勇者「話が違うじゃないか!!」
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男「あーあ、なんか楽しいこととかねぇかなぁ」ゴロゴロ
???「勇者様……」
男「えっ…?」
男「今家って俺1人だよな…?」
男「母さんも父さんも仕事だし、姉ちゃんもバイトだし……」
男「幻聴か…?」 ???「…違います、勇者様」
男「否定してきた」
???「面倒なんで転送しますね」
男「あっ何だこれ体が透けて……」
男「いきなりはイヤァアアァァァァァァ!!!」ウィンウィンウィン
キュップイ
姉「ただいま〜…あれ?弟ー?」 ???「ようこそ、勇者様」
男「だっ、だれ、です…か……?」
男(綺麗なヒトだなぁ)
???「私ですか?では、賢者とお呼びください」
男「ここは…?」
賢者「うーん、まぁ貴方から見たら」
賢者「異世界、というやつでしょうか」 男「いっ、いせ…かい……」
賢者「そうですね、でも大丈夫です。」
賢者「事が済めば、ちゃあんと帰してさしあげますから」
男「ほっ」
男「いやでも、そういうことじゃなくて」
賢者「あわてんぼうですねぇ、勇者様は」
男「何をすればいいんでしょうか」 賢者「おや、ものわかりがよろしいんですね」
男「ちょっとヒマ持て余してたんで」
賢者「そうですね、単純に言えば」
賢者「戦争、をしていただきます」 男「戦争…!?」
男「でも俺、今まで吹奏楽部とか文芸部とか」
男「家でもゲームしかやってないモヤシだし」
男「戦える要素1つもないんですけど!」
賢者「構いません」
賢者「貴方にやっていただくのはチェスで言うところのキング」
賢者「そこまで我々が死守いたします」
男「なるほど、いやけど、」
賢者「急に弱腰になりましたね」
賢者「大丈夫です。貴方の目の前に敵が来て、武器を構えたところでゲームセット」 賢者「万が一負けても死ぬことはありません」
男「よし参加する」
賢者「交渉成立ですね」
賢者「それではルールを説明します」
賢者「これは50対50の戦争ゲームです」
男「何のために?」
賢者「簡単に言えば統計ですね」
賢者「この国がもし仮に戦争に陥った場合、勝率の高いのはどのような状況か」
賢者「それをシミュレーションしているのです」 男「わざわざ異世界の住人を呼ぶ必要って」
賢者「王族や貴族、軍人など、既に戦場において指揮官を務めそうな人物はもう検証済みです」
賢者「そして傾向もわかっています」
賢者「平和なんですよ、この国は」
賢者「何千、何万と様々なシミュレーションを繰り返し」
賢者「もう行事のようなものです」
男「ふーん」 賢者「だから貴方のようなゲストがいらっしゃれば、戦場にも賑わいがあるでしょう」
賢者「たとえ実際に異世界人が指揮官を務めなくてもね」
賢者「おっと、ルールの説明でしたね」
男「そうだった」
賢者「それぞれキングとしての役割を負った勇者が」
賢者「49人の兵士達を率います」
賢者「歩兵のうち剣士が7人、格闘家が3人、槍兵が4人、魔法戦士が4人」
賢者「騎士のうち馬上騎士が4人、竜騎士が3人、戦車には3人」
賢者「弓兵が3人、銃使いが4人」
賢者「魔法使いが3人、召喚士が4人、僧侶が7人」
賢者「内訳としてはこんなものでしょうか」 >>10
すいません、昨日規制かかって寝落ちしてしまい、そのままでした
続き書きますね 男「ずいぶん細かいんだな」
賢者「そういうルールですので」
賢者「続けますね」
賢者「キングは相手の軍の兵士を捕まえて自軍の兵士にできます」
男「ふむ」
賢者「ちょっとした儀式が必要ですので、その説明は後で」
男「気になるな」
賢者「ちゃんと説明しますから、そう焦らず」 賢者「キングの役割はもう一つ」
賢者「自軍の兵士を戦闘から除外できます」
男「それって身を守る兵士が居なくなって良くないんじゃ」
賢者「まぁ最終手段ですね」
賢者「主に自軍の兵士が相手に捕まったときしか使いません」
男「相手側に寝返る位なら、ってことか」
賢者「そうです。強い兵であればあるほど、もし捕まったときは迅速に除外すべきでしょう」 男「なるほど、取り戻すことも容易じゃないしな」
賢者「まぁあとは単純なものです」
賢者「重いダメージを受けた兵士は戦線を離脱する」
賢者「どちらかのキングが殺されそうになったら試合終了」
男「キングの役割は主にさっきの二つか」
賢者「戦術の構築は私をはじめとするベテランの兵士が補佐しましょう」
男(ベテラン……?まだいって20代なかばくらいにしか)
賢者「何か?」
男「いや何も」 賢者「さぁこれで大まかなルールは理解していただけたでしょう」
賢者「お待ちかねの儀式の説明です」
男「結構気になってた」
