あなたの文章真面目に酷評します Part107
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あなたの文章真面目に酷評します Part106
http://mao.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1515357787/
まとめwiki
ttp://www6.atwiki.jp/kata/
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スレッド容量が480KBを超えたら投稿を控えて次スレを立ててください。そうでない場合は>>980を踏んだ人がスレを立ててください。 受賞はしたけど、芽が出なかったんじゃない?w
ちゃんと能力のある評価された人なら、自分を買い被って偉そうに方法論なんてかたらないわ
自己顕示欲を満たしたいんでしょw 受賞したのなら何年にどの作品で受賞したか名乗ればいい。
それができないのは嘘だという証拠。
名乗れないのなら、受賞したとか言いまわるのはたいがいにせえと。
ワシの考え!(`・ω・´) >>199
調子に乗って書いてみました。
楽屋落ち的なアレなのでわからない人もいるかもしれません。
最初のを入れて4949文字くらい。
ネタをお借りした方はオマージュですので許してください。
これから3スレ汚しますがご容赦を。
最寄りの駅までは徒歩で約五分。すたすたと歩く、ややくたびれたグレーのスーツを着た花代のあとを、鈴子はやや早足で追った。花代は相手に合わせて歩調を変えるということをしない。少なくとも鈴子に対してはそうだった。
鈴子はこれから作家先生に会うのに失礼はないだろうかと、自分の服装を確認した。やはりグレーのスーツである。ややタイトなスカートなので、なおさら花代を追うのが大変だった。
駅の構内は平日の昼間だというのに人が多かった。なおかつ若者の姿が目立つ。
「ああ、もう高校は卒業式が終わったっけ」
鈴子のつぶやいたアンニュイな声は誰にも聞こえなかった。
券売機の前でたたずむ花代の横に、やっと追いついた鈴子が立った。
「ロム猫先生はどこに住んでるんだ?」
券売機から目を離さずに花代が言った。
「え、知らずに出てきたんですか?」
「君が知ってるだろう?」
「知りませんよ」
花代が顔を鈴子に向けた。
「なんでだよ! 担当だろう!」
「お宅にうかがったことはありませんし、打ち合わせはいつも社内か近くの喫茶店でした」
「マジか。バイク便の封筒には書いてるだろう?」
花代は鈴子の下げるバッグを見た。鈴子は首を振った。花代は手ぶらである。
「なんで持ってきてないんだ!」
「封筒は花代さんに渡しましたし、まさか住所を知らずに飛び出したなんて思っていませんでしたから」
鈴子はまっすぐに花代を見つめた。ふたりはしばらく睨み合ったが、やがて花代がため息をついて目をそらした。
「じゃあ社に電話して封筒の住所を聞いてくれ」
「はい」
鈴子はバッグからスマートフォンを取り出した。しばらくして、
「わかりました。欅高(けやきだか)です」
と鈴子が言った。
「欅坂?」
「いえ、欅高」
「どこだ、それ?」
ふたりはスマートフォンを取り出した。
「あ、ありました」
ややあって、鈴子が顔を上げずに言った。
「遠いですね」
「しようがあるまい」
「電話やメールじゃダメなんですか?」
鈴子はスマートフォンから顔を上げた。花代がまっすぐな視線を鈴子に向けた。
「人と人ってのはな、直接会って話さなければ伝わらないこともあるんだ」
花代がいつもより低い声で言った。ちょっと作った声だった。
「今回がそうなんですか?」
鈴子がアンニュイな声で言った。花代はなにも言わない。
「今回がそうなんですか?」
鈴子はもう一度言った。
「切符買ってこい」
花代は鈴子から目をそらすと券売機を指差した。
電車は駅構内の人手にもかかわらず空いていて、ふたりは並んでシートに腰掛けることができた。定期的な振動に鈴子がうとうとし始めたころ、隣で腕組みをしている花代が口を開いた。
「ロム猫先生の作品ってさあ――」
鈴子は二、三度まばたきをして、花代に顔を向けた。
「――なんであんなに暗いんだろうな」
その言葉を聞いて、鈴子がごくごくわずかに眉をひそめた。それは、たとえまっすぐ彼女の顔を見つめている者がいたとしても気づかないかもしれないほどだった。
「それはおかしいと思います」
「え?」
「暗いとか明るいではなく、なんというか、ロム猫先生の作品は、えーと」
鈴子は首をかしげた。
「ロム猫先生って、本人はそんなに暗くないだろ?」
花代は鈴子を横目で見ながら、口元に笑みを浮かべて言った。
「あ、そうですね。脳天気で悩みなんてちっともないような人ですね」
「そこまでじゃないだろう」
花代は笑った。
「これはあれですかね、ごっつい顔と体格の人がラブロマンスを書いたり、やせっぽちの小柄な人がタフガイの活躍するハードボイルドを書いたりっていう」
「本人とは逆のものを書くってことだな」
「そうです、そうです」
「んー」
花代は曲げた人差し指をあごに当てて中吊り広告を見上げた。
「しかし、そうとばかりも言えないぞ。私小説っていうのは作者自身をさらけ出すものだし、他のジャンルでも多かれ少なかれ作者自身は出てしまうもんだ」
「まあ、いい歳してラノベみたいなものしか書けない人もいますしね」
ほっとけ。
「結局、作家ってのは自分を切り売りするようなものなんだろうな」
「因果な商売ですねぇ」
鈴子は長いため息をついた。 欅高駅にふたりが姿を見せたのは夕方近くになってからであった。予定の時間よりはるかに遅い。改札を出ながらふたりは言い争っていた。
「なんで寝過ごすんですか!」
「それはお前だって一緒だろう!」
「お前とか言わないでください!」
「まったくこんな遅くなっちまって」
ふたりは駅舎から出た。
「あ、見てください、ピエロですよ」
鈴子がこぢんまりとした広場の片隅を指差した。赤い鼻をした派手な衣装のピエロがジャグリングをしているが、まわりには誰もいない。
「珍しいですねー」
「ピエロってなんか怖いよな」
「えっ、花代さん、ピエロが怖いんですか?」
鈴子の顔に邪悪な笑みが広がった。
「いや、なんのことだ? ロム猫先生のうちはこっちか」
花代はスマートフォンを見ながら歩道を歩いていく。
「ちょっと待ってください! わたし、お昼も食べてないんですよ!」
「俺だってそうだよ!」
「パワハラです!」
「あとでおごるから。今は早くロム猫先生に会わないと」
かなーり遅れているのであるが。
「ホントですね!?」
「ホントホント」
あやしいなぁ、とつぶやきながら鈴子は花代のあとを追うのであった。
「ここですね」
鈴子が一軒の民家の前で言った。表札にはロム猫先生の本名が書かれている。
「間違いないか?」
「たぶん」
「よし」
花代は、玄関ドア横の音符マークが描かれたボタンを押した。家の中でチャイムが鳴るのがかすかに聞こえた。しかし、応答はない。何度かチャイムを鳴らすが、ふたりには人の気配すら感じられなかった。
「留守ですかね?」
「そうだなぁ」
花代が腕組みして頭をひねった時だった。
「あ、そこの方はお出かけしたみたいですよ」
声がして振り返ると人のよさそうなおばさんが立っていた。
「そうですか。どこへ行ったかわかりませんか?」
「そこまではちょっと」
おばさんはそう言うと、遅れる遅れる、とつぶやきながら去っていった。
「やっぱり留守ですか」
「どこに行ったんだろうな」
「土地勘はありませんし、さっぱりですよ」
