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【天候擬人化】にっしょくたん 2スレ目
0001創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/06/11(土) 01:37:36.32ID:FsqcrbTN
   ___
   (  ☆ )
  ∩|´iノレル∩
.  j j l| ゚ ワ゚ノ|i i  < にすれめなのです。
   ,⊂リ;Wjリつ
  ( (ノノ☆レヽ
    `~じソ~

天候や自然現象を擬人化するスレです。
主人公「にっしょく」を中心とした擬人化キャラの日常を描いていきます。

彼らのSSやイラストをぜひ投下ください。新キャラの投下も大歓迎!

>>2以降で各キャラの紹介。

まとめ
http://www26.atwiki.jp/sousaku-mite/pages/1013.html

前々々スレ http://yutori.2ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1248348887/
前々スレ   http://yutori.2ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1250510371/
前スレ     http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1253787400/
0002創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/06/11(土) 01:43:00.03ID:clrkFLNm
登場キャラクター紹介

にっしょく(♀)/日食擬人化
このスレの主人公。セリフを全てひらがなで喋る毒舌系幼女。
今は「〜〜なのです」といった喋り方だが当初はお嬢様風だった。

ダイヤモンドダスト(♀)/細氷擬人化
知ったかのタカビー女……だったが、裁縫など家庭的な一面もあり、最近は角も取れている。
ただ一貫していじられキャラ。 しかし最近はいかづちをいじったりいじらなかったり。
イケメン好きで惚れっぽいが、軽い男は嫌いらしい。ぺったんこ。

たいふう(♀)/台風擬人化
常に裏がありそうだが実は優しい上に恋する乙女(?)。 3人の野郎に惚れられている。
「……くすくす」が口癖(?) 最近弟子が出来た。おっぱい。

アースクエイク(♂)/地震擬人化
野郎。 長身でガタイがよく、強そうな鎧を身に着けたダークヒーロー風。
タイダルウェイヴを使役(?)している。 硬派で実直だが冗談も分かる。
ダイヤを一目惚れさせるが、本人はたいふうに惚れている。

タイダルウェイヴ(?)/津波擬人化
アースの使い魔のような存在。
一人称はボクだが男なのか女なのか不明。 たまに辛辣な言葉を吐く。

かまいたち(♂)/鎌鼬擬人化
古風な喋り方をする野郎。速い。忍者のような格好をしている。 考え方は名前に反し慎重な方。
台風に惚れてる第2号。 それで大概アースと対立してる。やっぱりダイヤをときめかせている。

にじ(♀)/虹擬人化
天然系元気溌剌ボク少女。アホの子。
ダイヤよりもっとさらにいじられ役。 胸は平均レベル。
アース達の喧嘩の仲裁役を務めることがあるらしい。

いかづち(♀)/雷擬人化
皆様お待ちかねの俺っ娘。荒っぽい部分もあるが、非常に露出度の高い服装の癖に
かなり恥ずかしがり屋、女の子女の子してる。
ダイヤによくいじられる。妙な服着せられたり。胸はにじ(平均的)以上。
0003創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/06/11(土) 01:45:36.57ID:clrkFLNm
りゅうせい(♀)/流星擬人化
ミーティアと呼んでもいいらしい。登場して間もないとはいえあまり他のキャラと絡まない。
各キャラに電波だか神秘的だか哲学的だか解らない話をする。たいふうは理解できてるっぽい。

オーロラ(♂)/極光擬人化
たいふうに取り巻く三人目の男。
そのIKEMENぷりったるやダイヤやいかずちは愚か、にじとりゅうせい以外の女全員を惑わせるほど。
たいふうもコイツの前でだけは可愛いおにゃのこになるのだが……どう考えても魅了のパッシブスキル持ち。

エルニーニョ(♂?)/エルニーニョ擬人化
明るく暖かな少年。エジプトを思わせる服装や装飾品を身に着けている。
礼儀正しいが少々おっちょこちょいな所がある。イメージカラーは赤。
体感温度で性別が変わってしまう体質で、『ラニーニャ』に変化する。

ラニーニャ(♀?)/ラニーニャ擬人化
物静かで清楚な少女。踊り子のような露出の多い服装をしている。
どこか抜けているエルニーニョをよく心配する。イメージカラーは青。
体感温度で性別が変わり、『エルニーニョ』に変化する。

スモッグ(♀)/光化学スモッグ擬人化
煙草をくわえた体育会系、一人称は「ウチ」。
何かとワルをアピールするが他の天災級のキャラと比べると
せいぜい近所迷惑レベルである。

たつまき(♂)/竜巻擬人化
暴れるのが大好きなヒャッハー!。しかし持久力がないためすぐバテる。
それを克服するためたいふうに弟子入りし鍛えてもらっている。
その特訓風景はもはや大災害である。

テンペスト(♂)/?
にっしょくに仕える天変地異の総称を纏う存在で天候達のメッセンジャー。
姿形は小さくタイダルと同じぐらい?
0004 ◆GAIA///6T.
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2011/06/11(土) 01:48:01.22ID:clrkFLNm
いやあ実に久しぶりにスレが立ちましたね
0005 ◆bEv7xU6A7Q
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2011/06/11(土) 01:48:34.89ID:IP92CIsS
>>1
0010創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/06/11(土) 03:01:52.02ID:kNjJYa8A
復活乙そして投下乙
0016 ◆bEv7xU6A7Q
垢版 |
2011/06/12(日) 15:37:08.26ID:mYVdC1JD
自分で描いて投下した分をとりあえず置いておこう

にっしょく
http://loda.jp/mitemite/?id=432.jpg
http://loda.jp/mitemite/?id=852.jpg
http://loda.jp/mitemite/?id=667.png
http://loda.jp/mitemite/?id=947.gif
http://loda.jp/mitemite/?id=1257.png
http://u6.getuploader.com/sousaku/download/309/%E3%81%AB%E3%81%A3%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%8FSD.png
http://u6.getuploader.com/sousaku/download/361/%E3%81%AF%E3%82%8D%E3%81%86%E3%81%83%E3%82%932.png
ダイヤ
http://loda.jp/mitemite/?id=446.jpg
http://loda.jp/mitemite/?id=729.jpg
たいふう
http://loda.jp/mitemite/?id=447.jpg
アース
http://loda.jp/mitemite/?id=448.jpg
タイダル
http://loda.jp/mitemite/?id=449.png
にじ
http://loda.jp/mitemite/?id=450.png
http://loda.jp/mitemite/?id=707.png
かまいたち
http://loda.jp/mitemite/?id=451.png
いかづち
http://loda.jp/mitemite/?id=774.jpg
http://loda.jp/mitemite/?id=1133.png
エルニーニョ
http://u6.getuploader.com/sousaku/download/226/%E3%82%A8%E3%83%AB.png
http://u6.getuploader.com/sousaku/download/239/%E3%82%A8%E3%83%ABSD.png
ラニーニャ
http://u6.getuploader.com/sousaku/download/238/%E3%83%A9%E3%83%8B.png
http://u6.getuploader.com/sousaku/download/240/%E3%83%A9%E3%83%8BSD.png

その他
http://loda.jp/mitemite/?id=452.png
http://loda.jp/mitemite/?id=470.jpg
http://loda.jp/mitemite/?id=453.png
http://u6.getuploader.com/sousaku/download/199/%E3%81%8A%E3%82%8F%E3%82%8A.PNG
0019 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/06/12(日) 16:26:57.91ID:OJ508VdE
ダイヤ「……うーん」

にっしょく「どうかしたのですか?」

ダイヤ「いや、これなんですけどね」

にっしょく「……まえにいかづちにきせためいどふくじゃないですか。 これがなにか?」

ダイヤ「あのね……」

















ダイヤ「これをどうやってたいふうに着せようかと思って」

にっしょく「……」

ダイヤ「あ、いかづち」

いかづち「何だ? ってまたその服……もう着ないぞ!」

ダイヤ「それは構いませんが……いいところに来ました、あっちで聞き耳を立てている殿方二人をぶっ飛ばしておいてください」

いかづち「……? よく分からんが把握」
0022 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/06/14(火) 23:09:56.09ID:QnLeuwnn
モンハンってみんなこんなにエロいんですかー







さて展開に行き詰った
0024 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/06/15(水) 00:37:58.08ID:p05upiJw
にじさん……!







さて新キャラがまとまりつつあるぞーぐふふふふ
0026創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/06/15(水) 04:20:16.87ID:GhFDsoBM
これは、ISか?
ということはつまり、最初はにじさんじゃなくてにじ君として
転校してきたという事か……許せるッ! というかむしろ是非それで!

各人の制服っぽい格好見てみたいなー。
いかづちは恥ずかしがって何故か男用制服のズボンはいてそう。
そしてにっしょくは何故か園児服(←何故かでもなんでもない
0027 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/06/16(木) 19:41:33.51ID:1fR7MF9J
googleで初めて皆既月食があったと知った
0028 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/06/16(木) 22:14:43.79ID:1fR7MF9J
そうだ、安価をとってみよう。
>>32のお題で書く
0031創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/06/17(金) 02:28:18.96ID:KB3bvNSp
>>30
合いすぎw

しかしいかづち、それ全裸で主人公(?)のベッドに潜り込まなきゃ
いけないキャラになっちゃってるんだが、大丈夫か?

↓お題どうぞ
0037 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/06/18(土) 21:37:14.33ID:j0TatSJS
一応出来たけど面白くない上にオチなかった

まあいいや
0038 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/06/18(土) 21:40:31.55ID:j0TatSJS
にっしょく「にっしょくがからおけにくるなどいったいだれがよそうしたでしょうか」

いかづち「多分前代未聞だよ」

にっしょく「そもそもうたなんてほとんどしらないのですが」

ダイヤ「まあそうでしょうね、それじゃあ僭越ながら私から……」

にじ「どうせ粉雪なんでしょ」

ダイヤ「うっ」

たいふう「そんなことより……この恰好は何かしら?」

ダイヤ「本当は校則で禁止されてるけど学校帰りに皆で来たという設定です」

たいふう「百歩譲ってそこはいいとしましょう…… でも! だからって何で私がセーラー服なんて着なくちゃならないの!?」

にじ「需要と供給だよ」

たいふう「何処に! 需要があるの!? 御覧なさい、アースとかまいたちなんてこっちを見ようともしないわよ!」

いかづち「それ多分別の理由だわ」

にじ「いつになく饒舌なたいふうなのであった」

ダイヤ「お二人とも学ラン似合いますね」

にっしょく「ところできていないかたがいるようですが」

ダイヤ「@連絡がつかなかった Aどっちの服を着せるべきか分からなかった B多すぎるとgdる C何歌わせよう 以上」

にっしょく「はあくしました」

ダイヤ「さて、それじゃあそろそろ何か歌いましょうか?」

いかづち「たいふうまで喋らなくなったから3人が無言になった、こんなカラオケがあっていいのだろうか」

にっしょく「このさいこなゆきでいいんでうたっちゃってください」

ダイヤ「はい」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

ダイヤ「こぉぉぉぉぉぉぉなあああああああぁぁああああぁぁゆきいいいいいいいいいぃぃぃいぃぃ」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

アース「52点だとさ」

ダイヤ「……」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
0039 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/06/18(土) 21:43:29.79ID:j0TatSJS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

ダイヤ「気を取り直して……これじゃあ話が進まないので以後は阿弥陀籤で歌う順番を決めたいと思います」

かまいたち「……いずれは歌わなくてはならないということか」

にじ「あ、かまいたちの番だよ」

かまいたち「なんだと……」

ダイヤ「歌うのは何でもかまいませんよ、ただ既に誰かが歌った曲はなし、にしましょう」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

かまいたち「今度ー死ぬとーきゃー 次にー逝くとーきゃー やっぱり畳の上でー大往生ー」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

いかづち「予想外だった」

にじ「演歌なのは予想してたけど、まさかこう来るとは……」

いかづち「38点だって」

アース「やる気なかったからな」

ダイヤ「それじゃあ籤を……」

ダイヤ「にっしょくですね」

にっしょく「えっ」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

にっしょく「こーたえのーひそむーこはくのたいよーー」

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かまいたち「選曲がおかしい」

にっしょく「しょうじきなにをうたうかまったくおもいつきませんでした」

にじ「それでも70点取れるんだね」

ダイヤ「次は……にじ」

にじ「ボク? 何歌おうかな」

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0040 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/06/18(土) 21:46:28.85ID:j0TatSJS
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にじ「ただ雨に打ったれーっ ただ虹を待ってったんだっ 疑いもせーずーに」

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いかづち「無難だな」

ダイヤ「無難ですね」

にじ「一杯ありすぎてどれにしようか迷ったんだけど」

いかづち「63点」

ダイヤ「24点なら分かりやすかったのに」

にじ「酷いよ、適当に歌ったかまいたちでも30点台なのに……」

にっしょく「このとくてんしすてむいったいなんのいみがあるんでしょう」

アース「触れるな」

ダイヤ「いかづちの番ですよ」

いかづち「オレか?」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

いかづち「今こそ立ーちー上ーがーれー さーだっめの戦士ーよー稲妻のーつーるっぎぃで敵をぉ蹴ー散ーらせぇぇぇぇ!」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

にっしょく「わりとそうぞうはついてました」

ダイヤ「85点……だと……」

いかづち「いまいち盛り上がりに欠けるなぁ」

にじ「ノリノリなのはダイヤといかづちだけだもん」

いかづち「ひどくね?」

ダイヤ「まあ分からなくもないですが……」

いかづち「……まあいいか。 アースの番だぜ」

アース「む……」

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0041 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/06/18(土) 21:48:51.97ID:j0TatSJS
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アース「Hey, I'm gonna get you too Another one bites the dust」

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いかづち「洋楽で攻めてくるか」

ダイヤ「79点……乗り気じゃない割りに高得点ですね」

アース「意にそぐわないからといって手を抜くのは性に合わん」

にっしょく「ごりっぱですね」

にじ「ところで地震に一切の関係がないんだけど」

オレ「思いつかなかった」

ダイヤ「さて……」

いかづち「最後に残ったのがたいふうな訳だが」

たいふう「……………………やっぱり歌わないと駄目?」

にっしょく「はい」

ダイヤ「ええ」

にじ「うん」

いかづち「おう」

アース「ああ」

かまいたち「うむ」

たいふう「…………」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
0042 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/06/18(土) 21:50:55.58ID:j0TatSJS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



































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0043 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/06/18(土) 21:53:14.44ID:j0TatSJS
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にっしょく「   」

にっしょく「たいふうがからおけでせいふくであにめごえでぴんくれでいのさうすぽーをうたうなどいったいだれがよそうしたでしょうか」

いかづち「空前絶後だろ」

たいふう「死にたい……」

にじ「あまりの破壊力に口も利けないんだけど」

いかづち「その度合いは野郎ども二人のほうが大きいな、身悶えしてる」

ダイヤ「97点って何の冗談ですか」





落ち着かないと思うがオチがつかなかった
0044創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/06/18(土) 22:17:07.99ID:GRNwxPOx
面白かったw
年齢設定知ったあとだと楽しさが増すね!
アースにはSeptemberあたり歌って欲しかったわw(QUEENも好きだけど)

きっちり安価消化するあたりに職人魂感じたw GJ!




で、>>42は「バカには読めない文章」とかだったり…しないよね?
0047 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/06/18(土) 23:15:48.92ID:j0TatSJS
この面子でカラオケとか厳しすぎるというか改めて絵で見てみるととんでもない画だ



あと新キャラ近日公開予定よ!
0048創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/06/18(土) 23:40:08.43ID:kw/uUErw
なんで制服が基本古いチョイスなんだwwww

サウスポー踊ってくれたのかなwww?
たいふうさんに踏まれたい……
0049 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/06/19(日) 00:33:41.87ID:Iw8dRrcT
今後も安価を続けていこうかどうしようか
0051 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/06/19(日) 01:13:03.83ID:Iw8dRrcT
まあそうだよね。

>>53のお題でやってみよう
0055創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/06/19(日) 03:47:35.31ID:mrhH3VNh

たつまき 「あ、お帰りなさいです師匠!!! ……どうしたんですかその恰好」
たいふう 「……(ギロ)」
たつまき 「ヒッ……な、なんでもないですッ!!!」
たいふう 「……それより……頼んでおいた掃除は終わったの?」
たつまき 「はい! 塵一つ残さず!!!」
たいふう 「……ふむ、よくできたわね……じゃあちょっと休憩なさい……
       お茶を淹れておくわね……」
たつまき 「えッ! ホントですか!!? やったぜヒャッハーッッ!!!!!」

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオッッッ!!!

たつまき 「あ……」
たいふう 「…………」


※ ※ ※

たいふう 「……あなたは感情のコントロールも学ぶ必要があるわね……」
たつまき 「は、はひッ……肝にめいじまふ……」(ボロッ)
たいふう 「……まあいいわ……さ、お菓子もお食べなさい……」
たつまき 「はひッいただきまふ…お、鉄分が豊富でおいひいですねコレ!!!」
たいふう 「……それはあなたの血の味でしょう……」

0056創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/06/19(日) 03:48:40.79ID:mrhH3VNh

たいふう 「…………まったく、最近のダイヤには調子を狂わせられるわ……
       いかづちの影響かしらね……」
たつまき 「はー、皆さんとカラオケだったんですか。いいですねー
       自分も行きたかったですね!」
たいふう 「……あなたも歌は歌うの?」
たつまき 「もちろんです! 自分はヒーローソング等が好きですね!!!」
たいふう 「(…あなたはどっちかと言うと怪人側に見えるけど…) あまりそういう歌は
       知らないのだけど……例えばどんな……?」
たつまき 「はい! ウルトラやライダーもいいですが、それ以外の
       ヒーローソングにも良作が沢山あるんです! 例えば70年代の……」

ペチャクチャペチャクチャペチャクチャペチャクチャペチャクチャペチャクチャペチャクチャペチャクチャペチャクチャ

たいふう 「……ちょ、ちょっと……」
たつまき 「この石ノ森ヒーロー群は特に素晴らしい作品が多くて
      一番のお気に入りソングはこれですね!!!」

たつまき 「『うぅ〜ず〜ま〜くたつぅ〜まき〜ッッ!!! とぉ〜どろくじ〜なり〜ッッ!!!』」

ゴオオオオオオオオオオオグワッシャアアアアアッンンンンッッ!!!

たいふう「……」
たつまき「あ……」
たいふう「くすくすくすくすくすくす」 (ビキビキ))


おわり
0058 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/06/20(月) 01:53:24.79ID:yWKTBG5V
なんてこった、キュアキュアしてやがる
0061 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/06/20(月) 20:59:08.94ID:yWKTBG5V
いやいや、いかづちは「着たいけど恥ずかしい」という(ry
0062 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/06/20(月) 23:43:28.41ID:yWKTBG5V
にっしょく「こーら おいしい です」

ダイヤ「それは醤油です」
0065創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/06/21(火) 16:15:52.36ID:aXS8KHoP
そういえば、ダイヤに一ついい忘れていた事があったんだが、
それまで弄られキャラだった人間が、別の人間にその座を奪われると、
一気に空気キャラになってしまう、という定説が世の中にはあるらしい。

是非早めにテコ入れを。具体的に言うとその薄いm(カチーン
0066 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/06/21(火) 17:48:46.48ID:CjtuSJ5B
ダイヤは弄りキャラに転身しました
0071 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/06/23(木) 22:23:45.25ID:ElqC+Lh+
あーなかなかすすまねー
0072 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/06/23(木) 23:31:09.36ID:ElqC+Lh+
そこのあなた! あなたもにっしょくたんをかく(書く/描く)のに挑戦してみませんか?
既存のキャラでも、新キャラでも、あなたの好きなようにどうぞ!
文章力が低いから無理?絵が下手だから出来ない?新キャラを勝手に作ったら叩かれそう?
そんなことはありません!スタッフ一同、あなたの参加を心からお待ちしております!

にっしょくたんをかいた方々の言葉↓↓

「にっしょくたんを書いたお陰で女性にもてるようになりました!!」(◆GAIA///6T.)

「にっしょくたんを書いたらどんどんアイディアが沸いてくるように!」(◆GAIA///6T.)

「にっしょくスレの2/5は僕が考えたキャラです!」(◆GAIA///6T.)

「しゅじんこうのにっしょくはとてもかわいくていやされます」(匿名希望)

「ダイヤが可愛くて生きるのが辛いですわ」(細氷擬人化)


さあ、あなたも今すぐドローイングソフトやテキストエディタを起動しよう!
0075 忍法帖【Lv=6,xxxP】
垢版 |
2011/06/23(木) 23:46:27.53ID:Dh9pAmtt
これはwwww
0077 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/06/24(金) 21:34:28.44ID:7EQ32aMa
ね、皆もかこうよ
0080 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/06/26(日) 00:13:35.65ID:NPElCg8d
随分鋭い目つき
0082 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/06/27(月) 01:31:25.92ID:GvZKg3v1
さーて、もうじき新キャラだじぇー
0085 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/07/01(金) 04:45:23.91ID:toiMEcAV
とある昼下がり。
からころと下駄を鳴らしながら、和服を着流した男がのんびり歩いていた。
「……たまにはこういうのもいいものだな」
呟く。
先刻まで曇っていたところに晴れ間が見えたので(彼は普段それをしないので
これを理由とするには些か根拠に乏しいがともかく)、散歩に出ることにしたのだ。
彼の名は、かまいたち。
普段の彼は忍装束を身に纏い、面頬で以て口の部分を覆っているのであるが、無論今はそれらはない。
追い討ちを掛ける如くに、普段の奇妙な、それこそ「鎌のような」としか言い表せないような髪型も、
無理矢理にでこそあるが真っ直ぐに下ろされており、
これを彼とごく親しい間柄の者たちが見たとしても彼と認めることは出来ないであろう。
あまりに本来あるべき彼の姿とかけ離れているので、この情景を描写するならば彼は後姿か、
さもなくば彼と同じ名を冠すゲームよろしく光の如き影の如きシルエットとなっていること請け合いだ。
閑話休題。
からころ、からころ。
かまいたちは歩く。そこに普段の鋭さは微塵もない。風は切らず、息も切らせず。ただただ弛み切っていた。
滅多にないことであるが、長閑な陽気と心地よい風で、彼は笑みを浮かべていた。
何時になく清々しい気分の中で、
(これで隣にたいふうがいれば尚よかったのだが)
思う。
そして、
(この際アースの野郎と三人でも、それはそれで)
普段は仇敵、目の敵にしている男の事も考える。
たいふうを巡ってどつきあいをしている相手であり、有り得ぬ寛大さだ。
あまりにも色々とかけ離れすぎて本当に別人なんじゃないかと思うほどになってきた。
からころ、からころ。
さて、かまいたちが歩いているのは伝統的な和風住宅が立ち並ぶ住宅街である。
かまいたちの住居もここから少し離れたところにあるが、果たして擬人化達が纏まって住んでいるのか、
それとも普通の人たちに紛れて暮らしているのかは分からない。
そもそもただの一発ネタで今後この設定は未来永劫でてこないと思ったほうがいい。生かせる気さえしない。
からころ、からころ。
細かい情景描写をしようと思ったがところどころに色鮮やかな紫陽花が花を咲かせていたり
とある家には風鈴が下げられ涼しげな音を鳴らしていたりまた別の家では爺さんが乾布摩擦をしていたり
その近くの家では子ども達が毬ついて遊んでいたりと何の代わり映えもしない様子が続くのみで何も言うことが

ないのであった。
0086 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/07/01(金) 04:46:09.46ID:toiMEcAV
からころ、からころ。

からころ、からころ。

からころ、からころ。

「…………ん?」
顔に水滴が当たった。
太陽は照っている。が、雨がしとしとと降り出した。
「……狐の嫁入りか」
それなりの勢いではあるが、何処かで雨宿りをするでもなくそのまま歩き続ける。
忍者であるかまいたちにとって、濡れることはさしたる抵抗もないことであった。

からころ、からころ。

からころ、からころ。

からころ、かかかっ

おや、妙な音。
0087 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/07/01(金) 04:46:57.82ID:toiMEcAV
「む」
持ち上げた右足が宙で止まる。
下駄が親指にだけ引っ掛かってぶらぶら揺れていた。
有り体に言って、鼻緒が切れた。
「厄介だな」
かまいたちとしては別に裸足で歩こうが片足跳びで歩こうが構わないのだが
のんびり散歩を楽しめないし他所様から見ると不気味だ。
「仕方ない、戻るか……」
踵を返す。鼻緒の切れた下駄を脱ぎ、右手で摘み、眺め、
さて猛烈極まる勢いで片足跳びによる帰宅を断行せんとし(一粒、もとい一歩300メートルの超脚力)
「あら?」
女性の声がした。
「お困りですか?」
振り返る。
女性がいた。
黒髪の短髪、浴衣を着て傘を挿している。
かまいたちの第一印象は、
(たいふうとは違った感じの美人だな)
であった。第二印象は、
(これはこれでいいが、差しているのが和傘ならさぞ絵になったろうに)
であった。
女性は言葉を続ける。
「まあ……履物の鼻緒が切れてしまったんですのね?」
「その通りです。 いや、お恥ずかしい」
なんだろう、かまいたちってわりと人見知りしそうなイメージある。特に女性相手だと。
だがそんなことはお構い無しにごく普通の応対。ちっ。
「すげて差し上げましょうか?」
「は?」
あ、ちょっと動揺した。
「私の家、すぐそこなんです」
「い、いや、初対面の方にそんなお世話をかける訳には」
「困ったときはお互い様ですわ。さあ、遠慮なさらず」
そういって左手を引っ張られる。
抵抗してもよかったのだが、そこまでする必要はない上に片足立ちで不安定なので
下手をするとこの人の好い女性を引き倒してしまうことになりかねない。
(……やれやれ)
観念したかまいたちは、女性に手を引かれ、尚且つけんけんというかなり情けない恰好で進む羽目になった。
0088 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/07/01(金) 04:47:32.37ID:toiMEcAV
さて、本当にすぐ近くであった。
かまいたちはその名も知らぬ女性の家の縁側に所在無さげに座っていた。
この家の持ち主は「少々お待ちください」といって中に引っ込んでしまった、
ここへ来てまだ一分と経っていないがなんとも手持ち無沙汰である。
手をこまねいてきょろきょろと辺りを見回す姿は、知らぬ人から見るとなんとなく怪しい。
かまいたちの彷徨した視線はやがて、自分から少し離れたところに立てかけられた傘を捕らえる。
先ほどまで彼女が差していたものだが、かまいたちはそれが日傘であることに気付く。
こういったものには疎いかまいたちだが、晴雨兼用ではなさそうなことくらい分かる。
(確かに日も照っているが……不可思議な人だ)
また、かまいたちの視線は放蕩を始める。
やがて、
「お待たせしました」
と言って、彼女が戻ってきた。
かまいたちが振り返ると、右腕に手拭いが二本掛けられているのはまあいいとして、
なんと(かまいたちにとって)意外なことに、両手でお盆を持っている。上には二個、茶色の透明の液体が入った

硝子のコップ。
「冷たい麦茶でもどうぞ」
折角の好意を無碍にするのも気が咎めるので、礼を言って受け取ろうとすると、悪戯っぽい笑顔で手拭いの片

方を差し出された。
なるほど、自身は気にも留めていないがかまいたちはかなり雨に濡れている。
コップより先にそちらを受け取ることにした。


濡れた髪を拭く横で女性が修繕を始める。
想像してみるとこれはまた凄い映像だ。
お前は女かと思うほど丁寧に髪の水気を拭うかまいたち。
お盆を挟んでその隣では女性が鼻緒をすげている。
なんだこの雰囲気。
ふと、かまいたちが髪を拭きつつ女性のほうに目をやる。
滑らかな手で滑らかな手つきで鼻緒をすげる女性に思わず見惚れる。
視線に気付いて女性が照れくさそうに微笑む。
慌てて視線をはずし、少し頬を染めつつ髪を拭うのを速めるかまいたち。
なんだこれ、初々しい。
0089 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/07/01(金) 04:48:02.08ID:toiMEcAV
さて髪を拭き終える。
さて鼻緒をすげ終える。
今二人が持っているのはガラスのコップ。
かまいたちは豪快に喉を鳴らし、女性は上品に、麦茶を飲む。なんとなく対称的である。
かまいたちのほうが先に飲み終える。コップを置く。
まだ雨粒の落ちてくる天を仰いで、女性が飲み終えるのを待つ。
女性が空になったコップを置いて、ほっと息をつく。
「旨い茶でした。下駄も直していただいて、何から何までかたじけない」
「あら、どういたしまして」
また、無言。
(まだ降っているな……止むまでここで雨宿りさせてもらうのが一番いいか)
等と考えていると、
「お散歩だったんですか?」
と聞かれた。
あまりに唐突だったので虚をつかれ一瞬固まってしまったが、その意味に思い至り、
「ええ、まあ」
と、返事。
すると、
「宜しければご一緒しませんか?」
「…………は?」
今度は一瞬どころではなかった。
0090 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/07/01(金) 04:48:37.26ID:toiMEcAV
(…………どうしてこうなった?)
今、二人は、肩を並べて歩いている。
女性は先ほどとなんら変わった所は見せないが、かまいたちの方は手をこまねいて緊張しきりだ。
というのも、どういう訳だか所謂相合傘をしているのである。
かまいたちがぎこちないことを除けば、傍目には恋人同士に見えそうなものである。
濡れたって別に構わないかまいたちだが、手拭いを借りた手前野暮なことは出来ない。
距離感を?みかねて辟易しているかまいたちの心中如何ばかりかと言うと、
やれ(……どうしてこうなった?)だの、
やれ(まだ雨は止まないのだろうか……)だの、
やれ(そもそもこの女人はこういったことに抵抗がないのか?)だの、
やれ(何故日傘なのだろう)だの、
やれ(いっそこれが唐傘だったならこんな肩が触れかねないことに囚われずに済んだろうに)だの、
やれ(こういう場合、傘は私が持つべきなのだろうか……)だの。
早い話色んなことが渦巻いていた。
そんなことばかり考えていた所為か会話がないのを気まずいものと思い込んで何か話題を見つけようと必至に

なってしまうかまいたち。
無論実際はそんなことはなく、考えあぐねていると話しかけられた。
「そういえば、まだお名前をお伺いしていませんでしたね」
「む…………そうでしたな。……かまいたち、と申します」
「かまいたちさん……勇ましいお名前ですね」
「恐縮です……貴女は?」
「天が泣く、と書いて、てんきゅうと申します」
0091 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/07/01(金) 04:49:18.07ID:toiMEcAV
「いや、大変お世話になりました」
「いいえ、大したことはしておりませんわ」
「そんな、助かりました。麦茶も旨かったですし」
「……有難う御座います。またお近くにお越しの時は、お立ち寄りください」
「是非に。またお逢いしましょう」





帰途、かまいたちは一人ごつ。雨は既に止んでいた。
「天泣か……あの雨はあの女人の仕業だったのだな」
天泣とは天気雨のこと。それならば降っているのに日傘だったのも納得がいく……かどうか。
0092 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/07/01(金) 04:49:59.72ID:toiMEcAV




それから数日後。
すっかり普段の姿のかまいたち、さてアースに喧嘩でも売ろうかと歩いていた。
途中にじを発見。誰かと楽しそうに話している。
(げっ)
なんと、てんきゅうである。にじの話に相槌を打ち、時たま可笑しそうに笑っている。
(虹と天気雨なら仲がよくてもおかしくは……然し性格が違いすぎないか?)
等と思いつつ、見つかったら厄介だと思って大回りに避けようかと思っていると、
「あら、かまいたちさん!」
なんと気付いたのはにじではなくてんきゅうである。
どちらにせよ見つかってしまった以上無視するわけにはいかない。
仕方ない、二人に近寄る。
てんきゅうの声でかまいたちの方を見るにじ。
「あ、ホントだ、やっほー!」
と、言ってから、
「あれ、知り合いだった?」
怪訝な顔。
「ついこの間ね」
言ってから、
「貴女の方こそ知り合い?」
と尋ね返すてんきゅう。
「うん」
そこにかまいたち。
「いやはや……先日は世話になりました」
「此方こそ、楽しかったです」
会釈をしつつ話す二人の横で、
「何があったのさ?」
にじ。まあよく知ってる二人だけに、接点がなさそうなので当然の反応か。
「ちょっとな」
お茶を濁すかまいたち。
「まあ色々と」
手拭いを差し出したときと同じ表情のてんきゅう。
「それじゃあわかんないよー」
まともな返答が得られず不満そうなにじ。

この日は快晴だった。
0093 ◆GAIA///6T.
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2011/07/01(金) 04:51:57.25ID:toiMEcAV
狐の嫁入り、とか天気雨、とかじゃ呼びにくい
→ググって響きのいい「天泣」に


でも虹も天弓って言ったりするんだよね
0094創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/07/01(金) 10:08:37.23ID:wxI0T4JH
風情っすなあ

それにしても収まりがいいというかなんというか、新キャラが良い立ち位置
0096 ◆GAIA///6T.
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2011/07/02(土) 00:16:55.41ID:IlzcYv1O
!?
0099 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/07/03(日) 12:56:57.59ID:ea+6oRvs
いかづち!いかづち!いかづち!いかづちぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!いかづちいかづちいかづちぅううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!いかづちたんの金色ブロンドの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
メイド服のいかづちたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
ISの服が着れて良かったねいかづちたん!あぁあああああ!かわいい!いかづちたん!かわいい!あっああぁああ!
蛇遣い座の聖衣姿も拝めて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!2chなんて現実じゃない!!!!あ…SSもイラストもよく考えたら…
い か づ ち ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!創発板ぁああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?表紙絵のいかづちちゃんが僕を見てる?
キリン装備のいかづちちゃんが僕を見てるぞ!いかづちちゃんが僕を見てるぞ!プリキュア服のいかづちちゃんが僕を見てるぞ!!
描いちゃのいかづちちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはいかづちちゃんがいる!!やったよケティ!!ひとりでできるもん!!!
あ、天候擬人化スレのいかづちちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあにじ様ぁあ!!た、たいふう!!ダイヤモンドダストぁああああああ!!!にっしょくァぁあああ!!
ううっうぅうう!!俺の想いよいかづちへ届け!!創作発表板のいかづちへ届け!
0101創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/07/03(日) 14:38:35.36ID:tkn5uQWm

にっしょく「きょうはあたらしいなかまにきていただきました。ありていいにいればてこいれというやつです」

ダイヤ「身も蓋もありませんわね」

アース「しかしどのような人物か、気になる所ではあるな」

たつまき「どうせなら可愛い女の子がいいですね!」

かまいたち「…修練の相手が欲しいところだ。まともなな」

いかづち「そりゃいいな。最近あんまりやりあってないし」

エル「はは…僕は優しい人がいいかな……」


にっしょく「そうぞうをたくましくするのはけっこうですが、かってがすぎるとほんにんにめいわくですよ」

???「……」

いかづち「もう来てたのか!?」

にっしょく「きていただいたといいましたが」

かまいたち(先まではまったく気配を感じなかったというのにこの御仁…)

アース(今はなんというプレッシャー……できるな)

ダイヤ(ううーん……ダンディ、というには無理がありますわね)

エル(こわい……)

ゴゴゴゴゴ………
0102創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/07/03(日) 14:40:39.56ID:tkn5uQWm

たつまき「それで、彼はどういった天候の擬人化なんです? 結構年配の方に見えますが!」

???「面していきなり出た言葉が年寄りとはなんだ! そう見えるならそう見えるで接する態度というものがあるだろう!!!」

ギン!

