「いくよ……スタート!」
男が叫ぶ。

「えっ! あ……!」
乃南は一瞬ためらい、すぐに個室の一つに入り、カーテンを閉める。
予想通り、見られたくない部分がギリギリ見えない程度しか隠れない。

「がんばれ! 乃南ちゃん!」
カーテンを隔てて男たちが乃南を見つめながら言う。
乃南が間に合わないのを心から願っている口ぶりだ。

「〜っっ!」
布一枚を隔てるとはいえ男子の前で裸になるのを躊躇う。
「急がなきゃ……見えてない……見えてないから……」
乃南は自分に言い聞かせ、ブルマに手を掛け一気に脱ぐ。

さらにブラのホックを外す。
ぷるん、と今まで押さえ込まれていた巨乳にブラが弾かれ床に落ちる。

「おお! 脱いだぞ!」
男子達が興奮する。