「うーん」
花代は腕組みして視線を落としたが、やがて、あっ、と声を上げた。
「スマホでこのあたりの地図を出してみろ」
鈴子は言われたとおりに地図アプリを開いた。二本指で操作し、拡大していく。
「待て」
鈴子のスマートフォンを覗き込んでいた花代が声を上げた。地図上の一点を指差す。
「ロム猫先生はここにいる」
花代はにやりと笑った。 夕焼けに赤く染まった児童公園に、砂場で遊ぶ幼児とそれを暖かな眼差しで見つめる若い母親の姿があった。その親子から遠く離れた位置に、半分に切った丸太を模したベンチがあり、ひとりの男が座っていた。手に持ったカップ酒は半分ほどに減っている。優しい目で遠くの子供を見ているその顔はなかなかのイケメンであった。ロム猫先生である。
「探しましたよ」
右手から声をかけられ、ロム猫先生は、はっと顔を向けた。そこには花代が微笑みを浮かべて立っていた。
ロム猫先生は反射的に腰を上げ、反対側に顔を向けた。
「鈴木さん……」
そちら側に立っていた鈴子が、さびしげに微笑みながら首をゆっくりと振った。
ロム猫先生はがっくりと肩を落とし、ゆっくりとベンチに腰を下ろした。
「どうしてここがわかったんですか?」
ロム猫先生は地面に視線を落とし、どちらにともなく静かに言った。
「作品にはね、その作家の自分自身が出るものです。あなたの作品には過去二回、公園で酒を呑むシーンが出てきましたね。今回もそんな気分じゃないかなと思ったわけです」
花代がゆっくりとロム猫先生に近づきながら言った。
「花代さんにはかなわないな」
ロム猫先生が端正な顔を歪めて笑った。
「読みましたよ、アベノミクス」
「サミクラウスです」
鈴子が訂正を入れた。
「読みましたよ、新作」
ロム猫先生が顔を上げた。そのままなにも言わず、花代の言葉を待った。
「公園でお酒を呑むシーンがなかったのでびっくりしました」
「そんな感想かい」
鈴子のアンニュイなつぶやきは、茜色に染まった空に吸い込まれ、誰の耳にも届かなかった。
「それと、依頼した内容とはちょっと違うようですね」
ロム猫先生の男前の顔が苦悶に歪んだ。
「私には――」
胸の奥から絞り出すような声がロム猫先生の喉から漏れ出すかのようだった。
「私にはバディものが書けないんだ!」
悲痛な叫びであった。
「どういうことですか?」
「あなたは言いましたね、作品には作家自身が現れるものだと。私にはバディものを描くべきものがないんです。あんな、あんなものは私には書けない!」
「ちょっと待ってください。あんなものとはどういうものです?」
「あんなぐちょぐちょどろどろで恐ろしいもの、私の中にはないんです!」
「ぐちょぐちょどろどろって――どうしてそれがバディものなんですか?」
「え?」
「え?」
「あー」
得心がいったように声を上げたのは鈴子であった。
「なんだ、鈴木? なにか心当たりがあるのか?」
「いやー、どうかなー」
煮え切らない鈴子からロム猫先生に目を戻し、
「詳しく聞かせてください」
と花代は言った。
ロム猫先生が語るには、バディものがどういうものかわからなかったので鈴子に尋ねたところ、映画を何本が紹介され、その中の一本を観て書けないと思ったとのことだった。
「それはなんという映画なんです?」
「遊星からの物体Xです」
ぐちょぐちょどろどろのホラー映画である。
「鈴木ー!!」
「いやぁ、冗談で言ったんですけどね。まさか最後に言ったやつから観るとは思わなかったです。てへ」
鈴子はこぶしを頭に当てると、片目をつぶって舌を出した。
「お前のせいじゃねえか!」
「お前とか言わないでください!」
「えーと?」
怪訝な顔のロム猫先生に、バディものとはどういうものかを花代は語った。
「そうだったんですか」
ロム猫先生のあっけにとられた顔もまた美形だった。
「ごめんなさい」
鈴子が頭を下げた。
「いやいや、教わった映画を全部観なかった私が悪いんです」
ロム猫先生は憑きものが落ちたような顔で笑った。
「どうです。書けそうですか?」
花代もまた笑顔で言った。
「ええ」
ロム猫先生は力強くうなずいた。
「格好のモデルになるバディたちが目の前にいますからね」
花代と鈴子はきょとんとしてロム猫先生を見た。やがて、
「俺たちが!?」
「わたしたちが!?」
ふたりは同時に言った。
「ほーらね」
ロム猫先生が声を上げて笑い、ふたりもつられて笑った。三人の笑い声が、やや紫色を帯びてきた空に響き渡った。
それを砂場から気味悪そうに見つめる若い母親に、三人は気づかなかった。
おしまい よくやく六十枚くらいの原稿が書けた。四十枚くらいの原稿を必要な加筆をしてだいたいこのくらいになった。
書けば書くほど小説って限定的な世界観であることがわかる。たくさんのことは云えない。たくさんの場面を描くにはやっぱり文書を簡素化して大衆小説にするしかない。
純文学のようなものは、たくさんの場面を想定する必要はない。一本道をその日行って帰ってくるくらいの物語で事足る。
賞に出そうとしているけど、十行くらいここに書き出して読んでもらっても支障ないかな? >ややくたびれたグレーのスーツを着た花代のあとを、鈴子はやや早足で
やや、ややの重複はいただけないな。もっと丁寧に言葉を選んでほしい。
>平日の昼間だというのに人が多かった。なおかつ若者の姿が目立つ。
なおかつ目立つなんて使い方も凡庸で説明的な言葉すぎる。
他も全体的に、凡庸な言葉選びが多すぎる。
少ない描写なんだから、せめてもっと文学的な表現を工夫してほしい。
会話も半分くらいは無駄で意味がなく削ってもいい。
それよりも会話の間の文に工夫がもっとほしい。
ネタで書いてるだけなら別だが文学になってるとは思えない。。 >右手から声をかけられ、ロム猫先生は、はっと顔を向けた。
>反対側に顔を向けた。
>そちら側に立っていた鈴子が
右手側からとか、反対側にとかそちら側とか作者の頭に浮かんだ情景を描きたいん子Lだろうけど
説明的すぎるし、そもそも必要ないと思う。
もっと文字として表現するべきものがあるはず。 一つ一つ添削していこうと思ってもキリがないほどに全体が文学的じゃない感じ。
地の文が「と鈴子が言った。」 「鈴子が言った。」 「鈴子は顔を上げた。」と「言った」「した」「笑った」「渡った」ばかりになっていきほとんど説明のト書きでしかなく、地の文を成していない。
あまりに会話に安易に重点を置きすぎているからそうなる。
たぶん理解していただけないだろうけど、書いた人の文章がレベルアップするように、まじめに評しました。 >>224
構わないですが、ネットに公開したらアウトになる賞だったら控えた方がよろしいと思います。 どうでもいいが、出来事を思いついたまま書き連ねていってる感じの人ばかりで、
ほとんどの人は、少しもプロット作って活かしていないでしょ?
文章の構成とか変えたり、伏線の張り方とか起承転結とのバランスを考えて書き直したりしていますか? プロットなんか考えない。思いつかない。
書きながら登場人物が動き出すのをまつ(安部公房) あなたは安部公房ではない。
曲が自然と浮かんでくるんだという天才ミュージシャンを例に挙げて、
俺もそうすると言って音楽の基礎も学ばず、いつまでたっても良い曲なんて作れないで
それでも俺も有名になれると無駄なあがきしているのと同じ。
無名の凡人ならプロットくらい作るのが肝心。
それができないなら知識のひけらかしのグダグダなまとまりのない文章書いてるようじゃ、いつまでたっても上達しないよ、「し」さん わかってはいるけど、プロットなんかなくても伝えたいことを念頭に置いて書いていけばいいのでないの?
