうって話なんだけど一緒にどう?」
「いいですね、大好物です!」
 黒豹出版文芸部は今日も平和だった。

こんな感じ?
0467創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/24(土) 16:15:37.19ID:6syIlyoC
あーあー連載はじめちゃったのか

馴れ合い(特定のメンバーによるスレの閉鎖的な使用)の温床になるから
酷評スレではほどほどにたのますよ。
0469創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/24(土) 16:42:57.19ID:mnWg1V4L
自分の文章が上手いのか下手なのかさえ分からない素人です。最近文章に興味を持ち始めました。評価・添削お願いします。


ピアノを弾いていた。暗い部屋だ。カーテンから透けて射し込む夕陽以外にこの部屋を照らすものは何もなく、手元の鍵盤が少し見えづらかった。でも、問題はない。弾き慣れた指の感覚が視覚に頼らずとも正確に音を鳴らしてくれた。
少しだけ憂鬱な気分だった。この頃の自分には、訳もなく気分が沈み、ピアノと呼吸以外は何もする気が起きないといった日が、毎日のように続いている。
壁の時計を見ると、午後五時三十七分。今日も学校には行かずに、ただただ陰鬱な一日を過ごした。さみしいわけじゃない。ただ何となく、この頃は気分が優れないのだ。
学校には、二年前――中学一年の辺りから、殆ど通っていなかった。元々クラスでぽつんと過ごすタイプだったから、もう僕のことを覚えている人間なんていないだろう。
ふと、このピアノの部屋が、世界の全てであるような錯覚を覚えた。
いや、多分それは、錯覚などではなかった。
試しにカーテンを開けてみると、しかしそこには夕焼けの街並みが広がっていた。
0470創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/24(土) 17:30:56.19ID:6syIlyoC
>>469
起承転結があって内容的に読みやすい文章だと思います。

>ピアノを弾いていた。暗い部屋だ。

ブツ切り感覚を受けました。鬱状態の演出としてなら後の文でもそれっぽさを継続すべきでは?
一般的な文に直すと
→暗い部屋でピアノを弾いていた。

>弾き慣れた指の感覚が視覚に頼らずとも正確に音を鳴らしてくれた。

読み辛いです。
→視覚に頼らずとも、弾き慣れた指の感覚が正確に音を鳴らしてくれた。

>この頃の自分には、訳もなく気分が沈み、

校正漏れ?
→最近の自分は、訳もなく気分が沈み、

>試しにカーテンを開けてみると、しかしそこには夕焼けの街並みが広がっていた。

「夕焼けの街並み」はありきたりですが、転から結へまずまず歯切れが良いです。
二文に分けたらどうなるか試しておいてもみても、と少し思いました。
0471319
垢版 |
2018/03/24(土) 20:20:41.02ID:smcZ5Lrq
>>467
すみませんでした。
どこか投稿サイトを探そうと思います。
地味なところで。
0472創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/24(土) 20:25:47.14ID:CwEXDIMJ
>>471
いろいろあるし、無料だからね。
「.なろう」か「カクヨム」がいいとは思います。
なんといっても、読みやすいし、直せるし。
ぜひ使って欲しいな。
0473
垢版 |
2018/03/24(土) 21:10:53.80ID:QCPM/+Ng
いろいろな人の小説読んだけど、特に、森絵都の小説技法というか、なんていうかわからないけど、一番参考になるわ。

会話文と会話文を繋ぐ地の文「〜は言った」「〜は呟いた」みたいなのはまったく書かないのな。
ちなみに、村上春樹なんかは「〜は言った」系多い。

例えば「いつかパラソルの下で」

「お兄ちゃんもそう言っていた。うかばれないよねえ、お父さん」
そうぼやきながはも妹自身、キリについては異論を唱えようとしない。

「え……はい」
彼女さやっぱり、という目をして一人納得し、それから丁重に一礼した。

「何してるの?」
声をかけると、そこいら中に積み上げられたダンボール箱の一つを前にしていた兄が振りむき、右の拳を突き出した。

唸らせるわ。最後まで情景描写が巧み。
0474創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/24(土) 21:13:56.86ID:CwEXDIMJ
し、の七不思議。創作以外の文章のレベルはめちゃくちゃ高い。
何故なのか!
0475創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/24(土) 22:00:26.92ID:smcZ5Lrq
>>469
うまいと思います。

