男「女の何が良いのかわからん」 [無断転載禁止]©2ch.net
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某工場
「おはよー!」「今日の定時知ってるー?」「残業なかったらいいのになー」ガヤガヤ
男「・・・」
班長「えー、今日の生産数は○○なので予定していた期日に間に合わすため残業になります」
「最悪」「マジで?だるーい」「うわーあの番組見れると思ったのにー」
男(何しに働きにきてるんだこの連中は……) 休憩室
女「あ、男君だ・・・」
ガヤガヤ…ガヤガヤ
男「ふー・・・」
ガチャ
茶髪女「うわっ、こいついたんだ」
茶髪男「いるかいないかわかんねーよなこいつ」
女「・・・」
男「はぁー・・・」
ガチャ
茶髪女「マジできもい。あいつ一言も喋らないし、何考えてるかわかんないし怖くね?」
茶髪男「その内誰か殺すんじゃね?ギャハハ」
女「男君…」 外 喫煙室
男「寒っ・・・まあ誰もこないからいいか」
男「今日は冷えるなー・・・」
女「あっ・・・男君いた。タバコ吸うんだ男君。」
男「うーー寒い」ガタガタ
女「すごく寒そう・・・。大丈夫かな」
ジリリリリリ!ジリリリリリ!
男「もう休憩終わりか。さーて残り仕上げて頑張るか」
女「・・・私も行かなきゃ。暖かい飲み物でも渡せばよかったなぁ……私って勇気ないな……」 深夜
班長「今日はこれで終業だーみんなお疲れー!機械の電源切り忘れるなよー!部品も回収して整理整頓忘れるなー!」
「やっと終わったー」「うわ、外見てみ?暗すぎ」「てゆーか雪降ってるし」
ガヤガヤ…ガヤガヤ
男(雪降ってんのか。傘持ってくるの忘れた・・・まあいいや)
工場正門
男(けっこう積もってるな…。少し急いで帰るか)
女「男君だ。・・・傘持ってないのかな?・・・凄い寒そう・・」
男 スタスタ
女「あっ、もう行っちゃった・・歩くの早いなぁ・・・」 歩道
女「いつもより寮まで遠く感じるなー・・・心なしか足も重いや・・・」
女「男君は彼女さんとかいるのかな・・・もしいたらどうしよう・・・」
ボフッ
女「いたっ!」
女「うそ・・ブーツがはまって抜けない・・・どうしよう」
女「近くに誰もいないし、困ったなぁ・・・こんなに深いとこ歩いてたなんて・・・」
男「あの・・・」
女 ビクッ! 女「お、男君??」
男「大丈夫ですか?足抜けます?」
女「・・抜けそうにないです」
男「手貸しますから、つかまって下さい。」
女「えっ・・・あ、ああ、ありがとうございます・・・」
女 「た、助かりました。本当にありがとうございます。」
男(礼儀正しい人だなー)
女「で、でも、男君私より先に歩いてたのにどうして?」
男「はい?あー、工場に忘れ物したから取りに行った帰りです。・・・何で自分の名前知ってるんですか?」
女「わ、私も同じ班で働いているから。だから名前だけは知ってて・・」
男「そうですか。んじゃ、自分は帰りますので。足元気をつけて下さい。」
スタスタ
女「行っちゃった・・・」
女「そんなあっさり帰らなくても・・・男君って女の人に興味ないのかな・・・」
女「工場でも誰とも会話しないし・・・なんでだろう・・・」 翌日
「おはよー」「昨日の雪すごかったねー」「裏門のゲート見た?雪積もりすぎじゃねw」
ガヤガヤ…ガヤガヤ
女「あっ・・」
男「・・・」
女「お、男君、おはよう」
男 ビクッ
男「?・・おはよう」