書いてるうちにだんだんわかってくることもある。 この箇所はまだ推敲途中だから、同じ文章で原稿提出することはあるまい。今書いてるものの一節。こういった一節どう?酷評して。
私は更に東京にいた時のことを思った。東京は嫌いではない。いや、むしろこっちの生活よりも東京ライフの方が楽しかった。今思い出すと、都会の生活は実に多くの驚きと発見に満ちていた。
駅や街にいて耳を澄ませると遠くからなのか近くからなのか雑多な音が私を取り囲んでいるのがわかる。それはまるで、私を喧噪の中で一人置き去りにしているような音だ。
都会の生活を思い出すと、まずあの喧噪の中にいるときに聴こえてくる音を想起する。この雑踏のなかで聴いていた音の正体は、思い切って渦中に飛び込んでみると姿を現す。都会では実に様々なことがあった。
東京は、とかく孤立しやすい場所ではある。一歩音のする方へ、喧噪の中に飛び込んでみると、飛び込み方にもよるが危険なことも潜んでおり、スリリングだ。
それに比べると田舎の生活は実に味気ない。都会にあるはずのものが田舎にはないのだ。あるのは人と人との柵だけである。都会をギャラクシーに例えると、田舎はまさに「世間」という人間特有の場所と呼ぶにふさわしい。 あとこのような一節。酷評よろ。
私は、この時、自分の存在を漠然と思い浮かべてみた。私の眼前には夜の闇と月明かりに照らされて映る影があるだけであった。
そして、私は次に◯◯の顔を見た。それは私の顔のように見えた。◯◯の顔は私の顔に似ているような気がした。
◯◯の顔を見つめていると、だんだん顔が変化していって別の人の顔が頭の中に思い浮かんだ。
私は時々、親しい人の顔をみて気持ちが悪くなることがある。また、恋をしていた女の子の写真を眺めている時に気味が悪い、急に嫌気がさす瞬間があった。
◯◯の顔は、何と言おうか得体の知れない何ともいえない感覚を抱きながらも、ちっとも嫌いにはならなかった。
あの体験から五年経ったが、未だに◯◯とは幾何学模様のような綺麗な平衡線を保った友人関係が続いていた。 >>203
投稿された内容は、これこれこうだからこうなる、という説明であって自分の生活に触れていませんから、
エッセイというより緩い論説に見えます。
論旨がすっきり通るようにしておくことが大切でしょうね。
変節を経て成功する競歩選手。
幼少から自分の道を追い求めてきたメダリスト。
書き手はこれから進路を考えている。
この前提のもと、子供の頃からの夢を思い出すのもいいかもしれない、という結論はちょっとズレがあります。
メダリストを引き合いに出すのであれば、ずっと何かの夢を追い求めてきた自分の気持ちを、あらためて補強するものになるはずです。 >>221
スレをラノベタイトル化したものと認識して読みました。
一番うまく決まってるのは、アベノミクスのネタかなと思いますね。
冒頭からところどころ抜けている花代さんのキャラクターがいきています。
あとは脱力系のネタが多かったのでキャラクターが騒ぐ大振りのものを変化球で混ぜてもいいんじゃないでしょうか?
二人+ロム猫先生の漫才じみたトークが本編になるわけでしょうから、ピエロは要らなかったかもしれませんね。
二人のキャラ立ての場面なのだと思いますけど、IT的なピエロのホラーイメージが濃くて作品の統一感を乱している気がしました。
あとアンニュイ、がちょっと多過ぎてネタですかね?何かのネタかなと思いましたが分かりませんでした。 >>221
>>222
>>223
面白かった!お見事!「悪態と協力で進むバディもの」五千文字程度。まさに、お手本になりました。
批評うんぬんの前に普通に作品として楽しめましたよ。
キャラクターが生き生きとしてて、テンポよく、ちょっとした推理要素を入れて、最後には笑えるオチがある。
さすが、ミステリー作家さんだ、とうなりました。
公園で酒を飲むところとなかなかのイケメンってところは当たっています。 >>233
都会の中にある喧騒の正体、ここは読んでいる方からすると引きになっていて良い感じです。それが何なのか、ちゃんと書いた方がいいですよ。
ここ、うまく表現できていれば作家のスタンスが出るのになと惜しい気がしました。
文体にはツッコミどころが多いです。
実に多くの驚きと発見、様々なことがあった、と書いたらそれを具体的にいくつか後述した方がよろしいと思いますし、書かないなら気を持たせるだけなので不要だと思います。
「し」さんはカタカナの使い方に人一倍、気を使った方がいいと思いました。
東京ライフ、スリリング、ギャラクシー、いずれもが一般的な使い方でなく「私」をかなり変わった人に見せています。
例えで何かを表現するときは全く違うものを経由し、かつ凡庸でなく分かりやすくすることが条件です。田舎を言い表すところら凡庸に感じます。もう一歩踏み込んで遠回しかつ本質的に例えてください。 >>238サンクス
>実に多くの驚きと発見、様々なことがあった、と書いたらそれを具体的にいくつか後述した方がよろしいと思いますし、書かないなら気を持たせるだけなので不要だと思います。
短い一節なので、この後「様々なこと」を記してあります。
>「し」さんはカタカナの使い方に人一倍、気を使った方がいいと思いました。
東京ライフ、スリリング、ギャラクシー、いずれもが一般的な使い方でなく「私」をかなり変わった人に見せています。
これはお恥ずかしい指摘されるまで何の気なしに遣ってました。早速改変します。ありがとう。
例えで何かを表現するときは全く違うものを経由し、かつ凡庸でなく分かりやすくすることが条件です。田舎を言い表すところら凡庸に感じます。もう一歩踏み込んで遠回しかつ本質的に例えてください。
田舎については次の一節で説明してあります。↓ 酷評よろ。
高校に入学した時分のこと、私はこの田舎に希望をもってやってきた。ここではいろいろなことがあるとあの頃の自分は、本気で思っていた。何故なら田舎の人間は寛容だという勝手な観念を抱いていたからだ。
実際には真逆で、方言の違う私をこの土地の連中は卒業まで受け入れてはくれなかった。
この土地の同年代の飲み会というか、集まりに参加したことが私はなかった。ただ一度だけ高校三年の文化祭の打ち上げに参加したことがあった。
学校では、普通に友達もいて、至って普通の高校生活を送っていた私だったが、仲の良かった何人かの口から訊かされた
「飲み会が」とか「集まりが」とかいうところのその集まりとやらに参加したことが文化祭の打ち上げ以外には一度もなく、考えてみれば、私は休みの日に独りでいることが多かった。
これは私が嫌なやつだったから、とかいうより、それが自然だからそうだったという方がしっくりくるだろう。集まりに呼ぶ呼ばないという話題さえ恐らくは連中の口から漏れたことはなかろう。
私という存在は外部の人間として、話題にのぼったくらいが関の山である。
だから私はこの郷土に結び付けられた連中に複雑な心情を抱いてきた。この地方の人間は、そんなに悪い連中ではないけど、都会に暮らす人間のようなバイタリティーは皆無だった。
どれ、新しいことをしよう、とか常に外部を取り入れながら混沌とした人間関係を築くようなことを連中はしなかった。彼らはただ単調に過ぎる日常と自分が戻るべき場所を好んだ。
私は連中にとって外部の人間であり、どんなに学内で仲良くなってお喋りしても彼らと学校の外で会うことはほとんど皆無だった。
彼らは私のような外部の人間を郷土の「集まり」に入れたがらなかった。もちろん外部の人間を頑なに入れないということはないだろうけど少なくとも私の気質は彼らにとって外部だった。 投稿してしまったが、あまりに赤裸々過ぎるし、直すところもたくさんあるなw
「皆無」を二回も遣ってしまった。 ちなみに会話文がないようだけど会話文の箇所は載せません。登場人物も載せません。物語がどのようなものかわからないような箇所を投稿させていただきました。 >>234
あの体験、というのは前半の、相手の顔が自分の顔のように見えた一件を指しているのでしょうか?