> ピアノを弾いていた。暗い部屋だ。カーテンから透けて射し込む夕陽以外にこの部屋を照らすものは何もなく、手元の鍵盤が少し見えづらかった。
 「暗い部屋だ。」は「暗い部屋だった。」か「部屋は暗かった。」の方が雰囲気が出るような気がする。最後が「た」の三連発は嫌う人もいるのでアレだけど。
 「鍵盤が」は「鍵盤は」の方がいいような気がする。理由はうまく説明できないけど。問題ないからかな?

>でも、問題はない。
 一見「だが」にしたいと思うけど、あとに出てくる「さみしいわけじゃない」が十五歳(?)っぽくていいのでこのまま。もし変えるならあとの文章も変える必要があるだろう。

>弾き慣れた指の感覚が視覚に頼らずとも正確に音を鳴らしてくれた。
 弾き慣れた指の感覚が、視覚に頼らずとも正確に音を鳴らしてくれた。
 ここに点があるとわかりやすいかも。

>この頃の自分には、訳もなく気分が沈み、ピアノと呼吸以外は何もする気が起きないといった日が、毎日のように続いている。
 読点を打ちすぎかなぁ。「の自分に」は取った方がすっきりしそうだ。
 この頃は訳もなく気分が沈み、ピアノと呼吸以外は何もする気が起きないといった日が毎日のように続いている。
 これでいいんじゃないだろうか。

> いや、多分それは、錯覚などではなかった。
 「多分」がなんか中途半端。一人称なので本人がそう思ったら言い切ってもいいのではないか。と、思ったけど、そうするとあとが難しくなる。

>試しにカーテンを開けてみると、しかしそこには夕焼けの街並みが広がっていた。
 「、」からの「しかしそこには」がいい感じ。分けるとなんか普通になる。
 前文の「多分」に対応すると思われる「試しに」を削ると自分にはうまくまとめられない。前文を考えたいけどもう頭が煙吐きそう。ごめんなさい。

 あと、「何」の漢字は開く人が多いと思う。理由は多分「なん」と「なに」の読みがあるから。何月、とかの場合は人によるかな。
0476創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/24(土) 23:18:08.83ID:h8GQlv2d
文章といってもいろいろあって、これは小説の一部ですな。
小説を書いているつもりでも、小説としてオカシイものがいっぱいあるからね。
「僕小説」としては破綻なく書けているよ。
表現としてうまいかどうか、はわからないw
0477創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/25(日) 00:19:23.54ID:V1Ozv+K2
>>470
>>475
>>476
ありがとうございます!こんなに詳しく丁寧な評価を下さるとは思っておりませんでした。少し恐縮するくらいです。
ご指摘頂いた点を踏まえて、再度この文章を練り直してみようかと思いましたが、今日はいまいち筆が乗らない様子なので、また後日調子の良い日に推敲することにしました。
文章を書くのって楽しいのですね。これからもちょくちょく小説を書いて精進したいと思います。
0479創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/25(日) 00:36:53.51ID:V1Ozv+K2
文章としての上手い下手もいまいち分からないけど、表現としての上手い下手はもっと分からない。
いい表現だなーって思わせられたら「上手い」ってことでいいんでしょうか……?
0480創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/25(日) 00:53:54.52ID:mIQExYiW
なにせ短いテキストだから、判断が難しいけど、
2人も「うまい」とレスしているんだから、悪くないんじゃないかな。
他人の評価というのは貴重だからね。
文章一般じゃなくて、小説表現としてどうなのか、ということが大事だと思うな。
小説って、なんでもないようだけど、いろいろ独特だよ。
たとえば主人公がいるとかねw
で、その主人公が生き生きと描けているとしたら、その作家には表現力がある、ということだろ。
0481創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/25(日) 09:02:09.98ID:m6Re/Dgc
>>476の人も言っているけど部分でならおkって感じではあるか。
(「僕小説」ってのは「私小説」のもじりで、語りの主人公が若年ってことかな?)

もし推敲するなら、
話の起伏をさらにキツくしてみるとか
具体的なエピソードを追加するとか
心理描写を厚くするとか
(或いは、方向性をガラリと変えて、星新一のSS風に鋭いオチを持ってくる)

掌編としての完結性を高める方向で検討してみると練習台的にはいいかもしれない。
ただ、コンパクトにまとまっているものを一旦崩すことになるので結構やり辛そうではある。
(今はあまりハマらずmax半日程度で)
0482モニ
垢版 |
2018/03/25(日) 19:49:20.65ID:FhFdjZov
たぶん、来月には書けるかも。かもですが。
0483創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/25(日) 23:14:23.77ID:jNz8J1pB
「29歳既婚、2年前に会社を辞めた。ボードゲーム作りを始めて3700万円を
売り上げたけど何か聞きたいことはある?」回答いろいろ
http://labaq.com/archives/51880196.html
日本ボードゲーム界の異端児に聞く!ボードゲームデザイナーとして生きていくには?
https://bodoge.hoobby.net/columns/00013
はじめてボードゲームを作ってはじめてゲームマーケットに出店した ので、ひとり反省会をしてみる。
http://datecocco.hatenablog.com/entry/2015/11/26/000000
はじめて作ったボードゲームを売った話
http://nrmgoraku.hateblo.jp/entry/2017/05/17/210000
ボードゲームイベント「ゲームマーケット」から業界が見えた!
https://entertainmentstation.jp/61107
ゲームマーケットに挑む人向けガイド
http://spa-game.com/?p=4830
ボードゲームはどう作るのか、自分なりに考えた
http://roy.hatenablog.com/entry/2014/07/09/124824
オトナも遊べるボードゲーム!自作するといくらになるのか
http://www.d-laboweb.jp/special/sp312/
ボードゲームの展示イベント「ゲームマーケット」の成長記録からこれからの
市場に必要なことを妄想してみた。6年間の来場者数推移(2016年4月時点調べ)
https://bodoge.hoobby.net/columns/00001
ボードゲーム市場がクラウドファンディングの出現で急成長を遂げ市場規模を拡大中
http://gigazine.net/news/20150820-board-game-crowdfunding/
0484創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/25(日) 23:44:38.41ID:aErFcnCC
へえ
0485創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/26(月) 20:57:46.86ID:USZtGLCa
>>450
指摘されてからト書きの、--○○は言った。-を減らしたのはまずまず。
でも、ト書きを減らした分、その代わりに、やはり会話が多すぎバランスが悪い。
もう少し、情景や心情を写する地の文を入れて会話進行中心なのを是正すべき。

あとね、わかってない人が多そうだが、シナリオじゃないんだから
小説の書き方としてはキャラ造形ってのは会話で作るんじゃなく、
地の文で描写すること。そっちへシフトしていけば、少しは良くなりますよ。
0486創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/26(月) 21:07:23.53ID:USZtGLCa
>>469
前々から、カーテン開かない暗い部屋からはじまる話が多いが、同じ作者さん?
主観で書く場合でも、--でも、問題はない。--はちょっと良くない。
たとえば、--問題はない、そう思った。--とでもしたほうがいい。
自分だけのための書き手自身の日記じゃなくて、読者がいるんだから、
自分の思ったことを"書きおく"のではなく、読む人に"伝える"という書き方を心掛けるべき。
ブログと小説の書き方の違いを勉強しなきゃ。
0487創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/26(月) 21:14:34.97ID:USZtGLCa
>>473
>ちなみに、村上春樹なんかは「〜は言った」系多い。