女「き、昨日はありがとうございました。そ、その、今日も寒いね。」
男「??・・寒いですね。」
茶髪女「ーーーふーん・・・」 休憩室
ガヤガヤ…ガヤガヤ
男「ふぅー・・・」
茶髪女「ねえ」
男「・・・?」
茶髪女「朝あんたと話してたの彼女?」
男「は?」
茶髪女「彼女じゃないの?」
男「いきなりなんですか?」
茶髪女「あんたが誰かと喋ってるとこ初めてみたから。あの人彼女かなーと思って。」
男「違いますけど・・・?」
茶髪女「ふーん」
女「・・・!男君と茶髪女さん?・・・何話してるんだろう」
茶髪男「おめー何してんの?こんなやつ相手にしてw」
茶髪女「別に」
男(なんなんだ、一体・・・) 外 喫煙所
男「はぁ・・・あの茶髪女なんだったんだ。めんどくせー・・・」
ガチャ
女「あっ・・・男君。」
男(昨日の人?・・・タバコ吸うのか、この人・・・)
女「こ、これ良かったら・・・」
男「え?」
女「昨日助けてもらったから、お、お礼にと思って。・・コーヒー…嫌いかな?・・」
男「?・・・ありがとう。」
女「う、うん・・・」
男「・・・」
女「・・・」 男「・・ここに自分がいるってよくわかりましたね」
女「えっ・・!?あ、その、昨日たまたま見かけたから。も、もしかして今日もいるのかなと思って・・」
男「・・そうですか。」
女「あ、あの、男君って、女の人嫌いなんですか?」
男「はい?」
女「だ、誰とも喋らないし、も、もしかしたら女の人嫌いなのかなって・・」
男(………なんなんだ、今日は。厄日か?)
男「・・・コーヒーありがとうございました。」
スタスタ
女「あっ・・」
女「怒らせちゃった……どうしよう・・」 作業場
班長「今日は定時で上がっていいぞー!ただし、ノルマ達成したらなー!気合い入れてけよー!」
「よっしゃ!さっさと終わらせて帰ろうぜ!」「やったー」「ねー終わったら○○いこー」
男「・・・」カチャカチャ カチャカチャ
女(男君、まだ怒ってるかなー・・)
茶髪女「ねえ」
女「!は、はい!?」
茶髪女「女さんって、男のこと好きなの?」
女「・・えっ!?・・いや、あの、そ、その・・・」
茶髪女「好きなんだ」
女「うぅ・・・は、はい。」///
茶髪女「なかなか厄介な性格してそうだけど、あいつ。班の誰とも会話しないし、そうとう人間嫌いなんじゃない。私が話しかけても機嫌悪そうにしてるしさ」
女「そ、そうですかね・・?」
茶髪女「同族嫌悪とかゆーやつじゃない?前に何があったか知らないケド」
女「同族嫌悪・・・」 班長「Aのパーツ足りないから誰か補充してくれないかー!」
茶髪女「ねっ、一緒にいこ」
女「あ、はいっ」
保管室
茶髪女「余計なお世話ってのはわかってるんだけどさー」
女「?」
茶髪女「なんか女見てたら応援したくなってさー。さっきも喫煙所にコーヒー持ってったじゃん?」
女「!あ、あれは・・その、」
茶髪女「何も恥ずかしいことじゃなくね?女さんってリアクション激しいからウケるw」
女「うぅ///・・」
茶髪女「そー考えたら昨日悪いこと言っちゃったか。女さんごめんね。」
女「・・昨日」 茶髪女「ほら、休憩室で私言ったじゃん。あいつがキモいとかなんとか」
女「あ・・・」
茶髪女「自分の好きな人があんな風に言われたら嫌だろうなって思って。あとで男にも謝らなきゃねー」
女(茶髪女さん、すごく良い人・・)
茶髪女「てゆーか、あのAのパーツ見つからなくね?どこにあんの…」
ガン!ガラガラ!!