であれば強烈に濃厚で奇妙な体験にしないと5年後まで記憶しているのが不思議に思えてしまう気がしませんか。
主人公はただでさえ人の顔に違和感を覚えることの多い人物ですから、その中でも記憶に焼き付く相当な体験にならないと。
読んでいくと顔が変な風に見えてもちっとも嫌いにはならなかった、と断続的に同じ体験が続いている書きかたをしています。
その後にあの体験から五年経ったが、と個の事例を抜き出した思い出し方があってやや違和感。
幾何学模様、は同じ図形が複雑に連鎖した図を思わせます。
人間関係の平行線は、一定の距離を交わらずに保っているイメージがあり、ここもまた言い表しとしてどんなもんかなというところです。 >>233
うーん、なんか無駄が多いのと文脈の繋がりに違和感があるのが気になるな。どこがどう悪いとは具体的に言えないから、歯がゆいな。
ちなみに、おれが>>233を改変するとこうなる。ただの自己満足だからこれは無視していいよ
私は更に東京にいた時のことを思った。都会の生活は実に多くの驚きと発見に満ちていた。
ひとたび街に出かければ、四方八方から雑多な音に取り囲まれ、まるで置き去りにするかのように次々と通りすぎていくのだ。そして、それらの音の群れにはときおりスリリングなものがひそんでおり、私の胸を躍らせるようなことも様々あった。
刺激的な都会に比べると、今の生活は実に味気なかった。都会にあるはずのものがここにはなく、あるのは田舎特有の人と人との柵だけである。都会を大小の星々がきらめく銀河に例えるなら、ここはまさに「世間」という現実にあふれた地上といえよう。
都会にいたことを思い出してることから、今は田舎にいるものだと考えて文章作ってみた。 そもそも都会と田舎、という古き良き対立構図がねえ……うーん。
余程鋭い視点で語るか地方にインターネットの影響がどう及んでいるかとか
最先端の生々しい感じを出さないと、常識の範疇に収まって陳腐化してしまいますね。
地方都市の独特な空気を語るだけの方が読ませる力は楽に出るでしょう。 >>245
地方はまだまだ地方なりのしがらみがある。
確かにあらゆる情報が田舎にも回ってきてるし、ここも昔ほど閉鎖された空間ではない。しかし都会の人間にあって、この土地の人間に無いものがある。
逆もまたある。 読んでくれた方、ありがとうございます。
>>225
ありがとうございます。
やややや! 本当ですね! 不覚です。そのすぐあとにももう一個ややがあるし。
まぁネタです。
>>236
ありがとうございます。
最初は、公園にたどりついた時にはふたりとも服がボロボロになってるようなものを書きたかったんですが、五千字にこだわったので書けませんでした。
ピエロは、欅坂の道化師さんへのアレで、欅高のピエロだったんですが、しょーもなくてすみません。
アンニュイは、他からのネタとかではなくて、手抜き的にアンニュイ連発してしまって、結局キャラ崩壊したのでなんだかよくわかりませんね。反省です。
>>237
ありがとうございます。
大阪本町 糸屋の娘
姉は十六 妹が十四
諸国大名は 弓矢で殺す
ロム猫さんは 褒め殺す
楽しんでもらえたようで、よかったです! お手本にはとてもなりませんが、超短編の難しさを痛感しました。でも、喜んでもらえたならうれしいw
あ、あと、ロム猫先生の外見については完全なフィクションです。 いつの間に馴れ合いスレになったんだ、ここは
もっと殺伐としたスレでいい ☆創作発表板というのがあるらしい Part1☆
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/bookall/1520490344/
創作発表板と文芸書籍サロンの人との交友スレです。
文芸書籍サロンに立てときました。 >>240
ほとんど独白というかエッセイ風なんですが、レスされている人もいるように
都会の喧騒とか、ありきたりな内容、よくある想いで終わっていて、
それ以上の読者を引き付ける個性というか、あえてそれを書く理由というか、何かが足りない気がします。 >>158
>アマチュア向けの方法論
アマチュア向けの方法論なんてないですよ。
読者が読み進めたくなる文章を書く上において、プロもアマもないです。
自分が楽しむだけで、他人に読ませるつもりがないならともかくとして、
ネットに投稿して読んでもらいたいって思うなら、どうせプロじゃないんだし、とか、
アマだからこれでいいとか言ってるうちは、まず上達しませんよ。
それに、文章が上達したいから酷評を求めてるはずなんで
アマだからそんなのいいやって考えなら、何のためにアドバイスのレスを欲しがるのかわかりません。 ありがとう、没にしたので新潮間に合わないかも。
百枚くらいで書いて出すとは思うが。 本来、こういうふうに、作家の考えをストレートに「これが私の主張」みたく一人称で書くよりかは
三人称にしてキャラの中の誰かにそれとなく語らせて
オブラートに包んだようにして描くと読みやすくなりそうに思いますよ。
表向きにストレートな内容や表現にするよりかは、一見、お話はコミカルだったり別物なんだけど
その裏にすごく社会風刺が込められてるとか
読み終えると、作者の言いたかったことが見えてくるという、そういうものが書けると、より良い気がします。 >>252
書く側はアマだろうがプロだろうが、読む側にとっては関係ないので
読みやすく出来のいい作品が書かれるに越したことはないよな。
アマだからこの程度でいい、と妥協してるのは、ワイ氏がアマチュアだって諦めてるからか? >>254
その、キャラに語らせる、をやらせると、「し」さんはだいぶ直截的になってしまうんですよ。
「都会というものはスリリングで孤立するものよ」
こういう風になってしまう。
それはスリリングで片付けず事件にすればいいんですけどね。
象徴的に語る、だったり、語らないことで語る、だったり、婉曲的に語る、だったり。
小説の一段深い書き方と読み方を覚えるべきじゃないかと思うわけです。 1/3
「いらないわ」和代は、私が差し出したバナナを手に取ろうとはしなかった。一度、差し出したものを引っ込めるのは、どうもばつが悪かった。私は、手を引っ込めずに、
しばらくバナナを持ったまま彼女の拒絶の意味について、考えを巡らせていた。
「何か食べるかい?」私は、しようがないので、彼女に問いかけをしてみた。
「何も、特にいらない」そう呟いて、彼女は、疲れたような表情を浮かべ、小さな嘆息をした。
その後、私は沈黙した。和代も俯き加減で沈黙した。彼女が、このような態度を取ることは、そんなに珍しいことではない。最近、このように不機嫌になると、決まってあの時のことが私の脳裏に浮かんでくる。
あれは、今から十年も遡ることになる。私は、あの時、長野県の蓼科の山奥にいた。まだ学生時分のことである。私はとあるテニスサークルに属しており、
一週間、他大学と合同合宿をして総勢三十人ほどで、コテージに寝泊まりをしていた。
このサークルのメンバーに、今の彼女である和代がいた。和代と私は、大学が違った。この合宿で、私は和代と知り合ったのである。蓼科のひんやりとした心地よい風が、十年経った今でもありあり蘇ってくる。
あの時から十年経過した今の今まで、私は和代に連絡をしなかった。和代の方からも連絡してくることはなかった。
「あなた、何年待ったと思っているの」和代は、ある時言った。
私は、彼女のこの言葉の意味を即座に悟った。何年待ったと思っているの、という問いかけの意味には、皮肉が込められていた。 「どういうことかわかってる?」
「どういうことって?」