それは、そう感じさせない内容と読み進みやすい筆力といった、バランスがあってのこと。
0488創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/26(月) 21:19:11.26ID:USZtGLCa
>>479
肝心なのは、最低限の小説の文章を書けるスキルと
少しばかりのオリジナリティーと、読者の心を動かし読後に何か残るものを書けるかどうか。
0489創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/26(月) 21:27:58.73ID:USZtGLCa
ブログと小説の書き方の違いの件では
ちなみに、今でいうブログ風ともいえる独白での小説を確立したのが
ハードボイルド小説で、あそこまで独りよがりなら、逆に潔く思えてくるが
(ハードボイルド小説も初期のころは、こんな書き方は良くないと相当叩かれたw)
で、作者が内容を吟味して意図してそう書くならともかく、
そこまでいかないで、作者もわかってないままに、なんとなく小説っぽく書いたら日記調の書き方になってしまったとかは
基本的には下手な作品になるだけです。
0490創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/26(月) 22:46:56.22ID:/PMIxmR+
ハードボイルドの硬質なとか渇いたとか表現されるような文体ってどうすれば書けるようになるんだろう
もっと言うとあれと日記を分ける差はなんだろう
ごまかしがきかないから筆力がモロに出てコレジャナイ感がでてしまう
0491創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/26(月) 23:12:39.02ID:USZtGLCa
直接的な表現にせず、仄めかし、比喩、皮肉混じった回りくどい言い回しを多用すれば
それっぽく硬質に……、クールに……、書ける。
あくまでそれっぽくであって、それが出来が良いかどうかは才能の良し悪し如何である。
0492創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/26(月) 23:20:18.11ID:/PMIxmR+
仄めかしとかをたっぷり入れてくるウィットに富んだタイプはそれらしきものを書いても寒くなりがちだし、ひたすら事務的なタイプは更に難しい
ハードボイルドはきっついなー
0493創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/26(月) 23:44:14.15ID:USZtGLCa
書いたことに対し、作者自身で恥ずかしくなったらハードボイルドは、さすがに書けないなw
0494創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/27(火) 00:12:13.70ID:oFuhYjt0
ハードボイルドはラノベとも純文学とも違う独特の空気がある
ラノベ体が素直なだけかもしんないけど
0495創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/27(火) 00:55:30.82ID:PwLlwi/j
ラノベを素直ととるのはどうなのかなw
人にもよるだろうけど、ラノベを漫画でいうならヘタウマ漫画のようなもんだと思う
素直とはちょっと違う。
0497創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/27(火) 01:05:50.86ID:PwLlwi/j
ラノベと純文学しかないかのように
ラノベを否定すると、毎度、純文学は?って、その反応しか出してこないがそもそもおかしいよ。

大衆的な文学の中でもラノベは、漫画でいうなればヘタウマで
そういうのもあってもいいんだけど、世の中の漫画が全部ヘタウマばかりになると嫌でしょ?
世の小説の類が、ラノベばっかりになったら、文学もおしまいだなって感じはするという話。
0500創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/27(火) 15:20:46.78ID:UjixDBaz
> 世の小説の類が、ラノベばっかりになったら、文学もおしまいだなって感じはするという話。

じゃあ、あんたが一人で真ん中を背負えば?
俺はライトノベルと真の文学だけで良いって考えだから
0502創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/30(金) 21:49:19.17ID:BmpDXwgs
ハードボイルドについて黒豹出版文芸部でやれってことですね?
わかりました!