女「!!!」
班長「おーい、男ー!悪いけどお前が保管室に行ってくれー!あの二人遅すぎてこれじゃ間に合わんから!」
男「・・わかりました」 女「はっ・・・はっ・・・!」
男「女さん?」
女「お、男君!茶髪女さんが、保管室にあった部品が落ちてきて、それで、それで、」
男「!」ダダッ
ーーーーーーーーーー
医務室
茶髪女「あー、いてて…」
女「茶髪女さん!気がついて良かった・・」
班長「おー起きたか。よかったなー大したケガもしなくて!」
茶髪女「助けてくれたの班長っすか?」
班長「いーや?男だよ男。気失って倒れてたお前を医務室まで運んでくれたんだ」
茶髪女「そっか・・・」 班長「女にも感謝しろよー茶髪女。お前が目覚ますまでずっと医務室にいてくれたみたいだし。」
茶髪女「ほんと?」
女「え?は、はい。」
茶髪女「ありがとー。あんたら二人は恩人だね。」
女「そ、そんな大げさじゃ//」
茶髪女「そういや、男は??」
班長「あのパーツ運んで残りのみんなと作業してるよ。みんなが頑張ってくれたお蔭で今日は定時上がりだ。茶髪女も動いて大丈夫なら今日はもう帰っていいぞー」
茶髪女「了解。あー女さん、・・・めんどくせーから女ちゃんでいい?女ちゃん先に帰っていいよ。私もう大丈夫だし」
女「えっ、でも・・・」
茶髪女「大丈夫、大丈夫。先に帰ってて!」
女「う、うん・・・」 工場正門
男「はー疲れた・・」
茶髪女「ねえ」
男「?・・(またこいつか)」
茶髪女「あんたが運んでくれたんでしょ?医務室に」
男「・・・お礼なら女さんに言った方がいいですよ。自分と班長に知らせてくれたのは女さんですから。」
茶髪女「だから、運んでくれたのはあんたなんでしょ?」
男「そうですけど・・・」
茶髪女「ありがとね。それと、昨日は休憩室で悪いこと言ってごめん」
男「昨日?・・・あー・・」
茶髪女「そんだけ!じゃーね」
男「・・・変な女」 翌日
班長「今日の生産数は○○だー!明日から3連休だけど気ぬいてケガするなよー!」
「ねーどこ遊び行く?」「今日も定時で終わんねーかなー」ガヤガヤ…ガヤガヤ
女「お、男君、」
男「?」
女「き、昨日はありがとう、」
男「・・・なんで女さんがお礼言うの?」
女「そ、その、茶髪女さんを医務室まで運んでくれたから、」
男「・・・あの人と友達なの?女さんは?」
女「え、う、うん。急に仲良くなったというか、なんというか、」
男「?・・そうなんだ。」
男「最近、よく喋りかけてくるね」
女「あ、い、嫌だったかな?ごめんね、か、勝手にお喋りして・・・」
女(どうしよう・・また怒らせちゃったかなぁ・・・)
茶髪女 イライライライラ
茶髪男「なんか機嫌悪くね?お前」
茶髪女「別に…」 外 喫煙所
男(ちょっと意外だったな。あんな茶髪女と女さんが友達だなんて…)
ガチャ
茶髪女「あー寒っ。あんたよくこんなとこでタバコ吸えるね」
男(なんでここに来るんだよ…)
茶髪女「ねえ」
男「・・・なんですか?」
茶髪女「あんた、女のことどう思ってるの?」
男「はい?」
茶髪女「女ちゃんだよ、女ちゃん。どう思ってる?」
男「どうって、何が?」
茶髪女「はぁー・・・あんた見てたらイライラしてくるわ。せっかく話するきっかけ作って一生懸命な女ちゃんが可哀想で、」
男「・・・何の話ですか?」
茶髪女「あんたがどんだけ他人の事嫌いか知らないケドさ、女ちゃんとはもう少し仲良くしたら?あんなに良い子なのに」
男「あなたに関係ないでしょう?何をそんなにイライラしてるのか知りませんけど・・」
茶髪女「っはー・・・まあいいや。とにかく女ちゃんと仲良くしなよ!?そんじゃ」
ガチャン!