「あんた、あの山奥にいて気づかなかった?」
「山奥って、長野の?」和代は、そう言った後、沈黙してこう続けた。
「会ってすぐわかったでしょ?」
「いや、うーん……」
「どうしてこうなったのよ?」
「どうしてって、どういうこと?」
「何で十年も経ったのかってこと」彼女は、明らかに天邪鬼になりつつあった。
和代が言っている意味はわかる。だけど、十年経ったのは現実であり、この十年を取り戻すことはできない。
「女が待ち続けることは、本来ないのよ。どんなに想っていても、女ってのは、どうしてもタイムリミットがあるから、別の人で代替するの。そうして、子供を産むのよ」
「じゃあ、どうして、そうしなかったの?」
「できないのよ、どうしても。私もいろいろ試したわ。だけど、無理だったのよ」私は感情的になっている彼女の表情から、本当に疲れ切っているのがわかった。
私は、彼女をほって置いて一人で十年過ごしてきた。そのことを彼女は咎めているのだ。だけど、どうしろというのか? 私は、彼女が待っていることを知らなかった。
「よくわからなかったんだ」と、私は言い訳をした。
「あんた、馬鹿なの? すぐわかるでしょ。私が、あなたのこと好きとか嫌いとか、言わなくても、すぐわかって自然に繋がる類いのことでしょ」
「頭を使って考える癖がついていたんだ。感情のまま行動することができなかった。確からしさとか、確かなものがないから行けなかったんだ」
「本当に、どうするのよ、この感情。一生待たされたことの怨恨が消えないよ」
「君にも責任はある」
「何の責任よ?」 3/3
「僕が、わかるように誘導しなかった責任だよ」
「そんなのしないし、したくない」和代は、そう言い切った。
そもそも、私は理性を働かせて見えるものしか信じない環境に生まれ育った。そういうものだ。和代が言うことは、そうすべきという独り善がりな言い分なのだ。
「アダムとイヴね」と和代は言った。
「アダムとイヴ?」
「旧約聖書の『エデンの園』の楽園追放の話よ」
「それがどうかしたの?」
「あなたは、楽園を追放され続けているけど、私は許されたわ」
「どういうこと?」
「あなたは、目に見える物事しか信じていないからそうなのよ。わかっていながら、それをしない」
「……わかってはいる」
「わかっていたなら、こんなにボロボロになるまで人を待たせないでしょ。普通に幸せになるように行動するでしょ?」
「……」
「いい? あの時、蓼科にいた時、わからなかった?」
「よくわからなかった」
「人類が犯した原罪があるの」
「原罪?」
「それはね、繋がりはもともと当たり前のことなの。人は自然な繋がりに逆らわず、繋がりのままに生きればいいのに、みんなそうしてこなかった。
それにより「私たち」は、楽園を追放されたの。「私たち」の中で、不自然な連関ができて、それで同性愛が生まれて、奇形児が生まれて、発達障害が起こるの。
すべては、心のままに生き続けなかった「私たち」自身の責任なのよ。それをあなたは十年できなかった。それが人類の原罪の意味よ」
「やっぱりよくわからないけど」
「あなたは、私がいるとわかっていて、何もしなかった。というよりできなかった。お腹が空いているのに、りんごを取らないで空腹なまま暮らす大バカ者よ」
「ある程度のことは、理解したつもりだよ。君にもある種、罪はある」
「何の罪よ」
「それは、待ち続けるという罪だ」 率直に言うけど、難しいことを言うには頭の出来があまり良くなくて、全体に低い水準のことしか書けてないよ。
電車男みたいなのを書くことを目指したらもっと読めるものが出来そう。 >>257
10年間も音沙汰なかったのに、いきなり親しく、かつずけずけとした物言いになっているのはどうしてだろう? >>257--
これは過去スレに投稿されたテキストを推敲の上、再投稿されたもの。
物語内容については触れないがw ディスコース的にはかなりの進歩が見られる。これは否定できない。
あれだけ酷評されたにも関わらず、再投稿してきたということは、要するに、これが作者が描きたいことなのだ!
過去スレを知る者にとっては、改めて言わなくてはならないことはありません。
言っても無駄だろうw 1/2
年齢を重ねて随分謙虚になったと思う。自分を過大評価しなくなった。謙虚になったのに反比例して、私が培ってきた誇りみたいものまで綺麗になくなってしまったような気さえする。
20代の頃にあったプライドまで失ってしまって、今の自分はもぬけの殻だ。
「吉瀬さんは、もっとはっきりと意思表示した方がいいと思う」晶子はフォークとナイフをハの字に置いて唐突に言った。ちょうどメインディッシュの皿が運ばれてきて、肉を切り分けている時のことだった。
前日に晶子を誘って、臨海中央ホテルのレストランの予約を取ったまではよかたのだが、晶子のこの一言で興が削がれた。
意思表示した方が良い。晶子のアドバイスはありがたいとは思う。だけど、これは私の生き方なのだ。言うなれば、私の人生を賭して選んだ価値観なのである。
「そんな生き方してたら誰もいなくなっちゃうよ」二言目を口にすると、晶子はナプキンでゆっくりと口の周りを念入りに拭いた。
彼女の唇は紅く、この濃いルージュの色合いは皮肉と相まって、私を混乱させた。
晶子のアイロニーをどう受け取っていいか判然としないが、恐らくこういうことだろう「あなたははっきりしない。そんなんだから三十五歳で独身で彼女もできないのよ」
彼女の言っていることは間違っていない。若干いじけた言い方かもしれなが、これ以外の生き方が果たして選択肢としてあっただろうか? 晶子のアイロニーから、私の脳裏にある男の存在が浮かんだ。 2/2
私の同僚に矢吹という男がいる。年齢は、私より一つ上であるが、年齢の差以上に彼は私より先を生きている。
先日、三月頭に会社の辞令が降りた。彼は若くして部長に昇進した。三十六歳でもう部長職だ。七枚にも及ぶA4サイズの辞令交付書に私の名前は記されていなかった。
私は四月になっても主任のままだ。課長補佐くらいの辞令は下るものと思っていたが、考えが甘かった。この四月からの組織の刷新で矢吹は出世コースに乗り、私はこの組織内で駄目を押されたわけだ。
彼の生き方は、まさに私とは正反対だった。
彼が成功し私が失敗したのは、一言で言えば、晶子が言った通りのことが災いしているからなのかもしれない。私は「はっきりしない男」である。はっきりしない、というのは、後ろばっかり気にして前に進まない、という意味だ。
私と矢吹の生き方の違いは、そこにあった。
矢吹も私も、この十年余り同じくらい何度も失敗してきた。書類の初歩的なミスは、彼の方が私より多いくらいのものだった。
そんな矢吹だったが、彼はミスをしても物怖じせずに前に進んだ。というのも、彼には人心掌握力のような人がついてくるだけの度量が備わっていた。
常に彼は会社の人間の誰も彼もに臆せずに接し、上司にも部下にも積極的に話しかけてきた。豪快な人。ありきたりの言葉ではあるが、それが矢吹を一言で形容するに相応しい。
私が矢吹と出会ったのは、私がこの日用品メーカーである我が社に入社して、広報戦略課に配属された先でのことだった。
私は彼と仕事をしてきて、私との違いを決定的に見せられた出来事があった。 三十六歳で部長職って取締役以上社長のポストもありうるレベルだなw
その同期が主任っておかしいかなあ? もっと一作一作、丁寧に書けよ
「誇りみたいもの」
いきなり脱字から始まると読む気がしないわ、誰かに読んでもらおうとする気持ちの欠如、創作以前の問題だわ いつも偉そうな能書きばっか垂れてるけどさ。
みんなの酷評を活かそうとしてるの?
