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スポーツ競技の中での判断と仕事の判断は同じものだとは思えない。物事をうまくやるためには失敗から学び、次の機会にそれを活かす。
その上で、物事の流れに乗っていく。
そのために物事の始まりに集中する。それは尤もなことではあるが、何度も失敗はする。判断は誤る。そういうものだ。
「判断を誤ると失敗する。そして失敗は癖になる」とも新田は言っていた。
私は昔から劣等生だ。判断を誤る人と失敗しない人。この違いはどこでどう起こるのだろう。失敗は癖になる、それは確かにそうだ。要領よくうまくやる。
やはり、人間は人生経験から物事を予測し、修正してうまくやることが重要なのだ。
人間の幸せはうまくいった人間に訪れる。うまくやるということが如何に大切なことかを社会人になって痛感させられることは多い。
しかし失敗はする。失敗しない人も中にはいる。しかし私は何度も失敗することも併せ持つ方の人間だ。
意識高い人間がいいのだろうか? 意識を高く持って生きていればうまくやれるのだろうか? このことに答えはないように思う。どうやったって人間、そんな劇的に変われることはない。