たつまき「は、はい! すみませんっ!!」
(……なんか勢いでスゴイ謝ってしまった!)

かまいたち「……失礼をした。改めて貴殿の素性を伺いたいがよろしいか」

???「儂の言葉一つでお前は納得するのか。それが嘘か真かも分からぬというのに。ならばこの外面でものを見定めるのとなんら変わりはないだろう」

アース「確かにその通りだ。それでは己で確かめるために一つ、手合わせを願いたい」

ドドドド……

???「血の気が多い奴らだな」

かまいたち「……このように強い殺気にあてられては、そのようにもなろう」

いかづち「おっとここはオレに譲ってもらおうか。まさか女は黙ってろなんて言うんじゃないよな」

たつまき「いや、先の無礼がありますからね。ここは私が技を以って返させてもらいますよ!」

???「順繰りに面倒を見ておっては日が暮れる。まとめてかかってくるがいい!!!」

ドドドドドドドドド…

エル「結局こうなるんだね…」

ダイヤ「にっしょく、あなたは知っているのでしょう? あの殿方が何者か」

にっしょく「…とうようにはおそれうやまうべきものをさすことばにこんなものがあります。『じしん・かみなり・かじ・おやじ』」

ダイヤ「……え……? え……?」

エル「ってことは……火事……ですよね」

にっしょく「ちがいます」

いかづち「……おいまさか」

親父「いかにも、儂が『親父』である!!!」

ドドンッ!!

「「「えええええええええええ!!!!??」」」
0103創る名無しに見る名無し
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2011/07/03(日) 14:42:40.92ID:tkn5uQWm

たつまき「なんですか親父って!! 天候じゃないじゃないですかー!!」

にっしょく「それをいうなら、アースクエイクもげんみつないみでのてんこうではありません」

アース「いやしかし俺には天災というくくりが」

かまいたち「親父とはもはや自然現象ですらないだろう……」

親父「ええい一丁前に屁理屈をこねるんじゃない!!」

カッ!

いかづち「なんか凄い怒られたーー!!?」

ダイヤ「そっちのほうがよほど屁理屈ですわ!! 親父ってどこのどなたの親父ですの!?」

にっしょく「……あまりおやじさんをおこらせてはいけませんよ。かれはきしょうがあらいのですから」

エル「もしかしてそれって気象とかけてるんですか?」

にっしょく(どやっ)

いかづち「いやうまくねーから!! よしんばうまかったとしてもそれで収まる話じゃねーから!!」


親父「うろたえるな小僧ども!!!!」

ガカァッ!!!

(((ビクーッ!)))

親父「納得できないだと!!? そんなものは貴様らの杓子定規にあてはめただけだろう!!
言ってやる、貴様らは無知だ! いや知ろうともしない愚図だ! そんな貴様らを納得させるような道理など端から在りはしない!!!」

かまいたち「む……」

親父「だから身を以って教えてやろう。『親父』という存在をな!!」

アース「フン、のぞむ所よ!!」

ゴォォオオオオ……
0104創る名無しに見る名無し
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2011/07/03(日) 14:44:58.69ID:tkn5uQWm

かまいたち「先陣は切らせてもらう……!」

ビュオン!

親父「ほほう鎌風か。はやいな」

かまいたち「人の目では捉えられまい。受けよ嵐旋風斬りッ!」

ズパァッ!!

親父「ぬう!」

ブンッ

かまいたち「遅い」

親父「……なるほど確かにこれでは捉えられん。ならば――」

スゥッ

親父「――今日は皆既日食だって? そーらーびっくりぷす(solar eclipse)」

ダイヤ「……え?」

エル(ぶるっ)

ピキーン

かまいたち「莫迦な! 大気が凍りついただと!!」

親父「動きが鈍ったな」

バキャン!

かまいたち「ぬおっ!!」


ラニ「まさかオヤジギャグで本物の寒波を発生させるなんて……」

たつまき「ああっいつの間にかエルが女の子に!?」

説明しよう! エルことエルニーニョは周囲の気温が低下するとラニーニャに変身するのだ!

ダイヤ「それにしても無茶苦茶ですわ!!」

にっしょく「ことばのちからはいだいですね」
0105創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/07/03(日) 14:47:00.47ID:tkn5uQWm

いかづち「どけっ! オレの速さはそんなんじゃ止まらないぜ!!」

ゴロゴロ……

親父「ハッ……頭上だと!」

いかづち「気づいた時にはもう遅ぇ!! サンダーファイナルスラッシュ!!」

ズバガァッ!!


にっしょく「やったか(棒)」

いかづち「おいやめろ」

モクモクモク……

親父「効かぬわーっっ!!!!」

ババァーン!!!

いかづち「なんでだよチクショー!!」

親父「なんででもだァーーーッ!!」

ドガアアア!!

にっしょく「おやじさんはかみなりおやじゆえにおなじせいしつであるかみなりはつうようしない。『こうかはいまひとつのようだ』というわけです」

ダイヤ「それ同じ性質ですの!?」
0106創る名無しに見る名無し
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2011/07/03(日) 14:49:02.29ID:tkn5uQWm

親父「他愛もない」

アース「……だがいい目くらましにはなってくれた。俺でも悠々と、背後を取れるほどのな」

ゴゴゴゴゴ……

親父「だったらその口を動かす前に拳を突き出したらどうだ」

アース「そういう貴様こそさっさと動いて逃げるべきだろう?」

親父「年をとると動くのが億劫になってな。急に動いて腰を痛めてはかなわん」

ドドドドド……

親父「……それに動く隙を打ち抜かれてはたまらんからな」

アース「ならばどう出るか!」

ゴウッ

親父「背中で受ける」

アース(!? これは……!!)


バシィィィン!!!


ダイヤ「うそ……アースの一撃を受けた!?」

ラニ「というかむしろ弾き返してますよ!」

アース「ゴフッ…なんと……なんと大きな背中よ………!!」

親父「それが父というものだ」

ドン!

にっしょく「おおたのもしい。あれならまるたやさつじんまきゅうがとんできてもあんしんです」

ダイヤ「出鱈目すぎて突っ込む事すら馬鹿らしいですわ……」

にっしょく「でたらめではありませんよ、ダイヤ。わたしたちがてんこうをちゅうしょうかしたそんざいであるように、おやじさんもまた、ただのひとではなく『おやじ』というがいねんをちゅうしょうかしたそんざいなのです」

ラニ「つまり親父さんは私達にとっても親父としての力や立場を確立させている、という事でしょうか」

ダイヤ「それで畏縮して本来の力が発揮できていないとでも? ……どっちにしろ出鱈目な存在なのには変わりないですわ」
0107創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/07/03(日) 14:51:04.25ID:tkn5uQWm

親父「さて戦う気力があるのはもうお前だけのようだが」

たつまき「………」

親父「スピードか? 技か? パワーか? 生半可なそれでは通用しないという事はわかっているのだろう」

たつまき「ええ。だから全部まとめていかせもらいますよ」

親父「随分と欲張ったものだな。その代償、安くはつかんぞ」

たつまき「もちろん。体力づくりの課題も今日ばっかりはお休みだ、この一瞬にすべてをブチ込む」

ビュオオオオオ………

いかづち「あいつすげぇモン持ってるじゃねえか……」

かまいたち「これだけ力を蓄えられればな……」


たつまき「うおおおおおっ!!」

ォオオォオォオォォオオォン

親父「…………」


ラニ「なぜ黙ってみているのでしょうか?」

にっしょく「『おやじ』だからでしょう。こどものやることをみとどけるのも、そのつとめのうちです」


アース「……俺達を前座にしたんだ、しくじったらタダではおかんぞ」


ォォンォォン

たつまき「ああ、それじゃあ暴れに暴れさせてもらうぜ」

親父「来い!!」
0108創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/07/03(日) 14:53:04.90ID:tkn5uQWm
たつまき「……ヒャァァッハァアアアアア!!!!!」

ゴ ウ ッ !

親父「ぬうううううううッ!!!!!」

たつまき「まだ…まだまだまだァ……まっダあああぁうおオおおぉおォぉお!!!!!」

ギュオオオオオオオォォム!!

いかづち「おいアレあいつもヤバいんじゃねえか!?」

にっしょく「そのかくごがなければ、あのようにきょうりょくなわざははなてないでしょう」

たつまき(師匠だって褒めてくれた……! その瞬発力で負けるわけにはいかない!いや、勝つ!!)

ギャルギャルギャギャァーーーッ

親父「ゴフッ……」

たつまき(よしいけッ…そのまま、いけっ! 師匠、私はァッ!!)

ギャルギャルギャギャァーーーッ

『くすくす……本当、大したものね。でも――』

ギュワン

かまいたち(今風の動きが?)

親父「――やはり詰めが甘い」

たつまき「!!」

ドムッ!!

たつまき「な……なぜ………」

ラニ「た、たつまきさん……」

ドシャアア

親父「………」

ダイヤ「全滅したァーーーーッッ!! ――ですわっ!!!」

ババァ〜〜ン!!
0109創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/07/03(日) 14:55:07.11ID:tkn5uQWm

ラニ「最後の一瞬、風が止まったような……?」

かまいたち「逆向きの回転方向をもつ旋風を起こしたのだろう……」

たつまき「………でも…ゲホッ……どうやってそれを」

にっしょく「こたえはかんたんです」

にじ「『地震・雷・火事・親父』の『親父』は実は『大山風(おおやまじ)』がなまったものだと言われているんだよ!」

路歩崩「もんがー」

いかづち「居ないと思ったらどっから出てきた。てかその奇妙なマスコットはなんだ」

親父「そして『大山風』とは」

ベリベリベリ……

「「「!!?」」」

にっしょく「やまよりふきつけるおおきなかぜ、すなわち――」

親父?「くすくす……」

にっしょく「――『たいふう』のことです」

バリーン!!!

たいふう「ふう、あつかったわ……」

にじ「よいしょ」

路歩崩「もがっ」

にじ「てってれー」


 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 |  ド ッ キ リ 大 成 功!|
 |__________|
          ||
          ||


「……………」

「……」

「…」

たつまき「工工工工工工エエェェ(´д`)ェェエエ工工工工工工」



――果たしてこのドッキリ、一体どこまでが仕込みで誰までが仕掛け人だったのか。
関係者が揃って口を閉ざす今、我々がそれを知る事は適わない……

終。
0110創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/07/03(日) 14:56:46.24ID:+MFBNVWC
ワロタwwww
0111 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/07/03(日) 14:59:30.64ID:ea+6oRvs
なん……だと……
0112創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/07/03(日) 15:41:52.48ID:rRWIbn/B
なんだこれはwwwwwwwwwwww
なんだこれわwwwwwwwwwwww
0115 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/07/03(日) 23:43:50.91ID:ea+6oRvs
おいおい
0117創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/07/04(月) 04:52:42.47ID:i6imFy0o
出オチかと思ったらちゃんとオチがあった・・・だと・・・

そしてその親父は駄目だ! 私生活的にはてんで駄目な親父だから駄目だ!w
0118創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/07/04(月) 22:41:10.62ID:RQcBhPeg
>>85
風流ですなぁ。和装は良いものです
「天泣」という字にクロノ・トリガー思い出してしまったw

>>109
ΩΩ Ω<
0120 ◆GAIA///6T.
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2011/07/07(木) 19:48:04.54ID:zNwkKLSa
とりあえずいかづちが気になります
0123 ◆GAIA///6T.
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2011/07/08(金) 21:11:28.83ID:G8/s5PG0
ダイヤ「黒は女を美しくするんですのよ」

いかづち「……」
0124 ◆GAIA///6T.
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2011/07/10(日) 06:09:04.77ID:HFQnZPIO
にっしょく「……おうさまげーむですか」

アース「最近ノリがどんどん合コンになってないか?」

ダイヤ「気にしちゃいけませんよ」

にじ「ダイヤが企画持ち上げるキャラになってきている気はするね」

たいふう「ところで前回より人数が増えているのだけれど」

ダイヤ「参加人数が多いほうが面白いゲームですし」

スモッグ「いいじゃん、ウチそういうの好きだぜ」

たつまき「はい! 質問! 師匠と××なことは出来るんでしょうか!」

たいふう「…………」

たつまき「嗚呼、そんな凍てついた目で見ないで!」

いかづち「ん……ラニもしくはエルがいないが」

ダイヤ「形態変化の設定を活かせる気がしないので今回は見送りました」

いかづち「ひどくね」

ダイヤ「本音を言うと男女を切り替えられると面白くな……いえ」

いかづち「ちょっと待ておい」

にじ「りゅうせいとオーロラは?」

ダイヤ「連絡が取れないので」

アース「来なくていい」
かまいたち「来なくていい」

にっしょく「あのふたりがおうさまげーむにきょうじるすがたがそうぞうできません」

にじ「確かにね」
0125 ◆GAIA///6T.
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2011/07/10(日) 06:09:19.75ID:HFQnZPIO
ダイヤ「じゃあとりあえずルール確認しますね」

@人数分の籤を用意。籤の先には王冠のマークのものが一つ、これをとったものが王様。他の籤にはそれぞれ

番号が振られている。

A王様は他の者に対して命令を下すことが出来る。但し特定の誰かを指定することは出来ず、番号にて指定。

Bつまり自分が何番を引いたかは命令の発表まで隠す。

C尚、命令で指定できる番号は二つまでとする。

たいふう「何でこんなことに付き合わなきゃならないのかしら」

にっしょく「またみもふたもないことを」

ダイヤ「世界の選択です」

にじ「なぁにそれぇ」

アース「正直もう諦めた」

たいふう「貴方までそういうことを……」

かまいたち「たいふうよ……我々はこれを拒否できないのだ」

たつまき「いいじゃないですか師匠、楽しみましょうよ」

たいふう「……仕方ないわね」

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0126 ◆GAIA///6T.
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2011/07/10(日) 06:09:50.38ID:HFQnZPIO
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ダイヤ「それじゃあ行きますよ……せーの!」



にじ「ボクは違ったけど……誰が王様?」

スモッグ「あ、ウチだ」

ダイヤ「一番手は貴女ですか。 どんな命令をしますか?」

スモッグ「うーんと、そうだな……」



スモッグ「ここはオーソドックスに、5番が2番にキスで」

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にじ「……よかった、4番」

ダイヤ「1です」

たいふう「6よ……」

たつまき「7です」

かまいたち「3」

いかづち「8だぜ」

ダイヤ「……と、いうことは」

にっしょく「……2ばんです」

かまいたち「……おい」

アース「……」
0127 ◆GAIA///6T.
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2011/07/10(日) 06:10:10.56ID:HFQnZPIO
スモッグ「さあ、やっちゃえ」

アース「……ちょっと待て」

にっしょく「その……やさしくしてください……」

アース「頬を赤らめるな」

スモッグ「ほら、さっさとやっちまえよ」

いかづち(……2番引きゃあよかったかも)

アース「待てというに」

ダイヤ「その、かなり不本意ですが命令なので……」

にっしょく「それはわたしのせりふです」

にじ「にっしょくとはキス出来ない?」

アース「そうだが」

にっしょく「わたしのこときらいですか?」

アース「そんなことはないがそれ以前の問題としてだな」

スモッグ「何さ」





アース「絵的にまずい」



にっしょく「……」

いかづち「あー……」

にじ「ちょっと今丘の上に雛罌粟の花が見えた」

たつまき「うん、これはまずい」

ダイヤ「えーと、ここはスモッグには悪いですが、特別にノーカウントということで」

スモッグ「……仕方ないか」

ダイヤ「……次行きましょう」

かまいたち「以後接吻はなしで」

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0128 ◆GAIA///6T.
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2011/07/10(日) 06:10:32.32ID:HFQnZPIO
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ダイヤ「キタ━━(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)━━!!」

いかづち「げっ」

にっしょく「あなたがおうさまですか」

アース「厭な予感しかしないんだが」

にじ「隣に紙袋が置いてあるあたりなんか特にね」

ダイヤ「ちょっと酷くないですか?」

たつまき「そんなことはないです」

たいふう「勘弁してほしいんだけど」

ダイヤ「まあいいわ。それじゃあ……6番の人! これ着てください」

にじ「メイド服……」

いかづち「しかも前のとデザインが違うんだが」

ダイヤ「さあ! 6番は誰!?」





スモッグ「/(^o^)\ナンテコッタイ」

アース「これに当たっていたら洒落にならないところだった」

かまいたち「ひとまず同意しておく」

ダイヤ「さあさあ、こっちへこっちへ……」

スモッグ「逝って来ます」

いかづち「頑張れ、超頑張れ」

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0129 ◆GAIA///6T.
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2011/07/10(日) 06:11:23.45ID:HFQnZPIO
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スモッグ「露出多くないかいこれ」

ダイヤ「はい」

スモッグ「即答したよこのひと   しかも肯定」

にじ「なるほど、これは中々……」

いかづち(うわっこれ着てぇ)

にっしょく「おにあいですよ」

スモッグ「あんまり嬉しくねえ…………で、これ何時まで着てればいいの?」

ダイヤ「終わるまで」

スモッグ「冗談だろ」

ダイヤ「いいえ?」

スモッグ「……あー。 なんかもういいや、予想してたし。次行こうぜ」

ダイヤ「まだ私のバトルフェイズは終了してません」

スモッグ「えっ」

ダイヤ「『お帰りなさいませ、御主人様! お風呂になさいますか? ご飯になさいますか? それとも……』とき

ゃぴるんな声で言ってください」

スモッグ「なにそれこわい」

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       (スモッグにとって阿鼻叫喚)





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0130 ◆GAIA///6T.
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2011/07/10(日) 06:11:51.45ID:HFQnZPIO
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スモッグ「顔から火が出て引火するかと思った」

にじ「何にさ」



ダイヤ「じゃあ、次行きましょうか」

スモッグ「反応が薄いんだけど」

たいふう「あら……もっと反応して欲しいの?」

スモッグ「よってたかって笑い飛ばしてくれるくらいじゃなきゃ恥ずかしいよ」

ダイヤ「それはそれで恥ずかしい気がしますが」

スモッグ「こんなテンションの低い合コンがあるかね」

アース「これ合コンじゃないぞ」

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0131 ◆GAIA///6T.
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2011/07/10(日) 06:12:23.02ID:HFQnZPIO
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たつまき「ヒイイイイイイイイイイィィィィヤッハアアアアアアアアアアアァァァァッッッッ!!!!」

にっしょく「たつまきがおうさまですか」

タイダル「うるさいなぁ」

ダイヤ「命令はなんですの?」

たつまき「そうだなぁ……師匠何番ですか?」

たいふう「言わないわよ」

たつまき「ちぇっ」

アース「…………」
かまいたち「…………」
↑たいふうに滅多なことしたら唯じゃ済まさんぞこの戯けという気持ちとたいふうの意外な一面を見てみたいとい

う思いのジレンマを的確に表す沈黙

たつまき「折角師匠に……いやなんでもないです」

いかづち「……」

たつまき「えーと、それじゃあ3番! ダイヤさんの持ってきた服から見ずに一着選んで着てください」

ダイヤ「あら」

アース「3番……誰だ?」









たいふう「…………なんでそう的確に当てるのかしら……!?」

たつまき「キタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!」

アース&かまいたち「……」

たいふう「…………まあいいわ。これも運命と受容れましょう……」

ダイヤ「それじゃあどうぞ。あまりぐちゃぐちゃにしないでくださいね」

たいふう「しないわよ」

たつまき「みwwwwwなwwwwぎwwwwwwっwwwwてwwwwwきwwwwwたwwwwwwwwww」

たいふう「…………」




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0132 ◆GAIA///6T.
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2011/07/10(日) 06:12:41.30ID:HFQnZPIO
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たいふう(あの子がどんな服を持ってきたのか分からないけど……なるべく普通そうなのを選びましょう……)



たいふう(布地が厚くて……厚すぎるのもアレね……普段着てるのと似た感じのがいいかしら…………)



たいふう(…………この中、何着あるのかしら……)

ダイヤ「決まりました?」

たいふう「…………これで」



ダイヤ「あら、ぴったりなものを」

たいふう「    」

かまいたち「……なんだこれは」

たつまき「うはwwwwwwwwwwwwwっうぇwwwwwwっうぇwwwwwww」

ダイヤ「銀様の服です」

いかづち「マジかよ」

ダイヤ「ちなみに全員分、詳しく言うとにっしょく用に真紅、にじ用に蒼聖石、いかづち用に翠聖石、スモッグ用に

かな……」

いかづち「もういい、詳しくないのに無理するな」

たつまき「さあ、着替えてください!」

たいふう「…………」



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0133 ◆GAIA///6T.
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2011/07/10(日) 06:13:13.21ID:HFQnZPIO
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にじ「ちょっと嵩張るねこの服。隣に座ってるだけなのに結構当たる」

スモッグ「どうやってあの袋の中に入れてたんだ」

たいふう「…………くすくす」

にじ「たいふうが現実逃避を始めた件」

ダイヤ「次行きましょうか」



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にっしょく「わたしですね」

アース「にっしょくなら妙な命令は出さなさそうだな」

かまいたち「……そうか?」

にっしょく「……では、2ばんと8ばんのひと」

にっしょく「×××××してください」

ダイヤ「    」←2番

いかづち「    」←8番



ダイヤ「ええと、その……いいんですの?」

いかづち「いいというか……その……王様の命令だし……」

ダイヤ「そう、ですよね……」

いかづち「うん……」

ダイヤ「では……失礼して」

(省略されました‥続きを読むにはワッフルワッフルと書き込んだところでどうしようもありません)

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0134 ◆GAIA///6T.
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2011/07/10(日) 06:17:23.18ID:D3DeoQaK
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にっしょく「おーい、だんせいじん?」

にじ「この世の終わりみたいな顔してるね」

スモッグ「無理もない」

アース「('A`)」
かまいたち「('A`)」
たつまき「('A`)」

たいふう「( ^ω^)……」

いかづち「お嫁に行けっかなあー……」

ダイヤ「お婿に行ったらどうですか?」

にっしょく「けいかくどおり」

タイダル「それどんな計画?」



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0135 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/07/10(日) 06:18:22.19ID:D3DeoQaK
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謎のナレーター「まあ色々あった訳だ」



アース「……流石にもういいだろう……!」

ダイヤ「あら、まだ始まったばかり」

かまいたち「どの口が言うんだ」

ダイヤ「でも……」

アース「この惨状を見ろ!」

にっしょく→唯一服装が変わっていないが×印の書かれたマスクをしている。悪魔の羽根と尻尾にでっかいフォ

ーク
ダイヤ→かなりスリットの深いチャイナ服。どういう訳かミニミ軽機関銃を構えている
たいふう→銀様。何故か「拾ってください」と書かれたダンボール箱の中で正座
にじ→某浅井さんの甲冑。左腕に包帯を巻いて右目に眼帯。5分に1度「エターナルフォースブリザード!」と叫


アース→某オスカルさんが着てそうな服。更に薔薇を咥えている
かまいたち→特攻服を着て逆立ち
いかづち→ラニーニャのと寸分違わぬ服
スモッグ→メイド服
たつまき→「ょぅι゛ょ命」と書かれた鉢巻をして某魔法少女の服(誰かはご想像にお任せします)で荒ぶる鷹のポ

ーズ

にじ「見た目だけでこの異常さ」

スモッグ「外見に反映されない命令も合わせればどれほどの煮え湯を飲まされたことか……」

たつまき「見た目だけでこの体たらくなんだけど。 いいかげん疲れてきたし、まさか女装する羽目になるとは…

…」

タイダル「一番悲惨だね」

たいふう「……くすくす……くすくす……」
0136 ◆GAIA///6T.
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2011/07/10(日) 06:18:48.46ID:D3DeoQaK
ダイヤ「……仕方ありませんね。じゃあ次で最後にしましょう」

にっしょく「むがむが」

アース「まだやるのか! ……いい加減この気障な服を脱ぎたいんだが」

かまいたち「この姿勢のまま籤を引くのも御免被りたいぞ、軽業師じゃああるまいに」

ダイヤ「黙らっしゃい!」

ががががががががががががががががが!

にじ「うわっ!」

いかづち「撃つなよ! てかそれ本物かよ!」

ダイヤ「誰がなんと言おうともう一回やるんです! 女王様の言うことが聞けませんか!」

いかづち「いつ女王様になった! 王様には何回かなってるけど!!」

アース「誰だダイヤに酒飲ませたの」

たつまき「すみませんごめんなさい」

かまいたち「……付き合いきれん」

ダイヤ「こらー! かまいたちさん立っちゃいけません! まだ命令は有効ですよ!」

かまいたち「逆立ちを命令したのはアースだがな……自分が出来るからって他人にも出来ると思ったのか知らん

が」

アース「いや、たまたまお前の番号が見えたもんで」

かまいたち「……」

ダイヤ「ほら! 逆立ち! 逆立ち!」

かまいたち「っつ」

ダイヤ「あぐっ」

いかづち「……何した?」

かまいたち「秘孔を突いた。30分は目が醒めん。やれやれ」

スモッグ「……あ、っそ」

かまいたち「ほれ、今のうちに撤収だ」
0137 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/07/10(日) 06:20:26.60ID:D3DeoQaK
以上。
王様ゲームとか1回しかしたことねーよ……
普通どんな命令するんだよ……
この連中だと衣装チェンジぐらいしかやることないよ……
0140 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/07/11(月) 02:06:55.08ID:+l3iz9SR
>>142で安価とっておく
0143 ◆GAIA///6T.
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2011/07/13(水) 00:25:59.94ID:ve5BGmWC
ダイヤ「お帰りなさいませ御主人様!」
アース「……は? ……今日は一体全体どういう趣向だ」

ダイヤ「メイドです!」
アース「それは見れば分かる。他に誰かいないのか?」

ダイヤ「かまいたちさんが来ましたがこの姿を見るなり逃げ出してしまいました」
アース(……逃げやがったな)  ※アースはスピードは大した事ないから逃げても無駄だって分かってるよ!※

ダイヤ「折角殿方を御もてなししようと思っていましたのに」
アース「あ、そ」

ダイヤ「なんですか、その反応は! 折角皆でスタンバイしてましたのに!」
アース「……皆?」

ダイヤ「ヘイカマン!」
アース「にっしょくに……いかづち。 なんだ、お前らも絡んでたのか? …………ッ!? た……たいふう!? お前まで!?」

ダイヤ「えへん」
アース「…………説明を(かまいたち!ざまあ!)」

ダイヤ「にっしょくといかづちとたいふうが抗議に来ました、曰く、妙なコスプレをさせるのはもうやめてくれと」
ダイヤ「しかし私もそう簡単に諦めたくはありません。そこで賭けをしました。具体的には麻雀です」
アース「なるほどね……3対1か?」

ダイヤ「はい。それで勝ちました」
アース「強いんだな」

ダイヤ「運が良かっただけです。天和でしたから」
アース「何だと」

ダイヤ「九蓮宝燈でした」
アース「なん……だと……」

ダイヤ「そういうわけです」
アース「……イカサマ?」

ダイヤ「失礼なことおっしゃいますね」
アース「まあイカサマならそこまで目立つ真似はすまいな……それとだ。その背負っている村田式は一体なんだ」

ダイヤ「王様ゲームのときからなんらかの銃火器を持ってキャラ付けを濃くしようと思いまして」
アース「……お前はメイドやりたいのかマタギやりたいのかどっちだ」

ダイヤ「新ジャンル:マタギメイドですか」
アース「ないない」

ダイヤ「……先程からなんで私と話ばかりしていらっしゃるのですか?」
アース「たいふうを直視できないんだよ!」
0144創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/07/14(木) 17:10:35.09ID:9ZDsYNzM
大きくなったら何になりたい?
満天の星が広がる夜空の下で友は尋ねた。
小さい時からSF小説や映画などに夢中になっていた私は
宇宙飛行士になりたい、と答えた。

それから十数年後、成人した私は、
幼い頃夢見ていた光速宇宙船の開発に取り組んでいた。
その開発への道のりは険しく、何度も行き詰まりを感じながらも
諦めずに研究を重ね続けた。

何年も時が経ち歳が50を過ぎた頃、ついに光速宇宙船が完成した。
私は自らロケットに乗り込んで
地球から遠く離れた宇宙基地への試験運転をする事になった

地球を飛び立ち宇宙空間へとたどり着く。ここからが本番だ、
私は船内に異常がないか確認し、基地への進路を定め宇宙船を光速飛行に切り替えた。
どんどん宇宙船の速度が上がっていく。すると周りの景色が変わりはじめた。
船の進行方向に向かって景色が集まり、七色に輝く。
宇宙船が光速に達した事で観測できる現象、『スターボウ』だ。
長年の研究が成功したのだ。思わず目頭が熱くなる。
目の前の光景の美しさに感動したからだろうか、
幼い日の夢を叶えた達成感からなのか――


その時だった。私は信じられない光景を目にした。
光速で進む宇宙船の前方、何も無いはずの宇宙空間に、一人の少女が現れたのだ。
黒い服、七色に輝く美しい髪……
あっけにとられる私に、彼女は無邪気な明るい笑顔を見せた。
その顔は、幼い日に夢を語った友にどこか似ている気がした。


帰還した私は、船内のカメラやビデオをくまなく調べてみたが
少女の姿はどこにも映っていなかった。
あの少女は幻だったのだろうか。
だが私は確かにこの目で見て、そして聞いたのだ。

宇宙に輝く、あの光のような笑顔で、『おめでとう』と
http://loda.jp/mitemite/?id=2271.jpg
0146 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/07/14(木) 18:41:28.94ID:0wo98n/D
つまりどういうことなんだね
0149 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/07/17(日) 19:43:53.43ID:bRqgcamC
えっと、これ、何
0150創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/07/18(月) 17:49:03.22ID:+YZJwO81
ブリハマチですな。
某動画投稿サイトで一時期流行ったネタ元有りの改変系動画の一種かと。

しかし、何故虹でw
にっしょくじゃないのかw(体型的意味で
0152 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/07/18(月) 18:55:40.20ID:3f9zwS0I
にっしょくのはウッーウッーウマウマじゃなかったっけ
0155 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/07/19(火) 03:50:43.58ID:lDnqiIUh
壁紙にした
0158 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/07/20(水) 00:25:07.01ID:s77GPy7m
今気づいたがこのたいふう、肌の色が……
0160 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/08/05(金) 01:59:39.83ID:kG2TLcBR

「お買い物に行きましょう!」

それを第一声として飛び込んできたダイヤモンドダストに対するいかづちの反応は、

「は?」
だった。


◆ ◆ ◆ ◆ ◆

無理もない。なにせ必要なものは都合よくそのへんにある世界だ。店なんかある由もない。
「買い物って……何処に」
なのでこのいかづちの疑問も当然で、
「それは勿論下界に決まってますわ」
「いや、そりゃあそうだろうけど……」
この反応もごく自然であった。
「下界〈シタ〉の、具体的に何処で? 何を?」
「日本の秋葉原へ行きます」
「……」
「そこでお洋服を買います」
「……コスプレ?」
「コスチュームです」
「……細かいことは置いておいて、だ。 なんでわざわざシタ行って買わなきゃならないんだ。 ダイヤなら簡単に作れるだろ


「そこなんです」
さも深刻そうに言う。
「私が作る以上どうしても私のセンスに委ねられてしまって、服に偏りが生じてしまうと思うんです」
「はあ」
「そこで量産品を」
「……理論的、なのかな……?」
「と、いうわけです。支度してください」
「……オレも行くの?」
「勿論ですよ、着るひとが行かなくちゃしょうがありません」
「…………やっぱりオレが着るのか」
「嫌ですか?」
「もう諦めたよ」
「さ、下界は不景気なんですからたくさんお金を消費して経済の循環に貢献して差し上げましょう」
「……なあ、ダイヤ」
「はい?」
「その金、何処から?」
「……」
「答えろよ」

◆ ◆ ◆ ◆ ◆
0161 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/08/05(金) 02:00:08.07ID:kG2TLcBR

「さて、準備は出来ましたか?」
「オレはいつだって構わないけど」
「……もしかして、その格好で行くつもりですか?」
「うん。ダメか?」
「ダメですよ! 下界には公然猥褻罪というのがあってですね」
「……ひとの格好つかまえて猥褻とか失礼だろ」
「ただでさえ秋葉原は過激な路上パフォーマーが多い(らしい)んですから」
「なんだかなァ」
「さ、着替えましょう」
「……何に?」
「普通の服ですよ」
「……よかった…………」
「さ、こちらどうぞ」
指を鳴らすダイヤ。
するとなんということでしょう、さっきまで水着か下着的な何かだったいかづちの服が、白いワンピースに麦藁帽子、籐のバ

ッグに!
さらにポニーテールになって涼しげ! 可愛い! うなじペロペロ!
秋葉原の人混みの中で着るものじゃないような気もするが気にするな!
「おっ」
これまた都合よく眼前に現れた姿見に己を写し、くるくると回ってにやけるいかづち。
ひとしきり堪能したあと我に帰って、ダイヤに尋ねる。
「……これが出来るんならわざわざ買い物行かなくてもいいんじゃ……」
「カミサマがそんな都合よくコスプレ衣装なんて下さるわけがないでしょう」
「……うーん」
「さて、それじゃあ参りましょうか」
「……ちょっとまて。ダイヤはその格好で……?」
「はい。いつもの服ですよ? 貴女のと違って普通に人間と同じように通用」
「夏の装いじゃねえよ」
「……一理ありますね」
再度指パッチン。
するとダイヤの衣装が……えーと……乏しい服飾知識を総動員して……駄目だイメージにある服の名前が分からない…


別のにしよう……なんかこう……そうだ、キャミソール、それにショートパンツ、で合ってるよな、あれで。

>477 名前: ◆bEv7xU6A7Q[sage] 投稿日:2011/06/16(木) 20:07:40 ID:Nnt095SE0
>自分的にっしょくたんキャラ外見年齢設定
(中略)
>ダイヤモンドダスト→14歳

微妙に合わない気もする。
だがそんなことより腋ペロペロだ。

◆ ◆ ◆ ◆ ◆
0162 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/08/05(金) 02:00:27.86ID:kG2TLcBR

「さて、これで準備は万端ですね!」
ハンドバッグを振りかざして言うダイヤ。
「いや……オレはいいけど」
ダイヤの右手を眉を顰めて見ながら言ういかづち。
「それは駄目だろ」
「……え?」
「いやだからグロック18はないだろ」
「王様ゲームのときからなんらかの銃火器を持ってキャラ付けを濃くしようと思いまして」
「そんなのいらねえよ。つうか邪魔になるだろ」
「そういう時は内腿にデリンジャーを忍ばせているということにしておけば……で、だめですか」
「駄目ですよ。日本には銃砲刀剣類所持等取締法というものがあってだな」
「……致し方ありませんね」

◆ ◆ ◆ ◆ ◆

そして下界にやってきた二人。プロセスは聞くな。
「いやあ暑いですねぇ」
「……溶けたりはしないんだな」
「貴女私をなんだと思ってらっしゃるんですか」
「しかし本当に暑いなー」
「お茶を濁さない。さあ、お洋服を買いに行きましょう」

◆ ◆ ◆ ◆ ◆

いや東京あんまり言ったことないし秋葉原は「駅に」1回だけだしどんなのかわからねえよ。
割愛だ割愛。

「いやあ、大収穫でしたね!」
「……物の見事にコスプレ衣装ばっかり……」
ちゅるちゅると蕎麦を啜りながら会話するふたり。
衣装買い付けの大立ち回りを演じたあと休憩に蕎麦屋に立ち寄ったわけだ。
ふたりとも笊蕎麦。いかづちはわさびを大量投入している。入れすぎたのかやや涙目。
脇には大量の紙袋。大漁の証だ。
「巫女服に? ナース服? それにメイド服? なんでこんな複数種類?」
葱を摘む。
「さっきも言ったとおり私のつくるものとは趣を異にしていますから」
麺を啜る。
「それに某北高の制服に某第四上級学校のジャージ、某ドラグスレイブに某セーラー戦士、某虚無の魔法使いに某プラグ

スーツに……やめた、キリがねえ」
箸を嘗める。
「午後はもっと回りますよ」
危うく吹き出しかける。
「この期に及んでまだ買うのか!」
お冷を飲む。
「勿論ですよ。折角の機会なんですから」
「……付き合わなきゃダメか?」
「男ものメインですから我慢してください」
「……ほぉ」
「急に目がキラキラし始めましたね」

◆ ◆ ◆ ◆ ◆
0163 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/08/05(金) 02:00:52.42ID:kG2TLcBR

「流石に限界だ! これ以上持てないぜ!」
いかづちが悲鳴をあげる。実際彼女らの持っている紙袋の数は、ふたりで持つのは一般的とは言えない。
「うーん……仕方ありませんね。折角下りてきたんだから沢山買っておきたかったんですが……たつまきあたりを荷物持ち

に連れて来るべきでしたね」
「ひでぇな」
「まあ、割といっぱい買えたからよしとしましょう。いかづちのだけですけど」
「……はい?」
「あ」
「……」
「……」
「男物も俺が着るのか……?」
「…………」
「おい目を背けるな」


「畜生……騙された」
「で、誰に着て欲しかったんです?」
「うるさい」
「嫌われてしまいました、くすん」
「くすんじゃねーよ」
などと、人ごみの中でコントをかます二人。
すると、なんとこのあと、二人の身に衝撃的な出来事が!