自分を振り返ってみたりしてるの? いやあ、懐かしいなあ。
人って、一度読んだものを覚えているものなんだね。 >>263
まあイケイケだったり小規模な会社だと40歳で社長に近いクラスもザラです。
大きな会社では想像しにくいかも。
> 意思表示した方が良い。晶子のアドバイスはありがたいとは思う。だけど、これは私の生き方なのだ。言うなれば、私の人生を賭して選んだ価値観なのである。
うーん。意思を表示しない=思っている事を言わない=それに人生を賭けている
明らかに大袈裟です。
あとアイロニーの使い方が微妙ですね。言葉が裏表二重の意味を持つぐらいまでなって皮肉だと思います。 1/2
「海は怖い」十二月の荒れた遠州灘を見て、京子が呟く。
「え? 何が?」
「海が怒っているような気がして怖いの」
今日の浜は心の翳りにも似て薄雲っていて風が強く、なるほど時化る海は自然が怒っているように見える。
「大丈夫だよ」と隼人が言う。
「怖いのは、お腹の子が海に攫われてしまわないかなのよ」そう言って京子は、幾分妊娠の兆候が表れたポッコリ出たお腹を摩った。
京子の妊娠が発覚したのは、ちょうど四ヶ月前のことだ。隼人は如何にも実入りを感じさせる京子の腹部を見る度に身を震わせた。彼女のお腹の中には確かに命が宿っているのだ。
「結局産むことになっちゃったね」
「……」
「産むの怖くない?」
「……ちょっとね」京子は眉を顰めた。
海の時化は治まることなく、ザバァバサァという激しい音を立てて新しい命を呑み込まんとする怪物のように波が畝る。
「寒いから、そろそろ行こうか」
隼人が海を背にして行くそぶりをみせたが、京子は反応を示さなかった。微動だにせず海のほうを向いていたので、隼人が「京子」と言って腕を掴むと、彼女は彼の手を取って強く握りしめた。
「行かないで」と彼女は呟いた。
「大丈夫だよ、行かないから」
「ごめんね、あなたの子ではないのに」
「誰の子でもいいよ。おれが護っていくから」
「いなくならないで。今の私には貴方が必要なの」 彼女がそういうと、その瞬間薄い雲の切れ間から軽く薄陽が差した。陽は何本かの光線となって神々しく海を照らしていた。
「サトシの子なの?」隼人は小さく呟いた。京子は何も言わずに首を横に振った。 2/2
「じゃあ、誰の子?」
「貴方の子」彼女は俯いていた。
「嘘はつくなよ」隼人は言った。
「嘘じゃないわ」
「だって俺とはそういうことなかったじゃないか」
「嘘じゃないわ、私まだバージンよ」
「……」
「本当よ。私まだ誰にも開けられてないわ」
京子は必死に何かを繋ぎとめようとしていた。
「自然は残酷だ」と隼人は言った。
「この子はセックスなしでできた。本当よ」
「俺たち付き合ってどのくらい経った?」
「……」
彼女の沈黙を見て、フウッと隼人は溜息を吐いた。
「じゃあ、その子は神の子なのかい? どうしてやってもいないのに妊娠したの?」
「海に入った時に妊娠したの」彼女はずっと俯いたままだった。彼は彼女の言い訳を疎ましいと思った。
「やったんだろ? サトシと」隼人は抑えきれずに語気を強めた。
「僕はこの八ヶ月京子に手を出さなかった。君が厳格なプロテスタントの教会で洗礼を受けていて、バージンを護りたいと言ったから……」
「信じてもらえない? 私処女よ」
「処女は妊娠しない」
「バージンでも妊娠するわ」
「父親は誰なの?」
「いない」
「父親は誰なのかだけ教えてくれよ」
「いなくならないって約束してくれる?」
「ああ、父親が誰なのか、それを教えてくれればいかないよ」
「じゃあ、言うね。それはやはりあなたなのよ」
「どういうこと?」
「今いるのはどこ?」
「……海が見える浜だけど」
「貴方は誰?」 >>272
これも過去スレのやつの再投稿だな。
ホラー小説だね、やっぱりこれはw
ちなみに、厳格な、というのはカトリックの冠だろ。
プロテスタントはいろいろあるからね。基本的に個人の信仰に丸投げされているしな。
まあ大きなお世話みたいな話ですが。 まだ書きかけですが、批評お願いします
短編として顛末は思い描けているのですが、それが中々文章にならず困っています
1/3
1
カーテンの引かれた薄暗い部屋の中、一つのロボットがたたずんでいた。
すらりとした四肢が付いていて、虚無を見つめるその整った顔は少しの幼さを秘めている。時折、はためくカーテンから溢れる光がその黒髪をきらきらと照らしていた。
このロボットはとても緻密に出来ていた。最近一般化したヒューマノイドU-Ry型の機械的な顔に比べて、はるかに血が通っているように見える。端から見れば人間の女の子と見分けがつかないだろう。
そのロボットを愛しそうに眺めていたユリは、思い立ったようにそっとロボットの腕を撫でた。
柔らかくてハリのあるその白い肌は、ユリが記憶するサユリの肌そのものだった。
ユリは堪らなくなり、そっとロボットを抱き締めた。生体温度に保たれているロボットの表面温度がユリを安心させた。
「サユリも抱き締めて」
ユリは愛しそうに呟いた。
声紋を認識したロボットはユリをそっと抱き締める。その行動に愛情は微塵も含まれていない。ただ主人の命令通りに行動しただけだ。
ユリもそれは理解していたが、それでも満足していた。
だって、彼女が真に求める人は、もうこの世にはいないのだから。
ユリには幼い頃からサユリという想い人がいた。サユリはユリの五歳も年上で、相手をしてもらう内に好きになったのだ。
その恋は中学生になっても無くなることはなかった。その頃、サユリは16歳になっていて、もう結婚できる年だった。だから、自身が大きくなったらサユリと結婚すると内心息巻いていた。だが、その年の夏、想いを遂げられぬまま、サユリは事故で死んでしまったのだ。
ユリは抱き締めていた手を解くとロボットの顔を見つめた。その顔はサユリが死んだときと同じ16歳のものだ。ユリはもう同い年になっている。
「目を閉じて」
サユリの代用品にユリは小さく囁いた。
ロボットは言われるがままに目を閉じる。目をつぶるロボットの顔は身近で見てもサユリにそっくりだ。
ユリは顔をロボットに近づけていく。そして、そっと唇を重ねた。本物を愛すかのごとく愛しそうにそっと。 2/3
2
「それじゃあ、行ってくるね」
制服に身を包んだユリは、名残惜しそうに言った。ロボットを抱きしめるうちに、もう学校へ行く時間になっていたのだ。
「いってらしゃい」
ユリの声に反応し、ロボットが言った。そのロボットの声は、サユリの音声で再生されている。とても柔らかな声で、抑揚までもが完璧に再現されていた。
その見送りの言葉を背にユリは、開け放たれた扉から外へ踏み出した。しかし、数歩で足を止め、未練がましくロボットの方へ振り返る。
自身の肩越しに見えたロボットは、プログラムされた通りに笑顔を貼り付けて、ユリを見つめていた。
その笑顔は、幼い頃からユリに向けられてきた、太陽のようなサユリの笑顔だ。その笑顔を見て思わず顔がほころんだ。心から愛情が止めどなく溢れてくる。
たまらなくなってユリは踵を返し、ロボットの元へ戻った。そして、ギュッと抱きしめて、ロボットの暖かみを胸一杯に感じる。
「ユリのこと大好きと言って」
ユリはロボットの胸に顔を埋めながら言った。
「ユリのこと大好き」
ロボットはユリの言葉を復唱する。ユリの愛しきサユリの声で。
それがユリにはたまらなく嬉しかった。その言葉で満足すると、やっとの思いで笑顔を貼り付けているロボットを後にすることが出来た。
外は眩い太陽が輝いている。その光に照らされて、ユリの家の前には停めてあった黒塗りの車が黒光りしていた。幸せを胸一杯にし、ユリはその車に乗り込む。
車の中には誰もいない。だが、ユリが乗ると自動で動き出した。今やインターネットを介した自動運転が主流なのだ。
ユリは、見えなくなるまで車の窓に張り付いて、ロボットがドアを閉め、家へ入っていく様を眺めていた。
しばらくして見えなくなると、ユリを襲うのは孤独だ。ぽっかりと胸に穴が開いてしまった気分だった。
学校へ向かっていくにつれ、窓から覗く青空とは裏腹に、今まで広がっていた幸福感を覆い隠すように憂鬱な雲が立ちくめてくる。
ユリは、こうしてロボットと離れるのも嫌であったが、学校自体が嫌いであったのだ。ユリは独りぼっちだから。
ユリが心を許せるのは、サユリの姿をしたロボットだけだった。
学校へ行く道すがらユリの思いは、すでに帰宅に向かっていた。
気分は車に揺られるにつれ、沈んでいく。ユリは自身を慰めるべく、手に巻かれているリストバンド状の装置を起動させた。すると装置は光を放ち空気中に3Dフォログラムを展開した。
空間に投影されたのは、奥行きのある立体的な動画だ。まだ幼い二人の女の子、ユリとサユリが野原を駆けている。
これはまだサユリが生きている七年前、二人で森林保護区に行った時のものだ。
映像の中の二人は白いワンピースを着て、楽しそうに遊んでいた。
「私、サユリのこと大好き!」
幼いユリがそう言った。すると、それを聞いたサユリは破顔した。
「私も大好き!」
真夏の太陽を物ともしない、二人の楽しげな笑い声が、無機質で静かな車内に響いた。
ユリは、その映像をぼんやりと眺めながら、腕に残っていたロボットのぬくもりが次第に薄れていくのを感じていた。 3/3
3
学校は憂鬱の中で過ぎていく。
