『川越、お前とじゃんけんをさせてもらっちゃうぜ。』

俺が爽やかに言い放つと、一同は口をポカンと開け首をかしげた。
死体であるはずの鮒さえもだ。

『どこに川越がいるって?』

ネクタイを締め直しながら、北村弁護士が聞いてくる。
のっぺらぼうはというと、そんな彼を愛おしく見つめていた。
どうやら、俺の知らないうちに二人はよろしくやっていたらしい!

『嫉妬とは見苦しい、そんなに必要ならば私と『いやです!』

歌丸師匠のお誘いに即答した俺は、どこかに川越シェフがいないか
叫びまくった。

『おーい!川越!』

『はい?』

『のわっ!ビックリした、誰だお前!』

『川越平八郎です。』

まったくの初対面なのに、やたらとカオを近づける川越。

しかし、こいつ>>108な見た目のわりには、
>>111だなあ。