というわけで「黒豹出版文芸部番外編2〜Hardboiled Me!〜」を
小説投稿ShortSTORYに投稿しました。

登録なしで投稿できるのですが、検索機能はないし、見やすいかどうかよくわかりません。リンクもうまく貼れるかも不明です。
ご意見いただけるとうれしいです。

タイトルは頭を取って、〜Hardboiled Me!〜 にしてあります。
作者名は「くろひょう」です。

http://shousetsu-toukou.com/cgi-bin/genreki/gendai_rekisi.cgi?mode=view&;log=1408
0503創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/30(金) 22:33:34.72ID:oFhu8hDC
それから、どうも物語の芯みたいなものが薄いんだよな。

例えば、参考小説 森絵都「いつかパラソルの下で」冒頭より

達郎は噛み癖があって、それは遠慮がちな猫の甘噛み程度にすぎないけれど、達する一瞬だけは制御不能らしく、歯と歯のあいだを鋭い痛みが駈けぬける。
それは私の痛みだ。私はぴくっと背を反らし、ここぞとばかり吐息を潤ませる。その一点に神経を集中する。
すがるようにそうする。いつまでもそこに達郎の歯と歯を感じていられればいいのにと思う。けれど次の瞬間、
達郎は汗にそぼった肌を粟立てて力尽き、あ、とか、う、とか言いながらだしきって、私の下でくったりと動かなくなる。
0504創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/30(金) 22:36:19.57ID:oFhu8hDC
それに比べて

俺の書いたもの

作業を始めて、しばらくすると、柴田が少し手際が悪く機械がその度に止まった。柴田の役割は断裁された印刷物を包装するものであったが、
印刷物の包み方がどうも要領を得ないかった。柴田が不器用そうに、折り目をつけて包装用紙を折り返す、
それが失敗するたびに作業が中断されるので、紐で縛る係の私が途中から手助けをした。そうやって彼の仕事をカバーしていると、山崎はその流れを察知して、印刷物を裁断した後、
揃えて包装用紙の真ん中に置いて折り目をつけるまでやってくれた。それぞれがそれぞれをカバーするという形態が出来上がって、この密閉された空間に連帯感が生まれた。
「さっきはありがとうな」仕事の中休みの時に、柴田は我々に御礼をした。

やっぱりプロの小説と比べるとかなり違いが浮き彫りになる。
語彙力は仕方がない。それが少ないのは確かだが、今の語彙力でも小説の臨場感を出すことは可能でしょう。
しかし、その臨場感みたいものが出ない。なんかイマイチなんだよね。
0506創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/31(土) 10:17:51.70ID:vRshjKE1
>>504
まあ、対象との距離感の違いだよね。
森絵都は極限まで詰めている。
「物語の芯」とかは何の関係もない。

もっと言えば「ナルシシズム」の違い。
森絵都ほどナルシストじゃないってことだ。
森絵都は自分の表現や文章に酔っている。
貴方は酔えていない。
0508創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/31(土) 10:27:11.24ID:vRshjKE1
>>504
こういう連帯感や感謝で喜んでいるようじゃダメだよね。
結局、書き手や主人公が普通の人でしかない
その感性が凡庸だから、作品もぼやけたものになる。
0509創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/31(土) 10:30:29.43ID:vRshjKE1
語彙力や技術の問題じゃない。
人間性、感性の問題です。
作家は普通の良い人じゃダメなんだ。
ある意味、冷徹で冷酷な人じゃないとね。
大人の鑑賞には耐えない。
0510創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/31(土) 10:31:31.03ID:C0g4OyRQ
>>504一度手書きで文章を書いてみてはいかがでしょうか……?
この文章には、なんとなく、タイピングで打った文章特有の冗長さ、読みにくさがあるよう思いました。そのような問題は、執筆方法を手書きに変えるだけで、見違える程改善されると思います。
0512創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/31(土) 10:34:36.09ID:vRshjKE1
まず、「自分で自分の表現に酔えるか?」ここがキーポイント。
自分で気持ち良くなければ、他人を気持ち良くしたり酔わせることはできない。
だから、まず自信を持って書く、書けることが何よりも重要なのだ。
0513創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/31(土) 10:36:08.63ID:zvK3RB7t
>>503 -504
これは「独り言」だろw

初投稿のテキストは丁寧に対応する必要があるけど、
毎度同じ感じのテキストに同じ感じの酷評じゃあなあ……。
まあそれでもアップしたい人がいればこのスレも役に立つかもね。
0514創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/31(土) 10:38:56.76ID:vRshjKE1
まず「自信を持って書く、書ける」ことが何よりも重要なのだ。

これ以上のアドバイスはありませんね。
こうなれるにはどうしたら良いか考えて下さい。
0515創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/31(土) 10:42:18.10ID:vRshjKE1
良い人のままでいたいのなら作家になるのは無理です。
嫌われても良い、嫌な人間と思われても良いと思えないとね。
0516創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/31(土) 10:44:53.54ID:vRshjKE1
まあ、基本はナルシシズムですよ。
自分に対するナルシシズムをどれだけ強く持てるか?
それはいつもイタイ勘違いと背中合わせですけどね。
0518創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/31(土) 10:50:28.54ID:vRshjKE1
フェラーリやポルシェがなぜあれほどまでに美しくカッコイイのか?
揺るぎない自信と自己愛のなせる技でしょう。
それが官能まで達する車体の存在感と美を生む。
文章だって同じことです。
0519創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/31(土) 12:51:10.45ID:9BDzkJXv
>>502
今までの中で最も引っかかりなく読めました。小説というか解説風トークですかね。
ボケと突っ込みが居ますけど、解説のためのトークで自然でない。
もうちょっと人物設定を煮詰めると、
目的が解説であっても、会話に魅力が出せたんじゃないかなと思いました。
0520創る名無しに見る名無し
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2018/03/31(土) 21:17:44.49ID:TMOp3Gi5
>>519
ありがとうございます。
ちょっと急ぎすぎましたか、色々。
刑事物、書きたいなぁ。
0521創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/03/31(土) 21:46:29.37ID:vRshjKE1
> ちょっと急ぎすぎましたか、色々。

そういう問題ではない。
才能ないから書かなくて良いよ。
0522ロム猫 ◆98owWtIA62
垢版 |
2018/03/31(土) 23:15:49.89ID:ApvqQHEa
課題人いるかい?
0523創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/04/01(日) 07:33:38.44ID:eZd9xUCU
呼んだか
0524創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/04/01(日) 08:51:35.44ID:UlwbebrX
ロム猫、こっちへ来てたのか。
ワイスレへはもう行かないのか?
0525創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/04/01(日) 17:38:49.67ID:zBgA2Btf
・作者は酷評にレスする必要は必ずしもないけど、次回投稿でもまったく問題点に気づいてないとかだともうレスはつかんよw
・お題作文をやり過ぎると、お題も出てないのにお題作文モドキの作品を書いてしまいがちになるからほどほどにw
・起承転結というけど、オチがあることでドッチラケ、となったりするよw 起承転転とかも普通にありだ。
・書きたいテーマが見えない、とか言われたりするけど、そのテーマが命取りなったりするよw
0526ロム猫 ◆98owWtIA62
垢版 |
2018/04/01(日) 18:13:10.26ID:kqs74nyi
>>524
ネットそのものから少し離れて公募に挑戦しようかと。小さなやつですが。
ここはロムってたけど、批評が苦手で、良いとしか言えない私が、温いことを言ってスレを汚すのもなんだと思い控えていました。
>>課題人
実は友人から公募用の原稿を預かり意見を求められました。良いとしか言えない私は余り役に立てず悩んでいました。とても良い作品で、ただ、直すべきところはあるように思います。
もったいない、けれども上手く指摘できない。
君ならどうするだろうか、そんなことを思い、個人的にやりとりをして、原稿を見てもらうことは可能だろうか、そう考えました。
本人の了承及び君の了承があっての話ですが。

ただ、匿名の掲示板でのやりとりを現実世界に持ち込むのは余りに厚かましく、夕までどう伝えない良いものか迷っておりました。
君は私の師匠のようなものなので相談をしてみました。
0527創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/04/01(日) 20:16:15.98ID:UlwbebrX
>>526
律儀に考え過ぎじゃないの
もっと良い加減でも良いと思うよ
他人の公募ももっと適当で良い
その人の問題なんだから
貴方は自分の公募に全力を注いだ方が良い
他人の面倒を見ている暇などない
0528創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/04/01(日) 20:27:42.67ID:UlwbebrX
> とても良い作品で、ただ、直すべきところはあるように思います。

この程度の作品ではどうしようもないでしょ。
衝撃を受けて、貴方がショックで飯も食えなくなるくらいでないとね。
0530 ◆LfeRYRWw.I
垢版 |
2018/04/01(日) 21:33:19.01ID:H3ZQy5Xw
>>526

面白そうだから俺は構わないが、条件を二つ出す

1)報酬として作者本人の感想返しを貰う
2)メール上で完結させる

もし合意するなら、こちらが送信先のアドレスを書く
0531ロム猫 ◆98owWtIA62
垢版 |
2018/04/01(日) 21:51:20.18ID:69uaWWwR
うおー!
いまから連絡をとります!ありがとうございます!
条件、了解です。
ありがとう、師匠!
絶対喜ぶと思います!
0532ロム猫 ◆98owWtIA62
垢版 |
2018/04/01(日) 22:10:03.14ID:69uaWWwR
>>528
ショックはうけました。作品に嫉妬もしています。そんなひとからどうだと問われました。
作品に惚れているので、何とかしたい。
ただ、漠然としか分からない。
このもどかしさを解消できるなら、誰に頭を下げるのも苦痛じゃない。
今はそんな思いです。
0534創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/04/01(日) 23:15:07.19ID:zBgA2Btf
どーでもいいけど、伝言板代わりにこのスレを使用するのは、他の投稿者の邪魔になるのでご遠慮願います。
少なくとも連投は不可。内輪のサークル内で処理できる案件は、内輪の専用スレにカキコされたし。
0535創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/04/02(月) 00:25:48.25ID:XbKfvdJ7
>>529
とりあえず読みました。良いところとそうでないところがクッキリしてますねー。
会話文は良い感じですが三人称語りはかなり気になります。
例えば頭の付近、事実の列挙の後に「びっくりしただけだったが」とか。
複数の感情を透視して、しかも意思を持った一人称的な三人称、神視点です。
それが強すぎるので神の気分で読めばいいのか、と思うと事実の列挙に戻ったり。何だかガクンガクンと二重人格のようです。
会話だけの場所は長すぎるきらいもありますけどムードが安定していて読みやすい。
くろひょうさんは会話でも描写でも人格性がどうしても入り込んでしまうんじゃないでしょうかね。そのへんの手綱を握ることじゃないでしょうか。
0537創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/04/02(月) 08:43:00.84ID:sDXy6eev
■批評する人へ
当スレは投稿者を育てるのが目的なので、できるかぎり良い所と悪い所を具体的に挙げて投稿者が納得する形で批評をしてあげてください。
0538創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/04/02(月) 10:48:18.26ID:Wjkp2Nv+
十分な理由を明示しない酷評/罵倒を禁ず。
一言コメントでの酷評は厳禁。
0540創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/04/02(月) 12:41:54.63ID:+2ZR0dTo
育てると言ったって限度があるんだよ。
「才能がない」とハッキリ言ってあげるのも親切。
それでもなお「何クソ」と書く気になったら、その方が良いと思いませんか?
0542創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/04/02(月) 21:02:37.32ID:rrsr0v3M
>>391
>我が師匠は、自分が好きなもの、書きたいものを書かないと意味がない!とおっしゃってます。

師という方は言論統制が行われていた戦時中を経験された人ですか?
そういう好きなように書けなかった時代を経験された年寄りな方々は大概そう言われますね。
でも今の時代は、皆さん、好きなものを好きなように書けて、ネットで好きなように発表できている中で
作品をうまく書くアドバイスを求めて、こういうスレがあると思うので、
そういう人たちには、「好きなものを好きなように書けばいい」は、時代錯誤な年寄りの意見でしかなく、
まったくアドバイスになっていないと思われます。
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