ユリはじっとそれを堪え忍んだ。そして、一日の学業が終わるが早いか、喧噪の教室を飛び出した。それから、逃げるように足早に校舎の外を目指す。
外に踏み出すと空に赤みがかかり始めているのが見えた。その夕暮れを目の当たりにするとなんだかユリは、昔の情景を思い出した。サユリとの楽しかった日々を。
その情景が今の自身の孤独を強調して、ユリは泣きそうになった。
それを必至にこらえて校門へ向かう。黒塗りの車は、時間通りにそこに停まっていた。
ユリは、悲しさを胸一杯にして、その車に乗り込んだ。
ユリは、一刻も早くロボットに会いたかった。今日は学校でとても嫌なことがあったのだ。だから、早く慰めてもらいたかった。
一人ぼっちの車内の中、はやる気持ちだけが膨らんでいく。
ようやく自分の家に到着するとユリは、車から転がるように飛び降りた。
扉の前へ急いで駆け寄り、網膜をスキャンする。生体情報を認識し、自動で開いていくドアをユリは、焦れったく待った。
そしてドアが開くと、はやる気持ちを抑えきれず、靴も脱がずに玄関を抜け自身の寝室へ向かった。サユリの待つ寝室へ。
自身の寝室へたどり着くと扉を勢いよく開け放つ。
サユリの姿をしたロボットは、確かにそこに佇んでいた。窓から零れる弱々しい夕暮れの赤がぼんやりとその白い肌を照らしている。充電中だったのか、うなじにはコードが刺さっていて、機械的な表情を浮かべていた。
ユリはそんなこと気にせず、ロボットの胸に飛び込んだ。途端、優しい温かさに包まれる。いつでもこの温かみと、包み込むような柔らかさにユリは安心させられるのだ。
ロボットの胸の中にいるうちにユリは、いつの間にか泣いていた。声を上げて泣いた。学校でとても嫌なことがあったからだ。そして、もういないサユリを感じられるから。
しばらく泣きじゃくっていると、気分が落ち着いて来た。悲しみは、ほとんど涙として流れ落ちていった。
それでもユリは強くロボットを抱きしめ、胸に顔を埋めたままでいた。
「ユリのこと愛しているって言って」
ユリは、胸に顔を埋めながら、涙を含んだ鼻声でささやいた。
でも、いつまで立っても言葉は復唱されない。いつもなら返ってくるはずの虚しい愛の言葉が返ってこないのだ。
不審に思ってユリは顔を上げた。間近に見えたサユリの顔は、無表情であった。
「どうしたの? サユリ」
抱きしめていた手をほどき、ロボットの柔らかい頬をなでながら、そう尋ねた。
するとロボットはゆっくりと口を開く。そして――
「私はサユリじゃない」
ロボットはそう言ったのだ。
その言葉にユリは面を食らった。命令されてないロボットが、あらかじめ組まれた音声反射の言葉以外を自発的に発するなどあり得ない。
驚いて固まるユリをしっかりと見据えて、ロボットは続ける。
「――サユリじゃなくて私を愛して」
サユリの姿で、サユリの声を操って、ロボットは静かに懇願した。 >>275
>>276
>>277
全体的に見て、文章の大きな瑕疵はないかと思います。
表現について、思うことをあげます。
>このロボットはとても緻密に出来ていた。
人間に限りなく近づいていることを伝える表現として、適当ではないかと思います。
ロボットという言葉を含めて。
>太陽のようなサユリの笑顔だ。
ここまで、目立った比喩表現がなく、ようやく出てきた比喩。安易過ぎはしないか。
「太陽のような」聞こえはいいが、個性が感じられない。「小綺麗言葉辞典」から引っ張ってきたような、
目に、こころに残らない、比喩。
たまにだすからこそ、自分だけの言葉をみつけ、表現するべきではないか。
その意味での「安易」を感じました。 >憂鬱な雲
同じく、わかりやすいようでわかりにくい
>破顔
最近、よく見かける。「破顔」という表現でなければならないのか。全体の文章の雰囲気の中、果たして適当であるのか。 >学校は憂鬱の中で過ぎていく
稚拙な印象。細部にこだわりがないから、文章に信用が生まれない。
「学校」は場所であり、過ごす性質のものではない。「授業」「講義」などが適当。 不思議とIDが変わる。全部同じ人間です。
筆力はあるとは思います。しかし、文章は凡庸で目を惹くものがない。
凡庸さを嫌いかえって凡庸の罠にはまっている印象があります。
文章も人もおなじ。まず、どんな人間が好まれ、どんな人間が厭われるか、そこを文章に置きかえて考えてみるのも良いと思う。 >>275
読んでみたが、大きな破綻は無いと思う。
ただ、細かい点で気になるところは色々とある。
例えば、主人公の経済状況と家庭環境
一軒家で自分用の自動車を持っている上に、一般化されたものよりも精密なヒューマノイドを所持していることから、裕福な家庭だと思われる。
16歳という年齢から、父親や母親がいることも想定できる。けど、この主人公は自らを孤独と感じ、作中で父親や母親に対して何も思っていない。
せめて、一言二言くらいは両親についても何かしらの説明があってもいいと思う。
あと、描写の掘り下げが所々足りないと思う。
>サユリは事故で死んでしまったのだ
何の事故?仮に車とかであるならば、自動制御されていた車で事故は起こりえるのか。主人公は車に何かしらのトラウマを抱いていないのだろうか。
>サユリの代用品
このロボットを手にいれた経緯。サユリが事故で亡くなったあとの描写。
>今日は学校でとても嫌なことがあったのだ。
とても嫌なこととは?
そもそも、学校に行くのがそんなに嫌なら、通信制の学校で勉強すればよいのではないか?近未来なら通信制教育も発達していると考えられるし、ロボットと出来るかぎり離れたくないと思っている主人公なら尚更そう考えそうだと思う。
もちろん、これらの疑問をすべて描写や説明で解決することで、描写がくどくなる可能性は否めないが、個人的にはここら辺りを掘り下げていって展開を広げていくのも面白いと思う。
他にも描写で違和感があるところとかもあったけど、指摘するの疲れたから、ここまでにしておく。
文章はわりと読みやすいし、話も展開次第で面白くできそうだと思う。頑張って >>283
俺もこの文章を読んで、『破顔』っていう表現は浮いていると感じた。
一般的に『破顔』っていう表現がいいか悪いかではなく、この文体の中では不自然な印象を抱いた。 >>275
既視感がある
これはどっかで見たな
>生体温度に保たれているロボットの表面温度がユリを安心させた。
「温度」が一文の中で重複していて拙く見える
>その光に照らされて、ユリの家の前には停めてあった黒塗りの車が黒光りしていた。
同じく「光」重複
>ユリは、こうしてロボットと離れるのも嫌であったが、学校自体が嫌いであったのだ。ユリは独りぼっちだから。
>ロボットの胸の中にいるうちにユリは、いつの間にか泣いていた。声を上げて泣いた。学校でとても嫌なことがあったからだ。そして、もういないサユリを感じられるから。
文語調から「〜だから。」と口語調にスライドする語り口に違和感あり
読者の共感を誘い出す一手なのかもしれないが、
それなら主役がいかに孤独で不遇か、事前に描写した方がスムーズ
>サユリの姿で、サユリの声を操って、ロボットは静かに懇願した。
適切でない感
こんがん【懇願/悃願】
ひたすらお願いすること。
他
誠意をこめて頼むこと。 >>275 -276-277
その言葉にユリは面【を】食らった。→その言葉にユリは面食らった。
それを必【至】にこらえて校門へ向かう。→それを必死にこらえて校門へ向かう。
端から見れば△→傍から見れば
ぽっかりと胸に穴が開いてしまった気分だった。△→ぽっかりと胸に穴が空いてしまった気分だった >憂鬱な雲が立ちくめてくる。 →憂鬱な雲が立ち込めてくる >>275 -276-277
なんか意外に見かけほど文章力がない感じがする。
>思い立ったようにそっとロボットの腕を撫でた。
※意味不明。
>やっとの思いで笑顔を貼り付けているロボットを後にすることが出来た。
※ロボットを後にする、という言い方はおかしい。これは特定の場所や建物を、という言い方だから。
>幸せを胸一杯にし、
※普通は「幸せで胸が一杯になり」(or「幸せで胸を一杯にして)」だろ。
>自身が大きくなったらサユリと結婚すると内心息巻いていた。
※息巻く、という表現は違うだろ。
>一人ぼっちの車内の中→一人ぼっちの車内
>一つのロボットがたたずんでいた←→確かにそこに佇んでいた。
>学校へ行く道すがらユリの思いは、すでに帰宅に向かっていた。
※意味は取れるが、こんな文では全然ダメだろ。
>命令されてないロボットが、あらかじめ組まれた音声反射の言葉以外を自発的に発するなどあり得ない。
※この考え方は古い。A Iの特質をよく考えて小説に取り込まないといけない。 破顔について。
近代文学的な古い言葉だが、エンタメ系の小説には意外によく使われている。 >>282
その辺りは回想やその後の展開で触れていきたいと思っています >>275 -276-277
には、
従来のロボット物、SF、近未来小説にあったものがない。
それはフェティッシュ。
特にロボットに対するフェティッシュがない。
結局、フェティッシュに取って代わったものがヴァーチャルなのだろう。
だから、少女趣味、性愛的なものが全面に出てきてしまっている感じがする。
まあ時代、とうこともあるのだろうが。 >>282
何というか退廃的?な雰囲気が好きで、そういう雰囲気を文章で表現しようと努力しているのですが、どうすれば上手くいくと思いますか?