男「・・・訳がわからん」 女子寮 夜
女「うー・・明日から休みなのにする事がない・・・」
女「・・男君って休みの日なにしてるんだろ・・・」
女「なんか・・あの日からずっと男君の事ばっかり考えてるな私・・」
女「うー・・・」
ピンポーン
茶髪女「女ちゃーーーん!」
女「うひゃあ!!」
茶髪女「こんちわー!」
女「茶髪女さん・・?」
カチャ
茶髪女「どうもー!うわー、綺麗にしてるねー!あがってもいいー?あがるよー!」
女(お、お酒くさい、)
女「茶髪女さん、酔ってます・・?」
茶髪女「んもー!敬語やめてよ同い年なんだし!ちゃん付けで呼んでちゃん付けで!それからタメ口ね!」
女「は、はい。その、茶髪女ちゃん、酔ってる?」
茶髪女「酔ってるよー!」 茶髪女「なんとなーく女ちゃんが気になってさー!アハハ!私女ちゃんのことチョー好きみたい!あ、でもレズとかじゃないから安心してね!アハハ!
」
女(ものすごくテンションが高い…。)
茶髪女「女ちゃんさ、休みの日予定とかあんの?」
女「えっ、いや、特には、ないです」
茶髪女「敬語に戻ってるしー!アハハ!まぁいいや!」
女(男君は、遊びに行ったりするのかな…)
茶髪女「男のこと考えてるっしょ?」
女「ぅえっ!?いや、あのっ//」
茶髪女「むっちゃ動揺してるし!図星ぢゃん!アハハ!酔っぱらいほっといて男のこと考えてるとか女ちゃんひどーい!アハハ!」
女「ご、ごめんなさい。」
茶髪女「いいけどさー!本当に男のことが好きなんだねー女ちゃん」
女「はぅ///・・・」
茶髪女「そんでさー、私考えたんだけどさ!デートしたら?あいつと!」 女「え、え、デート?!」
茶髪女「そーそーデート!工場じゃ話する機会もないし思いきってデートしてみなよ!」
女「で、でも・・」
茶髪女「男子寮の場所わかるでしょ?明日誘ってみたら?もしかしたらあいついないかもしんないけどー!アハハ!」
女「と、突然行ったりしたら怒らないかな?、男君…」
茶髪女「んあーその可能性高いね!まあまあ、いいんじゃん?道に迷ってここまできましたー!とかテキトーなこと言いなよ!」
女(ふ、不自然すぎる)
茶髪女「んじゃーそういうコトだから!私部屋に戻るねー!」
女(そ、それだけ!?)
茶髪女「突然来ちゃってゴメンねー!休み終わったら男君とのラブラブデートの話聞かせてよ!期待してるからー!アハハ!女ちゃん、おやすみー!」
バタン
女「・・行っちゃった。嵐のような人だな茶髪女ちゃん・・」
女「・・男君とデートかぁ・・」 翌日
男「暇だなーやることねーや」
男「明後日まで休みかー、何すっかな・・」
ピンポーン
男「?・・誰だろう」
女(き、来てしまった。ど、どうしよう。何も考えないできちゃった、どうしよう、どうしよう……)
女(男君、怒るかな、あーそしたら私嫌われちゃう…)
ガチャ
女「うひゃあ!」
男(うひゃあ?)
「女さん・・・?」
女「こ、こ、こんにちは。」
男「・・こんにちは」
女(ぅー、若干怒っているように見える、ぁあーどうしよう。。。)
男「何か用ですか?」
女「あ、あの、その、き、今日、よ、予定とか、ありますか?」
男「はい?・・いや、特にないですけど・・」
女「よ、よ、よかったら、もし、よかったら一緒にで、で、デー・・」
男「茶髪女に何か言われたんですか?」 女「えっ…?」
男「茶髪女と何か企んで、冷やかしでここに来たのかなと。」
女「ちっ、違います!茶髪女さんは関係ありませんっ、じ、自分の意思でここにきましたっ!」(ちょっと違うけど……男君ごめんなさい)
女「あっ・・」
女「お、大きな声出して、ご、ごめんなさい」
男「・・いや、こっちも変な勘繰りかたしてすみません。てっきり冷やかしで来たのかと」
女「・・・今日、これからデートしませんか?」
女(あーー!言っちゃった!言っちゃった!私からデートしようって……)
男「デート?」
女(まだ冷やかしって思ってるかな、どうしよう、どうしよう///)
男「・・・・いいですよ。」
女(!!!!!)
女「ほ、本当ですか・・?」
男「△△公園にでも行きますか。あそこ静かだし話しがしやすいかなと思うんで。」
女「は、はいっ!」 △△公園
女「・・綺麗な公園ですね。私、こういう場所があるって知りませんでした」
男「自分も最近見つけたんです。小さい公園だけど、なんか落ち着くんですよ、ここにいると。」
女「あ、あの、・・・」
男「?」
女「ど、どうして工場では、他の誰とも喋らないんですか?私や、茶髪女さんや、班の人達とかも、みんな嫌いなんですか?」
男「………」
女「と、突然変なこと聞いて、ごめんなさい・・」
男「嫌い、なんでしょうね。多分」
女「・・・え?」 男「自己表現が下手というか、なんというか。人との付き合い方がいまいちよくわからなくて。そのせいでよく怒ってるとか言われますね。」
女「・・・」
男「あー、でも女さんの事は別かもしれません」
女(ドクン!)
男「前に女さんが、ブーツが雪にはまって動けなくなっていたのを助けた時に、あんまり嫌な感じはしませんでした。」
男「だから、女さんのことは嫌いではないです。」
女(よ、良かった//ぅ・・・嬉しいやら、恥ずかしいやら//)
男「少し長くなる昔話があるんですけど、・・女さんがよかったら聞いてもらえますか?」
女「は、はい。大丈夫です」
男「ーーー小さい時に両親が離婚して、家に新しい母親がきたんですよ。それからですかね、自分がこんな風になってしまったのはーー」
男「その母親は、自分の事がかなり気に入らなかったみたいで、ほとんど毎日ように虐待されて育ちました。父親は見て見ぬふりで、自分はまるで人形のように扱われましたね。地獄のような生活でした。」
女「虐待・・・」 男「中学生になった頃には、新しい母親も家を出ていって、父親の親戚に預けられる形で自分は家を出ました。これで虐待される事はないんだと思ってたんですけどね・・」
女「・・?」
男「預けられた親戚には二人の姉妹がいて、今度はこの二人に嫌がらせをされるようになりました。学校では姉妹と同級生のいじめ、家に帰るとまた姉妹の嫌がらせ・・こんな生活が三年は続きました。」
男「その過程でどんどん人間不信になっていた自分は、完全に誰も信じられなくなっていて。・・まあ、今も対して変わりませんけど。中学を卒業して逃げるように地元から離れました。親、親戚、先生、周りの人間は誰も信用できない、なら自分1人で生きていこうと思って。」
男「それからは色んな所でアルバイトをして、気がついたらこの工場に就職してました。・・ただ、ひとつ誤算だったのは女性従業員が多いことですかね。いまだに母親やあの姉妹の事を思いだしたりするんで、女の人は苦手なんです」
女(だから、男君……) 男「だけど、不思議ですね。女さんだけは、何か違います。」
女「わ、私ですか?」
男「自分の過去について喋ったのは女さんが初めてです。工場で話しかけてくれたのも、デートに誘われたのも、コーヒーを貰ったのも、全部初めてです。」
女「ぁう・・//」
男「誤解されるかもしれませんけど、普段の自分は別にイライラしたりしていないし、勘違いしないで下さいね。さっきも言いましたけど、女さんの事は嫌っていないので」
女「は、はい。私、男君が優しいこと知ってます。だから、好きになったんです、」
女「あ、・・・//」
女(ぃ、言っちゃった、好きって言っちゃった!)
男「自分みたいな男が好きなんて、女さん変わってますね」ニコッ
女「!!!!」
女(は、初めて笑った!男君が笑ったのは初めて見た!!か、かわいい//どうしよう!)
