例えばプレバトで、あれは俳句だけど
夏井先生が、言うとしたらこう言うだろう。

>瞬く間に季節というものは過ぎ去っていく。昨日咲き誇っていた花々は今日には萎れている光景を何度も目にすると、
>物の哀れという言葉を思い出す。

「過ぎ去る季節に物の哀れを思う」なんてのは誰もが安易に発想することで、
100人いれば90人は「過ぎ去る季節、咲いてた花がしおれていること」に何を感じると訊けば
それは「物の哀れを思う」に近いことを思うわけで
それを、いかにも作者自身の独自の文章かのように書くのは、どう見ても凡人の発想。
と言うだろう。小説もまた同じこと。凡人じゃない発想をしなくちゃ。