アドバイスお願いします >喧噪の教室を飛び出した。→教室の喧噪を飛び出した。 >>295
確かにロボットやSF的な部分は、退廃的?な百合を書きたいが為の小道具と化しているかも知れないです >>292
だから、嫌だ、というところはある。
エンタメ系、とくにラノベ系によく見かけるけど、もはや、定型ていっていい表現が目立つ。
ラノベ系だと、少女はクスクス笑うし、唇を尖らせたり、透き通った瞳を真っ直ぐに見つめてくるわけだが、
そう書かなければいけない決まりでもあるかのように、言葉を選んでいる。
この「破顔」もそう。 >>299
なるほど。
それが描きたいことなら追求すればいいけど、やっぱりロボットの取り扱い方も何かアイデアが欲しいよね。
ヴァーチャルなセックス・マシーンではどうしようもないから。
代用品、模造品がオリジナルを超えていく、というのがユートピア小説のデフォだったけど。
今の新しい時代にどんな展開があり得るのかなあ?
まあなかなか難しいから、ちょっとロボットのもっと具体的な描写を入れたらどかな。
衣服で隠れているジョイントの部分とか書いてさ。 >ラノベ系だと、少女はクスクス笑うし、唇を尖らせたり、透き通った瞳を真っ直ぐに見つめてくるわけだが
w
ラノベの本質を捉えてるね! ラノベって恐ろしい世界だよ。 >>275
描きたいのは耽美的かなぁ。
耽美的というなら、やっぱり身体的なものや情景をいかに形容するかかな。
その中でもやっぱり比喩をうまく使っていかなくてはならないかな。
あと、語り手がユリに近すぎる気がするなぁ。
地の文が十六歳っぽい感じ。狙ってるのか素なのかわからないけど、ちょっと引いて書いた方がよさげな気がする。 5chは著作権取られるからアウト
したらばに移住するべし >>275
今時、人間に近いのをロボットというのはいかにも古臭くて、
アンドロイドやレプリカント等、他にいい別称があるように感じるってのは別にしても、
文章のバランスとして説明的すぎる感じを受ける。
そのせいで、作者の思い入れが、読者にあまり感情移入させないところで止まってしまっている。
状況を何でも説明しようと書くんじゃなくて、読者に想像させるようになればば、うまい作家になると思う。 >>272
会話ばかりで進めるんじゃなく、もう少し地の文で話を描くことを心がけてください。 >>263
まず構成が悪いです。
>年齢を重ねて随分謙虚になったと思う。自分を過大評価しなくなった。謙虚になったのに反比例して、私が培ってきた誇りみたいものまで綺麗になくなってしまったような気さえする。…
は冒頭にもってくるには、ふさわしくないです。
それは、自分で「はっきりしない男」だと宣う(おそらく作者の分身としての)”私”の、
愚痴を聞かされてるだけな感じがして、読む快感が何もないことにつながっている。 >>257
>「いらないわ」和代は、私が差し出したバナナを手に取ろうとはしなかった。一度、差し出したものを引っ込めるのは、どうもばつが悪かった。私は、手を引っ込めずに、
>しばらくバナナを持ったまま彼女の拒絶の意味について、考えを巡らせていた。
バナナという小道具にしても意味がなく、冒頭での話のつかみとしてありきたりで面白くもない。
まあ、そんなことはどうでもいいが、もっとひどいのは、最初に状況を一通り説明すると
あとは会話で終わるのはナンセンス。
しかもその会話が、「し」さん特有のいつもの思想というか、哲学めいた押し付け議論の展開で、まったくくだらない。 >>277
>学校は憂鬱の中で過ぎていく。
等々、憂鬱に思ったのはユリでしょ?
ユリが述べてるのではなく三人称で書いていて書き手が「学校は憂鬱」と書くのはおかしい。
「学校でのユリは憂鬱だった。」とかに書き方を変えるべき。 それと、これは大概の書き手に言えることだけど、
普段、人は頭の中で、しゃべり言葉でお話を考えているので
どうしても書いたものが口語体よりの文章になりがち。
それと会話が中心になりがち。
口語体の延長で、書き手が思ったことを書き連ねていってる感じで、だから表現もボキャブラリーも薄くて物足りない。
小説の基本は文語体であるべきで、もう少し地の文で文語体調の話が書けるスキルを身に着けるべき。 そうすれば、地の文でト書き的な「○○はそう言った」とか「××は頷いた」とかばかりになって
会話だけの展開に陥るのを避けれる……はず。 「し」は、いつも古臭い。都会だ田舎だ云々だけじゃなく
カタカナの使い方にしても言葉にしても、登場人物は今の時代を生きてる人間なのか?と思うほど、
全体に漂うジジイ臭さが半端ない。
さらには、いつも、よくある場面設定で何らオリジナリティーを感じない。
しかもそこに聖書だの、哲学だの、作者個人の宗教観の押し売りが
話が進むにつれて必ず入り込んできて、読むのが非常にしんどい。
なのでキャラに感情移入できず、読後に、良かったという感想が毎度さっぱり味わえないのが痛い。 >>272-273
漫画が描けないやつがセリフだけ抜き出して載せたのか?と思えるほど文章になっていない。
なので、遠州灘をわざわざ舞台に出していても、それが活かされていない。 ま、経験積んで文章がそこそこ上達しようが、長年育って
出来上がったその人なりの感性や価値観ってものは良くなりようがないのかもしれないな。
「し」の文章なり書き込みを見てるとそう思う。
ニーチェだ、フリーメイソンだがどうだこうだと言って長文で延々と添削氏と言い争っていた時期の「し」が連想されてしまい、うんざりする。
とりあえず会話の中に、聖書のウンチクとか持ち出すのをやめたらどうだ?
少しは印象も変わるかもよ? 口語体や文語体の意味を取り違えているのか?
なんでこんな基本的な間違いが起こるのだろう、とおもたら、
どうもGoogle検索で2番目に出てくる「小説講座 - 1、文章作法 【口語体、文語体】 - 小説家になろう」のせいみたいだな。
この著者はほんとデタラメ書いている!
良い子のみんなは気をつけようね。
一度でいいからまともな本で文章作法を確認しようね。
ちなみに文語体の小説って
「かくて三年ばかりは夢の如くにたちしが、時来れば包みても包みがたきは人の好尚なるらむ」
とかだからなw >>316
まあ、良くなってるのでは?
ゆっくりと。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています