言いたくないというなら、読者側が勝手に解釈するからそのつもりで。

○まず、「それ」って何だ?
・何色もの光を放って落ちていくもの
・一円のぶれゆく円と弧を描きながら綺麗な形を崩して何も無かったかのようにそこへと同化していく
・その形をとどめない透きとおった固体

後で「光る滴」が出てくるが、「固体」と断言してる以上、滴ではない。
「滴」と「それ」は別のものである。
「透きとおった固体」なのだから、恐らくは氷。

○次に「そこ」って何だ?
氷が「そこ」に同化するというのは、おそらく「そこ」は熱湯の入ったドラム缶か何かの中で、
その中に氷が次々投げ入れられて、どんどん溶けているんだろう。
「円と弧を描きながら」とわざわざ円と弧を分けて書いている以上、
「円」は熱湯の海面の波紋で、「弧」は氷が弧を描いてドラム缶に飛び込んでいることを表現したものと思われる。

○それを見てるだけの「僕」に何で攻撃が来るんだ?
「僕」に「君」がバックドロップを決める。
さらに、「僕」は(なぜか何の脈絡もなく)光る滴の様子を見始め、
そこにマトリックス張りの蹴りを入れた「それ」と一緒に地面に倒れた。
最後に、お互いにパンチしながら「僕」と「アイツ」は再会した。

「君」「それ」「アイツ」が相次いで「僕」に攻撃を仕掛けている理由は、本文中には書いていない。
しかし、どうも主人公には記憶がないらしい。
しかも、「僕」は氷が投げ入れられる様子を見て何故か泣いている分けのわからない感性の持ち主である。
この点から、「僕」の頭がオカシイことが原因でないかと推測される。

結論:この文章は頭のオカシイやつの独り言である。