     (CM)
0164 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/08/05(金) 02:01:30.09ID:kG2TLcBR


「畜生……騙された」
「で、誰に着て欲しかったんです?」
「うるさい」
「嫌われてしまいました、くすん」
「くすんじゃねーよ」
このように他愛も無い会話をする二人。
そこに現れた二人組の男性。
「あれ、君達荷物一杯持ってるねー。大変じゃない? 少し持ってあげようか?」
そう、なんとナンパである! この二人組、色々な意味で目立つ二人に寄って来たのだ。
「カワイコちゃん達、よかったら何処か喫茶店にでも入らない? 俺奢っちゃうよ?」
相手が人間ではないとも知らず、いい気なものだ。
「(……こりゃぶったまげた。酔狂な奴もいるもんだね……ダイヤ? どうする? 結構面はいいようだけど)」
「(……前に言いませんでしたっけ?) 御生憎様ですけど、お断りさせて頂きますわ」
(前に言った、って……何をだ?)
「えー、いいじゃない? 何でも好きな物奢ってあげるよ?」
「……はっきり申し上げますと、私あなた方のような殿方はキライですの」
「えー、参ったなあ。どの辺が? 気に入らないところがあるのなら自重するよ?」
「ナンパをするような軽佻浮薄なところですわ」
「……」
「……」
(あ、それか……)
なんと、この男達、二人が誘いに乗らないとわかると途端に態度が悪くなり始めたではないか。
そう、実はこの二人組、筋金入りのDQNなのだ。
「……ダイヤ。 流石の俺も苛々してきたぞ」
「本当五月蝿い連中ですね……やっちゃいましょうか」
なにやら物騒なことを言い出したダイヤモンドダスト。さて、彼女は何をしようというのだろうか?

余談だが今「彼女は」と入力したら
・カノジョは嘘を愛しすぎてる ・彼女はデリケート ・かの女は忍具ムスメ
なるものが候補にあがった。 凄い、凄過ぎるぞgoogle日本語入力! って今普通にごおgぇと入力したら変換してないのにgoogleになった! 何だお前! 意味が分からない!

「……流石にそれはまずいんじゃないか?」
「ちゃんと手加減すればいいでしょう」
「……出来るだけ避けろよ?」
なおも食い下がるDQN二人組。手厳しい言葉で言い返すダイヤモンドダスト。
そして堪忍袋の緒が切れたらしく、ついに、DQNの片割れが手をあげようとした次の瞬間!

なんと、DQNがいきなり氷漬けになったではないか!
実はこの氷、ダイヤモンドダストの創りだしたものなのである。
突然氷漬けになった相棒に焦るもう一人のDQN!
慌てて逃げ出そうとするも、腕をいかづちに掴まれる!
「おおっと、逃さないぜ!」
今度は黒焦げになるDQN!
それにしてもこのいかづち、ノリノリである。

「なんだかケチがついちゃいましたね。あんみつでも食べに行きましょうか」
「お、いいな」

因みにこのDQN達、命に別状はないが数日入院することになった。
みなさんもナンパをする際には相手に気をつけて頂きたい。
0165 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/08/05(金) 02:01:58.73ID:kG2TLcBR
◆おまけ

「ところでダイヤ」
「なんです」
>477 名前: ◆bEv7xU6A7Q[sage] 投稿日:2011/06/16(木) 20:07:40 ID:Nnt095SE0
>自分的にっしょくたんキャラ外見年齢設定
(中略)
>ダイヤモンドダスト→14歳
「……ロリコン?」
「……それはないと思いたいです」
0166 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/08/05(金) 02:02:36.66ID:kG2TLcBR
以上

フッハー肝腎の買い物シーンがないぜー
0169 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/08/05(金) 12:44:11.13ID:kG2TLcBR
ダイヤ超化するのか
0173創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/08/07(日) 01:58:04.07ID:s3q0OhzS
おお、身長比見ると十四歳っぽく見えるw

そしていかづちモデル体型(除く胸)www
そりゃ着せ替え人形にされるのもわかるわw
0177 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/08/07(日) 10:46:44.37ID:ZPnMzjhB
まあアースがやたらでかいのはカラオケ回で分かってたけど並べて見るとすげえ
0178 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/08/07(日) 19:09:11.17ID:ZPnMzjhB
にっしょく「やきゅうをしましょう」

ダイヤ「なんです唐突に」

にっしょく「すでにだじゅんとしゅびもけっていずみです」

ttp://loda.jp/mitemite/?id=2326

にっしょく「やきゅうにはあまりくわしくないのでてきとうですが」

ダイヤ「色とか色々とツッコみたい所はありますけど……適当すぎやしませんか」

にっしょく「やきゅうにむいているひとがあまりいません。だからのこりはみんなほけつです」

かまいたち「なら何故野球をする気になる」

いかづち「特ににっしょくが入ってるあたりよく分からない」

にっしょく「ひんと:すとらいくぞーん」

アース「よし、タイダル9番入れ」

にっしょく「ああん」

たいふう「……にっしょく、1チームじゃ試合はできないけど、まさか……」

にっしょく「べつのすれのひとと」

ダイヤ「またそういう事を言い出す」
0181創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/08/08(月) 03:04:01.42ID:1r+OU+Ce
今ちょうど学園キノの五巻読んでて謎のタイムリー感がw
野球だけにね!( ´w`)ナンチテ

いかづちとにっしょくは何となく守備位置イメージが逆だなぁ。
ちっこい人がセカンドで、熱い人はサードってイメージがあるw
0183 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/08/08(月) 20:41:32.74ID:SfKTr0M4
安価
>>184(キャラ)が>>185する
0188 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/08/08(月) 23:41:06.14ID:SfKTr0M4
過疎騎士A「畜生ッ! やはりこんな人数でここを防衛できるはずがなかったんだ!」

過疎騎士B「出来るだけのことはしてきたつもりだが……これも天命か」

タイダル「ボクが助けてあげようか?」

過疎騎士A「だ、誰だ!?」

過疎騎士B「あ……赤ん坊!?」

過疎騎士C「でも、喋ってるぜ」

タイダル「ボクはタイダルウェイブだよ。 で、助かりたいのなら――」



◆  ◆  ◆  ◆  ◆



過疎騎士C「こんなことやって意味があるのか!? あの子が本当に精霊だなんて思えないけど!」

過疎騎士B「知るか! やらんよりマシだ!」

過疎騎士A「この星に住まう精霊よ! 我等に力を貸し給え!」

過疎騎士一同「タイダルウェイブ!」



◆  ◆  ◆  ◆  ◆



こうして彼らは土地を護ることが出来た
水はけの悪い土地だったので暫くの間色々大変だったようだが根性で何とかしたらしい
そしてタイダルウェイブを守護神として末長く祀ったとかなんとか
0190 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/08/10(水) 16:32:49.70ID:w2RJ49n2
にっしょく「ついったーのぼっとでもつくってみましょうか」

いかづち「誰がフォローするんだ」
0192 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/08/13(土) 22:26:13.00ID:8Clz85gf
にっしょく「……おや」

にっしょく「でっかいわんこですね」

にっしょく「にんげんがこっちにまよいこむことはまれにありますがわんこをみたのははじめてです」

にっしょく「……げいはできるでしょうか」

にっしょく「おて」

にっしょく「……おお」

にっしょく「おすわり」

にっしょく「……おお」

にっしょく「ちんちん」

にっしょく「……おお」

にっしょく「よしよし、りっぱですね」

にっしょく「これだけげいがしこんであるということはかいいぬなのでしょうか」

にっしょく「……ええと」

にっしょく「……けにうもれてみえないくびわはあまりいみがないきがします」

にっしょく「しょうがありません、かえしにいきますか」
0193 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/08/13(土) 22:27:02.49ID:8Clz85gf
日記はここで終わっている
0199 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/08/16(火) 02:51:29.41ID:l0peZuYz
……つまり?
0200創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/08/16(火) 13:01:32.35ID:c64bcMZv
カットイン用か。
目やばくねwww
0201 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/08/17(水) 22:09:40.10ID:UZhUOn0D
いかづちがヒャッハーしてる……
0202創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/08/26(金) 03:00:38.33ID:ma/qvEvq

        ∧   ∧
       ∧, '   ̄`、∧
      ∧/',  .iノハ从〉 ∧
     ∧  ヽ ゝ゚ ‐゚ノゝ ∧
    ∧  ⊂ 》▲▲〉つ  ∧
 (⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒)
   ̄`゙''ー‐--、____,.-‐一''"´ ̄
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::::::::::::::::::::::::::::::::: 》   ピシャーン!
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0204 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/08/26(金) 18:19:13.01ID:ikrwQSvQ
AAでやるかww
0205 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/08/27(土) 23:56:09.38ID:t0A6+DOQ
……体に何か軽い物が覆い被さる感触がした。
「ん……?」
「あ、すみません、起こしてしまいましたか?」
柱にもたれかかって座っていた筈なのだが、いつの間にか眠ってしまったようだ。
てんきゅうは気を使って布団をかけてくれたらしい。
「お疲れのようなら起こさない方がいいかと思ったのですが……」
「いや、少々うとうとしただけです、かたじけない」
「なんでしたらお布団敷きましょうか?」
「いや、それには及びません」
「そうですか? 無理はなさらないでくださいね」
「ええ」
0206 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/08/27(土) 23:56:27.36ID:t0A6+DOQ
「てんきゅうー、もうすぐ始まるよー!」
「あ、うん。 ちょっと待ってねー」
てんきゅうはにじの声が聞こえた方、つまり縁側とは逆、家の奥へと入ってしまった。
そして一方のかまいたちは縁側に行く。
「ありゃ、かまいたちが来た。 てんきゅうは?」
「さあ。 ……まだ始まってないな」
「音でわかるでしょ? ……やっぱりかまいたちも好きなんだね」
「日本人だからな」
「日本……人……?」
「いかづち、そう無粋なことを言うな」
「無粋って自覚はあるのか。そういう混乱を招くようなことは言わないでいいから」
縁側に座るかまいたち。たいふうの隣がよかったのだが、生憎既ににっしょくとダイヤで席は埋まっていた。
「夏でも、夜は涼しくていいですわね」
「……ダイヤ、何食ってるんだ?」
「アタリメです」
「……」
「これはもうありませんけど、サラミ食べますか?」
「なんでそんなものばっかり……」

「てんきゅうー、始まっちゃうよー」
「はーい」
「……てんきゅう殿は何をしているのだ?」
「てんきゅうは世話焼きだからね、大方食べるものでも出そうとしてるんでしょ」
「すみません、お待たせしましたー」
「おおっ、すいかではありませんか」
「うむ、いただこう」
「……お前、少しは遠慮したらどうだ」
「ん?」
「遠慮なんてなさらず、どんどんお召し上がりになってくださいね」
「……とのことだが?」
「そういうことじゃなくてだな……もういい、お前には言ってもわからんだろう」
「ふん」
0207 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/08/27(土) 23:56:42.77ID:t0A6+DOQ
「あ、始まったよ!」
「……」
「……」
「……」
「……」
「綺麗……」
「……綺麗はいいんですけれど。 ……会話がありませんね」
「それでいいんだ。そういうものだ。どうしても何か言いたいのなら玉屋とか鍵屋とか呼ばわっていればいい」
「たーまやー」
「あ、こらにっしょく……鍵屋ー!」
「……何を張り合ってるんだか」



「あら……かまいたちさんの姿が見えませんね」
「ああ、かまいたちならさっき上にあがったみたいだぜ」
「……上、ですか?」
0208 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/08/27(土) 23:56:58.39ID:t0A6+DOQ
あの連中には情緒とか風情とかを感じる心がないのだろうか。
いや、それはないだろうがやや乏しい気がする。
まったく、花火くらい落ち着いて見られないのだろうか……

……? 何やら物音が……
「こんばんは」
「え、て、てんきゅう殿?」
自分とは違って、中から上がってきたらしい。 まあ彼女の家なのだから当たり前か。
「いかづちさんから『上にあがった』と聞いたので来ちゃいました」
「あ、そうですか……足下に気をつけてくださいね」
「ええ。大丈夫」


「下よりもよく見えますね」
「ええ」
「自分の家ですけれど、ここだけは来たことありませんでしたね」
「左様ですか……まあ、雪下ろしをするでもなければ屋根の上に上ることなぞないでしょうしね」

「……不思議な縁もあるものですね」
「え、はい?」
「お散歩の時に出会って……」
「ああ、はい……」
「そしたらにじのお友達で……」
……『友達』はなんとなく違うような気がしたが、わざわざそれを言うのも詮の無いことなので黙っておく。
「でも、にじもずるいわ」
「は?」
「こんな素敵なお友達が沢山いるのなら、はやく紹介してくれればいいのに」
「……その、大勢で押しかけてさぞ迷惑だったでしょう。申し訳ない」
「うふふ。私、賑やかなのは嫌いじゃありませんよ」
「は、はあ……」
「それに…………こんなふうに落ち着いているのも大好きです」
「……同感です。今、とても気が安らいでいる」
0209 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/08/27(土) 23:57:14.93ID:t0A6+DOQ
「あの……かまいたちさん」
「何ですか? てんきゅう殿」
「その……」

「てんきゅうー! 花火終わっちゃったよ! まだ降りてこないの?」

「……」
「……」
「降りましょうか」
「そうですね……何を言いかけたんですか」
「ふふ。後にしましょう」



「花火って素晴らしいですね!」
「……ダイヤが目を輝かせていると悪い予感しかしないんだが……」
「ふふふ。別に妙なことしようってんじゃありませんよ。それでは問題です、これは何でしょう?」
「……花火セット?」
「正解です! 夜は長いんです、まだまだ楽しみますよ!」
「……よっしゃ、やるか!」
「てんきゅうさん、バケツありますか?」
「はい、今お持ちしますね。 蝋燭やマッチは……」
「持参しました!」

「……花火はどうだった?」
「……なんで俺に聞くんだ」
「二人に聞いたつもりだ」
「俺が入ってる時点で不気味だ。明日槍が降るぞ」
「やはりお前が風情を解する訳がないか……たいふう?」
「聞かなきゃわからない? 堪能したわよ」
「……ひょっとして何か機嫌が悪いか?」
「あら? 私は普段通りよ?」



「さ、あちらの線香花火を眺めながらみなさんはコレを如何ですか?」
「……梅酒?」
「さ、どうぞどうぞ」
「かたじけない」
「いただくわ」
「うむ、いただこう」
0210 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/08/27(土) 23:57:26.81ID:t0A6+DOQ
おまけ
ダイヤ「あ、てんきゅうさん、私にもくださいな」
かまいたち「お前には駄目だ」
ダイヤ「酷いですよ! 差別じゃなくて?」
アース「お前王様ゲームの時を忘れたのか?」
ダイヤ「あれはお酒が悪かったんです!」
たいふう「まあ、それはそうだけど……」

※あの酒は罰ゲーム的にまるで小学生がジュースでやるように色々混ぜたものです

ダイヤ「今回の銃もただのライターなので仮に悪酔いしても平気です!」
てんきゅう「まあ、仲間はずれはかわいそうですよ。さ、ダイヤモンドダストさん、どうぞ」
ダイヤ「さすがてんきゅうさん、話がわかりますね!」
かまいたち「……大丈夫か?」






セリフが無かった子もこの場にいた事はいたよ!
0212創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/08/28(日) 00:36:18.15ID:L9A5Ksox
>>210>>211
         ヒャッハー!!!   
    〈|____        ──┐| | 
∩  /〈,、,、`ヽ ∩        │ 
\\从`ワ´リ|//     .   │ __|_ __|_ __|_ __|_  
  ヾヽミ 三彡, ソ          │   /|     /|     /|     /|   
    )ミ 彡ノ        ──┘ /  |   /  |   /  |   /  |   
   (ミ 彡゛        
    \ゞ    ¨  "`´ 
      ゝミィッ、、,',,, ,,'",,,三三三三三三三三
                         三
                       三
                 三三三三
                三
               三
               三          三
               三          三
                三三三三三三三三
0213 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/08/28(日) 00:42:24.49ID:/3fpa/0f
なんという完璧な制服……
間違いなく学生

そして段々充実してくるAA
0214創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/08/29(月) 04:08:10.42ID:6vqf6RfV
>>205-
相変わらず素晴らしい! 
かまいたち&天泣さんのお話は風情があっていいですなー

夏も終わりで、ちと寂しいよん
0215 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/08/31(水) 19:48:47.47ID:1dVjLihl
にっしょく「このすれのとうじょうじんぶつはみんな18さいいじょうです」
0217創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/08/31(水) 20:49:30.35ID:fcn8J5Hs
まあ天候だしなw

>>216
     |┃                   /| /|
     |┃                   | |/ //|
     |┃                 _|  __ >
     |┃三             /  |/    ~\
     |┃               イ           ト
     |┃               |   ::\:::/::::     |
 ガラッ. |┃               | <●>  <●>   |
     |┃  ノ//          .{ ` ̄ .::  、      |
     |┃三            ヘ  /、__r)\..    |
     |┃            / ̄ ̄~´     `ヽ  | |
     |┃            ェェェェェェェェェェェェェァイ 〉 イ \
     |┃三          \______/ /   .\
0218創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/09/01(木) 09:52:03.14ID:Hss0Ilb4

     |┃            /| /|
     |┃ 「うぎゃ!?」   | |/ //|     ──┐||
     |┃            |     >..       |  
     |┃       ../ ̄ ̄|/ ̄ ̄~\.    ___| ツ
     |┃      :イ           |   
     |┃      :|  / 、 ィ´ノ ̄ ̄`ヽ、 二ニ―
     |┃      :| r☆ '^/ ´`ヽ _  ヽ __ __
     |┃      :{ ` .:: ノヽ--/ ̄ ,   ||◎ ||◎ ||
     |┃    ,.,:. 。', /、 }  ...|  /!   ||   ||   ||
     |┃  。∴.;/ ̄ ̄~ , }`ー‐し'ゝL _  ||___||___||
     |┃    ェェェェェェェェェェェヘr--‐‐'´}    ;ー---------
     |┃    \_____`ヾ::-‐'ーr‐'" 三==-


      .//!!∧
     //ノノトヘヽ
    <//ii ゜-゜!ゝ   < 場違いだ…ご退場願おう
   (_/ゝ || ヽ ) ゝ
  <≦ヾ‖王/≧ >
  <..| |/ 彡乂ミ\〉>
  <ぬ|彡彡 ミミ | >
    (_!!__) ̄(__!!_)
0221創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/09/03(土) 00:02:16.58ID:U2GSncKb
     ___
   , '´   .ヽ
   ,レ イノルノハ〉
   .| 从゚ ー゚ノムi  < 来るなと言ったり来いと言ったり…
  /.,《 (=@=)》つ    人間って面白いものね…くすくす……
  ( ∪ノ爻爻ヽ )
 ((  ノ爻爻爻ヽ ))
0223 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/09/04(日) 21:14:38.60ID:aY/FHIlT
台風がデレてくれなかったので
0224 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/09/04(日) 21:15:12.97ID:aY/FHIlT
「あら……かまいたち……? こんな時間に、こんなところで……何をしているの?」

「む……たいふうか。 たいふうがここにいるのもかなり疑問があるが?」

「そうかしら? あなたがこんな朝早くにてんきゅうの家から出てくることより不思議なことがあって?」

「……そうかもしれないな」

「で、何をしていたの?」

「朝食を馳走になっていた」

「……朝食?」

「そうだ」

「……どうして?」

「どうも何も……拙者は料理なぞ作れんからな」

「それがてんきゅうのところで御馳走になることと繋がるの?」

「家庭料理を出す料理屋などそうないからな。 高級なものはどうも舌にあわん」

「……つまり素朴な家庭料理を味わいたかったからてんきゅうに作らせたと」

「いや、何も強制したわけでは……彼女に『なかなか口にできない』と零したら『なんでしたら私がお作りしましょうか』と。
 それでお言葉に甘えることにしたのだ」

「……作ってもらえることを期待して言ったんじゃあなくて?」

「そんなつもりは……いや、あったかも知れぬな」

「そうでしょ?」

「うむ……改めて礼をせねばなるまいな。  ……ところでたいふう、時間があるならこれから拙者と……」

「お生憎さま、今忙しいの。 じゃあね」

「あ……」
0225 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/09/04(日) 21:16:06.76ID:aY/FHIlT
おや、たいふうのようすが……?
0226創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/09/20(火) 22:35:16.59ID:LVfDfIw/

  / ̄`´ヽ
  / 从ノ))从〉
  .ヘ リ ^ヮ゚ノリ  < あはははっ
  /⊂〉~!!~}つ
/// /ョi!E| ヽゝ
    し'し'
0227創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/09/22(木) 01:11:35.68ID:1L8b1916
     ___
    '´   ヽ
   |ミ.(((ル))リ〉
    j .ii| ゚ヮ゚ノii
  ((⊂》 ::》つ
  (( (ノ___::\))
    ~~じソ~~
0228創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/09/22(木) 01:38:09.12ID:1L8b1916
     
    ./∧ハ
   ./ ノノトヘ〉
  // リ ゚-゚ノi
  ゝ,,,(ouuム
0229創る名無しに見る名無し
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2011/09/22(木) 23:12:39.81ID:1L8b1916
   ______
  /====ヽ
  ! リノノ ハリ〉
 ζ ゝ゚ヮ゚ノζ 
 と)》 弋メ《づ  
  |ノ=||=i  
 〈 .LらLらゝ


   ____
  /____ヽ
  !./リノノ ハリ〉
 ζ ゝ゚ヮ゚ノζ 
 と)》 弋メ《づ  
  | ノ==||=i| 
 〈  じ'じ' ゝ
0231創る名無しに見る名無し
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2011/09/22(木) 23:31:26.97ID:W+dOwZGM
乙age
0232創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/09/23(金) 03:45:39.88ID:SWQN7rCU
いかづち全身作ってみた

      ∧    ∧
     ∧, '   ̄ヽ∧
    ∧ !  .iノハ从〉 ∧
   ∧ ∨ゝリ ゚ ‐゚ノリ ∧
  ∧ ∨ .と》▲▲》つ ∧
  ∧∨    j==i!=j   ∨∧
  ∨     じ' じ'.    ∨


剣持ち

      ∧    ∧. |\
     ∧, '   ̄ヽ∧.|l::l|
    ∧ !  .iノハ从〉 |l::l|
   ∧ ∨ゝリ ゚ ‐゚ノリ....|l::l|、
  ∧ ∨ .と》▲▲》つ〕!:l|∧
  ∧∨    j==i!=j   》:l| ∧
  ∨     じ' じ'.   {‖ ∨
0234 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/09/26(月) 20:14:00.25ID:/7Rg5+Ux
こ、これは……
0235創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/09/26(月) 20:36:14.08ID:gi9xyht2
圧倒的気迫ッ!
0238 ◆GAIA///6T.
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2011/10/10(月) 00:38:50.88ID:PLbcSpTM
逆に考えるんだ、IMで出番ができると考えるんだ

で、いかづちマダー?
0242 ◆KazZxBP5Rc
垢版 |
2011/10/12(水) 20:26:52.36ID:ltFR8ilG
???「ようやくみつけたぞにっしょく!」

にっしょく「げげっ、あなたですか。」

いかづち「どうしたー? おおっ? 更にちっちゃなにっしょくが!」

ダイヤ「あら、どうしたんですの?」

たいふう「くすくす……。」


わいわい、がやがや


にじ「で、何の話だったっけ?」

???「わたしだー! むしするなーっ!」

アース「そうだったな、どちら様かな? にっしょくによく似た娘さん。」

???「よくぞきいてくれました! わた

にっしょく「げっしょくです。」

げっしょく「じこしょうかいぐらい じぶんでさせろーっ!」



げっしょく
・にっしょくと姿はそっくりで背は一回り小さい
・影が薄い
・妹説とかライバル説とかあるけど丸投げ
0244創る名無しに見る名無し
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2011/10/12(水) 21:38:12.26ID:f/BLla8D
小ネタ乙です。そう来たかーw
0246 ◆GAIA///6T.
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2011/11/01(火) 00:24:49.74ID:Ihfi82jW
ちくしょう語彙が足りない
0251創る名無しに見る名無し
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2011/11/04(金) 00:12:54.88ID:l+dCde5S
>>250
そっちじゃなくてボリス・カーロフのつもりだったのだ…w
でも傷は合ってるw

おまけ
http://loda.jp/mitemite/?id=2584.jpg
0252創る名無しに見る名無し
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2011/11/04(金) 00:40:44.06ID:aK49cUKN
>>251
すまぬ・・・すまぬ・・・ww

このひと(?)たちって、仮装ってより変身に近いようなw
0258創る名無しに見る名無し
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2011/11/15(火) 15:30:57.73ID:Tsb9pISg
>>252
                          ↓ここらへんににっしょく

>>255
ポッキーゲーム♪

・・・言ってみたかっただけとです。

0259 ◆GAIA///6T.
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2011/12/03(土) 21:42:29.78ID:FHVth3+W
「こちらに」

にっしょくたちが……まあいつも通りうだうだと取るに足らないことをやっているところに、そいつはやってきた。
「アースクエイクという方が居ると聞き及んで来ました」
(……学生服?)
(違うよたいふう、あれは軍服)
実際、大日本帝国陸軍のそれのようなそうでもないような形状の、夜闇のような漆黒の軍服を身に纏い、腰には軍刀を吊っていた。
軍帽を目深に被っており、表情は窺いにくい。しかし色が白く、線の細い、端正な顔立ちをしていることは認められた。
直立不動のまま続ける。
「彼はどちらに」
「ええと、あなたはどなたですか」
「……これは失礼致しました。小生、カゲロウと申します。見ての通り武で身を立てる者故に、誉れ高いアースクエイク殿と手合わせ願おうとはるばるやって参りました」
(……誉れ高いんだ。知らなかった)
(あら、ちょっと見なおしたわね)
(……ところでたいふう、ダイヤの目がなんだか綺羅綺羅してるんだけど)
(……例の病気が始まったのね)
「カゲロウさん……素敵なお名前ですね」
「え?」
「私、ダイヤモンドダストと申しますの。」
「はあ」
「お訪ねの彼はあちらの方にいますわ」
両手でカゲロウの手を握るダイヤ。カゲロウは白い手袋をしていた。
あとで気付いたけどたいふうも手袋してるよね。
「ご武運をお祈り申し上げます」
「はぁ……ご丁寧にどうも」
カゲロウはやんわりと手を振りほどくと、示された方向へ歩いていった。
カゲロウは全然見てないのだがダイヤは後ろで小さく手を振り続ける。
「ダイヤってさ……ほんと惚れっぽいよね」
「はい?」
「そして冷めやすい」
「仰っている意味がよくわかりませんが」
「だってそうじゃない。ちょっとカッコいいヒトが来るとすぐ」
「あら、そういうことですか。 別に冷めてはいませんわよ」
「……どういうこと?」
「私はですね、初めて会った殿方のことはまず好きになることにしているんです」
「言ってる事がわからない、イカれているのかこの状況で」
「第一印象はいい方がいいんですよ。そして素敵な殿方だったら恋し続けるんです」
「うーん……わからないような、分からないような……」
「なんですかそれ」
「十人十色とはよく言ったものだねってこと」
「まだよくわかりませんが」
「気にしないことだよ。 ……ところで彼……カゲロウだっけ。ああいうのタイプなの?」
「いえ、もっと男らしい、筋骨隆々とした方が……ぽ」
「頬を染めるな。 ……アースみたいなのがいいってこと?」
「近いですね」
「ちょっと意外かも。 もっとこう、優男が好きなんだと思ってたのに」
「殿方はやはり男らしくなくてはなりません。 ああいう、ひょろっとしているヒトはちょっと。 お肉もそれなりにはついているようですが」
なんかこの辺の会話伏線らしいよ。
0260 ◆GAIA///6T.
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2011/12/03(土) 21:42:53.86ID:FHVth3+W



さて。
ここにだだっ広い草原がある。
まっさらで何も無い中に一本だけ、背の高い木が生えていて、そこから先は緩やかな下り坂。
アースクエイクは、その木の陰で寝ていた。
因みに寝そべっていただけで眠っていたわけではない。
音もなく気配もなく、カゲロウはその木に近づいていく。
そして5m、殊更張り上げなくとも声が届く距離まで来た所で、
「誰さん?」
アースが言う。
予想していたのだろうか、カゲロウは臆せず姿勢を正し、
「失礼は承知の上で質問を返させて頂きます。アースクエイク殿で御座いますか」
「気にするな、『ヒトにモノを尋ねるときは自分から』っていうだろ、先に訊いたのは俺だ」
上体を起こす。
「そうだ」
「私はカゲロウと申します。 是非とも益荒男の誉れ高いアースクエイク殿と――」
「誉れ高いんだ、そりゃ知らなんだ」
アースは今や立ち上がり、腰に手を当ててカゲロウに向き直っている。
「――アースクエイク殿と、手合わせして頂きたいと存じ」
「手合わせだって?」
何やら素っ頓狂な声を出す。
「妙なこと言うね。売られた喧嘩は買う主義だが……見たところご立派な刀を持っているようだが、
そして俺は持っていないんだが、そりゃアクセサリーだったのかね? それならまあ納得もいくが」
「まさか」
わざとらしく目を剥くカゲロウ。
「お互いが『最も得意な得物』を以って戦うのに、なにか問題でもおありですかな」
口の端を持ち上げるカゲロウ。そしてアースも。
「ほう……あながち身の程を弁えない愚か者とも言い切れないようだ」
右の拳で左の掌を突く。 反対側でも同じようにする。
「では……いざ尋常に」
「生憎こっちは天変地異でね。まあ尋常の意味が違うからいいが」
四股を踏むように足を高く上げ――振り下ろす。
大地が轟く。
「かかって来な」
0261 ◆GAIA///6T.
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2011/12/03(土) 21:43:28.36ID:FHVth3+W


「おや――はじめたようですね」
「そのようですね。どちらが勝つと思いますか?」
「……くすくす。 アースがそう簡単に負けるとも思えないけど」
「でもカゲロウの強さがどんなもんか分からないしなぁ」
タイダルウェイブが眠っている横で、四人(人?)娘はお茶会をしていた。 にっしょくとダイヤは地震の衝撃でちょっと零した。