男「?・・女さん?」
女「ひゃい!」
男(本当に変な人だな…) 女「あ、あの、男君。」
男「なんですか?」
女「あ、あ、明日も、良かったら、この公園で、で、で、デートしませんか?」
女「わ、私、もっと男君のこと、知りたいです」
男「昔の事はあらかた喋りましたけど・・」
女「そ、そのどんな音楽が好きか、とか、色々、もっとお喋りしたくて、その、」
男「わかりました。」
女「!」
男「明日、またこの公園で会いましょう。」
女「は、はいっっ!」
男「暗くなってきたから、もう帰りますか。」
女「はい。その、あの、今日はありがとうございました。」
男「・・こっちも、長々と昔話聞いてくれてありがとう」ニコッ
女(また笑った!かわいい!可愛い///)
男「行きますか。」
女「はいっ♪」 女子寮 夜
女「ぅーーー今日の男君、2回も笑った。すごくかわいい笑顔だったなぁ//えへへ//」
女「でも・・・虐待やいじめに遭ったりしたから、なかなか周りの人達に心が開けないのかな・・・」
女「でも、そんな大事なことを私に話してくれたってことは、私のことも好きでいてくれるから・・・?」
男(女さんのことは嫌いじゃないーー
女「男君は好きって言わなかったなぁー・・ぅー…モヤモヤしてきた」
女「あ、明日も男君に会うんだ・・・もうドキドキしてきた・・・明日も笑ってくれるかな男君・・」 同時刻 コンビニ 夜
男(寒い、早くタバコ買って帰ろう)
男(明日も女さんと待ち合わせしたんだよな…)
店員「ありがとうございましたー」
茶髪女「おっ、男じゃん」
男「うわっ、またあんたか・・・」
茶髪女「そんな言い方しなくてもよくない?なに?タバコ買いにきたの?」
男「・・そうですよ。」
茶髪女「なんか、顔つき優しくなってない?」
男「え・・・?」
茶髪女「もしかして、女ちゃんに会ったとか?」
男「っ!」
茶髪女「あらら、図星だったんだw二人とも顔に出るからわかりやすいねー」
男「な、なんで・・」
茶髪女「女に会ったって顔に書いてあんじゃんよw」
男「そうですか・・」
茶髪女「あんたは、私のこと嫌いかもしれないけどさ。私、女ちゃんのこと応援してるから。だから、女ちゃんとあんたにはくっついてほしいと思ってるよ。」
男「?」
茶髪女「そういうことだから、あんた女ちゃん泣かせんなよ!じゃーねー」
男「・・苦手な奴だけど、悪い人間じゃないのかな、あの女」
スタスタ 2日目 女子寮 朝
女「はぁー・・・こんなに人を好きになったのって私の人生で初めてだ・・」
女「今日も男君と会うんだよね・・」
女「・・・ぇへへ//」
女「そういえば・・男君の連絡先わかんないや・・男君スマホとか持ってるかな・・」
女「時間も指定してないけど、公園に行ってみようかな・・」
女「・・・よし、男子寮に行っていなかったらそのまま公園に行ってみよう」
ーーーーーーーーーー
男子寮
男「なんか緊張して眠れなかったな・・」
男「公園で会おうって約束したけど、時間決めてなかったし・・・」
男「まあ、いいか。来るまで女さん待ってみよう」
ピンポーン
男「・・・もしかして」
ガチャ
女「あひゃ!」
女「お、おはよう。男君。」
男「お、おはよう。女さん。」 女「お、男君の連絡先わからなくて、公園に行く前に、き、来ちゃいました」
男「あー・・昨日教えておくべきでしたね」
ゴソゴソ
女「?」
男「・・ピッ・・はい、これが自分の電話番号です。」
女「あ、ありがとうございます。」
女(な、なんか意外とあっさり番号を教えて教えてもらっちゃった・・)
男「女さんは信用しているから。自分の番号わかる人なんて誰もいないからね。」
女(ぅ、うれしい)「ぐぅー・・・」
女「!!、あ!あの、今のは、えっと///」
男「朝ご飯・・食べないできた・・とか?」
女「は、はい//」
男「ぐぅー・・・」
女「!!」
女「お、男さん?」
男「あはは、自分も朝ご飯食べてないから。」
女(!!普通に笑った!男君!ぅう・・やっぱりかわいい//)
男「お、女さんがよければ、朝ご飯食べていきませんか?」
女「ひゃっ・・ひゃい!」 コトコト…トントン
女 ドキドキ(男の人の部屋に入ったの初めてだ//
女 ドキドキ(男の人に料理作ってもらうのも初めて・・緊張する//)
男(女さんって驚いた時に奇声あげるから、ちょっと面白いかも・・なんか今もぼーっとしてるし・・)
男「女さん、女さん!」
女「ふぁ、ふぁい!」
男「はい、簡単なものですけど、ベーコンエッグに味噌汁と漬物です」
女「お、美味しそうです!男君、料理上手なんですね。」
男「・・・」
女「お、男君?」
男「あ、いや、そのー・・・なんか、新婚さんみたいだなって、自分達が」
女「し、新婚///」
男「へ、変な事言ってごめんね。冷めない内に食べようか」
女「は、はい!いただきます//」
女(し、新婚なんて、今のままでも幸せすぎるのに//) 食後
女「美味しかったです、朝ご飯。男君ありがとう。」ニコッ
男(!………どうしよう……すごく、かわいく見えた)
男「ど、どういたしまして」
男「そ、そろそろ公園に行きますか?」
女「あ、その前に、そ、そのお願い事が・・」
男「な、なんですか?」
女「け、敬語使うの、やめようかなって。お、男君と私は年も近いから、だ、ダメ…かな?」
男「ぜ、全然大丈夫です!はい!」
女「男君、敬語使ってるよ?」
男「あ、ほんとだ。」アセアセ
女(ぉ、男君が照れてるの初めて見た!かわいい!//)
男「・・えっと、じゃあ行こっか、女さん」
女「うん♪」ニッコリ
男(意識したらダメだ・・・女さんの笑顔がすごくかわいい//) △△公園
男「今日はちょっと寒いね。」
女「うん、風があって昨日より寒いかな」
男「・・昨日の事なんだけど、」
女「?」
男「そ、その、女さんっていつから自分の事好きになったのかなって・・・」
女「ぅ、あーー、あれは、その//」
男「な、なんか恥ずかしい事聞いてごめん//」
女「うーんとね、今の工場に就職して、男君と同じ班になった時から、気になってた//」
女「ほ、本格的に好きになったのは、この前助けてもらった時なんだけどね//」
男「ぅ、うん//」
女「そのーー男君、ずっとひとりでいたから、私と同じなのかなって思って・・」
女「・・実は、私も高校の頃にいじめに遭ってたんだ」
男「え?・・・・」
女「で、でも男君の話聞いたら、私のいじめなんて、、、でも、それが原因で人間不信には、なっちゃったかな・・」
女「・・だから、就職する時は人とあまり会話しないですむ工場なら大丈夫かなと思って、今の工場にきて、ひとりでいた男君に、勝手に同じタイプの人かもって思ってたの。・・」 女「それからは・・・ずっと男君のことは気になっていたんだけど・・なかなか声もかけれなくて・・」
男「ご、ごめん・・」
女「あ、謝らないで、男君。昨日の話聞いて、男君のことが少しわかったから、そ、それに、」
男「?」
女「助けてもらったあの日から、男君と話す機会も増えて、い、一緒に、朝ご飯食べたりして、昨日も今日も男君と一緒にいられるから、私は、すごく幸せだから//」
男「ぅ・・・うん///」
男「じ、自分も、」
男「今まで女の人は避けてきたけど、女さんのえ、笑顔見てたら、すごく緊張して、か、可愛いって思うから・・」
男「お、女さんのことが、好き、なんだと思う//」
女「!!!」 女「ほ、本当に?」
男「うん//」
女「う、うう、」グス
男「!!な、泣かないで女さんっ・・」
女「ぅん、ご、ごめんね。嬉しくて、なんか、ごめんなさい、うぅー//」
男「泣かないでよ、ね?」ナデナデ
女「!!!!!」
女(ぉ、男君が、頭ナデナデしてくれてる!!!ぁーー幸せすぎる//)
女「えへへ、本当に嬉しい//」
男「うーー///」
女「男君。そ、その、ーーーもう1回、言って?す、好きだよって//」
男「えっ!?」
男「うん。・・・女さんが好きだよ。」
女「・・ぇへへ///私も、男君が大好き//」