賢者「では少し目を瞑ってください」
男「……?」
賢者「……」ブツブツ
チュッ 賢者「もう目を開けて良いですよ」
男(今……おでこにキス、されたんだろうか)
賢者「これで私の魔術式の移植が完了しました」
賢者「勇者としての刻印も、さ、鏡です」
男「本当だ……なんか模様みたいな痣が…」
賢者「今から貴方は本格的に"勇者"です」
勇者「……あぁ」 賢者「明日から戦争が始まります」
勇者「早いな」
賢者「ええ、早く寝たほうがよろしいかと」
勇者「そうだな」
勇者「ところで、どうやって相手の兵士を自軍に引き入れるんだ」
賢者「おや、言ってませんでしたか?」
勇者「言ってない」
賢者「キスです」
勇者「は?」
賢者「キスです」
勇者「今俺にしたみたいに?」
賢者「唇にお願いしますね」
勇者「はい?」
賢者「耳が遠くなられましたか?」
勇者「……俺のファーストキスは誰になるかわからないのか」
賢者「くよくよしないでください、これからキスの大安売りなので」
勇者「そんな慇懃無礼キャラだったか?」
賢者「貴方こそ、最初の敬語はどこへいったんです」
勇者「あっ……すいません」
賢者「ふふ、要りませんよ、貴方がキングですから」 勇者(ファーストキス、男だったら)
勇者(最悪だ…)モヤモヤ
勇者(やめやめ……寝よう)
勇者(しかしこのVIP待遇)
勇者(落ち着かない……)
勇者(天蓋付きのベッドなんて初めてだ…)
勇者(ちょっとマジで王様気分)
勇者(でも…)
勇者(家族みんな心配してるかもなぁ)
勇者(もう高校生だし平気か)
勇者(やっぱ寝よう)
スヤァ… チュンチュン…チュン
賢者「おは…うご…い…す」
勇者「母さん俺朝腹減らないよ…」
賢者「何寝ぼけてるんですか」ペシッ
勇者「お、あ……え、おはよ…う?」
賢者「どうしました?」
勇者「一応訊くけど、賢者?」
賢者「そうですよ」
勇者「おまっ、おっ、男」
賢者「男ですねぇ」
勇者(昨日は巨乳美女だったよな…)
賢者「兵士獲得の儀式にも同じ術式が組み込まれてますよ」
勇者「はい?それはどういう…?」
勇者(全く話が見えない)
賢者「キスが儀式の工程といいましたね?」
賢者「キスをすれば、女性兵士は男性に、男性兵士は女性になります」
勇者「待て待て待て、それはもしや」
勇者「カレ一味のウ〇コかウ〇コ味のカレーかみたいなことなのでは」
賢者「えらく汚い例えですね」
賢者「別に良いでしょう、キスする前に女か、キスした後に女かという違いですよ」
勇者「そうか!?そうなのか!?」 勇者「つーかその意味は!?」
賢者「そうですね、まぁ捕らえられた兵士自身は別として」
賢者「元の軍の兵士の気持ちを考慮したものでしょうか?」
賢者「性別が変わればまぁ元は自軍の兵士だったと気づきませんよね?」
賢者「兵士もこのルールを理解しているでしょうが、多少罪悪感を感じる者もいますからね」
勇者「な、なるほど」
賢者「ちなみに勇者様の魔力は微々たるものです」
賢者「あんまりはしゃいでキスしすぎると……」
勇者「大丈夫、そうしたいものじゃなさそうだから」
賢者「そうですか、なら安心ですね」
勇者「てかそれより何でその格好なんだ!?」
勇者「俺に魔術式を移植したところを考えて、お前が性別を変えられるのは納得できる」
勇者「けど、その必要性はあるのか?」
賢者「もちろん」
賢者「私の元の姿はこちらです」
賢者「女の方だとしっくりこないのかわかりませんが」
賢者「なんだかステータスがダウンしてる感じがするんですよねぇ」
勇者「なんと」
賢者「おそらく、男から女になる兵士は基礎体力が多少ダウンすることになります」
賢者「それに加えて、両性別ともに、元の身体とのギャップに慣れるまでステータスがダウンするでしょう」 勇者「なら女から男の方は」
賢者「身体とのギャップを感じるだけですかね」
勇者「よし決めた」
賢者「何をです」
勇者「戦場では女兵士を中心に連れてきてくれ」
賢者「……むさ苦しい軍になりますねぇ」
勇者「かまわん!!」
勇者「女の子とキスする!!」 家で不労所得的に稼げる方法など
参考までに、
⇒ 『武藤のムロイエウレ』 というHPで見ることができるらしいです。
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参考までに書いておきます
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暇な人は見てみるといいかもしれません
いいことありますよーに『金持ちになる方法 羽山のサユレイザ』とはなんですかね
J1E ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています