咲さん?あぁ、咲なら私と一緒にプリン食べてるよ。

京太郎「どうしてこうなった」

あれから和の連チャンもあり点差は凄まじいことになった。

優希 237000
和 53300
煌 300
京太郎22700

京太郎「じゃあ…オーラス行きますね」

ドラは1sからのスタート。
エトペンを抱いた和は発熱し、南場で優希や私を狙い、盤石の布陣をとる。南場の優希は失速したものの、私の点数を大幅に上回っている。しかし煌は揺れない、諦めてなかった。

煌(私は、私の力をよく知っている。そして、京太郎も…私の力をよく知っている)

京太郎(恐らく、この状況は煌さんも承知の上だろう…だから俺は、俺に出来ることは…!)タンッ

優希(ここさえ凌げは私の勝ちだ…。花田先輩から跳満を当てられない限り…。だから、一歩でも早く上がる!)タンッ

和(先ほどから聴牌は遠いですが、ここは降りでしょう。麻雀は何が起こるか分かりませんからね)タンッ

煌「それチー!」タンッ

京太郎(それを鳴く…ということは)タンッ

煌「それポン!」タンッ

優希(むむ…ツモが回ってこないじぇ…)

京太郎(…!でもこれじゃよくて混イツで満貫以上だ…煌さんが勝ちを捨ててまで俺をアシストしてくれている。恐らく昨日の優希とのあれだろうな…聞いてたなんて言ったら怒るかな)

優希「京太郎、早く切るじぇ」

京太郎「お、おう…」

煌を横目に見る。苦しそうではない、何かを信じている、そんな顔だ。

京太郎「煌さん…、俺信じてますから…リーチだ!!」

123444677889p12s

2sを取り河に切る、それに煌応える。

煌「それ…カン!」

王牌が捲られる、ドラ表示牌は…4p
そして躊躇なくツモ切る…。
京太郎もツモならず。

優希「負けられない…負けられないんだ!!」