男「うーーー、恥ずかしい//」
女「二人とも、顔真っ赤だね//」
男「うんっ//」 △△公園 夜
女「お喋りしてたら暗くなっちゃったね、男君。」
男「うん、だいぶ寒くなってきた。」
女「あ、男君。雪降ってきたよ。」
男「あ、本当だ。」
男(女さん、少し寒そうだな。手が少し震えてる・・)
ギュッ
女「っ!」
男「あ、ご、ごめん、その、少し寒そうだったから、ごめんね、」
女「ぇへへ///男君の手、あったかいね///」
ギューっ
男「」
女「手つないだまま、帰ろっか//」
男「うんっ//女子寮まで、送ります//」
女「また敬語になってる//男君優しいからだーい好き//」
男「うーーー//」 女子寮
女「ありがとね、男君。ここまで送ってくれて//」
男「うん//またブーツがはまったら大変だから、」
女「ぁっ!もうっ!!それ、言っちゃっダメ!//」
男(どうしよ……ちょっと怒った顔も、すごく可愛い。。)
男「お、女さん!」
女「は、はい!//」
男「あ、明日もデートできる、かな…」
女「!!」
女「だ、大丈夫!男君となら、いつでも!//」
男「よかった//」
女「そ、それじゃまた明日ね//男君。今日はとーっても楽しかった!帰り道、暗いから気をつけて帰ってね//」
女「男君、大好き//おやすみなさい//」
男「うん//また明日ね、女さん//」
男「・・だ、大好きだよ//」
女「ありがとう//ぇへへっ//」 女子寮 夜中
女「男君・・・私の事大好きって言ってくれた//」
女「手もつないでもらって……はぅー//思い出すだけでニヤニヤしちゃう//」
女「デートの約束もしちゃったし//」
女「・・・ぇへへ//男君、だいだいだーい好き//」
女「・・もう寮についたのかな、心配だなー男君・・・」
男子寮
男「はぁーー・・・」
男「初めて女の人好きになったけど・・・女さん・・すごく可愛い人だなぁ・・」
男「まだドキドキしてるし・・」
ピリリリ
男 ビクッ!「わっ!びっくりした、携帯?」
男「も、もしもし?」
女『お、男君?こんばんは。』
男「女さん?!」 女『し、心配で電話かけちゃった。こんな遅くにごめんね。ちゃんと寮についたかなと思って・・ 』
男「ううん、電話してくれてありがとう。もう部屋にいるから、大丈夫だよ。」
女『男君の声聞けて、すごく安心した。ぇへへ//』
男「ぅ、うん//」
女『男君、あ、明日も宜しくね。それから、その・・・』
男「どうしたの?」
女『もう1回、好きって言ってほしいな//』
男「ぅ……女さんが好き、だよ//』
女『ぇへへ//私も男君が好き//また、明日ね。おやすみなさい///」
男「うん//女さん、おやすみなさい//」
ピッ
男「電話越しに聞く声もかわいい・・・反則だろこんなの//」 ☆ 日本人の婚姻数と出生数を増やしましょう。そのためには、☆
@ 公的年金と生活保護を段階的に廃止して、満18歳以上の日本人に、
ベーシックインカムの導入は必須です。月額約60000円位ならば、廃止すれば
財源的には可能です。ベーシックインカム、でぜひググってみてください。
A 人工子宮は、既に完成しています。独身でも自分の赤ちゃんが欲しい方々へ。
人工子宮、でぜひググってみてください。日本のために、お願い致します。☆☆ 家で不労所得的に稼げる方法など
参考までに、
⇒ 『武藤のムロイエウレ』 というHPで見ることができるらしいです。
グーグル検索⇒『武藤のムロイエウレ』"
VCP4EUPH7A 知り合いから教えてもらったパソコン一台でお金持ちになれるやり方
参考までに書いておきます
グーグルで検索するといいかも『ネットで稼ぐ方法 モニアレフヌノ』
5QLVG 中学生でもできるネットで稼げる情報とか
暇な人は見てみるといいかもしれません
いいことありますよーに『金持ちになる方法 羽山のサユレイザ』とはなんですかね
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