(魯鈍に見えますが……なかなかどうして)
体格差が激しいとはいえ、刀がある分リーチの上では有利である筈なのだが、まるでサトラレているかの如く、的確に避けられる。
どういう意図があるのか、アースの方はまだ拳の一発も繰り出してはいない。
カゲロウが一方的に攻撃を繰り返し――その全てが最小限の動作で躱され――
たまにそうではないように見える動きがあっても二の太刀を躱す予備動作になっていて――一方的に披露が溜まっていた。
カゲロウは考える――何故攻撃してこないのか? 舐められているのだろうか――こちらの実力を推し量ろうとしているのだろうか――
結局のところ魯鈍なので、攻撃を仕掛けると隙ができてしまうからこちらの疲弊を待っているのだろうか――
ここでカゲロウはカカッとバックステッポ。 距離を取る。
帽子の下で睨めつけるカゲロウと悠然と佇むアースクエイク。先程からアースは、ずっと腰に右腕を当てたままだ。
両者無言のまま、不動のまま、時間が過ぎていく。


動いたのはアースだった。
突如として右足を前に出し、腰を深く落とし、体を捻り――拳を繰り出した。
――別にカゲロウがそのテレフォンパンチに反応出来なかったわけではない。 ただ、遠すぎた。
(ヨガか波紋の使い手でもなければ、この距離では届くまい)
そう思っていた。
……先程までの、無駄のなさを忘れていた、と言われてもおそらく反論は出来ないだろう。
結果、5m吹き飛ぶ羽目になった。
0262 ◆GAIA///6T.
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2011/12/03(土) 21:44:05.72ID:FHVth3+W


なんとか受身を取り(間一髪帽子も落とさずに済んだ)起き上がり、信じられないといった風に目をしばたたかせる。
「……飛び道具?」
「そう呼びたきゃ呼んでもいいがな。 ただの風圧だぞ」
アースはまた先程までと同じ姿勢に戻っている。 心なしか笑っているように見える。 殊更、今のカゲロウには嘲笑に見えた。
「この」
短く悪態をつく。 刀を握り直し、突きの構え(調べてみたところ霞の構えというらしいものだ)をとり、そして――吶喊して突進した。
「オン・マリシ・エイ・ソワカ!」
……良い策であるとは言いがたい。アースはやれやれとばかりに肩をすくめ、真っ直ぐに突かれた刀を躱し、
そのまま体を沈め、右腕を軸にして後ろから足払いをかけた。
――その、つもりだったのだが――
「……手応えがない」
外した筈はないのに、だ。
立ち上がり、惰性で少しばかり先に行ったカゲロウへ向き直る。
カゲロウは、刀を納めて、右手で帽子の鍔を抑えて不敵に笑っている――ように見える。
対しアースは、逆光のため眉間に皺を寄せ眺める。 若干憮然としている――ように見える。
「名前――もう一回聞いておこうか」
「カゲロウ――実のない相手を打つのはさぞ難しいでしょう?」
「成程――成程ね。 いやはや、全くだ。 俺だって元々は実体なんか無い筈の身――
それがこうして、何故にか器を与えられ、煩わしくもあり――便利でもある。 無かったらこうして戦えないしな」
そして――間違いなく、にやりと笑った。
「それで、その事が俺の勝ちに何か影響するのかね?」
再び、大地が吠えた。


「……くすくす。 気合が入っていること」
今度はにじも零した。
0263 ◆GAIA///6T.
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2011/12/03(土) 21:44:34.29ID:FHVth3+W


それから後は状況が少し変わった。
カゲロウの方があまり動かなくなり(何せ躱す必要がないのだ)、かたやアースは積極的に攻撃をするようになった。
なったのだが――ひどく不恰好というか、奇妙な動きをする。
これまでの戦いの様子と、隙を突いた(つもりの)カゲロウの攻撃の悉くが当たらないことから、避けるのを計算に入れた結果であろうとの察しはつくのだが――
「……貴方らしくない――勿論前情報からの判断ですが――戦い方ですね」
「戦闘中に喋る特訓でもしたのかね?」 地震も、もとい自身も喋っているが。 「その答えは簡単だ、お前をおちょくってるんだよ」
「……」
アースはこれまで、時折思い出したように――思い出したようにだ、一定距離をとって先程の『風圧パンチ』を繰り出しているのだが、矢張りというべきか、効果がない。
そして、その内に――至近距離で『例の構え』をとり出した。
無論、隙だらけである。
「!」
カゲロウは刀を構え、

……さて、カゲロウは何故、かくも不自然な行動に乗ってしまったのか。
硬直した状況に痺れを切らしたのかも知れない――素人目にも隙だらけ、何をできることがあろうかと思ったのかも知れない――
先程風圧を食らった時の威力を思い出して、その拳を直接貰ったら流石に"陽炎"とはいえ搖らいでしまうと考えたのかも知れない。

ともかく、これでカゲロウの敗けが決まってしまった。

カゲロウの刀の『峰』は確かにアースの腕を打ち据えた。 笑みを浮かべるカゲロウだったが――
「……手加減なぞしなくても効かなかったかな」
アースの岩のような、大地のような身体に傷を負わせることは、できない。
色を失ったカゲロウに、
「実のない相手"が"打つのはさぞ難しいだろう」
追い討ちをかける。
「無駄ァ!」
0264 ◆GAIA///6T.
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2011/12/03(土) 21:44:56.85ID:FHVth3+W


3m吹っ飛んだ。
「うぐっ……!!」
受身が間に合わず、草原を転がるカゲロウ。
ようやく止まった所で、刀を杖に立ち上がり、転げた表紙に横を向いてしまった帽子を真っ直ぐに直し、刀をアースに向け、虚勢を張る。
「なんだ、この程度か!? 先程の風圧の方が余程よく効いたぞ!」
「そりゃそうだ」
「な……」
「ここでカゲロウ君に地震講座だ。 地震には2つの波があり――
ときにカゲロウ君、自分の体がさっきから震えているのに気付いているか? 言っとくが武者震いって言い訳はなしだ」
「……!」
「それを"Primary Wave"という。 そしてその後――少しく時間をおいてやってくる揺れが――縦揺れが、ある」

「カゲロウ――9秒経過だ」
カゲロウが、"上に落ち"た。
「"Secondary Wave"だ、覚えとけ」

カゲロウの刀が、回転しつつ落ちてきて、地面に突き立った。
そして、軍帽が風に煽られつ落ちてきて、刀に引っかかる。 帽子の鍔が、刀の『不知火』の銘を隠す。
0265 ◆GAIA///6T.
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2011/12/03(土) 21:45:19.93ID:FHVth3+W


肝腎のカゲロウが落ちてくるまでにやたら時間の掛かる何処の車田漫画だ的展開があった訳ではなく、
実は刀よりも先に落ちてた。 そりゃそうだ。 それで気絶してた。
そしてカゲロウが目を覚ました時、アースは――何処から出したのだろう。 一升瓶と杯を持って呑んでいたものだから呆れてしまった。
起き上がり、前に掛かってきてしまった結構長い髪を後ろに流し、辺りを見回し、刀を見つけて帽子共々回収する。
刀を鞘に収めた所で、
「お早うさん。 いい夢見れたか? あんたも呑むか?」
アースがそんなことを言うので、少し眉を吊り上げるカゲロウ。
「……皮肉はやめてください。 そして呑みません。 それより」
たった今仕舞ったばかりの刀をまた抜き、アースに突きつける。
「さっきは不覚をとりましたが……今度はそうはいきません。 もう一度戦ってください」
「え」
露骨なしかめっ面。
「もう一度です。 まさか――勝ち逃げするつもりでは無いでしょうね」
語気を荒げるカゲロウに対し、かなりの渋面で応えるアース。
「そういう訳じゃないがね……しかし」
「では!」
「あのね」
溜息を吐く。
「確かに売られた喧嘩は買う、とは言ったが……言ったがね。 だからといって女を殴る趣味もないんだ。勘弁してくれ」

「  」
0266 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/12/03(土) 21:46:10.25ID:FHVth3+W


「……」
「何だよ」
「……今……なんとおっしゃいました」
「二度も言わせるなよ……『女を殴る趣味はないから打ち止めにして欲しい』」
「な……誰が」
「三度目は言わせるなよ」
カゲロウはまた暫く硬直していたが――やがて表情を緩め(ここに来て初めて、だが何やらこの世の終わりのような顔にも見える)、観念したようになった。
ひょっとしたら泣き出しそうにも見える。
「――何故分かったんですか」
どうやら無理に声色を低くして喋っていたらしい。透き通った声でそういった。
「何故……と言われてもな」
「……じゃあ、何時から?」
「最初から」
「……」
「案外可愛らしい声だな」
「茶化さないで下さい!」
仄かに紅くなったカゲロウの顔や仕草も可愛らしいものであったが果たしてアースにそれが認識できるのかどうかは定かでない。
なにしろ、またも何処から取り出したのやら、スルメを舌で転がしている。
カゲロウは帽子を脱いでアースの前に正座。
「何? 欲しい? もう一枚あるぞ」
「結構です」
「まぁそう言うな」
アースがスルメを放ったのをカゲロウは思わず捕らえてしまい、どうするべきか迷った挙句、結局もそもそと遠慮がちに食べ始めた。
アースはその様子をちょっと眺めて、
「……軽率だった」
呟いた。 酒を呑むまい相手につまみだけ与えても仕様がない。 ちょっと気付くのが遅かった。
0267 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/12/03(土) 21:47:04.78ID:FHVth3+W


そうして二人、無言で烏賊を咀嚼して――アースは時折杯を呷りながら――という奇妙な状況が暫く続いていたが、
「あ」
カゲロウが声を上げた。
「アースクエイクさん……その」
「何だ?」
「さっき……あちらで貴方の居場所を訊いてきたんです」
「で?」
「その……ダイヤモンドダストさん、とおっしゃいましたか」
「ああ、あいつがどうかしたのか?」
「その……ひょっとして……あの方に……」
「はっきり言えよ」
「ええと……彼女に……変わった趣味があったりしません?」
「変わった趣味?」 考えるまでもない。 「沢山ある」
「あー……伝わってないか……そりゃ伝わらないか……その……単刀直入に言って……同姓愛のケはありません?」
「は?」
「何やら熱っぽい視線を受けたもので……」
「ああ、そういうこと。 無いはずだが、俺の知る限りでは」
「バレてたわけではなかったんですね。 よかった」胸を撫で下ろすカゲロウ。
一番最初にその可能性を危惧することとかよく知らないダイヤに"惚れられた"ことをあんまり気にしていないことや何やでひょっとしてカゲロウの方にそっちのケがあるのではないか、ということは、
アースは邪推だと思ったのかわざわざ言ってやるまでもないことだと思ったのか、それとも根本的にそこまで気が回らなかったのか言及しなかった。事実彼女にその趣味はない。
代わりにこんなことを尋ねた。
「何だって男のふりなんてしてるんだ?」
少し顔色を曇らせるカゲロウ。
「先ほど貴方も仰ったでしょう、『女を殴る趣味はない』と。 武の道を往くには女の身は何かと不便なんです」
アースは特に返事をせず、ただあとでいかづちにあわせてやろうかと思った。
「……秘密にしておいていただけますか?」
「……ま、構いやしないがね」
残っていた瓶の中身を喇叭で呑み干す。酒をちゃんと酒として飲んでいるのかかなり怪しい。
「向こうににじはいたか?」
「にじ……?」
「見るからに虹っぽい奴だ」
「えー……多分」
「そうか。あいつは妙なところで鋭いから気をつけろ」
一度伸びをする。
「後、あそこにはどうせ居なかっただろうが、オーロラとりゅうせいという虫の好かん奴がいる。りゅうせいはワケの解らんことを言ってるだけだから問題は無いと思うが――
オーロラの野郎に遭ってしまったら一発で終わるぞ」
「は? ……何故です?」
「会ったら分かる。だから会うな」
「はあ……」
納得していない様子だ。当たり前だ。
0268 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/12/03(土) 21:47:28.83ID:FHVth3+W


「アースクエイクさん……折り入ってお願いがあります」
「ん?」
何故か正座しだした。
「私を弟子にして下さい!」
「……」
「……」
「……」
「……どうでしょう?」
「いや、どうと言われてもだな……」何を教えようというのか。
「お相手をして下さるだけでいいんです! お願いします!」
土下座しだした。
「……弟子なんざとるか」
「そこをなんとかお願いします! どうか……」
「……結局3回目を言わせるんだな」
「……え?」

「『売られた喧嘩は買う』」
0269 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/12/03(土) 21:48:16.38ID:FHVth3+W








おまけ。

「おいアース」
「なんだ」
「あの女……」
「あれは男だぜ」
「なんだって?」
「カゲロウのことだろ?」
「……あれで男なのか……」
(……こいつ何時から俺の言うことを簡単に信じるようになったのかね)
0270 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/12/03(土) 21:48:44.77ID:FHVth3+W
以上。
戦闘シーン(笑)
0272創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/12/04(日) 03:41:47.42ID:LtstRH6m
アースカッケエw
カゲロウもいいねぇ。軍服男装少女とは、キュンキュンくるね。
0273創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/12/11(日) 03:20:23.83ID:eUHOStUr
いかづち「ん? なんだありゃ?」

にっしょく「どうしました」

いかづち「あれ見てみろ」

???「……」

にっしょく「うずくまってます」

いかづち「誰?」

???「ん? なんだば。いまつめきっちゃーはんでまでじゃ。あどわんつかだね」

にっしょく「がいこくじんです」

いかづち「いやいやいやいや。あんな醤油顔な外人居るか。純和風もいとこじゃないか。三味線持ってるし」

???「しゃみせんだっきゃ中国さもあるだ。それにしゃみせんもとうほぐおぎなわで別物だはんで、日本のものだと決めつけるのは早計もいいどこだでゃ」

にっしょく「やっぱりがいこくじん」

いかづし「うん。きっと極東のどこかだ。でも言葉使いはそれっぽくないっていうか、ローマ字圏内っぽい」

???「んだんだ。リズムはロシア語っぽいの。だばって発音はフランス語さちけーはんでの。ま、おらほもわがねし、どんでもいいばって」

にっしょく「にほんごっぽいのがみえかくれします」

いかづち「でも明らかに日本語のそれとは違う」

???「おめだち、さっぎからうだでな。差別だや」

にっしょく「はつおんとのうないもじがいっちしませんね」

いかづち「おまけに妙に体太いし。なんかどっかの危ないやつが紛れこんだとか?」

???「わいはどんだば。わーだっきゃおどなしだ」

ダイヤ「待ちなさい!」

???「おろ。ぺったっこだばん」

ダイヤ「うるさいわね! デリカシーの無さがあなたの欠点よ!」
0274創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/12/11(日) 03:21:01.94ID:eUHOStUr
にっしょく「しりあいですか」

ダイヤ「不本意ながら」

いかづち「こいつどこ出身の何人?」

???「ベンベンベン。(三味線を弾き始める)」

ダイヤ「あなた、混乱を招くだけだからやめなさい!」

いかづい「なんだどうしたんだ。オレたちにちゃんと説明しろよ」

ダイヤ「ああ、コイツは……」

???「初めまして。地吹雪です。以後お見知り置きを」

ダイヤ「私に説明させなさいよ!」

にっしょっく「ふつうにしゃべれたんですか」

地吹雪「もちろん。いくらなんでも、津軽弁だけで押し通せるほど世の中甘くはありませんので」

いかづち「突然、流暢になったな……」

地吹雪「津軽弁と標準語は似ても似つかないので逆に切り替えが楽なんですよ。はは」

にっしょく「ところで、だいやとはどういうかんけいなのですか」

ダイヤ「ああ、それは……」

地吹雪「ダイヤも私も同じ系列というか、寒気系ですから。ダイヤは空気中の水分が凍る現象。私は横殴りの猛吹雪。どちらも極度に寒い地域の物ですから。嫌でも顔見知りなんですよ。
 ただ寒い地域だけじゃなく、どちらも寒い地域の寒い季節にしか見れません。昼間の最高気温が零度を越えない日が続く時期ですね。
 そうなると、晴れると放射冷却でダイヤが出やすいし、吹雪が酷ければ私の出番ですよ。
 要するに、寒気系ですね。ええ。」

ダイヤ「全部説明しないでよ! 私の仕事は!?」

いかづち「にしても、太いというか、デカイというか……。アースとはベクトルが違うというか……」

地吹雪「ええ。津軽は横綱名産地ですから。リアルにデカイの多いですね。ヒクソンのおじいちゃんの出身地でもありますし」
0275創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/12/11(日) 03:21:18.72ID:eUHOStUr
にっしょく「しゃみせんはなんなのですか」

地吹雪「持ってるだけです。雰囲気ですよ雰囲気」

にっしょく「なるほど」

いかづち「意外と丁寧な言葉使いだな」

ダイヤ「私に説明させなさいよ!」

地吹雪「んだばっておらほでぱっぱどやってまる県民性だし」

ダイヤ「日本語でお願い……」

地吹雪「やだなぁ。れっきとしたジャパニーズですよ」

にっしょく「これがつがるべんですか。みちのげんごです」

いかづち「ほんとに何言ってるかわからないな」

地吹雪「私でも解らない事があるくらいですから」

にっしょく「ほほう」

いかづち「もっと聞いてみたいな。本物の津軽弁ての。テレビじゃ解るようにマイルドにしてあるし」

にっしょく「たしかに、わたしたちでもわかりますね」

地吹雪「そう言いましても。基本的にナチュラルに口をついて出るものですから」

ダイヤ「普段は津軽弁のクセに?」

にっしょく「なんでもいいのです。ごがくのべんきょうついでに」

いかづち「そうそう」

地吹雪「……」



地吹雪「Faisons-le comme……」

にっしょく「ふらんすご!?」

いかづち「発音は近いと聞くけどなぜにフランス語!?」

ダイヤ「何してるのよあんた!?」




おわり

0278 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/12/11(日) 03:32:07.57ID:+BUD84g2
うわ、俺にはぜってー扱えねーわ―津軽弁ww
0279創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/12/13(火) 01:20:39.87ID:zrKW3E2Q
                  |   yuzuruからengawaにいてんだそうです   |
                  \________ .__________/
                              ∨
     ___                       ___
    '´   ヽ    / ̄`´ヽ           ( ☆  )
   |ミ.(((ル))リ〉   / 从ノ))从〉         「〈ノレルハ `∩
    j .ii|;゚ヮ゚ノii    ヘ リ;゚ o゚ノリ         j 从゚- ゚ル, !i i 
  ((⊂》 ::》つ   /⊂〉~!!~}つ         ⊂《iWj《つ.l  
  (( (ノ___::\)) /// /ョi!E| ヽゝ        ((/ノ☆レゝ ))
    ~~じソ~~       し'し'             `~し∪~゜
  ___∧______∧__
../        /          \
..|  今度は…  |  大丈夫だよね? |
0280 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/12/15(木) 03:34:16.45ID:Oe6AuAuU
「はあーぁ……」
今日も今日とて暴れ回った。
相変わらず一矢報いることも出来ていないのだが。
そもそも『刃のほうで』斬りつけても傷ひとつ付けられないのでは勝つ見込みなど皆無ではないか。
まあ、当てられることさえも稀なのだが……
ひとまず戦いのことを考えるのは中断して、疲れを取ることに集中しよう。

「あつつ……」
なんだろう、おしりが痛い。 体のそこかしこが痛むのはいつものことだが、お湯に浸かった途端だ。
ちょっとお湯から上がって鏡の前へ向かう。
頑張って身体を捻ると、
「あー……やっぱり……」
痣になってしまっている。
「アースクエイクさん結構容赦ないなぁ……」
後ほど鑑みてみると今まで碌に痣も作っていないのだから寧ろ相当手加減してくれているのではないかと思ったが、とにかくこの時は少々恨めしく思ったのだった。
いつまでも鏡の前で自分のおしりを見ていたってしょうがないので、硫黄の匂いに身を委ねる事にする。

そういえば言っていなかったが、ここは所謂露天風呂というヤツ。
なんと珍しいことに、「我々の世界」にあるのだ。
……まあ、つまりそういうことだ。温泉が「こっち」にあるのは非常に珍しいのである。
何故かは……多分掘るヒトが居ないからだと思う。
そうするとこっちにある家なんかは誰が建てたのだ……という疑問もあるが、私は知らない。きっと誰かが知っているが、あまり興味もない。
それでも何かを言うならこの温泉を作った誰かさんに感謝の一言だ。

「ふう……」
気持ちいい。
五臓六腑に沁みわたるという表現を使おうと思ったが温泉には不適切だった。
まあいいや。 気持ちいいのであまり物事を考える気にならない。
……それで少しばかりぼーっとしすぎたらしい。

がらっ、と、誰かが入ってくる音がした。
まずい。 ……別に男性が入ってくることを危惧しているわけではない。
ちゃんと性別で分けられていて、しかも性別不明用まである位だ。
問題なのは……自分が男性として通していることである。
見も知らぬ相手ならば別にいいのだが、我々のような存在は基本交友範囲はさして広くなく、一度行き合えば懇意になるものであり……
「……カゲロウ、さん……?」
ああ、やはりだ。
ダイヤモンドダストさんである。
彼女より大きかったが喜べるほどの差ではなく……と、そういうことはどうでもいい。
まあ、その、その……膨らみ……も見られているので男だと思われてはいないだろうが彼女は私のことを男だと思っているはずで……
覗きの類だとは思われては居ないだろうが男……女……
そんな風にこんがらかった頭で必死に考えて咄嗟に言った言葉が、
「えっと……兄をご存じなのですか?」
0281 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/12/15(木) 03:34:33.30ID:Oe6AuAuU
「ん……で、妹ってことにしちゃったのか」
「はい……」
「しかしあれだね……チェック」
「あ。 ……何ですか?」
黒のナイトが白のビショップを蹴っ飛ばした。
「いい機会だから本当のこと言っちまえばよかったんじゃないのか? あいつは武人じゃないぜ」
「…………そうは行きません」
「……あっそ。 チェック」
白のポーンが敵陣奥に到着した。
「あっ」
「……」
「……」
「それで? なんて名乗ったんだ?」
「……シラヌイです」
「へぇ」
カゲロウの腰を一瞥するアース。
「じゃああんたのことシラヌイって呼ぼうか? なんかあった時誤魔化しやすいと思うが」
「……私の名前はカゲロウです」
自分でややっこしくした癖に、とは、アースは言わない。
「……さよけ」
「はい。 …………あ! チェックです!」
「……チェックメイト」
「あ……」
「……」
「……」
「……」
「あの……それ、待って貰えませんか?」
「俺が待ったらお前は勝てるのか?」
「……参りました」
0282 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/12/15(木) 03:35:38.89ID:Oe6AuAuU
伏線(と言うほどのものでもない)回収と更なる伏線(っぽいもの)
0283 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/12/16(金) 03:03:35.92ID:Cz34pyL/
>>285
0286 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/12/18(日) 02:00:30.59ID:tSJjeq3W
「……うりゃ!」

「あら、何をやってるんですの?」

「お、ダイヤか。 まあこれを見てくれ」

「……ダイヤモンドですか?」

「ああ。 で、ダイヤモンドって硬いっていうだろ?」

「傷がつきにくい、っていう意味らしいですけどね」

「たまたま思いつきだからそこは別にいいんだ。 で、どの程度なのか実験中」

「どうやって?」

「どの程度の電圧まで耐えられるのか」

「……あの」

「こいつ案外タフでなー、今」

「あの……いかづち……ダイヤモンドは不導体です」

「ん?」

「そしてあなたは気づいてないと思いますが、その台は金属の部分があって地面に刺さってるんです」

「えっ」

「つまり、多分あなたが流していた電気はみんな地面に逃げたと……」

「……」

「……」

「……ダイヤモンドダストって硬いって言うけどどの程度まで耐えられるんだろう」

「えっ」

いかづち が しょうぶを しかけてきた!

ダイヤの ぜったいれいど !

いちげきひっさつ!

いかづちはたおれた!

「持っててよかったせんせいのツメ」


                                                              終われ
0288 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/12/19(月) 23:08:35.48ID:lqMSdXoM
>>289
0290創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/12/20(火) 00:10:22.88ID:56VgmXwt
股関がむずむずする。どうやら俺の股関もアナコンダのようだ。
0291 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/12/23(金) 20:19:38.89ID:zxE4sMjf
「ヤー、ミンナー」
「……ダイヤ、それはちょっと洒落にならないからやめてくれ」
「ハハッ」
「いや、ハハッでなくて……」
「あら、いかづち。 何をなさってるんですか?」
「……え」
「?」
「……ダイヤ」
「はい?」
「逃げるぞ!」
「え……ちょ、痛い痛い引っ張らないで!」


「なんなんですかいきなり!」
「静かに! 死にたいのか!?」
「は、はぁ!?」
『ハハッ』
「……あそこに黒い鼠がいるだろう」
「……あの着ぐるみは鼠なんですか?」
「あれは着ぐるみじゃない」
「え、でも……」
「いいからそういうことにしておくんだ!」
「え、ええ……」
「あいつは……言うなれば、悪魔だ」
「悪魔……?」
「捕まったら命はないものと思え」
「そ、そんな……」
『ハハッ』
『ハハッ』
『ハハッ』
「……まずいな、増えてきたぞ……」
「一匹じゃないんですか」
「いや、一匹だ」
「えっ」
「いいからそういうことにしておくんだ!」
「はい……」
「ともかく、このままここに身を潜めるのは危ない。 気付かれないように移動するぞ」
「……」
0292 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/12/23(金) 20:20:03.88ID:zxE4sMjf

そして、彼女らの逃避行が始まった……
追っ手の追求は執拗を極め、夜も碌に眠ることができない。
名も知らぬ雑草を食み、泥水を啜り、それでも生きるために逃げ続けた。
他の者達がどうなっているのかを知る術はないが、如何せん相手は悪魔である。
いくらアースクエイクやかまいたちといった猛者でも――かまいたちは足の速さでどうにかなっているかもしれないが――無事であるとは考えにくかった。
そして――ダイヤに限界が訪れる。

「もう耐えられません! こんなことを続ける位なら死んだほうがマシです!」
「おいダイヤ、気をしっかり持て! 生きてさえいればきっと……」
「何時ですか! それは何時!? 何時終わるかも分からないことをずっと……もう厭なんです!!」
「おい、待て!!」
『ハハッ』
『ハハッ』
「ハハッ」
「ハハッ」
「ハハッ」
『ハハッ』
「ハハッ」
「ハハッ」
『ハハッ』

「嘘……だろ? ダイヤ……」
『ハハッ』
「ダイヤァァァァァッッッッッッッ!!!!!!」
「ハハッ」
「ハハッ」
「あ……」
逃げなくてはいけない。 逃げなくては。
ダイヤを助けることはもうできないが、自分は逃れなくては……

ダイヤ。
そうだ。
ダイヤが犠牲となってしまったのだ。
他の者達の生存も絶望的だ。
だったら……

自分一人だけが逃げ続けていてもしようのないことではないだろうか。

いかづちはゆっくりと、悪魔たちの方へ歩きだした。
ダイヤの姿は、もう見えない。
しかし、いかづちには既にそれはどうでもいいことになっている。
もう、何もかも、どうだっていい。
『ハハッ』
『ハハッ』
『ハハッ』
『ハハッ』
『ハハッ』




「ハハッ」
0293 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2011/12/23(金) 20:20:20.31ID:zxE4sMjf
「……というゆめをみました」
「縁起でもない」
0298創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/12/25(日) 09:56:34.10ID:G/swk0Sb
投下乙
珍しい組み合わせだな
0303創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/12/26(月) 01:18:22.73ID:WDyvjARS
>>302
あーありがとう! すみません!
なるほど、この子がたいふうの舎弟か…w


アースでかいw
0306創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/01/01(日) 00:21:21.59ID:eGGwE5bl
                  |       2012ねんになりました。        |
                  \________ .__________/
                              ∨
     ___                       ___
    '´   ヽ    / ̄`´ヽ           ( ☆  )
   |ミ.(((ル))リ〉   / 从ノ))从〉         「〈ノレルハ `∩
    j .ii| ゚ヮ゚ノii    ヘ リ ^ヮ^ノリ         j 从゚- ゚ル, !i i 
  ((⊂》 ::》つ   /⊂〉~!!~}つ         ⊂《iWj《つ.l  
  (( (ノ___::\)) /// /ョi!E| ヽゝ        ((/ノ☆レゝ ))
    ~~じソ~~       し'し'             `~し∪~゜
  ___∧______∧__
../        /          \
..|  あけまして |   おめでとう!  |
0309創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/01/06(金) 02:46:30.02ID:f1TwA2pD

                      クル      ヒャッハー!? 
 \ あははッ コマ回しー /      〈|____       
                    ∩  /〈,、,、`ヽ  ∩    
     / ̄`´ヽ     ニ三  \\从`Δ´;!|//    
     / 从ノ))从〉           ヾヽミ 三彡, ソ    クル
     .ヘ リ ^ヮ゚ノリ ノ⌒ヽ         )ミ 彡ノ  ) )     
     /⊂〉~!!~}つ´    ニ三 ( (  .(ミ 彡゛        
   /// /ョi!E| ヽゝ             \ゞ    ¨  "`´ 
       し'し'              ,,、、,,ゝミィッ、、,',,, ,,'",,
0313 ◆bEv7xU6A7Q
垢版 |
2012/01/10(火) 16:02:46.90ID:0L0PdE9N
なんでみんな埋まってるのwwwww
0315創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/01/11(水) 06:03:08.83ID:mpS2brYe
0316創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/01/30(月) 18:44:31.01ID:cxWJt0pw
   ___
   (  ☆ )
  ∩|´iノレル∩
.  j j l| ゚ ワ゚ノ|i i  < てすとです。
   ,⊂リ;Wjリつ
  ( (ノノ☆レヽ
    `~じソ~
0318 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2012/02/04(土) 00:06:46.51ID:9UeOFH3D
ありがとうございます!
ありがとうございます!
0320 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2012/02/07(火) 15:25:05.12ID:UznWEg4m
※1月2日の話ですしおすし

「あけましておめでとうございます」
『あけましておめでとうございます』
「しかし新年早々こんな大勢で……」
「いいんですよ、賑やかな方が楽しいですから」
「……いいのかね」
「本人がいいって言ってるんだから遠慮はいらないでしょう」
「まあ……そうだが」
「別に気にすることないよ。いつもはボクとふたりだからね」
「……だからってくつろぎ過ぎじゃあないか?」
「ぬくぬくです」
「お前も大概にしておけよ」
「ほりごたつははじめてなのです」
「さよけ。 とは言いつつオレも初めてで……うわ、これ凄え」
「あっという間に占領されてしまいましたね」
「と、言いつつにっしょくの横に潜りこむなよ」
「こうして炬燵に潜って天板に顎を乗せる珍妙な集団が形成されたのだった」
「私はやらないわよ」
「でも炬燵には入るんですね」
「……いけない?」
「いや、別に……失礼しました」


「……むさ苦しい」
「悪かったな」
『男 四 人』は卓袱台に座っている。
(別にいいんですが……何か哀しいです) 紅一点の心の叫び。
「それじゃあ皆さん、ご飯を頂きましょうか」
てんきゅうさんがお重を持って台所から出てきた。
「ひょっとして御節ですか? てんきゅうさんが作ったんですか?」
「ボクも手伝ったよ」
「お前は殆ど何もしてないだろ……」
「……かまいたち。 なんで知ってるんだ?」
「三日前大掃除の手伝いに来たんだ、たいふうと」
「……なんだと?」
「……掃除だっての」
「……ふん」
「……で、ほとんどてんきゅう殿とたいふうとで作っていた」
「どうも、ありがとうございました」
「お礼を言われるほどのことはしてないわよ」
「たいふうさん料理できたんですね。 今度何か作ってくださいよ」
「御節を食えばいいだろ」
「それもそうですね……たいふうさんはどれを?」
「伊達巻にお煮染め」
「栗金団や昆布巻きもたいふうだな」
「……なんで見ただけで分かるのよ?」
「何でって……」
「見りゃわかるよな?」
「……」
「たいふうさん人気があるんですね」
「何か違う気がする……」
「きにすることはありません」
「この黒豆美味いな」
0321 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2012/02/07(火) 15:25:22.80ID:UznWEg4m


「何だかんだで息があってるわね」
ところ、てんきゅう宅の庭。 餅搗きをする男2人。
杵を持つのはアース。 手水はかまいたち。
去年の内にやっておくべきことの気はするが気にしてはいけない。
「りきみすぎてこわさないでしょうか」
「そのくらい加減できるだろ」
因みにかまいたちの方の動きは早すぎて、どのように餅を弄っているのかよく分からない。
「やっぱり男の方は頼りになりますね。 搗いたお餅を食べるのも久しぶりです」
「あの二人が異常に頼りになるだけの気も……」


「うーん」
にっしょくが立ち上がった。
「ひまです」
「お餅搗きを眺めているのも楽しいですよ」
「あきました」
「あら」
「せっかくなのでおしょうがつらしいことがしたいです。かるたはありますか?」
「骨牌? そこの戸棚に入ってますよ」
「ではおかりします。 ダイヤ、やりましょう」
「遠慮しておきます」
「……いかづち?」
「オレもパス」
「むぅ」
「ボクは参加するよ」
「あなたたちもつきあいなさい」
「……私ですか?」
「命令形かよ! ……仕方ねえな。 まあいいか、暇だし」
「たいふう、よみてをおねがいします」
「私? いいわよ……ええと、いろは歌留多と百人一首があるけど、どっち?」
「ひゃくにんいっしゅはぜんぶおぼえていません」
「そう、ならいろは歌留多ね」
0322 ◆GAIA///6T.
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2012/02/07(火) 15:25:44.93ID:UznWEg4m


庭で餅搗きをする野郎2人。 それを眺める女三人。 カルタ取りをする者達。
「せいっ」
「よっ」
「せいっ」
「よっ」
「嘘から……」
「はい」
「月夜に釜を……」
「はい」
「瑠璃も玻璃も……」
「はい!」
「知ら……」
「はい」

「あの……てんきゅうさん」
「何でしょうか?」
「折り入ってお願いがあるんですが……ちょっと耳を貸してくださいます?」
「はい? ……はい……うふふ……ええ、勿論構いませんよ。 こちらへどうぞ」
「あ、ありがとうございます……」
「……」
餅搗きを眺めるのが一人になった。
餅は既に3つ完成している。 もち米どんだけあるんだろう。
「……」
元々ぼんやり眺めていただけだったのだが、一人になると急に退屈になってきた。
いかづちは立ち上がって、てんきゅうがダイヤを連れて入った部屋――襖は閉められている――の前に立った。
「てんきゅう」
「はい?」
返事が聞こえた。 襖は開かない。 そのまま話を続ける。
「暇だから表の雪掻きでもしてるよ」
「いえ、そのようなことをなさらなくても……」
「いいんだって。 暇だし、世話になってるんだから何かしらのことはしたいし」
「……じゃあお願いしますね」
「おう」

「いかづち」
縁側に戻って靴を履くと、アースが話しかけてきた。
「……こら。 杵を下ろすならちゃんと下を見ろ」
かまいたちが渋面を作る。
「何?」
「外へ出るなら……服を着ろ。 ココは人の世だぞ」
0323 ◆GAIA///6T.
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2012/02/07(火) 15:26:11.48ID:UznWEg4m


物置の中に、言われたとおりスコップがあった。
他に脚立や何やも置いてあったが、家が純和風な造りで文明の利器もろくろく見当たらない所為だろうか、ひどく不似合いに見えた。
ともあれ、玄関を出て近くの道の雪掻きを始めるいかづち。
ちゃんと服を着ているが、にじのダッフルコートで、これの下は普段の恰好であり、下手をすると露出狂である。
モノがにじの物であるのでサイズが合っておらず、大分アブない。
しかしそこはいかづち、何も気にせず雪掻きに精を出す。精を出す。
暇であることも手伝って、近隣の家の前まで手を伸ばしていたが――気合を入れすぎたのか、話しかけられるまで気づかなかった。

「少々よろしいか」
「はい? え? うわ!?」
「見たところ"お仲間"のようだが……」
「そ、そのようですね……」
「ダイヤモンドダストという娘をご存じではないか?」
「へ? ダイヤ? えっと、はい、今ここの家に……」
「むう、矢張りか! すると貴女(きじょ)はこの宅の方かね?」
「いや、いや! その、私も客で……ちょ、お呼びします!」
返事も聞かず、駆け入るいかづち。


「誰が?」
かまいたちとアースは、流石と言うべきか、餅を搗きながらでも来訪者に気付いたらしい。
どうせ聞こえるだろうからひとまずは無視し、今度は花札を始めていた連中を尻目に、縁側からまだ閉まっている襖の奥に声を掛けた。
「ダイヤ、ダイヤー」
暫く間があって、遠慮がちに襖が開かれ、ダイヤが顔だけ出した。
「どうしたんですかいかづちさん……顔がメタモンになってますよ?」
眉を顰めるダイヤ。 奇妙な表情のまま手招きを繰り返すいかづちを見て、
「えっと……そちらへ行かなきゃいけません?」
何故か、渋る。
漸く顔の筋肉が解れてきたいかづちが、
「客だよ、お前に」
と言うと、
「お客さん?」
首をかしげる。
「どなたでしょう?」
「オレに訊かれてもなあ……」
「どんな方です?」
いかづちが答えようとすると、
「失礼致すぞ」
野太い声がした。 どうやら痺れを切らしたらしい……と。
「きゃあ!」
ダイヤが悲鳴を上げ……たのだと思ったが、どうやら歓声だったらしく、満面の笑みで飛び出してきた。
驚いたことに……ダイヤは着物を着ていた。
目を丸くするいかづちだが、ダイヤは気にも留めず、玄関の方へ飛び出していった。
「普段は色々な恰好をしているのに、着物は恥ずかしいだなんて変なダイヤさん」
こちらはゆっくりと歩いてきて微笑むてんきゅうさんだったが、いかづちは上の空のようだ。
「でも、一体どなたがいらしたのかしら?」
「ああ、ええと、アースとおんなじかもっとでかい奴が……」
「何だと?」
てんきゅうといかづち、外にいたアースとかまいたちが玄関に回ってみると……
その大男に、ダイヤが抱きついていた。
「でも、どうして急にこちらへ?」
「ダイヤが知人の宅を訪ねるから今年は帰ってこないというのでな。 ならば普段お世話になっている方にご挨拶をする丁度よい機会だと思ったのだ」
ここで4人に気付いたらしく、
「ダイヤ、紹介を頼む」と、ダイヤを降ろした。
「他にもいらっしゃるので、中に入って……てんきゅうさん?」
「ええ、どうぞ」
0324 ◆GAIA///6T.
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2012/02/07(火) 15:26:58.40ID:UznWEg4m


アース級が二人もいると床が抜けないか心配になる。
「……あ、アニキ?」
「はい。 私のお兄様です」
「冬将軍と申す。何時もダイヤが世話になっているようで……」
長い挨拶が始まった。 ……合点がいったが、どうも納得できない。
「えっと……あまり似てないんですね……」
いかづちがかなり萎縮している。気持ちは分かるが、そんなに怖いか。
「そうですか? そっくりだと思いますけど」
何処がだ。 みんながそう思ったが、黙っていた。
「それじゃあ、皆さんをご紹介しますね。 先ず、こちらの和服の女性がてんきゅうさん。 このお家の……」


大分賑やかになった。
ダイヤが和服を恥ずかしがっていたのも忘れてはしゃいでいるが、冬将軍が何もツッコまない辺り、
家では(正月だけかも知れないが)普通に和服を着ているようだ。
あれ? そういえばいかづちが見当たラナイナー。 ドコヘイッタノカナー。
「むう、実に旨い餅だ」
「搗きたてですからね。 かまいたちさんとアースさんが作ってくださったんですよ」
「成程成程。しかし餅米も尋常のものではなかろう」
「ええ。 それは――」
「てんきゅうー。 たいふうが呼んでるよー」
台所はたいふうとてんきゅうが担当することにいつの間にかなっていた。 理にかなっている。
「はいはい。 ……では失礼しますね」
てんきゅうが傍から離れた冬将軍を、ちょっと離れたところからダイヤが見ていた。 険しい目で。
「どうしました。 おにいさんにかまってもらえなくてむくれているのですか」
冬将軍は、今度はカゲロウに話しかけている。
「それは……無くはないんですけど。 ……ちょっとまずいですね……」
「なにがですか」
「お兄様の好みのタイプにどストライクなんですよ、てんきゅうさん」
「ほう」
「で、お兄様はせっかちな上、頑固というか強引なところがあるので……」
「なるほど」
で、そのお兄様はさっきからカゲロウを質問攻めにしている。
あ、喋るのをやめた。 カゲロウがほっとしている。
しかしそれで冬将軍がカゲロウから離れるかというとそんなことはなく、
まじまじと、或いはじろじろとカゲロウを眺め……
「なあ……お主。 今一つ尋ねてもよいか」
「…………なんでしょうか」
「何故におなg「冬将軍殿!」のような恰好を」
アース選手ファインプレー。
「是非とも一度お手合わせ願いたいのですが」
冬将軍の眼の色が変わる。 武人の魂が騒いだらしい。
「ほう……正月早々故自重しようと思っていたのだが……挑戦を受けたのでは話は別というもの。 受けて立とうではないか!」
0325 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2012/02/07(火) 15:27:15.78ID:UznWEg4m


戦闘? 描写しろ? いやだよ面倒臭い。

0326 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2012/02/07(火) 15:28:08.37ID:UznWEg4m


「いやはや! なかなかやるではないか!!」
酒を飲み交わし上機嫌な冬将軍。 アースもアースでなかなか愉快そうに見える。
「どうだ? ダイヤを嫁に貰わんか?」
酒が相当入っている所為か、とんでもない事を言い出した。
「……いや、そんな、妹さんは私には勿体無いです」
「それもそうだな! がははははははは!」
豪快な笑いに誤魔化されそうになったが、こいつシスコンだ。
「嫁といえば!」
どうした。
「どうだてんきゅう嬢、吾輩の嫁にならんか?」
まったくせっかちである。 強引らしいし下手するとそのまま話が進んでしまうのではなかろうか。 勝手に。
「あらあら」
対するてんきゅうさん余裕の微笑み。
「いけませんよ。 私にはちゃーんと愛する夫がいるんですから」

……

…………

……………………

!?

「むう……そうなのか。 いやあ、残念なことだ」
流石に夫がいると聞かされては食い下がるわけにもいくまい。
でも、えっ!? 夫!?


冬将軍が暇を告げたあと。
まあ当然ながら質問されるよね。
「て、てんきゅうさん!? 結婚してらしたんですか!?」
「方便ですよ」「嘘に決まっているだろう」
てんきゅうさんとかまいたちが同時に言う。
「好い方なのはわかりましたが、いくらダイヤさんのお兄様とはいえよく知りもしないのに……」
「……かまいたち、なんでうそだとわかったんです?」
「そりゃ…… 簡単だろ。 まず。この家に男の気配は全くない。」
「はあ……」
「ところでダイヤ、それにあってますね」
「へ? ああっ!」
「今まで夫が居るというような言葉も全くなかったしな。 それに、てんきゅう殿は振袖を着ている」
「成程……」
「……ところでてんきゅうさん、いかづちさんの姿が見当たりませんが……」
「いかづちさん? ああ……彼女にもお兄さんが居ればよかったんですけどね」
てんきゅうさんは微笑むが、他の者の大半は首を傾げるばかりであった。
0327 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2012/02/07(火) 15:29:19.35ID:UznWEg4m
骨牌や花札はカゲロウの一人勝ちだったよ。
あとニーニャニーニョは暖房の効いた冬の室内にいるとどっちなんだろう。
0328創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/02/11(土) 21:56:19.24ID:o/uI3pcQ
にっしょく「……こまった こまったのです」

いかづち「お どうした? 悩み事か?
よかったら相談に乗るよ」

にっしょく「おかねがほしいのです
とてもおかねにこまってるのです」

いかづち「お…おぉうそうか……
一応幼女の姿してるのになんて生臭い悩みだ…」

ダイヤ「一体何故お金に困ってますの?」

にっしょく「それはいえない “とっぷしーくれっと”です
おねがいだからきかないでください このとおりです」
ははーっ

いかづち「やめろやめろ!!!!! 子供が土下座なんて俺らが悪者みたいだろ!!!!!!」

ダイヤ「ごめんなさい もう聞かないわ」

にっしょく「ありがとうございます
………あぁおかね… どうにかしておかねをまわさないと……
とちだいとかでかせいでそうなあーすからせびるしかないのでしょうか…」

いかづち「や…やめろ!!!!! それ以上生々しい事言うんじゃねー!!!!!!!!!」

にっしょく「…! こうなったら… あれにたよるしかないのです」

ダイヤ「アレ!!!!!!!!!!!? ………とは!!!?」

にっしょく「『まいぞうきん』です」

ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
0329創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/02/11(土) 21:57:31.56ID:o/uI3pcQ
いかづち「埋蔵金!!!!!? 埋蔵金ってアレか!!!!!!!?
テレビとかでエスパー捜査官が探したりするアレか!!!!!!!!!?」

ダイヤ「で 結局見つからなくてタイムカプセル探しでお茶を濁すアレですわね」

いかづち「いやそれはどうでもいいけど…」

にっしょく「そうです その『まいぞうきん』なのです!
このきゅうちをだっするにはもはや『まいぞうきん』しかない…」

ダイヤ「どんだけ切羽詰まってるんですか…」

にっしょく「よし これから『まいぞうきん』さがしにしゅっぱつだ!!!
『まいぞうきん』のありかはだいたいしらべがついてます」

いかづち「ほ…本気かよ!!!!!!!!
……わ 分かったぞ!!!
お前が言う『まいぞうきん』ってのは『埋蔵金』じゃなくて『My雑巾』のことで 探したらとんでもねーボロ雑巾が出てくるってオチだろ!!!!!!
絶対そうだ!!!!!!!!!!!!」

にっしょく「まったくいかづちはうたぐりぶかいのです
この『まいぞうきん』はかちのあるほうの『まいぞうきん』です」

ダイヤ「どのくらいの『埋蔵金』なの? それは」

にっしょく「まあ…… “おく”はくだらないでしょう」

いかづち「マジでか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーッ!!!!!!

にっしょく「じゃあほんとにしゅっぱつです!
なんにんかきょうりょくしてもらいます
なぁに しゃれいはだす あんしんしてください」

いかづち「だからもう生臭いこというのやめてくれ!!!!!!!!!!!!」
0330創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/02/11(土) 21:58:20.42ID:o/uI3pcQ
にっしょく「『まいぞうきん』さがしのきょうりょくメンバーは
かまいたち おーろら にじ あーす
よろしくおねがいします」

かまいたち「ああ」

アース「なんでこいつがいるんだ」

オーロラ「レディの頼みを聞くのは当然のことさ」

にじ「わーい 謝礼謝礼〜〜」

にっしょく「……いかづちとだいやはおよびじゃないのですが」

いかづち「なぁに ただの興味本位さ」

ダイヤ「私もですわ(本当はオーロラがいるからですけど)」

にっしょく「……『まいぞうきん』をたかるきなのでしょうが
そうはいかんざき!!!! そうはいかんざき!!!!!!!」

いかづち「たからねーよ!!!!!! 懐かしいなオイ!!!!!!!!」


―――

にっしょく「というわけでちかばのはげやまにしました」

いかづち「近場にこんなはげ山があったなんて知らなかったよ」

にっしょく「さっそく『まいぞうきん』さがしをはじめましょう」

いかづち「探すって…… 片っ端から掘り返すつもりか?」

にっしょく「そんなばかな
そんなひこうりつてきなことはしないのです
……ひっさつの“まるひふぉーめーしょん”がすこぶるうなるときがきた!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!


マル秘フォーメーション!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
0331創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/02/11(土) 21:59:33.97ID:o/uI3pcQ
いかづち「マル秘フォーメーション!!!!!!!?
なんだぁそのロマンあふれる響きは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

にっしょく「このきょうりょくしゃたちはこのためによばれたのです!!!!!!!!!!!!!!!!
まず かまいたち!!!!! おーろら!!!!!! にじ!!!!!!!!!!!
よいですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

かまいたち「ああ」

オーロラ「いつでも」

にじ「来いや〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

にっしょく「かまいたち!!!!!!!!!!!!!
はげまやのじょうくうにはげしいかまいたちをつくるのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おーろらはそらにまんてんのおーろらのかーてんを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
にじはおーろらにまけないくらいあざやかなにじのあーちを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

かまいたち「ああ」
ギュルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

オーロラ「お安い御用さ!!! うおおおッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ペカ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

にじ「あはは!!!!! レインボーロード!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
しゃ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!






キラキラキラキラキラキラキラキラキラキラキラ………





にっしょく「よし かえっていいぞ」

3人『お疲れさまっした〜〜!!!!!!!!!』

いかづち「何故呼んだ」
0332創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/02/11(土) 22:00:14.35ID:o/uI3pcQ
にっしょく「…………………さて
あーす よろしくおねがいします」

アース「まかせろ
アース・クエイク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ドッガアアアァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラァァーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


いかづち「うおあああああッ!!!!!!!!!!」

ダイヤ「きゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!」


しゅううううううううううううううう…


いかづち「………山の大地が…めくれちまった」

にっしょく「!!! ありました!!!!!!!!
『まいぞうきん』のはいったたからばこです!!!!!!!!!!!!!!!!!」

バァ〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ダイヤ「まあ なんてこの上ない宝箱なのでしょう」

いかづち「本当にあったとは…」

にっしょく「よくやりましたね あーす」

アース「問題ない」

ダイヤ「…前の3人は結局必要でしたの?」

にっしょく「あとはこれをどうやってあけるかです
このたからばこはかんたんにはひらかないのです」

いかづち「よっしゃ 俺にまかせろ」

にっしょく「………やはりしゃれいをほっしたか… いかづちもごうのものよ…」

いかづち「違ぇよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
0333創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/02/11(土) 22:00:59.47ID:o/uI3pcQ
いかづち「簡単には開かないってのはつまり普通に開けられないってことだろ
なら宝箱をブッ壊せば楽勝だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カミナリソウル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

バリバリドカ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

タンッ
いかづち「やったか!!!!!!!!?」


シュウウウウウウ…
きらきら… ばば〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん…

いかづち「無傷だと!!!!!!?」

ダイヤ「失敗フラグは物にも有効なのですね」

アース「単に力が足らんだけだ 俺にやらせろ」
ズイッ!!!!!

アース「地球パンチ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バガァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

チュド〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッカアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャアアァァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ピカ〜〜〜〜〜〜〜ン…

アース「なん…だと………」

いかづち「アースのパワーでも!!!!!!!!!!?」

アース「嘘だーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!

ダイヤ「ショックで逃げ出しましたわ!!!!」
0334創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/02/11(土) 22:02:00.06ID:o/uI3pcQ
いかづち「アースのバカ力でも壊れないならどうやってこの宝箱をブッ壊せるんだ…」

ダイヤ「まったく見てられないわ
2人のやり方には繊細さと知性が感じられない」

いかづち「な…なんだとコノヤロー…」

ダイヤ「私におまかせあれ」

いかづち「どうやるんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ダイヤ「私の力を使って氷の鍵を作ればいいんですよ
この宝箱に合う鍵を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

いかづち「なッ…」

ダイヤ「なんて知性たっぷりな案でしょう!!!!!!!!!!!!!!!!!
おーほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
テッテレー!!!!!!!!!!!!!!!!!!

いかづち「でもこの宝箱鍵穴ねーぞ」

ピシッ…
ダイヤ「………………………………………」


ぐごごごッ…
ダイヤ「うお〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
宝箱を氷づけにして叩き割ってやるれ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

いかづち「俺達と変わらねーじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

にっしょく「どいてください
どちらもまとはずれです」

いかづち「な… お前開け方分かったのか!!!!!!!!!!!!!?」

にっしょく「ていうかさいしょからわかってたのです
たださんにんのむだなどりょくをとおくでみながらにやにやしたかっただけなのです」

いかづち「こいつ…」
0335創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/02/11(土) 22:03:00.60ID:o/uI3pcQ
にっしょく「おもいだしてください
ここにきてさいしょ なにをしたか」

ダイヤ「え? えーっとぉ…
かまいたちとオーロラとにじがなんかしてたわ」

にっしょく「このわたしが……あのふくせんをむだにするとおもったか?」

いかづち「アレ伏線だったんだ…」

にっしょく「かまいたちがふきすさび おーろらとにじがかかるそらにこのたからばこをなげたとき…
たからばこはひらかれる…!!!!!!!!!!!!!!!!」

2人『な…なんだってー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ガーン!!!!!!!!

にっしょく「ちょいさーーー!!!!!!!!」
ポイッ!!!!!!!!!!!!!!!!!


ピシピシ…
ピッカ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

いかづち「うおっまぶし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ダイヤ「ひつまぶし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


コオオオオオオオ…
ヒュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜… ドカァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


いかづち「宝箱が落ちてきた!!! …は!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ダイヤ「宝箱が開いていますわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

にっしょく「つ ついに これでついにおかねが」

いかづち「い…一体どんなお宝なんだーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダッ!!!!!!!!!!!!!!!

ガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いかづち「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…これは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ガサッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ぞ…………雑巾だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ボッロォ〜!!!!


2人『やっぱり雑巾だったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドンガラガッチャ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!
0336創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/02/11(土) 22:04:07.02ID:o/uI3pcQ
いかづち「おいにっしょく………これは………おい………」

にっしょく「『まいぞうきん』です」

ダイヤ「…………『My雑巾』……………」

ブッチィーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いかづち「やっぱり雑巾オチじゃないかーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ふざけんな〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! かみなりパンチ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ポジュアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ダイヤ「あ!!! 雑巾が!!!!!!!!」

にっしょく「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

いかづち「はぁはぁ… まったく…こんなありきたりなネタに付き合わせやがって………ハァ…」

ワナワナワナワナワナ…
にっしょく「な…なんてことをするのです…」

いかづち「は… それはこっちの台詞…」

にっしょく「はじめにいったでしょう
その『まいぞうきん』はかちのある『まいぞうきん』だと……」

ダイヤ「価値のある……My雑巾…?」

いかづち「…はあ?」

にっしょく「そのぞうきんは………ぷらちなせんいでつくられた『ちょうこうきゅうまいぞうきん』……」

いかづち「はあぁ!!?」

にっしょく「ねうちは…おくをくだらないしろもの…」

いかづち「はああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

にっしょく「それを…あなたは…けしかすに… けしかすにぃ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ダイヤ「あわわ…」

いかづち「あ…あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ドッカァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


……こうして いかづちはにっしょくにボロ雑巾のように叩きのめされましたとさ…


0340 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2012/02/11(土) 22:37:54.30ID:GwkKVsC6
クソワロタ
0342 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2012/02/13(月) 21:26:17.31ID:LWwJ1o03
>>343
0343創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/02/13(月) 22:25:59.44ID:1dplt5WN

   /  |   __   /__ 〃 ―  /  /        /  ̄/
   /   |  /   /  /  /       /  /―― ――   ―/ ―― 
  /   | /__/  _/      _/  /__       _/

                ,.-''"´ ̄``''、
                /______ヽ
               〔_______〉
              /  ! 十  十 〉 ヽ  暑いのは平気です!
     〃 ̄ヽ 〜    | | | ┃  ┃,,レ| |
   r'-'|.|  O |  〜   ζゞ\ ヮ _ノ〃ζ
   `'ーヾ、_ノ 〜    /\=====/\
      | ,|         |==" ̄ ̄ ̄`==|
      | ,|         | |____| |
      | ,|.        |\\___/ノ|
   ,-/ ̄|、        / (m)  (m) ヽ
   ー---‐'       <(__)(__)_>
0344創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/02/14(火) 01:33:52.60ID:5k9p5TjF
>>328

 G J 

それ以外の賛辞があろうとでも?????????????????????



いいなー
投下したいなー

でもそれは
今抱えてるやつが終わってからだッ・・・!
0345 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2012/02/24(金) 22:42:15.20ID:381gBo+q
「さあ、本日ご紹介するのはこのハロゲンヒーター!」
「なんとこれ一台で家中の暖房は全て賄えます!」



ごめん、無理だった
0347 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2012/03/01(木) 20:32:27.44ID:lFbVJva4
ネコミミか……なるほど
0349創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/03/05(月) 21:27:40.29ID:Aad0QMuB
にっしょく「あ、いかづちじゃないですか。さっきあっちにいたのに、どうしてしゅんかんいどうしたのですか?」
いかづち「……はぇ? 何言ってんだ? 俺、ずっとここにいたけど」
にっしょく「えー?さっきそこにいかづちが……」
いかづち「いや、だからいねえって」
にっしょく「おかしいなあ。いっしょうにみにいきましょうよう」
いかづち「仕方ねえなあ」


にっしょく「あれ? たいふうですねー」
いかづち「ほら言ったろ。おーいたいふう、俺こっち来てないよな?」
にっしょく「たいふう、うそはつかなくていいですよー」
たいふう「何やってるの?」
にっしょく「んー? たいふう? でもあそこにたいふうが……」
いかづち「……いる、な。間違いじゃねえ」
たいふう「……あれ何?」
にっしょく「しらないのでくろうしているのです。さっきもいかづちがあそこにいました」
いかづち「いやだからいねえってば。……っていうか変だな、何だろう?」
たいふう「どういう事なのかしら……」
にっしょく「あ、きえていきますねー」
いかづち「な、なんなんだあれ? お化け? 妖怪?」
たいふう「……自分の消える姿を見守るって、心境的に複雑ね……」

???「……うふふ」
ダイヤ「何やってんのよ蜃気楼」
しんきろう「あ、ダイヤー♪ ダイヤ、会いたかったよー!冬将軍さまはお元気?
      もおー、わたしを置いてどっか行っちゃうなんてひどいんだからー。ダイヤ愛してるっ!」
ダイヤ「いやそれはいいから……私が聞いてるのは」
しんきろう「そーそー! 見てよダイヤ! あいつら簡単にだまされちゃってさあ、面白いったら無いよね!」
ダイヤ「私は別に面白くないけど……」
しんきろう「冷たいんだから……でもそんな所が、す、て、き♪きゃー!」
ダイヤ「……」
にっしょく「あ、ダイヤ。ってあれ?となりにいるのは」
ダイヤ「ああ、こっちは蜃気楼。まあ幻を見せたり見せなかったりするやつよ」
しんきろう「やっほー!ダイヤの心の恋人、しんきろうですっ♪ きゃっ、言っちゃった!」
いかづち「うわあ見た目めっちゃ可愛いのにすげえ電波……」
たいふう「ダイヤってこの性格が趣味だったのねえ」
ダイヤ「恋人じゃないわよっ!趣味でも無いし!」
しんきろう「はっ!どこかの冷たき環境がわたしを呼んでいる!
      ダイヤお土産買ってくるからねーーー♪♪♪」
ダイヤ「いい、いらないから帰ってこないで……」

     おわり
0354 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2012/03/19(月) 01:45:56.56ID:vqY0/9TX
にっしょく「チクショオオオオ!くらえカゲロウ!しんひっさつおんそくかえんざん!」
カゲロウ「さあ来いにっしょくオオ!オレは実は一回刺されただけで死ぬぞオオ!」
(ザン)
カゲロウ「グアアアア!こ このザ・フジミと呼ばれる四天王のカゲロウが…こんな小娘に…バ…バカなアアアア」
(ドドドドド)
カゲロウ「グアアアア」
いかづち「カゲロウがやられたようだな…」
かまいたち「ククク…奴は四天王の中でも最弱…」
アースクエイク「天候擬人化の面汚しよ…」
にっしょく「くらえええ!」
(ズサ)
3人「グアアアアアアア」
にっしょく「やった…ついにしてんのうをたおしたぞ…これでたいふうのいるまりゅうじょうのとびらがひらかれる!!」
たいふう「よく来たなソードマスターにっしょく…待っていたぞ…」
(ギイイイイイイ)
にっしょく「こ…ここがまりゅうじょうだったのか…!かんじる…たいふうのまりょくを…」
たいふう「にっしょくよ…戦う前に一つ言っておくことがある お前は私を倒すのに『聖なる石』が必要だと思っているようだが…別になくても倒せる」
にっしょく「な なんだって!?」
たいふう「そしてダイヤモンドダストはやせてきたので最寄りの町へ解放しておいた あとは私を倒すだけだなクックック…」
(ゴゴゴゴ)
にっしょく「フ…じょうとうだ…オレもひとついっておくことがある このオレにいきわかれたそっくりさんがいるようなきがしていたがべつにそんなことはなかったぜ!」
たいふう「そうか」
にっしょく「ウオオオいくぞオオオ!」
たいふう「さあ来いにっしょく!」
にっしょくの勇気が世界を救うと信じて…!
0356 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2012/03/24(土) 20:20:42.47ID:j8rkEWpo
いかづち       「特技はエターナルフォースブリザードとありますが?」
ダイヤモンドダスト 「はい。エターナルフォースブリザードです。」
いかづち       「エターナルフォースブリザードとは何のことですか?」
ダイヤモンドダスト 「魔法です。」
いかづち       「え、魔法?」
ダイヤモンドダスト 「はい。魔法です。相手は死にます。」
いかづち       「・・・で、そのエターナルフォースブリザードは当社において働くうえで何のメリットがあるとお考えですか?」
ダイヤモンドダスト 「はい。機関が襲って来ても守れます。」
いかづち       「いや、当社には襲ってくるような輩はいません。それに人に危害を加えるのは犯罪ですよね。」
ダイヤモンドダスト 「でも、警察にも勝てますよ。」
いかづち       「いや、勝つとかそういう問題じゃなくてですね・・・」
ダイヤモンドダスト 「相手は死ぬんですよ。」
いかづち       「ふざけないでください。それに機関って何ですか。だいたい・・・」
ダイヤモンドダスト 「]V機関です。。]V機関というのは・・・」
いかづち       「聞いてません。帰って下さい。」
ダイヤモンドダスト 「あれあれ?怒らせていいんですか?使いますよ。エターナルフォースブリザード。」
いかづち       「いいですよ。使って下さい。エターナルフォースブリザードとやらを。それで満足したら帰って下さい。」
ダイヤモンドダスト 「運がよかったな。今日はMPが足りないみたいだ。」
いかづち       「帰れよ。」
0361 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2012/03/27(火) 21:29:00.42ID:raYFB5ak
てんきゅうさんが>>362する
0364創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/03/30(金) 19:02:02.23ID:+3IP92Qe
   ___
   (  ☆ )
  ∩|´iノレル∩
.  j j l| ゚ ワ゚ノ|i i  <ハァイ
0367 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2012/04/10(火) 03:28:13.18ID:2/X1AIsT
にっしょく「はちとうしんほしい」
0368 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2012/04/10(火) 23:49:30.47ID:2/X1AIsT
「ええ、私てんきゅうと申します。 どうぞよろしくお願いします
 私こういったもの……ええと、テレビゲームと言うのでしたっけ?
 経験がないので拙いところは多々あるかと思いますが、どうぞよしなに」
「……何やってるんだ?」
「あら、いかづち。 見ての通りですわ」
「……てんきゅうにガンコン持たせて『見ての通り』って言われてもなぁ……」

<デスクリムゾン

「!?」
「まあ、そういうわけです」
「……ってか、冒頭のあれは何」
「どうせなら実況っぽく演出しようと思いまして」
「なんでやねん」

「そもそもなんで最初にやらせるゲームがデスクリムゾンなんだよ。もっと入門用のあるだろ。
 ドラクエとかポケモンとか。」
「それはもちろん……てんきゅうさんも聞いてください」
「はい」
「この『デスクリムゾン』は、はっきり言って出来のよくないゲームです」
「そうなんですか?」
「ただ、勘違いしないで欲しいのは、これを作った会社は決して手を抜いたわけではないのです」
「と、いいますと?」
「その会社は、それまでテレビゲームを1つしか作ったことがなかったのです。
 にもかかわらず、他の会社に頼ったりせず、全てを自分たちで作り上げたのです。そう、説明書さえも」
「なるほど」
「本気で作って駄目だった、ということはしっかりと分かった上でこのゲームをやってくださいね








「いや、だからってデスクリムゾンである理由にはならない」
「ですよね」
「そもそも初心者にどうこうできるゲームなはずがないだろ」
「ですよね」













その後一応やらしてみましたがやっぱり惨敗でした。
代わりに今度DQ3をやらせてみるそうです。
0369創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/04/11(水) 14:33:12.24ID:osJ+5ME8
せっかくだから俺はこのデスクリムゾンを選んだ結果がコレだよ!w

ドラクエ3は無難だな。
あえて2からやらせて、終盤の地獄ダンジョンで阿鼻叫喚、というのも
有りじゃないかと一瞬思ったがw
0372 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2012/04/14(土) 02:12:53.56ID:+xwUQc5T
「と、言う訳でDQVをやっていただきましょう」
「あれ本気だったのかよ」
「あの……ダイヤさん。 私もうああいったものはちょっと……」
「前のやつとは違います。 そもそもジャンルが違うので、銃を撃ったりしなくていいし、急いで操作する必要もありません。
 なにより、出来がまともです。 名作なので心配は要りません」
「はぁ……でしたら……」
「あ、因みにSFC版になります」

「……名前を入れるんですか?」
「ええ。 でも4文字までなんですよね。」
「どうすればいいでしょう」
「てんきゅ、でいいんじゃ?」
「はあ」


「誕生日ってどうすればいいんでしょうか」
「7月1日でいいんじゃないですか?」
「……選択肢が出てきましたね」
「好きなように答えてください。 主人公の性格が決まります」
「性格があるんですか?」
「お話に影響はしませんけどね」

「太陽とは自然の王様……難しい質問ですね。 はい、にしましょうか?」
「よく夢を……見ます」
「誰かに追いかけられる夢……はないですね」
「身体を動かすのは……得意ではないです」
「犬より猫の方が可愛い……犬、かな?」
「人からほめられるのは照れくさい……そうですね」
「服装は……あまり気にしませんね」
「身体を……あれ、またですか?」
「ともだちは……そうですね。多いです」
「人のうわさ話は……いいえ」
「騙される方にも責任が……ええと、いいえ」
「はやくおとなに……いいえ、でいいんでしょうかね?」
「欲しい物が手に入らないと余計に……いいえ」
「夢を見続けていればいつか叶う……はい」
0373 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2012/04/14(土) 02:13:36.95ID:+xwUQc5T
「……ここはどうすれば?」
「ここも主人公の性格に影響します。 好きなようにどうぞ。 操作方法はわかりますね?」
「はい」

「ここは洞窟ですかね?」
「ええ」
「西……ってどちらでしょう」
「地図と一緒で上が北です」

「……あれ? 今西から来ましたよね?」
「そうですね」
「……? まあ、西へ行きますか……?」

「あれ? なんだか形が変わってません?」
「そうですね」
「南……ですか? さっきのあたりに行きそうな気がするんですが」

「ひたすら北に、ですか」

「女性が岩の下敷きになってます」
「なってますね」
「でも看板には一直線って書いてあったし……どうすればいいんでしょうか?」
「てんきゅうさんが決めてください」
「……放ってはおけないでしょう」


「ん、てんきゅうは正直者か」
「私、失敗を恐れているように見えます?」
「んー、まあどんな性格でも短所も書いてるから気にしないでいいんじゃね?」


「16歳の誕生日の朝、ですか。 男の子のように育てられた……」
「そこでオレを見るな」

「なるほど、お父様の代わりに魔王を倒しに行くんですね」
「仲間を集めましょうか。 ルイーダの酒場へ行きましょう。 町へ出て画面の左上です」


「どんな仲間がいいんでしょうか?」
「そうですね。 最初ですし、バランスのとれた戦士・魔法使い・僧侶にすればいいんじゃないですか?」
「勇者てんきゅうだし仲間はオレ達にしようぜ」


<<と、言う訳で戦士・いかづち 僧侶・ダイヤ 魔法使い・にしょく でパーティを組んだ。
 この際ダイヤが強硬にこいつらの性格もオレたち準拠にすることを主張したので
 面倒くさいことは言い出しっぺのダイヤに任せた……のはいい。
 オレが『おとこまさり』でにっしょくが『あまえんぼう』なのも(本人は否定するだろうが)いい。
 問題はダイヤが自身を『セクシーギャル』にしたことである。
 一発拳骨をくれてやって制裁として『おじょうさま』でなく『みえっぱり』で登録しなおしてやった。>>








オレ達の冒険はまだ始まったばかりだ!
0377 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2012/04/15(日) 23:13:52.48ID:LoluVeLn
<ユーゥウィーン

「……なんでザンギエフで勝てるんです。ダルシム使ってるのに」
「お前が弱いんだろ」
「……次は北斗の拳しましょう。 私はユダを使います」
「ジャギで」

「9:1ですよ? これ9:1ですよ? なんで勝てるんです!?」
「お前が弱いんだろ」

「ペットショップ」
「カーン」

「ここまで全敗なんですが」
「いつまで続けるんだ」











これどないすんねん
0381創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/04/18(水) 19:24:37.61ID:gZEGwHFi
5月21日は金環日食が見られるそうで
ttp://naojcamp.mtk.nao.ac.jp/phenomena/20120521/about.html

よりによって月曜の朝なんて・・・
電車乗ってるよ。見られるかな?
0382創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/04/24(火) 20:25:52.77ID:NmMg21QS
今なんかこっちでいかづちさんが猛威をふるっている
暇だしせっかくなのでにっしょくたんの恋愛ゲーム作ろうかと思ます
0383 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2012/04/24(火) 20:31:01.95ID:yHLTIV1l
よしもっと詳しく教えろ
0384創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/04/24(火) 20:40:00.62ID:NmMg21QS
とりあえずにっしょくたんとダイヤといかずちはヒロイン決定てところ
絵が描けないのでノベルゲー 主人公とストーリーどうしようか考え中
0385 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2012/04/24(火) 20:43:54.07ID:yHLTIV1l
主人公は人間でいいんじゃないかな!
0386創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/04/24(火) 21:00:53.83ID:NmMg21QS
他にヒロイン希望ある?
あとにっしょくとかに人間が絡むストーリーできれば考えてくれ
0387 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2012/04/24(火) 21:11:11.71ID:yHLTIV1l
ヒロインは書ける子ならみんな書いちゃえばいいんじゃないかな。

ストーリーは手っ取り早いのは人間がにっしょくワールドに迷い込んじゃうとか
逆ににっしょく達が帰れなくなって居候とか
0389創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/04/25(水) 00:19:46.49ID:8XoNhnJk
おるた君が引退したから前までの絵が見れなくなってしまったので
これを機にメインの子たちを新規に描きおろし。

にっしょく
http://dl10.getuploader.com/g/6%7Csousaku/593/%E3%81%AB%E3%81%A3%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%8FSD2.png

ダイヤモンドダスト
http://dl10.getuploader.com/g/6%7Csousaku/594/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%A4SD.png

たいふう
http://dl10.getuploader.com/g/6%7Csousaku/595/%E3%81%9F%E3%81%84%E3%81%B5%E3%81%86SD.png

にじ
http://dl10.getuploader.com/g/6%7Csousaku/596/%E3%81%AB%E3%81%98SD.png

いかづち
http://dl8.getuploader.com/g/6%7Csousaku/597/%E3%81%84%E3%81%8B%E3%81%A5%E3%81%A1SD.png

>>382
マジすか! ならば絵ならまかせろー(バリバリ)
いやむしろ描かせてください
0392創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/04/25(水) 18:09:46.82ID:90Ulwy5r
>>389
マジですか お願いします
にじたん可愛い ヒロインににじたん忘れるところだった 危なかった
0393 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2012/04/25(水) 19:05:53.65ID:XHAytFhr
結局ヒロイン誰々なの?
0397創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/04/27(金) 01:16:32.05ID:AItjrPxL
でもなんか、にじからだけ、最近スピンアウト作品がアニメ化された某名状しがたき神話体系の匂いを感じるんだよなぁ。
なんでだろ。後ろの虹部分が触手みたいに見えるからか?
0398創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/04/30(月) 11:08:52.35ID:kIPkI7GT
>>381
>5月21日は金環日食が見られるそうで

>よりによって月曜の朝なんて・・・
>電車乗ってるよ。見られるかな?

頑張って一時間早く家を出ればいーんじゃないのか?
0399 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2012/05/08(火) 20:26:07.39ID:iQ2XCnRY
「アース、アース」

「なんだ」

「これ持ってください」

「……ショットガン? お前まだ銃器コレクションしてたのか」

「で、この仮面を被ってください」

「……おい、これは……」

「で、『俺の名を言っt」

「天に滅せい」
0401 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2012/05/10(木) 00:23:41.46ID:fDmZTbPg
「げっだん」
「ダイヤ……なにやってんの?」

「いかづちの髪を弄っています」
「どちらかと言うとwhyを聞きたいんだが」

「髪型変更にはロマンがあるんです」
「前に変えたことあったろ」

「メイド服とISの時でしょう? あれはコスプレの付属品です」
「なんだそれは」

「さて、どんな髪型にしましょう」
「答えろよ」

「三つ編みがいいですね」
「なんで」

「ニーズがあるようなので」
「……だから?」

「こうして話にすれば描いてくださるでしょう」
「うわっ、こいつ他力本願だ こいつ他力本願だ」

「うーん、いかづちにはあんまり似合わないかしら? やっぱりたいふうを三つ編みにしたいですね」
「……頼んだのか?」

「ええ、『純朴な田舎娘になってください』って」
「なんだそれは」

「さて、いかづちに似合いそうな髪型……短髪ですね!」
「話が切る方にシフトしたぞ」

「鋏、ハサミ、はさみさん……」
「こいつ本気だ」

「ないですね、仕方ありません。 ダイヤモンドカッター!」
「なんかオーソドックスな氷の結晶の形をしたものを取り出しました ここに来てまさかの新スキル発動です」

「にじくらいの長さがいいですかね」
「やめてくれ、アイデンティティが溶けてなくなる……言い忘れたが足元を凍らされていて身動きが取れない」

「カクゴォ!」
「た、助けてくれぇ! 頼む!」

「お困りのようだな、お嬢さん!」
「何者です!?」
「あの声は……もしかして!」

「弱きを助け強きを挫く……『ティアーズオブスカイ』!」
「キャラ崩壊ってレベルじゃねーぞ!」

「こほん……だが今のではっきりわかった……オレはダイヤに髪を切られたりしない……何故なら、これは……」






「夢オチだ!」
0402創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/05/10(木) 15:44:46.06ID:jsLv3J2N


      ___                    〈!__     どうもこういう椅子は
    , '´   .ヽ                 , '´   ヽ   落ち着かないッス…
    ,レ イノルノハ〉       _。_ ∫    /〈,、,、ヽ、!j ! 
   Y | 从゚ ー゚ノムi      c(_ア     从`ワ´;!从_Y
  |(γ(=@=)》つ〔凵  -=ニニニニ=-    <ミ 三彡,>. │
  |(∪,ソ爻爻ヽ)        ||.      ∪|=!!==|c〉 │
   厂 ̄〉〉爻爻》>.      儿      r「_r「,」´   ̄| 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
0403創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/05/10(木) 16:29:10.41ID:jsLv3J2N
 /                           \
 | 憧れの八頭身を手に入れましたよ師匠ー!! |
 \_  _________________/
    \|
           /\        。
   ゚     *  ヾ´⌒`ヽ、__,ノ⌒ヽ   *
 ⊂二 ̄⌒\  , '  ̄ `ヽ   _,ノ    ノ)
     )\   ヽ! 〈,、,、ヾ、〉〉   。   / ヽ
   /__   )从`ヮ´ノ! ∧  ._/ /^\)
  //// /\\二二//⌒__/  
 / / / //' ̄\ `――'"| ̄ ̄    
./ / / (/     \コ=ヾ==\___  *
((/    ゚ *  (     〉 〉 〉 ヽ    
            /  / ̄'フ___/ ゚ *
    *      /  /  /`__/         ___
       ゚  / /   (\__/ 。      , '´   .ヽ
        / /     )、__/        ,レ イノルノハ〉
      / /   。   し′  *       .| !从;゚ -゚ノムi  < ……キモいわ
    (  /                ゚    / ム(=@=)》つ
     ) /       ...::::::..:::...:...:..       ( ∪ノ爻爻ヽ )
     し′   .....:::::::::::::::::::::::::::.::::::      ( ( ノ爻爻爻ヽ) )  
0404 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2012/05/13(日) 00:00:53.17ID:NcBb0oNm
>>405
0406今流行りの「ズッ友」改変ネタ
垢版 |
2012/05/13(日) 15:23:53.87ID:UVs/xPP9

いかづちゎ走った…… ダイヤモンドダストがとけてる……

でも……こうげきつぅじなくて…

でも…… あきらめるのょくなぃって……

いかづちゎ……ぉもって……がんばった……

でも……ハルト…つよくて……イタイょ……ゴメン……かたきとれなかった……

でも……いかづちとダイヤゎ……ズッ友だょ……!!
0407創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/05/14(月) 16:50:10.66ID:PWJBHgeR
もうすぐ皆既日食だね
0411創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/05/14(月) 21:27:27.41ID:v+/ZzX3K
ちっこいかわいい
0413 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2012/05/14(月) 22:52:20.55ID:gok4gmd+
ちょっと背景が気になりますね……
0414 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2012/05/15(火) 03:06:40.63ID:VArq/7Xo
たいふう「貴方……自分が何をしたかわかっているのかしら?」

たつまき「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

たいふう「まさか……***を***してあまつさえ***、だなんてねぇ……?」
    ※***にはきみのすきなセリフを入れよう!

たつまき「し、質問してもよろしいでしょうか!」

たいふう「なぁに? ……くすくす」

たつまき「あなたが手にしているそれは一体なんでしょう!」

たいふう「これ? ……ムチよ?」

たつまき「ですよね! ですけどね! それどっちかっていうとベンですよね!
      硬鞭ってやつですよね! 殺傷性の低いしなるアレではないですよね! 下手すると死にますよね!」

たいふう「くすくす……安心して? 私はこれを使ったりはしないわ?」

たつまき「えっ……?」

たいふう「アース」

アース「小便はすませたか? 神様にお祈りは? 部屋のスミでガタガタ震えて命ごいする心の準備はOK?」

たつまき「\(^o^)/」





にじ「その後……たつまきの姿を見たものは誰もいなかった……」







タイダル「大丈夫?」

たつまき「全然」
0416 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2012/05/17(木) 14:35:20.18ID:zaNrZ1QS
>>417
0417創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/05/17(木) 15:13:56.15ID:638vE7WR
    r‐'`'ー‐┐ l二二l   r─‐┐ r┐ r┐     /´〉
     ̄! | ̄! |       くノ ̄! | |__! ! | l二二l / /__r┐
    くノ くノ l二二二l   くノ   くノ     く__,--、.」

           _,.-‐''"´ ̄ ̄ ̄`゙''ー‐--、_
          〃     ☆        `ヽ
          ゝ ,, ''"´ ̄ ̄ ̄ ` "ゝ 、   `、
       /⌒,'r==─-    --─===ヽ、_,ノ'⌒ヽ
      ./  ,'  イリiゝ、イ人レル/_ルリ  ', i /   |
      |  i ル (ヒ_]     ヒ_ン )  ヽイ i |    |
      |  レリイ////  ,___,  ///// | .|、i .|   |
      |   !Y!     ヽ _ン       「 !ノi |   |
      |  L.',.               L」 ノ| |   |
      |  | ||               | ||イ|/|   |
      |   | ハ              ノ| || |/ .| , /
      ヘメ∨レルヽ           ノルレ    |/ル'
             `" ー--- ─ "´

        l二二`! .i´二二`!      「`ー─┐
           | |  | |   | | [][] i`! くノ ̄! |´
        i二二..!  |..二二..|   くノ   くノ
0419創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/05/18(金) 18:16:59.11ID:eTjncsjp
薦められて読み始めたらあっという間に1スレ分終わってしまった。予想以上に面白かった
0420 ◆qwqSiWgzPU
垢版 |
2012/05/20(日) 00:21:24.16ID:Oe9p8DXn
にっしょくたんwithウ詐欺さんコスで描いたよー!
SSで読んでめっさにっしょくたん可愛くてヤバいでした
http://dl10.getuploader.com/g/6|sousaku/628/nisyokuu2.png
0421 ◆bEv7xU6A7Q
垢版 |
2012/05/20(日) 00:22:19.59ID:kGoVdEUc
いやっほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!
0422 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2012/05/20(日) 00:25:02.72ID:+uEik53P
!?
0424創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/05/21(月) 06:55:47.65ID:SdoU9Lc4
   ___
   (  ☆ )
  ∩|´iノレル∩
.  j j l| ゚ ワ゚ノ|i i  < きんかんおいしいです
   ,⊂リ;Wjリつ○
  ( (ノノ☆レヽ
    `~じソ~
0426創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/05/21(月) 17:29:35.12ID:82eSnuIl
0428 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2012/05/22(火) 03:02:22.81ID:/vNj7Mrk
にっしょく「われをたたえよ われをあがめよ」
0434 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2012/06/18(月) 19:53:57.11ID:rX4ulQY4
どの方面からコメントすればいいんですこれ
0438 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2012/06/18(月) 22:59:05.06ID:rX4ulQY4
多分俺が放置してる安価
0443創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/06/23(土) 20:46:50.50ID:sTRaoOeF
>>444のシチュでSS書く
0444創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/06/23(土) 21:33:43.57ID:zj/AjcDv
てんきゅうさんとかまいたちの仲がほんのちょっぴり進展する甘酸っぱいSSを
以下のキーワードを絡めて

紫陽花

天気雨
0448創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/06/28(木) 21:34:40.76ID:LG/2AXs8
    ___
   (  〇 )
  ∩ ノiノレル∩
  wi l| ゚ -゚ノ|w
   ⊂リ;Wjリつ
   ./ノノ〇レヽ
   ."`~じじ~´
0454創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/07/10(火) 23:14:34.30ID:TWM+SOFA
今夏エルニーニョの可能性
ttp://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20120710-981047.html

エルくーん、出番ですよー
エル&たつまき のボーイズ2人がなにげに好きだw
0455 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2012/07/18(水) 02:46:21.41ID:uTSbfx1g
「……どうしたいかづち。なんだその格好は。 鉢巻に……道着か、それは」

「ああ、ちょっと修行に行こうと思ってな」

「ふん?」

「アメリカに」

「アメリカ?」

「ああ」

「何故だ」

「いや、最近妙な奴に追いかけられることが多くてな」

「ふむ」

「そこでだ、なんだか最近身体も鈍ってることだし丁度いい機会だと思ってな」

「それならばかまいたちの野郎とでもやってればよかろう。何故わざわざアメリカくんだりまで行かねばならん」

「どうせならより速い奴と戦いたくてな」

「アメリカにそんな奴がいるのか? ふむ、ならば一度会って」

「フラッシュって言うんだが」

「擬人化じゃなかった! そりゃ速いわ!」

「オレより速いやつに会いに行く」

「ストリートファイターが共演したのはマーベルコミックだから! フラッシュはDCだから!」
0456 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2012/07/18(水) 02:47:22.90ID:uTSbfx1g
アースってツッコミ役じゃなかった気がすんだけど
0460創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/07/23(月) 21:10:17.09ID:QkNHku9w
                  |    すれが3しゅうねんになりました      |
                  \________ .__________/
                              ∨
     ___                       ___
    '´   ヽ    / ̄`´ヽ           ( ☆  )
   |ミ.(((ル))リ〉   / 从ノ))从〉         「〈ノレルハ `∩
    j .ii| ゚ヮ゚ノii    ヘ リ ^ヮ^ノリ         j 从゚- ゚ル, !i i 
  ((⊂》 ::》つ   /⊂〉~!!~}つ         ⊂《iWj《つ.l  
  (( (ノ___::\)) /// /ョi!E| ヽゝ        ((/ノ☆レゝ ))
    ~~じソ~~       し'し'             `~し∪~゜
  ___∧______∧__
../        /          \
..|  これからも |   よろしくね!  |

http://dl8.getuploader.com/g/6%7Csousaku/710/NG.png
0461創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/07/23(月) 21:21:06.77ID:nC+9TEQq
おめ!
0463創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/07/23(月) 22:04:10.19ID:OuGNekTj
3周年おめでとー!
もとは移転スレなんだよね・・・すっかりここに馴染んじゃって。
これからもよろしくお願いします
0465システィアーナ ◆Angel/ffJ6
垢版 |
2012/07/24(火) 03:54:08.92ID:i/6z4XF9
夜のテンションに任せて、後先考えずノリだけで立てたスレがここまで根強い人気を持つとは思いませんでしたw
おめでとう というかありがとうございます
0467創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/07/25(水) 14:08:40.75ID:nq/AXrZZ
おめでとーですー。
ここに移動してくる頃から見守ってた身としては、何か感慨深いw
0469創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/08/16(木) 01:17:44.89ID:BCr9fDDN
てんきゅう「さっき、何を言おうとしたのです?」

かまいたち「何のことでしょう?」

てんきゅう「とぼけちゃって。いけませんよ」

かまいたち「いててててて!!」

てんきゅう「隠し事はダメです♪」

かまいたち「わ、わかりました、……『強い心が、人を救う』と言おうとして」

てんきゅう「あら、素敵。あの子に伝えればよろしかったのに」

かまいたち「いや、照れくさくなってしまったというか。……あの、その手を離してくださいますか?」

0470創る名無しに見る名無し
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2012/08/16(木) 01:20:57.49ID:BCr9fDDN
てんきゅう「不思議な子でしたわね。もっと仲良くなれば良かったですのに。うふふ」
かまいたち「……金髪の女性とかかわると、経験上、ろくな事がありませんからな」
てんきゅう「あら、どなたのことかしら。そんなことを言っちゃいけませんよ。では、黒髪の女性とかかわると……?」
かまいたち「……っ、それは……」

???「随分とお楽しみだな」
かまいたち「!!?」

ババッ!!! 

???「ふん、躱したか」
かまいたち「来たか……早かったじゃないか」

ヒュンッ!! 

かまいたち「いい加減にしたらどうだ、こんなことは無益だろう」
???「貴様にそのような口利きを受ける覚えはないぞ」
かまいたち「拙者が何をしたというのか」
???「姉上にちょっかいを出すのはやめてもらおう」

てんきゅう「もう、ふたりとも……仲良く出来ないものかしら。ねえ、『かざはな』」
かざはな「無理です。コイツとは相容れません」

かまいたち「だからって、いきなり雹をぶつけてくるのもやめてもらいたいものだ」
かざはな「自業自得であろう」
かまいたち「国語の勉強をしなおせ」

バチバチバチバチ……
0471創る名無しに見る名無し
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2012/08/16(木) 01:26:40.45ID:BCr9fDDN
↑おしまいです

わーーーなんか恥ずかしい////
台詞系ってほんと難しい……

お邪魔しました!
0473創る名無しに見る名無し
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2012/08/16(木) 01:54:49.08ID:BCr9fDDN
>>472
わ、もうラフ来てるとか! 流石です! 

強気な感じの妹ちゃんですね〜 このビジュアルだと、弟くんでもいけそうかも!?
0479創る名無しに見る名無し
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2012/08/26(日) 20:20:23.16ID:oMVt9xdF
にっしょく「どえむにだいこうひょうのたいふうも、おきなわではふにんきなのです」
0480創る名無しに見る名無し
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2012/08/27(月) 00:24:07.95ID:MenHvTf3

    , "´ ̄` 、
    ( 〃´)ヾ)
    Jjjリ †ヮ†ル
    8⊂カ´}`カつ
 () § 《イ゙Y゙》§  ()
 ¨o。o゚  ヒ北! ゚o。o¨
0483創る名無しに見る名無し
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2012/09/01(土) 17:24:07.57ID:iJRpVuaP

                   過疎スレ           普通             繁盛スレ
       ∧     .∧      ┝━━━━━━━━━━┿━━━━━━━━━━┥
     ∧ ∧  ∧/ '∧    
    ∧  ,.-''"´ ̄`゙'' 、  ∧ /⌒;
   ∧  ,.'     ! ヘ `ヽ ./ /
  ∧ ∨! ∨'|/ヽ | |∧  .|(__つノ)
  ∧ ∨ !  | ∩ |/∩V}// /∧
  ∨ ∨ ゝ.八""┌┐""})' ./  ∧ <ココ!!
 ∨ ∨ ≧=-}}ト ニ イ ,r'∨ ∧
 ∨ ∨  /" }´  \/ ∨ ∨
 ∨∨ /》,〈/⌒^V^⌒)  ∨∨
  ∨/ 〈  く rヘゝ-"`-イ   ∨/
  .∨'  `ト(/ミノ____〈   ∨'
  ∨'     {三ヨ0||0三}  ∨
    ∨   /='/ 、/ }/ \
      ./、===/⌒\=="ヽ
.     /:::::::::::/    \:::::::}
     人:::::/      /:::::ァ'
.   /:::::/      /:::::/
  /:::/       /::::::::〈
. / ニ〔         〈`ニニニ}
└‐‐┘            ̄ ̄
0485創る名無しに見る名無し
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2012/09/15(土) 00:27:19.87ID:l6ArMBvZ
光速で保存した
0490 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2012/09/21(金) 01:58:44.24ID:WWZClwCm
よく見るとオシシ仮面だこれww
0492 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2012/09/28(金) 03:54:21.70ID:IHE+H6p/
そろそろなんか書こうかと考えながら起きてたらにじが
長髪かわいい
0494 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2012/09/29(土) 18:16:11.45ID:sX15ukxT
にっしょく「つきがきれいですね」

げっしょく「おい」
0495創る名無しに見る名無し
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2012/09/30(日) 21:00:54.08ID:9/Ywugrl
たいふうさん、あんまり暴れないでください
会社に行けなくなってしまいます






どうせなら会社ごと吹っ飛ばすくらい派手に思いっきり暴れてください
誰にも気兼ねはいりませんお願いします


(TK都:P.N. エージェント・ジョッシュ)

→ttp://www31.atwiki.jp/shareyari/pages/284.html
0496創る名無しに見る名無し
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2012/09/30(日) 21:19:25.22ID:9/Ywugrl
かまいたち「つきがきれいですね」

たいふう「ええ、ほんとうに(ニッコリ)」

かまいたち「・・・」


〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜

「↑こうなるのがオチだ」

「い、要らぬ心配だ! そもそも拙者は」

「たいふう のところを てんきゅう に替えても同じだ」

「要らぬ心配だと言っておろうが!」
0504創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/11/08(木) 23:22:33.67ID:qqYTL2gr
「ひかりの使者・キュアミラージュ!」
「ひかりの使者・キュアレインボウ!」

「「ふたりはパンダヒーロー!!」」
0506 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2012/12/17(月) 19:57:40.33ID:7RwOPI2k
ダイヤ「あーん!スト様が死んだ」

にっしょく「なぜきかれいとうほうのときにでてこなかったんですか」
0511創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/12/20(木) 23:37:48.27ID:NNfS/4Yq
おうつくしや
0513 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2013/01/01(火) 03:27:41.02ID:x1XlCTI2
「あけましておめでとうございます」

「あけましておめでとうございます」

「ことしもよろしくおねがいします」

「今年も宜しくお願いします」

「いやあ、こういんやのごとしですね」

「そうですわね。私のお兄様が初登場してから……」

「はつとうじょうって、かれはげすときゃらてきなあれなのでたぶんもうにどとでませんよ」

「……まあいいです。 お兄様が登場してからもう1年になるのですね」

「まだいちねんたってませんよ」

「えっ」

「えっ」

「お兄様が登場したのは去年のお正月で……」

「でもまだいちねんたってませんよ」

「えっ」

「えっ」

「なにそれこわい」
0517創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/01/07(月) 19:03:21.66ID:nHE8pIRj
__
    ̄ ̄ ̄二二ニ=-
'''''""" ̄ ̄                      〈|____       
           -=ニニニニ=-           /〈,、,、`ヽ <またこんな役〜!?
                            .从`Δ´;!|
                         ( ̄| ̄〈ミ 三彡〉 ̄| ̄)
                           ̄ ̄.|=!!== .| ̄ ̄
                         (( / .|^| ̄|~| ))
                         /  ,ノ,ノ ,ノ,ノ  フヨフヨ
     ___                  ./            
    '´   ヽ    / ̄`´ヽ     /              
   |ミ.(((ル))リ〉   / 从ノ))从〉  ./              
'' ''  j .ii| ゚ヮ゚ノii ''' ''' ヘ リ ^ヮ^ノリ /''"` ''' ""''``'"``゜''"''``'"´´'''"'''`'“''
  ((⊂》 ::》つ   /⊂〉~!!~}つ  ''' ' 、....´. ,, ..:::...  ..::::... ...:::;;;:::...
  (( (ノ___::\)) /// /ョi!E| ヽゝ ''、..  ..:::... ..;;;.,,;;;;;:::::::;;;;;;;;:::....;;;;;:::...
::::::::  ~~じソ~~ ::: , ''  .し'し' ::::  .  ..:::..:::.......::::::::;;;;;;;;;;;;;;......::;;;;::...... ...
0524 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2013/02/14(木) 23:17:26.37ID:nsAi47IU
「みずぎえぷろんとはまにあっくですね」

「何の話だなんの」

「で、なにしてるんです?」

「見りゃわかるだろ。チョコ作ってるんだ」

「ああ、きょうはばれんたいんでしたね」

「……なんだ、その手は?」

「みればわかるでしょう。ください」

「なんでお前にやらなきゃならないんだ?」

「もったいぶらなくていいです。どうせくれるくせに」

「なんかお前段々横柄になってきてる気がするんだが……」

「わたしはしょきからこんなものです」

「あっそう。 ……だがやらねぇぜ」

「……じゃあだれにあげるんです?」

「……」

「だれにあげるんです?」

「……」

「だれに」

「いいだろ! こういうのは気持ちが大事なんだ!」

「そのきもちをつたえるあいてのはなしをしているのですが」

「……」

「……」

「……」

「いかずち」

「なんだ、にっしょく」

「ちょこください」

「……ちょっと待ってろ」
0525創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/02/14(木) 23:21:36.69ID:bGpleuAI
で、誰なんだっ!
0529創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/02/19(火) 22:47:20.46ID:qWafzPTJ
   ,-f´ ̄ゝ
  イ$人ミミ》
  メd ’ー’ル
   /^`У'ヽ
  j `p三q'.|
  └イ|__|┘
0530遅刻
垢版 |
2013/02/20(水) 01:54:57.59ID:sZ0sALnn
おお、AAがw
0542創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/04/10(水) 19:52:17.19ID:j9OS4qL8
たーらこーたーらこー
ってダイヤさんwww
0543創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/04/11(木) 02:32:59.48ID:Wz1ONk/g
久しぶりにオチが担当できて、元祖弄られキャラとしては本望だろう・・・?
0546創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/05/11(土) 23:22:46.98ID:cQ+pz6+x
こあいです
0552創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/07/31(水) NY:AN:NY.ANID:JXOaNQn8
 
遅ればせながら

にっしょく「はやいものでもうよんしゅうねんなのです」
いかづち「ああ、めでたいな」
ダイヤ「めでたいですわね」
たいふう「記念に台風でも起こそうかしら、くすくす」
いかづち「ああ、良いんじゃねぇ?」
にっしょく「はやいうちからつっこみをほうきしないでください」
たいふう「何かあったの?」
いかづち「いや……折角四周年なのに、こうやって駄弁ってるだけってどうなんだよ」
ダイヤ「まあ、確かにそれは同感ですわ」
にっしょく「しんぱいはごむようなのです、ふたりとも。
      よんしゅうねんようにすぺしゃるなはなびをよういしているのです」
たいふう「スペシャルな花火?」
にっしょく「はい、もうすぐあがるはずなのです」

 ひゅるるるるる どーん!

いかづち「おお、あがった!綺麗だな」
ダイヤ「四周年おめでとう、ですか……。とても細かくて綺麗ですわね」
たいふう「どうやってこんな作るのが難しい花火を用意したの?」
にっしょく「それはきぎょうひみつです。それではみなさん、こえをそろえて」

『にっしょくたん 四周年おめでとう!』



ダイヤ「……で、さっきから隅で何をこそこそしてるのですか」
しんきろう「きゃああ、ダイヤが私に話しかけてくれるなんて……♪ガン無視でも冷たくてよかったんだけど……」
ダイヤ「ガン無視の方が良かったかしら」
しんきろう「ああちょっと待ってー。細かい花火は無理があったから、わたしに幻をお願いするってにっしょくちゃんが」
ダイヤ「ああ、そういう事……」
しんきろう「あ、そうだダイヤ、北極のあたりからお土産買ってきたよ!」
ダイヤ「ただの氷じゃないのよ!?ああもう、どっかいっときなさい!」
0553創る名無しに見る名無し
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2013/08/01(木) NY:AN:NY.ANID:11V+2HPp
保守
0554創る名無しに見る名無し
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2013/08/02(金) NY:AN:NY.ANID:wQCQiUlK
4周年おめでとうございます!

>>549
>>552
しんきろうもすっかりレギュラーに定着しましたね
男性陣の影が薄い・・・w
0555創る名無しに見る名無し
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2013/08/10(土) NY:AN:NY.ANID:6n138JjZ
こんな猛暑ではアスファルトの上にも蜃気楼が見えそうだ・・・_ノ乙(、ン、)_

そういやペルセウス流星群が「ここ数年で最高の条件」らしい
(詳細はリンク ttp://www.amro-net.jp/meteor-info/08_perseids_j.htm で)
0560創る名無しに見る名無し
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2013/09/04(水) 04:58:58.01ID:VDZMWB7s
>>556
大人っぽくて素敵だね! 女子向けアパレルの広告にありそうな感じw
和服じゃないてんきゅうさんって新鮮だな
0565創る名無しに見る名無し
垢版 |
2013/10/17(木) 01:39:05.34ID:ip+xvw5/
∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵。∴∵
∴∵∴∵:。∴∵∴∵∴: --─- ∴∵∴∵∴∵∴∵
∴∵゜∴∵∴∵∴∵  (___ )(___ ) >>564 ∵。∴∵∴∵ ゜
∴∵∴∵∴:∵∴∵_ i/ = =ヽi ∴∵∴∵。∴∵∴
∴∵☆彡∴∵∵ //[||    」  ||] ∴:∵∴∵∴∵:∴∵
∴∵∴∵∴∵ / ヘ | |  ____,ヽ | | ∴:∵∴∵∴∵:∴∵
∴゚∴∵∴∵ /ヽ ノ    ヽ__./  ∴∵∴∵:∴∵∴∵
∴∵∴∵  く  /     三三三∠⌒> ∴:∵∴∵:∴∵
∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∵∴∵∴∵
   ∧∧   ∧∧  ∧∧   ∧∧
  (   )ゝ (   )ゝ(   )ゝ(   )ゝ 無茶しやがって・・・
   i⌒ /   i⌒ /  i⌒ /   i⌒ /
   三  |  三  |  三  |  三  |
   ∪ ∪  ∪ ∪  ∪ ∪  ∪ ∪
  三三   三三  三三  三三
0567創る名無しに見る名無し
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2013/10/31(木) 00:07:20.30ID:ERJMInBK
似合ってる!
かわいい!
0574TロG ◆n41r8f8dTs
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2013/11/25(月) 00:06:40.03ID:HpAltg7K
夜分失礼いたします。
新参者ですが恐れ多くにっしょくたんと
ttp://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1283782080/
のハルトシュラー&倉刀というキャラクターをコラボしてみたSSを書いたので投下してみます
0575TロG ◆n41r8f8dTs
垢版 |
2013/11/25(月) 00:07:21.14ID:HpAltg7K
それは今思い返しても、非常に奇妙な体験だったとしみじみ思う。

始まりは少し空が薄暗く、今にも小雨が振り出してきそうな、そんな不穏な天気の日だった。
私はのんびりと茶菓子と珈琲を嗜みながら、市場へと買い物に出かけた倉刀を待っていたのだ。

ドアに括り付けられたチャイムが音を鳴らす。
お、あいつめ帰ってきたかと、私はブレイクタイムを終え、読んでいる本に栞を挟んで椅子から立ち上がる。
玄関へと小足で急ぐ。別に倉刀の事を待ち望んでいたわけではない。
奴が私の代わりに買ってきてくれる沢山の新書とMAXコーヒーのダンボールを待ち望んでいるだけだ。決して倉刀が帰ってくるのが嬉しいわけではない。

誰に対して言い訳してるかは分からないが、私はとにかく倉刀を出迎える。

「遅い……ぞ?」

玄関に立っていたのは、右手に新書を一杯詰め込んだ紙袋を持ち、左手にMAXコーヒーのダンボールを担いだ倉刀。
そして……そしてだ。

私を物珍しそうに眺めている、まるで今の不機嫌な天気の様な、灰色の髪の子供。もとい、幼女。
私よりもずっと幼い外見に、未成熟な目鼻立ち。だが、その目は聡明さを感じさせる綺麗な目をしている。
どことなく得体の知れない雰囲気を醸し出しながらも、子供らしさも感じさせられる。とにかく不思議な子だった。

何を考えているんだ私は。私はその幼女から倉刀へと視線を移す。
そして私自身出来る限り目一杯目に力を込めて、くわっとした目を向けて言った。

「犯罪だぞ」

「ややこしくなる前に説明させてくれませんか」

「このおばさん、くらとうさんのどうきょにんですか?」
0576TロG ◆n41r8f8dTs
垢版 |
2013/11/25(月) 00:07:56.05ID:HpAltg7K
ほぼ同時に、三者三様で発言した。
私は倉刀の発言よりもはっきりと、隠れている幼女が発した言葉が耳の奥底に響いた。
お、ば、さんと。はっきりと淀みなく躊躇もせずそう言った。私は耳が良いから気のせいではない。

「きゃあこわい」

とあざとくわざとらしい口調で、幼女は険しい顔つきの私から隠れるように、倉刀の背中にひょいっと隠れる。
そうして顔だけ出して、じーっと私の顔を注視している。一体なんだ。なんなんだお前は。
いきなり年上、いや、色んな意味で年上も年上な私にいきなり第一声がおばさんだと。
いや、実年齢を踏まえるとあながち間違いでも……じゃない、問題はそこではない。初対面なのにこの慇懃無礼さが問題なのだ。

「駄目だよにっしょくちゃん。ちゃんと師匠に挨拶しないと」

倉刀に優しく諌められて、幼女、いや、にっしょく……というのか。
変わった名前だな。私が言える台詞でもないが、にっしょくという名の幼女はしぶしぶといった様子で、倉刀の足から出てきて姿を現す。

さっきまで顔ばかりに注目してたが、全身を冷静に観察してみるとこれまた興味深い。
上から下まで透き通るように黒いワンピースに、肩から斜めに掛けて月の様な淡く黄色いラインがうっすらと入っている。
にっしょくという名前を示すような、奇妙な服装だ。悔しいが可愛らしい。

「にっしょくと言ったな。どうして倉刀と一緒にいる?」

私が質問すると、にっしょくが答える前に倉刀が説明する。

「僕が町で買い物してたら、突然服の裾を掴まれましてね。この子が泣き出しそうな顔で僕を見つめてきたんです」
「それで一目惚れか。ロリコンは罪だぞ」
「違います。どうしたの? って聞いてみたら、何やら迷子になってしまったらしくて」

迷子……? 私は改めて、にっしょくに目を向ける。
大きく幼い、つぶらな両目は聡明で、とても賢そうに見えるというか迷子になるとは思えない。
というかお前ちょっと待て。何でまるで影のように倉刀に忍び寄る。おい、密着しすぎだ。

「それで、どうした?」
「お父さんお母さんとかお友達は? って聞いたんですが首を横に振るばかりで」
「ほう。で、何で一緒にいるんだ。交番なりに預ければ良いだろう」

「くらとうさんからさそわれました」

ぎゅっと両手で倉刀の服の裾を掴みながら、にっしょくが私の目を見ながらそう言った。
おいおい、ちょっと待て。事態を何よりややこしくしているのはこのにっしょく本人じゃないのか?
といかん、いかんいかん。なんだかこいつにペースを乗っ取られている気がする。頭痛が痛い。

「その……変に好かれちゃって、それで」
「ついてきてしまったわけだな。しかしどうするつもりだ倉刀? もしこの子の両親や兄弟が探してたら」
0577TロG ◆n41r8f8dTs
垢版 |
2013/11/25(月) 00:09:03.38ID:HpAltg7K
「そのしんぱいはありません」

にっしょくは一歩出てきて、何故か空を見上げると、言った。

「わたしのたいせつなひとたちはくものうえにいます」

私も倉刀も同時に顔が引きつる。突然何を言い出すのか、どんな顔していいか私分からないの。
格好と良い言動といい倉刀へとスキンシップといい、全くこいつは何が目的でこんな事をしているんだ。
……玄関で埒の明かない問答をしてても仕方がない。

私は軽くため息を吐き、倉刀に指示する。

「MAXコーヒーを台所に運んで、新書は私の書斎に置いてくれ。丁度夕方時だし、食事にしてくれるか?」
「分かりました」

さてと……。再度、私はにっしょくに顔を向ける。

にっしょくは私に顔を向ける事無く、何処か遠くを眺めている。どこまでも食えぬ奴。
まぁ良い。久々に倉刀以外の食事相手が見つかった事だし、せいぜい楽しませてもらおう。
何かしら、創作のネタになりそうだ。このにっしょくとかいう得体の知れない幼女は。

「にっしょく、何が食いたい?」

私の言葉に、にっしょくはゆっくりと顔を私に向けると、言った。

「このうちでいちばんたかいものがたべたいです」
0578TロG ◆n41r8f8dTs
垢版 |
2013/11/25(月) 00:09:52.33ID:HpAltg7K
ははは、こやつめ。

                                    

eclipse of the sun


お世辞にも広いといえないテーブルの上に、倉刀が作った夕食が並ぶ。
今日のメニューは溶け込んだ人参の味が優しく舌を喜ばせてくれるキャロットスープと、海鮮類が彩り良く混ぜられたピラフ。
それにメインで倉刀お手製のローストビーフが並ぶ。流石私が技を仕込んだだけあり、どれも実に美味だ。
しかしここまで料理の腕を挙げるのにはえらい苦労したが。大体十年位。

にっしょくに目を向けると、あまり箸が、というかフォークとスプーンが進んでいない様だ。
なにやらピラフとスープを交互に見比べたり、ローストビーフをフォークでつまみ、興味深げに眺めている。

「食べんと旨い飯が冷めるぞ」

私の忠告に、にっしょくはローストビーフを摘むとピラフの皿の端にのせた。
のせて、ピラフを一口、二口と口に運ぶとごくんと飲み込み、一言。

「じゃっかんあじがうすいようですが、おばさまむけにつくられているんですか? あ、でもおいしいです」

反射的にフォークを握ろうとした手に、倉刀の片手が伸びて制する。痛い、離せ。
全く愉快な子だよ。どこからどう見たって私がおばさ……おばさんと年齢的にこの子から見たらいえるかもしれんが。
それにしてもお姉さんだとかハルトシュラーさんだとかハルトシュラー様だとか他の呼び方はないのか?
最大限に譲歩した結果がおば「様」か! 様をつけても許されるものじゃないぞ。

「師匠落ち着いてください」
「元はといえばお前が……」

と私の怒りを宥めながら、倉刀がにっしょくに向き合う。向き合い、柔和な笑顔を浮かべながら言う。

「にっしょくちゃん。師匠、じゃなくてハルトシュラーさんにさっきから失礼じゃないかい?」

と倉刀に言われて、にっしょくは少し俯いた。なんだなんだ、こんな表情も出来るのか。
その奥ゆかしさを私にも見せてくれてもいいんじゃないかと思う。倉刀は説法を続ける。

「僕が君を家に連れてきたのは、君が寂しそうに見えたから。だから一緒にご飯を食べさせたいなって思ったんだ」

にっしょくは静かに、倉刀の言葉に耳を傾けている。
にしても何となく両頬が赤いのは気のせいか。気のせいだろうな。気のせいにしておこう。
今更過ぎる疑問かもしれないが、このにっしょくって子はどこから来たのだろうか。
この地で生まれた訳ではないことはそれとなく分かる。名前からも、容姿からも。

ならどこから来たのか。私の中の好奇心がのそりと、顔を出す。

「だけど君はさっきからハルトシュラーさんをおばさんだとかばばぁだとか年増とか酷い事ばかり言ってる」
「おい、余計な物混ぜただろお前」
「感謝しろ、だなんて言わないけど敬意は持って欲しいな。ハルトシュラーさんは、僕の大切な人だからさ」
0579TロG ◆n41r8f8dTs
垢版 |
2013/11/25(月) 00:12:03.54ID:HpAltg7K
……こいつ、中々普段の口調や態度からはあまり表に出さないが、結構言うじゃないか。
大切な人といわれて顔は平静を装うが、内心結構驚いている。ちょっとだけ良い弟子を持ったと思う。思うだけ。
にっしょくは俯いた顔を上げると、私にきちんと向き合って、言った。

「ごめんなさい、はるとしゅらーさん。へんなことばかりいって」

ちゃんと謝れるじゃないか。ここは年長者の貫禄として寛容に許してあげよう。

「おこったかおがかわいいのでついついいじってしまってすみません」


「お前をインクまみれにしてやろうか! あぁ!?」
「師匠落ち着いてください! 師匠!」


窓の外は曇ったままで、尚且つ雨が降り出してきた。窓の外で雨音が激しい。

夕食を食べ終わり、本来ならば倉刀と一緒にほっとしながら過ごす食後のティーもといコーヒータイム、なのだが。
私の心はさっきからこのにっしょくに掻き乱されすぎてて怒髪天を突いて滅しそうだ。
全く、どこまで私をこけにすれば気が済むのか。初対面から何分も経ってないんだぞ。
と、子供用のカップに入れられたココアに息を吹きかけて冷まそうとしているにっしょくをじとじとした目で睨む。

倉刀は皿洗いや冷蔵庫の整理でこの場に居ない。決して私がやらせているわけではない。
奴が自主的に行っているだけだ。良い弟子を持ったものだと我ながら鼻が高い。
……さっきからずっとコップをふーふーとしているが、そんなに猫舌なのか? お前。

「にっしょく」

私が声を掛けると、怪訝な顔つきでにっしょくが私を見る。

思えばどうしてここまでにっしょくに敵視というかぞんざいに扱われるのか、怒る前に冷静に考えたい。
単純に考えれば倉刀に好いていて、親しく接している私に嫉妬心でも抱いているのか。
それとも食事時の発言から、子供特有の背伸びして大人を小馬鹿にしたい感じなのか。
両方か。あるいはもっと、別の理由があるのか。

「……冷ましてやるからそれを渡せ」
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2013/11/25(月) 00:14:02.08ID:HpAltg7K
一先ず、私はにっしょくに手元のココアを渡す様に言う。
にっしょくは私が怒ると思っていたのか、少し呆気に取られた様な表情を見せる。
少し迷う素振りを見せると、恐る恐る、ココアを私の元に寄せた。

倉刀は非常に器用な奴だが、時たま飲み物の温度調節をミスる時がある。
そんな時に私は大きく息を吸い込んで、ゆっくりと吹く。すると我ながら不思議だが熱過ぎたのが適度な温度になる。
この自分でもどう身に付けたか分からない小さな妙技を、私以外の人間に使う日が来たようだ。

まず大きく息を吸う。吸って、吸って……そして口を小さく開ける。
開けてゆっくりと、私はココアに息を吹きかけた。一体何をしているのだろうと、首を傾げるにっしょく。

「飲んでみろ」

私がズイッと、ココアを差し出す。当然というか、怪訝な顔つきのにっしょく。
無言で反応を待っていると、ゆっくり、にっしょくはカップに手を伸ばして持ち上げた。
そうして口に一口運んだ。運び、カップを口から離して、言った。

「あつくないです……おいしいです」
「だろう?」

素直に驚いているにっしょくに、私はどんなもんだと言いそうになるが止める。
止めて、これが大人の貫禄だという感じでにやりと笑ってやる。正直私も大人気なかったのだ。
ただ、どこから来たかも分からぬ子供に自分のペースを乱されて、少々抑えが利かなかっただけで。

「お……はるとしゅらーさんのこと、すこしみなおしました」
「少しか……いつになったらちゃんと見直してくれるんだ?」
「そうなるまでに、わたしはあしたでここからさよならです」

急に何を言い出すかといえば……いや、でもさよならしないといけないよな。
倉刀の気まぐれでこんな所に連れてこられたが、この子にはこの子なりに帰るべき場所があるのだろう。
どうせいつも暇だし、明日町に連れて行って親御さんでも探してやろう。いや、そこまでやるのは警察の仕事だが。

「寂しいが仕方ないな。なら、せめてものお土産でお前の事を教えてくれないか。知りたいんだ」

私の要望に、にっしょくは最後までココアを飲み干すと、ふぅ、と一息ついた。
そして私にカップを向けると、内心喋りたそうな、しかしそれを隠すような声で言った。

「ここあいっぱいにつきごふんくらいはなしてあげます」
0584TロG ◆n41r8f8dTs
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2013/11/25(月) 01:00:33.12ID:HpAltg7K
意外と安いな。丁度私もコーヒーを飲み終わった所だし、良いだろう。
私は信憑性があるかはともかく、今まで謎に包まれていたにっしょくの秘密に触れる為に椅子から立ち上がる。
と、その時。突然窓に激しい閃光が走った。

何だ、雷か? 流石にこの歳になると一々雷鳴に驚きはしないが、が……。

私はその時、確かに見た。

にっしょくが、誰かに連れられるのを。
眩い光の中で、何者かがにっしょくの手を繋いでいた。
幻の様な一瞬だったが、私の目は確かに、その姿を見ていた。

二度の雷鳴の後、そこには、何も残っていなかった。
さっきまで話していたはずのにっしょくの姿は、忽然と消えていた。
私はくまなくその場を探してみたが、ただ、中身の飲み干された二つのコップだけが、そこにあった。

「師匠? どうしたんです?」

はっとして振り向くと、不思議そうに倉刀が私を見つめていた。

「お前、にっしょくがどこに行ったか知らないか?」
「にっしょく……って日食の事ですか? もう大分前に見た様な」
「大分前って今さっきお前が連れてきてただろ。あの小さな子だ」

私がそう言うと、倉刀は本気で首を傾げながら私に答える。

「ごめんなさい師匠。本当に何の話だか……」
「おいおい、じゃあこの二つのコップは何なんだ? 私とにっしょくの分だろうが」
「あれ、何で二つも出てるんですか? おかしいな、僕、師匠のコーヒーだけ淹れたつもりだったんですが……」

私は真剣に倉刀の目を見る。が、これは嘘を付いているように見えない。
本気で倉刀は私の言っている事にも、今起きている事にも理解が出来ず、戸惑っている。
このまま追求しても困らせるだけだと思い、私はすまない、疲れてるようだと倉刀に謝り、風呂に入ると伝えた。


湯船の中で、私は私自身に降りかかった奇妙な出来事について反芻する。
私は確かに見たのだ。そして話した。自分をにっしょくと名乗る、不思議な幼女を。
だが、にっしょくは雷と共にやってきた誰かに連れて行かれてしまった。


いや、違う。そうか。
0585TロG ◆n41r8f8dTs
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2013/11/25(月) 01:03:32.41ID:HpAltg7K
にっしょくは言った。

「わたしのたいせつなひとたちはくものうえにいます」

と。


にっしょくは迷子になってた。だけど探しに来てくれたのだ。その大切な人が。
そして帰った。自分の帰るべき場所に。ただ、それだけだ。

急に肩の力が抜けたようで、私はドボンと、頭まで湯船に浸かった。
浸かって、豪快にお湯をこぼしながら顔を上げて、呟く。


「また遊びに来いよ。にっしょく」



……という事がわが身に起こった。今思い出して不思議な、しかし面白い体験だった。

と、我が家のドアを誰かが叩いている。来訪者のようだ。
私自身が出て行くのは面倒くさいので、当然倉刀に丸投げする。

「はーい、今開けまーす」

そう言いながら倉刀がドアを開けると、一人の少年が立っていた。
上手く形容できないがこう、褐色肌で古代エジプトっぽいやけに目立つ装飾をつけた小柄な少年が困り顔で立っている。
少年は繭を八の字に下げて、申し訳なさそうに切り出した。

「その……初めまして。僕はエルニーニョと言います。いきなりこんな事を聞いて大変失礼なんですが……」


「にっしょくがこちらに来てませんか? また迷子になっちゃったみたいで……」



……どうやら、思い出話にするにはまだ早かった様だ。
0586TロG ◆n41r8f8dTs
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2013/11/25(月) 01:05:19.97ID:HpAltg7K
支援、有難うございました。久々の投下で緊張しましたが、嬉しいです
猿ってしまって申し訳なかったです。と同時に、にっしょくたんスレの個性豊かな子達に驚きました。
いつかこういった形でにっしょくたんスレに参加できたら良いなと思いつつ、お邪魔いたしました
0587創る名無しに見る名無し
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2013/11/25(月) 01:08:23.96ID:QC2DQ6Ct
0589創る名無しに見る名無し
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2014/01/03(金) 17:01:47.86ID:s9wP+4sj
>>575
良いですね!
にっしょくからしたら、閣下はお婆さんかもw
振り回される閣下が新鮮でした

ホントにキャラの個性が立っているスレですよね
彼らのお正月(>>320-)はすごく楽しそうw
0590代行
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2014/03/08(土) 00:02:15.11ID:E87L94DQ
かまいたちは今年もきっとてんきゅうさんにチョコを貰ったはず。
不器用そうな色男にホワイトデーが迫り来る。

http://imefix.info/20140307/31028/rare
0592創る名無しに見る名無し
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2014/05/20(火) 07:09:40.31ID:ukoaBUAf
幼女かわいいよ幼女
0598創る名無しに見る名無し
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2014/06/11(水) 19:20:58.57ID:Baw8A7/J
かわいいですぞ
0609創る名無しに見る名無し
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2014/09/08(月) 19:29:19.84ID:2aMlI+a1
まさかこう来るとはw
0620『午前の憂鬱を吹き飛ばす乙女達のサンバディトゥナイ』
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2014/10/02(木) 00:29:07.08ID:fbqx9Ys3
£££

チュン… チュン…
チャンチャラ チャンチャラ ぽぇ〜〜

たいふう「くすくすくす…いい朝ね…。 やはりこういう朝は日向でテーブルに座ってモーニングティーとトースト………そして軽快なクラシックを聞く…
最高の組み合わせと思わない…? にっしょく…」

にっしょく「そうですね。このアールグレイもかくべつなのです」

たいふう「くすくす…今日もいい日になりそう…」

いかづち「オイちょっと待てよ!」

たいふう「あら…? なに? こんな爽やかな朝にうるさいわね」

いかづち「なにじゃねー!!! なにが爽やかな朝だ!!!!
なんで爽やかな朝に地面にゴザ敷いて地べたで紅茶飲まなきゃなんねーんだ!!!」
べた〜〜〜〜ん!!!!!

ダイヤ「そうですわ! あなた達だけテーブルって!!! 差別ですわコレは!!!!」

ズズ…
たいふう「…別に差別じゃないけど…
いい? こういうモーニングはね 淑女・レディーの嗜み………
あなた達のように胸や足をだらし無く出したようなギャルには相応しくないわ。こうして紅茶飲ませてもらってるだけ感謝して欲しいわね…
私達と同じようにテーブルに座りたければ服装や態度をあらためなさい」

いかづち「うっせー!!!!! この格好がオレ達のアイデンティティーなんだよ!!!!!!」
むん!!!!

ズー…
にっしょく「たびたびメイドふくをきたり、コスプレしたりするくせによくいうのです」

いかづち「着せてるのはお前らだろーが!!!!」
ず〜〜〜ん…

ダイヤ「そうですわ、いかづち。私が氷で素敵なドレスを作ってあげますわ! それを着ればたいふうも認めるレディーになれますわ!」

いかづち「凍え死ぬよ!!!!!!!」

にっしょく「いいあんなのです。いかづち、きるのです」

いかづち「や…やめろ〜〜〜〜!!!!!!!!」

わーギャーわーギャー

たいふう「もう…静かにモーニングを過ごさせてもらえる…?」


ドドドドドドドドドドドド
にじ「大変だ大変だー!!!!!
大変たいへん大変大変大変たいへんタイヘンたいヘンタイへんたいへんたいへんたい…
変態だァ〜〜〜〜〜!!!!!!!」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙!!!!!!!


いかづち「あ、にじだ」

たいふう「はぁ…静かな朝が更に遠のく…」
0621創る名無しに見る名無し
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2014/10/02(木) 00:30:42.26ID:fbqx9Ys3
にじ「大変変態だーーーーーーーーー!!!!!!!!!」
ドォ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!

ダイヤ「なんだかすっごく慌ててますわ」

いかづち「おいどうした、にじ!!!!!」

ザザッ
にじ「は〜〜〜〜ッ…! は〜〜〜〜ッッ…!! ぜぇぜぇ…!」

にっしょく「にじ、とりあえずおちついて、これでものむのです」

にじ、「あ…ありがとう〜〜〜!!!! ぜぇ…ぜぇ……ゴクゴクゴクゴク…んぐんぐ……おッほォ!!!!!!
あつゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!! べげぽぉ〜〜〜〜〜!!!!!!!」
ブババー!!!!!!! ゴロンゴロンゴロン!!!!

にっしょく「こうちゃだからとうぜんなのです」

いかづち「水やれよ!!!」
ズズーン!!!

にじ「あぢ〜〜〜!!!! あぢ〜〜〜〜〜!!!!! アジ・ダハーカ〜〜〜〜!!!!!!!」

ダイヤ「これで冷やすと良いですわ! 必殺『サッポロゆきまつり』!!!!」

ざぶぉぶぉおおお!!!!!!!!
にじ「べぷばァーーー!!!!!!」

いかづち「おいおい、埋まってんじゃねーか!!!! 出せ出せ!!!!」

£££

にじ「あはははは!!!! マジ死ぬかと思ったよー!!」

たいふう「それで? どうしたというの?」

にじ「そ…そうだぁー!!!!! ボク、大変なものを見たんだよ!!!!!!!!!」

にっしょく「なにをみたのです?」

にじ「あのね! あのね!
かまいたちのマスクの口に違う何かがいるみたいでモゴモゴモゴモゴすっごく激しくてめっちゃ驚KINGフォーエバーシンドロームなんだよ!!!!!!!!」

いかづち「なんだって!!!!!!!!?」
ズーン!!!

たいふう「ちょっとにじ…。落ち着いてちゃんとしたブォッケィマルミルクポコパリッチメロンピッチャア語(にっしょく世界の常用語)で話しなさい」

にじ「あ…あのね! あのね! え…えーっと…えーっと………と、とにかく来てよ!!!!」

£££

スタスタスタ…
かまいたち「……………」
モゴモゴモゴモゴモゴモゴモゴモゴモゴモゴ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


みんな(ほ…本当だーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
かまいたちのマスクの口に違う何かがいるようにモゴモゴモゴモゴすっごく激しくてめっちゃ驚KINGフォーエバーシンドローム!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ブブーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
0622創る名無しに見る名無し
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2014/10/02(木) 00:32:10.56ID:fbqx9Ys3
かまいたち「……」
モゴモゴモゴモゴモゴモゴモゴモゴ!!!!!!!!


《物陰》

いかづち「おいおいなんだアレは……。あらぶってるよ!!!!! あらぶってるよマスクの中が!!!!!!!!!」
ばーん!!!!!!

にじ「ね!!? ね!!?」

ダイヤ「本当……まるでマスクの中に何かがいるようだわ…。どうなっているというの…」

にっしょく「なにをおどろくことが
あれはただ、マスクのなかでしたをこうそくでだしいれしているだけなのです」

いかづち「目的がわからねー!!!!!!」

たいふう「まぁ…かまいたちも忍者だし…。舌技を鍛えていてもおかしくはないわね…」

いかづち「なんの役に立つんだ、それは!!!!!!!」

にじ「ボクこわい………そして気になるよ…。かまいたちのマスクの中には何かがある…!」
ゴク…

ダイヤ「そういえばかまいたちはいつもマスクをしていますわね…」

たいふう「いやでも最近は結構な頻度でマスクを取っている姿を見かけるわよ…?」

いかづち「あー…多分それアレだわ
前にオレ、かまいたちに『お前いつもマスクしてるけど、“NARUT●”のカカシリスペクトしてんの?』って聞いたんだ
そしたらそれ以降、オレの言ったことを気にしたのかマスクを頻繁に外し出したんだよな…」

にっしょく「ずぼしだったのか、よほどショックだったのか」

たいふう「…あ! またよ!」


かまいたち「……」
ボッコンボッコンボッコンボッコンボッコンボッコン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


いかづち「お、大暴れだよ!!! 何かが飛び出す勢いだぞ!!!!!!」

にっしょく「これは、、かまいたちはじゅうだいなヒミツをかくしているよかんなのです」

にじ「気になるよねー!!? 気になるよねー!!?」

たいふう「本人に聞いたら…?」

ダイヤ「多分教えてくれませんわ。どうやって髪セットしてるのか聞いても答えないくらいだし」

たいふう「そう…。じゃあてんきゅうにでも聞いてみたらどう…?」

いかづち「あぁ。そーいやてんきゅうとかまいたちって和風同士仲良いしなんか知ってるかもな」

にっしょく「ならばさっそくてんきゅうのところにのりこむのです」

ダイヤ「なんだか物騒な言い方ですわよ、それ」
0623創る名無しに見る名無し
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2014/10/02(木) 00:33:25.69ID:fbqx9Ys3
£££

てんきゅう「かまいたちさんのマスクの中…………ですか」

にっしょく「なにかしっていませんか」

てんきゅう「…」


てんきゅう「ニイィィィィィィ…」
ニマ〜〜

いかづち「な…なんだァー!!!!!!!! その範馬勇次郎のような意味深な笑顔はァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」
どど〜〜〜〜ん!!!!!

てんきゅう「…ごめんなさい。私の口からはとても言えません…
…す、すみません。私はこれから俳句の習い事があるので…」
そそくさ…

みんな『…』
しぃーん…

£££

にじ「あやすィ…。」

ダイヤ「すこぶる怪しいですわね」

にっしょく「このままこのナゾほうっておいては、ねつきがわるいのです」

いかづち「…じゃあ……みんなで力を合わせて、かまいたちのマスクの謎を解こうぜ!!!!!!」

にじ「それサンセー!!!!!!! 『かまいたちのマスクの下を暴き隊』結成だー!!!!!」
どん!!!!!!

みんな『おぉー!!!!!!!!』
わわッ!!!!!

たいふう「悪いけど、私は沖縄にバカンス行く予定があるから…後はあなた達でよろしく…」
テッテレー

みんな『ズコーーーーーーーーー!!!!!!!!』

にっしょく「わたしもそっちがいいのです」

いかづち「乗るなー!!!!! さっそくチームワークバラバラじゃねーか!!!!!」
ばばーん!!!
0624創る名無しに見る名無し
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2014/10/02(木) 00:34:34.55ID:fbqx9Ys3
£££ メボッチカルペイコヌッスル森(ブォッケィマルミルクポコパリッチメロンピッチャア語で“石油ストーブ”の意) £££

にっしょく「わたしもいきたかった…おきなわ…」

いかづち「いつまで言ってるんだよ」

ダイヤ「沖縄よりこっちの方が面白いですわ、多分!!
まずはかまいたちの様子を探りながら、マスクを外す作戦を考えるのですわ!」

にじ「後追ってどっかの森まで来たけど、何してるの? アレ」


かまいたち「…」
しーん…………


にじ「指を変な形にしたまま動かないよ?」

にっしょく「あれは“いん”をむすんでいるようです」

いかづち「珍しく忍者らしいことしてんな」


ヒュオーーーーーーーーー…
かまいたち「…………」
しーん…

ザザザザザザザザァァ……

かまいたち「―――ッッ!!!!!!!」
カッ!!!!!!!

ババッッ!!!!!!!!!!!!!
ば〜〜ん!!!!!!!!!


いかづち「なんだぁ!!!!!? 印を結んだ格好から…あのポーズは!!!!!」

にっしょく「あのポーズ……まさか!!!!!
“らいきり”か!!!!!!! かまいたちは“らいきり”をしようとしているのか!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!

ダイヤ「雷切って………あの!!!!?」

いかづち「なんで雷切なんだよ! 風遁使えよ、そこは!!!!!!!」
ど〜〜〜ん!!!

にっしょく「いかづち! そんなゆうちょうなツッコミをしてるばあいではないのです
“らいきり”とは、よんでじのごとく『雷を切る』ほどのいりょくをもつにんじゅつ…
つまり…かまいたちは“らいきり”をつかい、いかづちをきるつもりなのです!!!!!!!!!」
カッ!!!!

いかづち「な…なんだってーーー!!!!!!!!」
どどど〜〜〜ん!!!!!

ダイヤ「そ…そうか! もしかしたらかまいたちは、いかづちにカカシって言われた事を怨んでいるのかも!!!!」

いかづち「あの時言ったことがそんなに嫌だったのかよーーーー!!!!!!!
ていうかその割にやってる事は結局カカシじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!
0625創る名無しに見る名無し
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2014/10/02(木) 00:35:35.56ID:fbqx9Ys3
かまいたち「…ふぅ…」
スタスタ


にじ「結局何も出なかったっぽいよ」

にっしょく「このせかいにチャクラなんかないから、しかたないね」

いかづち(良かった〜…)

ダイヤ「行ってしまいますわ! とりあえず作戦開始よ!!」

にっしょく「さくせんなんてなにもかんがえてませんが」

ダイヤ「ふっふっふっ! 私はちゃんと考えましたわ!!
おーっほほほほ!!! 私のピンク色の頭脳がほとばしったのよ!!!! 褒めなさい!!!!!」

にっしょく「さすがダイヤ! ひんにゅう!!」

にじ「よっ、天候世界のナイチチンゲール!!!」

いかづち「乳ホライゾン!! 地平線の彼方!!!!」

ダイヤ「おーっほほほほほほほほ……表出ろオラァ!!!!!!!!!」

£££

ダイヤ「第一作戦ですわ! いかづち!」

ば〜〜〜ん!
いかづち「お…おぅい! なんだよこのカッコー!!!」

にじ「わ〜 いかづちスーツ姿決まってるぅー!」

にっしょく「まるできゃりあうーまんなのです」

いかづち「こんな変装してどうするんだー!?」

ダイヤ「あなたの役目は簡単に言えば足止めですわ! なんでもいいからかまいたちに話し掛けて止めなさい!
そうしたら私が空中から………このカギ爪ロープを垂らしてマスクをうばいとる!!!!!!!」
どん!!!!!!

いかづち「初っ端から力わざかー!!!!!!!!」
ズーン!!!!

にっしょく「さすがピンクいろののうみそ。はっそうりょくがちがいますね(苦笑)」

ダイヤ「おーっほほほほほほほほほほほほ!!!! もっと褒めなさい!!!!」

いかづち「絶対にバカにされてるぞお前…」
0627創る名無しに見る名無し
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2014/10/02(木) 00:37:04.37ID:fbqx9Ys3
スタスタスタ かくし〜
かまいたち「…」


いかづち「来た!!!!! ってなんだあいつ!!! なんか額当てみたいので左目隠してるけど、あれカカシだよな!!!!!!? 完全に意識してるよな!!!!!!!?」

にっしょく「ツッコミはいいからいくのです。ダイヤもじゅんびできたようなのです
きをひきしめていかないと、いかづちとバレたら“らいきり”されますよ」

いかづち「されねーだろ!!!! まぁ行ってくる!」


いかづち「あ…あのぉーすみません。ちょっとお聞きしたいんですけどぉ…」

かまいたち「なにか」


ふわふわ…
ダイヤ「…よし! 立ち止まりましたわ!!! カギ爪ロープそいやぁ!!!!!!」
びゅん!!!

ヒュオオオオオオオオオオオッ
ダイヤ「はっ! 強い風がッ…しまった! カギ爪ロープが流されて…!!」


ギュオ〜〜〜〜〜……ガッ!!!!!!!
いかづち「ふんがぁーーーー!!!!!!!!!!!!」
《いかづちの鼻にカギ爪が引っ掛かった!》

かまいたち「!?」


ダイヤ「し…しまった…!!!! はやく外さなきゃ…!!」
グイグイ


ぐいぃ〜〜〜〜〜〜〜〜…
いかづち「も…もげぇ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!! 鼻もげぇ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!」

かまいたち「!!??」


にじ「あはははははははははははは!!!!!! 鼻フック状態だよぉ!!!!!!」

にっしょく「いかづち! あまりあばれるとバレるのです! なんとかファイトでごまかすのです!」


ギギギギギギギギギギ
いかづち「ほげげー!!!!!」

かまいたち「だ…大丈夫か!!?」

いかづち「へ…へい!!! 大丈夫ですぅぅ!! あ…あのそれよりワタシぃ『鼻フック協会』に行きたいんですけど分かりますかぁぁぁ!!!!!?」

かまいたち「す…すまんがしらん」

いかづち「しょ…しょしょ…しょーですか〜〜! わかりました〜〜〜! ではどうみょ〜〜〜〜!!!!!!」
スタスタスタ…

かまいたち「…世界は広いな…」
0628創る名無しに見る名無し
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2014/10/02(木) 00:38:10.97ID:fbqx9Ys3
£££

いかづち「いでー!!!!!!!」
ぶしゅー!!!!

にじ「あはははははははははははは!!!!!」

にっしょく「さすがいかづち。イジられ方がかみがかってるのです」

いかづち「うれしくねー!!!!!! もう勘弁してくれ!!!!!!!!!!」

にっしょく「とにかくしっぱいですね。ダイヤ、つぎのあんは?」

ダイヤ「くっ……万策尽きた…」
ガク…

いかづち「はえーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ダイヤ「こ…この作戦で完璧行けると思ってたのよ!!! こんなはずじゃ……ちくしょーですわー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

にっしょく「まったく。けっきょくのうみそもぜっぺきなのです
こうなったらつぎはわたしのさくせんなのです」


£££

かまいたち「………」
スタスタスタ


いかづち「おいおい。今度は小説『イガイガパラダイス』見ながら歩いてるよ。なりきってるよコレもう…」

ダイヤ「どんな作戦なの、にっしょく? ……それにしても、なんだか暑いわね…」
じわじわじわ…

にっしょく「とうぜんです。わたしがねつをちょうせつして、きおんをあげたのだから」

にじ「えー?! なんでー!!?」

にっしょく「おそらく、かまいたちもいまものすごいあつさを感じているはずなのです
きっとつめたいものをほっしているはず…。そんな時…」


かまいたち「…暑いな…………むむ?」

ドドン!!!!!!!!!!!!!!
【冷し中華屋『モッコス』】

目の前に冷し中華屋が現れたら…?

ドドン!!!!!!!!!

かまいたち「…入るか」


にっしょく「…けいさんどおり!!!!!!」
ギン!!

にじ「にっしょくかっこいい!!!」
0630創る名無しに見る名無し
垢版 |
2014/10/02(木) 00:40:57.28ID:snQ0r2J2
ダイヤ「すごい! かまいたちをうまく誘導しましたわ!」

にっしょく「そしてさらに…」


かまいたち「冷し中華1つ」

店長「へい、おまち!」
コト…

かまいたち「!!!!」

ドドン!!!!!!!!!!!!!!!! ほかほかほか…

冷し中華を頼んだのに、何故か熱々のラーメンが出てきたら…?

ゴォ…!!


いかづち「待て!!!!!!!! おかしいだろソレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
店長がバカすぎんだろ!!!!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!

にっしょく「しかしかまいたちはせっかくでてきたものにイチャモンつけるタイプではないのでしかたなくたべるのです」

にじ「あー! わかった! たべるときにマスク取るはずだから、その時に口を見ようって魂胆かー!!」

にっしょく「そのとーりおじさんなのです! さぁかまいたちのくち、ごかいちょう!!!!」
バッ!!


ちゅううううううううううううううううううううう…
かまいたち「…」
ぎゅちゅうううううううう…


みんな『マスクごしに食ってる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

いかづち「おいおい想定外なことがおきてるよ!!! マスクのまま食ってるよ!!!!!
なんかもう“食ってる”っつーか“吸収”してるよアレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!

ダイヤ「失敗ですわね…」

にっしょく「ま…まだです!! わたしはにじゅうに策をはっているのです! あついラーメンをだしたのは、そのふくせん!!!!!」


かまいたち「……ぐ…体が熱い…」タラタラ…


いかづち「そうか!!! この熱さ…マスクを付けて食べるのも限界だ!!!! さすがに脱ぐぞ!!!!!」


かまいたち「…ふぅい〜〜〜……」
すぽ〜〜〜〜〜〜ん!!


みんな『マスク以外を脱いだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ブブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ズコー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
0631創る名無しに見る名無し
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2014/10/02(木) 00:44:29.79ID:snQ0r2J2
いかづち「あいつ…!!! フンドシ一丁になってもマスクは死守するとかー!!!!!!!!」
ズーン!!!!!

ダイヤ「もう見た目は完全な変態だけど、ここまで来ると清々しさすら感じますわ」

にっしょく「ぐぅ……わたしとしたことが…………」

にじ「ダイジョブ! 次のボクの作戦でマスクを取るよ!!!!!!」
ぴーす!!!!!

3人『…』
《3人はにじの作戦が始まる前から失敗を確信していた―――》

£££

いかづち「にじのやつ、一体どんな作戦で行く気だ? いないけど」

にっしょく「さわりほどききましたが、にじにしてはあんがい、イイセンいくかもしれません」

いかづち「マジか」

ダイヤ「かまいたちが来ましたわ!」


スタスタスタ…
かまいたち「………ブツブツブツ…」


いかづち「なにをぶつくさ言ってるんだ?」


かまいたち「………さらにもう一発 …さらにもう一発…! ………いやちがうな……
……さらにもう一発!! ……よし…これだな…………。さらにもう一発!!!!」
ブツブツ…


にっしょく「カカシのセリフのれんしゅうしているのです」

いかづち「徹底してんな!!!!!!!! そしてなんでよりによって腹パンのシーンのセリフ選んだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!


かまいたち「……さらにもう………ん?」

女「たすけてー! たすけてー!」

暴漢「ゲヘヘヘ!!!! 遊ぼうやお嬢ちゃん!」


いかづち「女の子が暴漢に襲われている!!!!!!!!!? いや、あれは!!!!!!!!!!!!」

にっしょく「あれはへんそうしたにじです。ぼうかんにおそわれているフリをして、かまいたちがたすけにはいり、ぼうかんともみあいになったすきにマスクを取るさくせんのようなのです」

いかづち「ベタな作戦だな…」

ダイヤ「…というよりあの暴漢はどこから用意したの?」

にっしょく「とおりすがりのぼくしにカネをにぎらせてきょうりょくしてもらったのです」

いかづち「聖職者なにやってんだ!!!!!!!!!!!!」
0632創る名無しに見る名無し
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2014/10/02(木) 00:46:16.72ID:snQ0r2J2
いかづち「あんなのあからさますぎるだろ! 相変わらず考えが単純だな!!」

にっしょく「しかしシンプルイズベスト、という言葉もあるのです
…これはもしかしたら、もしかするかもですよ」


暴漢「げへへ〜〜〜!!!! セクハラアーメンwwwwwwwwww」

にじ「たしけてー!!!!!」

かまいたち「やめろ!」
ザ!

暴漢「なんだてめー!!!!」
グォア!!!

かまいたち「遅い!!」
ガッゴ!!!!!!!

暴漢「ぐげは!!!!!!!」
ヨロ…

かまいたち「さらにもう一発!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

暴漢「がッは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


いかづち「実践したーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブボボ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ダイヤ「そして更に!!!! 更にィーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


かまいたち「フォオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ベリィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


にっしょく「ひたいあてでかくしていたひだりめをかいほうし……“しゃりんがん”をかいがんしたァァーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ずず〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!
いかづち「写輪眼ねーだろうがァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
すごいよもう、カカシ臭がとどまる事を知らねぇよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もうリスペクトどころか崇拝の域に達してるよコレもう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞ〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ダイヤ「今よ、にじ!!!!! 今ならマスクを取れる!!!!!!!!!!」

にっしょく「いや、だめです!!!!!!!!!」


にじ「―――」
しーん…


にっしょく「しゃりんがんの“げんじゅつ”にとらわれている!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

いかづち「なんでだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もう、なんでだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダ〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!
0634創る名無しに見る名無し
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2014/10/02(木) 00:47:59.04ID:snQ0r2J2
《やはりダメだった…》

にじ「いい線行ったのに!!! かまいたちの眼見たら、なんか!!!!!!!! なんか!!!!!!!!」

ダイヤ「敗因は“アホ”。はっきりわかんだね」

いかづち「他にいい作戦あるか…? オレは何も思い浮かばねー」

にっしょく「…ここであきらめるわけにはいかないのです! “かずうちゃあたる”のせいしんで、いろんなさくせんをためすのです!!!」

みんな『お、おー!!!!』


《一同はかまいたちのマスクの秘密を探るという目的のため、あらゆる作戦を実行した!!!
にっしょく達の熱い戦いは、まだ始まったばかりなのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》


〜〜 中略 〜〜


にっしょく「ちくしょオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオなのです!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズドォワ!!!!!!!!!!!!!!!!

いかづち「めごっぽ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

《結局ダメだった…》

にじ「もー!!!!! いっぱい試したのにどれもダメェ!!!!!!!!
突風でマスクを飛ばす作戦も! マスクを汚す作戦も! 更にカッコイイマスクを店頭に並べて変えたくなる作戦も! 思わずマスクを取ってキスしたくなる選手権作戦も!! 全部ダメ!」

ダイヤ「いかづちをポニーテールにする作戦! いかづちにスク水着せる作戦! いかづちの体にうなぎを這わせる作戦!!
これらは成功したというのに!!!!!!!!!!!!!!!!」

いかづち「途中からオレイジりに移行しやがって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 飽きてんじゃねーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オレで遊ぶな

にじ「どうするのぅ、にっしょくぅ」

にっしょく「…かんがえをあらためるひつようがあるのです」

ダイヤ「と、いうと?」

にっしょく「われわれはこれまで、このようにきょくりょくかくれてバレないようにマスクを奪おうとしていました
まずそれが、こんぽんてきにまちがっているとわたしはおもうのです」

いかづち「一周回って本人に直接聞くってか?」

にっしょく「それではかまいたちはおしえてくれないのです
わたしに、いい………そしてさいごのさくせんがあります
みんな、みみを…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
0635創る名無しに見る名無し
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2014/10/02(木) 00:49:46.59ID:snQ0r2J2
£££ 滝 £££

ザーーーーーーーーー…

かまいたち「……………むむ」

ダイヤ「あわわ…」

かまいたち「…ダイヤか? どうした、こんな辺鄙なところで…」

ダイヤ「かまいたち。この滝を覗いて…滝壺を見て…」

かまいたち「?」
ス…


ザ〜〜〜〜〜〜〜〜…
《滝壺を覗くと…そこには!!!!!!》

どん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

テンテッケ♪テンテッケ♪テケテンテッ♪

ザッパ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ザッパ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いかづち「いいいやッふぉおおおおおおおおおwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
バサロwwwwwwwwwwバサロwwwwwwwwwwwwwww滝壺でバサロwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

にじ「滝の色を黄土色にしたゃうよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwもんwwwwwもんっwwwwwwwwwwもんっwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

にっしょく「お風呂の適温45ー度!!!!!!!!!!!!!!!! お風呂の適温45〜度!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボコボコボコボコボコ

いかづち「ヒャッハァwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwこの滝壺あったかイナリwwwwwwwwwwwwwwwあったかイナリを混ぜるだけwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


黄土色で45度の滝壺でバサロ泳法
作詞作曲:りゅうせい 歌:にっしょく・いかづち・にじ

滝壺でー バサロしたーら たっのしぃーよぉ〜〜!
せっかいが〜 か〜わ〜るよ〜〜
それはどれほど変わるかって? それはね? 幼稚園から小学校に入学した時くらいの変わりようさ
小学校に入学したら孤独さ! 楽しいにゃんこのバスも来ない
たのしいピアノ弾きの先生もいない
あるのは殺伐とした競争社会さ…
他者が他者を蹴落とし 大人が子供を品定め
いつしか決められた序列の中で 他者より上へと上り詰めろと強要される…
これはもう 戦争だ!!!! バーチャル戦争だ!!!!!
バーチャル戦争とバーチャン戦争は似ている いや似てない
そんなことはどうでもいい
こんな競争社会の波も 僕らは乗り越えてみせる
そう、バサロ泳法でね!!!!!!!!!!!!!!!!
バサロwwwwwバサロwwwwwバwwwwwサwwwwwロwwwww
バサロで乗り切れ荒波を!!!!!!!!!
バサロ故 最強!!!!!!!! バサロ故 無敵!!!!!!!
※ただし 滝壺でバサロすると間違いなく溺れる
やめろよ…それは……… 俺との約束だ…



オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
0636創る名無しに見る名無し
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2014/10/02(木) 00:51:54.15ID:snQ0r2J2
かまいたち「…………ダイヤ、これは」
くるっ

ダイヤ「こおおおおおおおおお……」
ピキ…ピキ…ピキ…《ダイヤは巨大な氷の塊を振り上げていた!!!!!!!!》

かまいたち「」

ダイヤ「つららアタァァァーーーーーーーーーッック!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッガッシャア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

かまいたち「ほんブバリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どべしゃアアァーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ダイヤ「討ち取ったりィィー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

£££ そすて

かまいたち「―――」

にじ「うまくいった…!!!!」

にっしょく「たきのしたにメをうばわせてからの こうとうぶきょうだ! かんぺきなさくせんです」

いかづち「うまくいったけどさぁー!! なんかぁー!!!! なんかをすごく失った気がするのはオレだけっスかァ!!!!!!!!?」

にじ「大丈夫…」
ぽん…

にっしょく「みんな、おなじきもち…」
ぽろぽろ…

いかづち「業が深いねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 業が深いねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぽろぽろぽろ… つーーー…

ダイヤ「結果良ければすべてよし! ですわ!! みんな、運命の時ですわよ!!!!!」

にっしょく「わたしがとりましょう」
スー…

ドックン… ドックン… ドックン… ドックン…

ダイヤ「…」
ドックン…ドックン…

にじ「…」
ドックン…ドックン…

いかづち「…」
ドックン…ドックン…

にっしょく「………せーのっっ」


にっしょく「…といったら、とります」

みんな『ズコ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
とんがらがっちゃ〜〜〜〜!!!!!!!

いかづち「古いことしてないでさっさと取れ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
0638創る名無しに見る名無し
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2014/10/02(木) 00:54:48.39ID:snQ0r2J2
にっしょく「きゃすと・おふ!!!!!!!!」
ぶぁ!!!!

みんな『!!!!!!!!!!!!!』
バッ!!!!!!

かまいたち「―――」
ぬ〜〜〜ん

いかづち「…普通…だ」

ダイヤ「普通…ですわね」

にじ「…あれ?」

にっしょく「なにかいるようすは」

いかづち「…ないな」

にじ「えー?!!!!!!」

ダイヤ「ねぇ、もしかしてホントに高速舌の練習だったってオチじゃないの?」

いかづち「……確かに途中から全く動かなかったしなー…。…まさかのガッカリオチかよ…」

にっしょく「……にじ。あなたのおかげでむだなじかんをすごしたのです…。せきにんをとるのです…」

にじ「え…えぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

モゴ…

にっしょく「!!!?」

ダイヤ「え…?!」

モゴ… モゴ… モゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
モコォッ!!!!!! ズルッ… ズルッ………スポォ〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

口の中から謎の生物「あ〜〜〜〜〜 も〜〜〜〜〜…なんや!!!!!!」

みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』

謎の生物「ホンマにもー、自分らなんやねん! わいがぐっすり寝とるっちゅーのに外からけったいなことしくさりおって!!!
これだから最近の若いやつらはアカンわ!!!!!! …分かっとるんか!!? すこしは反省したらどや!!!!!?
聞いとんのか」

みんな『…………〜〜〜〜〜〜〜〜』


みんな『ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ブババブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

みんな『オッサンだァァーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
かまいたちの口の中から、小さいオッサンだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
どど〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ぎゃああああああああああああ…………


…―――
0639創る名無しに見る名無し
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2014/10/02(木) 00:56:18.52ID:snQ0r2J2
―――…

にっしょく「――――…ん…」

かまいたち「起きたか」

にっしょく「……かまいたち…? …? みんな…?」

いかづち「う…うぅん…?」

ダイヤ「ここは…? アレ…?」

かまいたち「何を驚いている。驚いたのはこちらだ。お前達全員、滝の近くで倒れてたんだ」

にじ「こ…ここは?」

かまいたち「近くの休憩所だ」

にっしょく「わたしたちはいったい、なにを…。 …っ……なにも、おもいだせないのです」

いかづち「何か…なにかを暴こうとしていた気がする……。で…何かを見た…
で…でも、何も思い出せない…」

かまいたち「無理して思い出す必要はない。とりあえず、もう夜だ。こんな時間で腹も空いているだろう
出前の冷やし中華を頼んでおいた。拙者の奢りだぞ」

にじ「や…やったぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 冷やし中華、冷やし中華〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

いかづち「テンション上がってきたぁー!!!!!!!! 冷やし中華はまだか〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

かまいたち「ふふ。気が早い、今頼んだところだ。
この休憩所は本が置いてあるようだから、大人しく読んで待っていろ」

いかづち「マジか〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!! やっほぉ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ダイヤ「ヒャッハー!!!!!!!! 『NARUT●』よー!!!!!!!! 『NARUT●』がありますわ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

にじ「NARUT●超おもしろーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

にっしょく「ひゅーwwwwwwwwwwwwwwwカカシかっこよいのですwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


わいわい きゃっきゃっ



――― そうして、天候擬人化達の夜は、NARUT●と共に更けていく…!

みんな大好き、NARUT●…!!

にっしょくスレは、『NARUT●』を応援しています…!!!!



0648創る名無しに見る名無し
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2014/10/07(火) 19:42:23.69ID:felsYJiy
「たいせつなおしらせです。 あしたは、ゆうがたろくじすぎから かいきげっしょく なのです」

「怪奇げっしょく・・・!?!?」

「ハロウィンにはちょっと早いんじゃないかしら」

「じがちがーう!!!」
0657創る名無しに見る名無し
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2015/02/27(金) 00:21:37.98ID:t//G1iLA
一体何がどうしたw
0660創る名無しに見る名無し
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2015/03/30(月) 15:51:47.40ID:aubA1JJg
うつくすい…
0662創る名無しに見る名無し
垢版 |
2015/03/30(月) 20:39:48.82ID:Zyk5aEwa
「みんな、てんきゅうさんにみとれているばあいではありません。たいせつなおしらせがあります」

ttp://www.nao.ac.jp/astro/sky/2015/lunar-eclipse.html

「・・・というわけなので、こんしゅうのどようびはみのがさないようにするのです」

「怪奇げっしょく再び、か」

「今度はお花見の余興ってわけ?」

「だからじがちがーう!」
0667創る名無しに見る名無し
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2015/04/02(木) 23:22:11.20ID:An/7CjAW
かわいいー
0672創る名無しに見る名無し
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2015/04/04(土) 14:44:16.40ID:hTgdls1k
「きゃーダイヤ素敵ー、愛してるー♪」

「いちいち抱きつかないでよしんきろう」
0676創る名無しに見る名無し
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2015/04/13(月) 18:31:27.33ID:O+bGpwlj
酷過ぎるwwwwwww
0683創る名無しに見る名無し
垢版 |
2015/07/24(金) 19:03:37.33ID:Dgn+XV/k
 6周年おめでとー

    , "´ ̄` 、
    ( 〃´)ヾ)
    Jjjリ †ヮ†ル
    8⊂カ´}`カつ
 () § 《イ゙Y゙》§  ()
 ¨o。o゚  ヒ北! ゚o。o¨
0691めりくり
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2015/12/25(金) 20:38:54.05ID:dybUIpOP
  o      o   2015
   ヾフ´ ̄`くノ Merry Christmas
☆ ( ,〃´)ヾ)
   、',,,リ †ー†ル,,,,  ☆
  ノ,じj^^:^kノ
〜"ζ ノ=nv'=、゙〜
    ~~~゙J'^ヾヽ     ☆




ちゅる毛ムズイです ><
0692創る名無しに見る名無し
垢版 |
2015/12/25(金) 21:01:35.35ID:Z6BheLY2
よい再現w
0693G
垢版 |
2015/12/30(水) 00:49:55.09ID:lzPKcFgw
 1.
 本日、天気晴朗なれども浪高し。ところによりダイヤモンドダスト。
 日本の国の何処かの町。何かの会社のビルの屋上に立ち、腕を組んで不敵に”下界”を見下ろす少女の姿があった。
 彼女の名はダイヤモンドダスト。諸君らの知るそのダイヤモンドダスト、それが人の形を為したものである。
 普段は同種の存在とともに、この世の傍にあって、しかし此岸の者には容易に立ち入れぬ世界で享楽的に過しているのだが、この時はどういうわけか”下界”に”降臨”していた。
 尤も、人があちらへ訪うには偶然に、不慮に頼らねばならないが、彼女らにとっては散歩も同然の容易さである。日課のように行き来しているものも、人の世に居を構えている者すらいる。
 だから彼女らのこれも日常茶飯の営みかといえば、さにあらず、これは立派なイベントである。
 ダイヤモンドダストが”浸っている”のはそのためだ。
「だいや、まだきはすまないのですか。なにをするきかはしりませんが、てみじかにすませたいです」
 ダイヤモンドダストの後ろに控え、ふわふわと浮かび、悪い目つきで彼女を睨む幼女はにっしょくである。ダイヤにも言えることだが、見た目に反し、その年齢ははかり知れない。
「ふふ、まあいいでしょう。じゃ、ひとまず下に降りましょうか」
 そう言ったかと思うと、縁から身を躍らせる。にっしょくも、やれやれといった風につづく。
 下には割に人通りもあるが、騒ぎは起こらない。
0694G
垢版 |
2015/12/30(水) 00:50:47.34ID:lzPKcFgw
 所変わって人気のない公園。この辺りは、比較的田舎にあたり、従ってなかなか敷地も広い。
 鞦韆に揺られながら、にっしょくが、
「それで、きょうはなにをするのです」と尋ねた。
 その真っ正面、柵の上に立つダイヤは、ふふんと得意気に笑って、少し勿体ぶって、
「探険をします!」
 と、高らかに宣言した。
 にっしょくは、ダイヤの出で立ちを見ながら、
「……ああ」と呟く。
 もともと彼女らは概念的存在なので、衣装について頓着する必要はない。なのでにっしょくは普段通りの恰好なのだが、ダイヤにすれば、これが人間なら着倒れ必至という程に、ことあるごとに――時に何もなくても――服装を変える。
 今日の彼女は、トレッキングブーツを履いて、チェックのハンチングと吊りズボンでボーイッシュに決めている。少年探偵を気取っているのだろう。
「そんなものひとりでやればいいでしょう。わたしをまきこまなくても」
 虫眼鏡で拡大されたダイヤのダイヤの目に向かって、にっしょくがぶうたれるが、
「道連れがいた方が楽しいじゃありませんか」と平然と返される。
 普段はにっしょくがダイヤを弄ぶ側なのだが、何か思いついた時のダイヤは無敵なのだ。

「ただのたんけんではなにをしていいのかわかりません。なにかもくひょうをきめましょう」
 道を往きながら、にっしょくが言う。本音としては、状況が延々と続くのを避けたいため、終了条件の言質をとっておきたいだけである。
「そうですね」
 ダイヤは、辺りのものを意味もなく虫眼鏡で覗き込みながら答える。
「ステキな殿方を探す、なんてのもいいですけど」
 探偵も短剣もあったものじゃない――思ってもにっしょくは口に出さない。
「その他には、そうですね……秘密基地を作る、なんてのはどうでしょうか」
「ひみつきち」
 にっしょくの声が上擦る。何だかんだ言っても、にっしょくにも(外見)年齢相応のところがある。
0695G
垢版 |
2015/12/30(水) 00:51:35.26ID:lzPKcFgw
「だいや」
「なんですか」
「つかれました」
「まああきれた。まだ始めたばかりじゃありませんか」
「わたしはあなたよりほはばがせまいのです。それに、ここさっきもとおりませんでしたか」
 ダイヤは弾かれたように周りを見回す。
「……むしめがねでばかりみているからです」
「うっ……」
 ダイヤは肩を竦めて、
「まあ、こういう場合はさておくとしても、目的があるのに当てども無く彷徨うのはよろしくないかもしれませんね。土地勘があるわけでもないですし……」
「わたしのあしもなんとかしてほしいのですが」
「辛抱なさい。なにか考えますからもう暫く……」
「わん」
「泣かないの」
「わたしはないていません。ないたのはこのこです」
「えっ」
 振り返ると大型犬。にっしょくに擦り寄っている。
「あらまあ。懐っこいのね」
「うー」
「唸りましたね。そうでもないのかしら」
「いまのはうなりごえではありません。わたしです」
「えっ」
「このこのなまえです。うー」
「……今つけたの?」
「いえ、このこ、まえにあっちにまよいこんできて、わたしがかえしてあげたのです。なまえはそのときにつけました」
「ワンちゃんがあっちに……? 人間でさえ珍しいのに……しかもこっちでまたにっしょくに逢うなんて。信じ難いわね」
「どっこいしょ」
 にっしょくが、大型犬の背に飛び乗って跨る。
「れっつらごー、なのです」
「……随分あなたに懐いてるのね」
 彼女らの冒険は続く。



「ところでにっしょく」
「なんですか」
「ドラクエ7、やったことある?」
「ありません」
「そう。今度”ガボ”ってキャラを調べてみるといいわ。リメイク版のほう」
「?」
0696G
垢版 |
2015/12/30(水) 00:52:53.52ID:lzPKcFgw
 2.
 蛇の道は蛇。彼の道は藪蛇。
 別に彼が外に居たのに深い意味は無い。
 天気が良く、風が心地よかったので、たまには――実のところ生まれて初めてだが――外で本を読むのもいいか、と気取ってみただけにすぎない。単なる気まぐれだ。
 そんな他愛のない気まぐれのお陰で、彼は茨の道に踏み込む羽目になる訳である。

 この日は休日なので、勿論学校の制服は着ていない。早めに昼食を済ませて、昼には近所の図書館に来た。
前に借りた分を返し、予め目星をつけてあったものと、その他数冊を借りて、早々に帰途についた。自分の家の、自分の部屋で読むのが、最も落ち着くため、今日もそのようにするつもりだったのだが、ふと、そんなことをしてみる気になった。

 聞こえるのは風に枝葉の騒ぐ音ばかり。彼の感覚神経が、視覚に集中しているためだ。後はせいぜい、時折自分の頁を繰る音が交じるだけ。俯き加減の視線には、銀縁レンズに拡大された、活字の彙が入るのみ。
 だから、近づく影には気付いていない。本の世界に没入している。

「ミス・マープル」
 六花のような声が突如、耳の傍で聞こえたため、彼は飛び上がった。視線を上げると、虫眼鏡と少女。
「適役じゃありませんか、ねえ?」
「まーぷるはあーむちぇあですよ」
 更に後ろには犬に乗った幼女。彼は脳みその半分はまだ小説にあり、状況が掴めず困惑している。
「でも脇に詰んであるのは、明智小五郎にトミーとタッペンス、エラリー・クイーンもありますね。イケると思いますが」
「もんだいはほんにんのいしでしょう。すくなくともいまのところ、あまりいんしょうはよくありませんよ」
「あらまあ」
 言われてダイヤは、彼の方へ向き直り、
「どうですか」と尋ねた。
「なにがですか」とにっしょく。
「何が、じゃないでしょう。あなたは今まで何を」
「わたしはしってますよ。わたしは」
「あらまあ」
 ここでダイヤは再度彼に向き直り、
「失礼致しました。つい興奮して。私達はこの辺りを探検しようと思ってるんです。あなた、この辺りの方ですよね」
 彼はつい気圧されて、順序を間違えた。
「そうだけど、君等は何処から来たの」何よりもまず先にそう言ってしまい、ダイヤの求めに適ってしまった。
 ダイヤは目を輝かせて、ぴょんぴょん跳ねながらにっしょくに、
「御覧なさい御覧なさい! まだ何も言わないうちから私達が異邦人だと判りましたわ! 優秀な探偵さんじゃありませんか!」
 推理というほどのものではない。ここは田舎である。掛け値なしのそれではないから、住人みな顔見知り、とまではいかないが、矢張り近在住民の顔というのは大体見たことがある。
そして、天候連中というのは、目立つ分には青天井に目立つのである。そんな目立つ者を見た憶えがないのだから、彼として相手が来訪者であると考えるのは当然である。
 そうでなかったとしても、『この辺りの方ですよね』等と尋ねる者は、大抵この辺りの方ではない。もう何か言っている。
「お願いです!」ダイヤは俄に両手で彼の両手を握ると、――その拍子に『予告殺人』の頁は閉じた――「私たちにお付き合い戴けませんか?」と懇願した。
 ひんやりした掌に包まれて、しどろもどろになった彼は、不用意に頷いてしまう。
0697G
垢版 |
2015/12/30(水) 00:53:32.64ID:lzPKcFgw
 彼としては明確に返事をしたつもりではなかったため少々弱ったが、ダイヤが完全に決め込んではしゃいでいるのを見て、矢張り気持ちが動いた。元より、どうしても嫌だとする理由は特にない。
「でも、そう言われても、具体的に何をすれば? えっと……」彼はダイヤをなんと呼べばいいのかわからないことに気付き、次いで自分の名前も明かしていないことに気付いた。
「俺、上座一冬」
「かみざいっとう……どんな字をお書きになるんですか?」
 一冬はあたりを見回して手頃な棒を探し、なかったので靴で地面に書いた。
 ダイヤは何処か熱っぽい視線で数秒文字を凝視し、
「探偵さんらしいお名前ですね」等とのたまう。
「たんていらしいなまえってどんなですか」一冬より先に、にっしょくが言う。
「それはほら、金田一耕助とか、神津恭介とか」
「それはたんていらしいなまえではなく、たんていのなまえです」
 間の抜けたやり取りである。
「で、君らの名前は……?」一冬が促すと、ダイヤの目が少し曇った。躊躇い、にっしょくを見る。しかし、
「ふつうでいいじゃないですか、だいや」
「ダイヤ?」
 これを聞くなり、彼女の瞳に灯りが点る――トリック・スターの煌めきが。
「ふっふっふっ……そう、私のことはダイヤ、とお呼びください」
「え?」
 次いでダイヤは指でピストルを作り、にっしょくを撃った。
「彼女はエクリプス」ウィンク。
 一冬がにっしょくを見やると、ハザード映画中に延々繰り広げられる無駄なラヴシーンを見ているような表情で、「いや、まあ、間違ってはいませんが……」と呟く。
「そういう訳で、よろしくお願いしますね、一冬さん」
「ちょっと待ってよ」一冬は、自分はどんな顔をしているだろうと訝しみながら、「おれはちゃんと名乗ったんだからさあ」と抗議する。
「ほんとの名前については、どうぞ推理なさってみて」にっこり。
「えー……」
「おいくつ?」
「え。……じ、十四。中二」
「ふむふむ」
「……君たちは?」
「推理してください」
「……あのさあ。おれ確かに探偵小説は好きだけど、別に自分が探偵としてどうとか、そういうことはないんだからね」
「ふふ、ご謙遜なさらなくともいいんですよ」
「……ん。まあ、別にそれでもいいんだけどさ……変に過大評価はしないでくれよ」
「ええ、頼りにしてますわ」
「……」
「いっとう」
「え? あ、ああ、えーと……エクリプス? うん、何?」
「にげるならはやいほうがいいですよ」
「……」
 少し逃げたくなってきた、一冬。
0698G
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2015/12/30(水) 00:54:49.09ID:lzPKcFgw
 3.
 女三人よれば姦しい。女二人に男一人だと嫐られる。
 BGMはテノールの歌声。曲の名前も分からなければ、歌詞の英語も聞き取れない。一冬、意識してジャズを聞くのも、喫茶店に入るのも生まれて初めてである。ましてやチェーン店ですらない。
 内心、かなり狼狽しているものの、生来の鉄面皮はそれを押し隠してしまっている。
 意識しないとあまり浮かばない表情は、それで得することも少なくないが、損することもしばしばである。今回はどっちだろうな、とぼんやり考えている。
 喫茶店へやって来たのは、無論というべきか、ダイヤの発案である。そんな所へ入ったことのない一冬は尻込みしたが、ダイヤに「勿論支払いは気にしなくて結構です。協力いただくんですから」等と無理やり連れ込まれた。
問題はそこではなく、彼の見栄として、そんな位なら自分が奢りたい、とも思ったのだが、悲しいかな彼の財布には八百円しか入っていない。自分の分だけなら恐らく十分だろうが、そうするのもさもしい気がして、大人しく奢ってもらうことにした。
 それにしても驚いたのは、彼女らの淀みなさである。ダイヤはどう足掻いても同年代にしか見えず、せいぜい数歳の年上、を超えることはないだろうに、喫茶店に入ることにしても、支払いの申し出にしても、気負ったところは見当たらない。
 更に注文に際しても、オレンジジュースを頼んだエクリプスは兎も角として、当たり前のようにブルーマウンテンをオーダーするに及んでは、もうごく慣れているとしか思えない滑らかさである。
一冬も彼女らの如くあらねばならない気がして、迂闊にもエスプレッソなどを注文してしまい、激しく後悔した。差し当たり鉄面皮はこの時はためになっただろう。

 ”作戦会議”とダイヤの称する会話が始まった。何処に仕舞っていたのやら、縮尺の粗い周辺の地図をテーブルに広げて、どの辺りがよさそうか、一冬に尋ねてくる。
 ダイヤは(精神的には兎も角)落ち着いた控えめな声で喋っているが、何分にも店内には他に客はなく、何故か正装をしている初老のマスターの目が気になり、ちらりと視線を遣るが、彼は何も聞こえていないかのように、カウンターの中で豆を挽いている。
もしかすると何も聞こえていないのかも知れない。
 こんな大人っぽい場所で、如何にも子供っぽい秘密基地の話などしているのは滑稽だと、一冬は思う。そんな相反する行動をとるダイヤが、ますます謎めく。ふと窓の外に目を向けると、『うー』は店の外に坐り、大人しく待っている。
『エクリプス』は澄まして、両手でコップを慎重に傾けている。何も見えてこないまま、不用意にエスプレッソを啜って、鉄面皮に救われた。
0699G
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2015/12/30(水) 00:55:49.01ID:lzPKcFgw
 ダイヤの掲示した条件は、不可欠のものとして、雨風を凌げること、容易には他人に発見されないこと。努力目標として、ある程度の日数以上保つこと、入る時に多少の"手続き"を――ドアを押し開けるよりいささか厄介な――必要とすること。
 要するに、自力ででっち上げるには少々荷が重い訳だ。誰も、特に大人があまり寄り付かない場所に、何かしらの”箱”がなくてはならない。
 真面目に考えている自分に多少呆れつつも、一冬は地図の一地点を指し示した。
 その説明を聞いて、ダイヤは目を輝かせる。目を輝かせるのが得意技なのだろうかと、一冬は思う。

 一冬がエスプレッソを飲み終えるのを待って、三人はその場所へ向かった。
 辺りをきょろきょろ見回しながら先陣を切るダイヤと、犬に跨がり泰然として続くにっしょく。殿は仏頂面の、本人は情けない顔をしているつもりの一冬がつとめる。
彼の思考は大きく二つの事柄に占められていた。ひとつは、このふたりは一体何者なのかということ。謎めかざれば謎めき謎めく謎の存在である。あまりにも掴みどころがない。
 今ひとつは、傍から見て自分たちがどう映るかということである。道往く人もさることながら、知り合いにでも見られた日にはどう思われるか分かったものではない。訊かれても説明できる自信がない。
「いっとう」
「……なに、えっと、エクリプス。……て言うか、君、ほんとはなんて云うの」
「そうきかれても、えくりぷすでもまちがってませんから、どうともこたえられません」
「はあ」要領を得ない。
「ともかく、はっきりいって、ながくだいやにつきあっても、ろくなことはないでしょう。いやならえんりょせずに、とっととにげるがいいです」
「……いや、別に嫌ってわけでもないんだけど……」
 舌足らずな癖に、喋る内容は妙に立派である。一冬は、一種超越的な心持ちになって、詮索をする気が失せた。
0700G
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2015/12/30(水) 00:57:05.12ID:lzPKcFgw
 さてもたどり着いたるは、幼き一冬がかつて秘密基地をつくった、その場所である。
 数年にもなるか、寄りつかなかったその場所の、変わりようと変わらなさに目を細める一冬と、はしゃぎ回るダイヤとにっしょく(それと犬)は、連れのようには見えない。
 それというのは陸橋の裏側である。フェンスの隙間に強引に体を捩じ込むと辿り着ける訳で、中学生ともなると若干罪悪感を感じる程度には不法侵入である。
 だいたい小学生というのは、特に公共の場に関して、そう云うことに無頓着である。当時の一冬たちがそうだったし、当世の小学生にも同様であるらしかった。
 地面に転がった石を足掛かりにして、腕の力で以ってよじ登ると、若干の窪みがあり、天井と三方向の壁を備えた、それなりの広さが確保されている。
「……」
 一冬が完全に状況を理解する前に、ダイヤに催促されて、一冬は手を貸した。一瞬、いくら相手の要望とはいえ、色々と女性を案内するには不適切なところだったか、
などと考えたが、ひんやりとした、しっとりとした手の感触にどぎまぎして、すぐそれどころではなくなった。
「ここですの?」一冬の後ろからダイヤが覗きこむ。
「そう、なんだけど……」こんなに狭かったっけ。
 一冬がそう思うのは、彼自信の成長のためか、それともこの場の現状のせいか。
 先ず、開放された一辺には、一冬の知らないキャラクターの描かれたビニールシートが張ってあり、三方をガムテープで留めてある。右下がそうでないのは、ここから中へ入るためだろう。
そこを捲り上げると、下には擦り切れたゴザと古新聞が敷いてあり、隅にはビニール袋があって、中身が駄菓子の空き容器であるのを見れば、ゴミ袋としての機能が与えられているようだ。
 その他、幾許かの玩具類が放置……いや、”保管”されている。
「せんきゃくがいるようですね」
 いつの間にかダイヤの横に、にっしょくがいる。
「……どうやって登ったの?」
「きぎょうひみつです」
 一冬は絶句するしかない。にっしょく、最低限の配慮はするものの、自分の外見に相応しいだけの行動を取り繕うつもりは、特にない。

 考えてみれば、あの隙間は好奇心旺盛な子供に対して誘っていると言わんばかりだし、今の子供が再発見していたとしても何ら不思議でないし、そうなると自分たちが最初の発見者であるかからしてだいぶ怪しい。
それにしても、自分たちのときはあの場所が存在するのみに満足して、場を改善することなど思いもよらなかった。
恐らく家から持ってきたり、捨てられているのを拾ってきたりしたのだろうが、最近の子供は強かである――などとたかだか数年のジェネレーションギャップを感じている一冬だったが、
実際にはただそれに気付き、また実行するだけの才覚を持った子供が居るかいないかの問題である。当時の一冬にはそれがなかったし、かれの友人もそうだっただけの話だ。
 それにしても、ここを縄張りにしている子供たちが不在だったのは幸いだったといえよう。適切な言い訳をして急いで辞去すれば最低限に済ませることは出来るだろうが、やはり衝突は免れ得ないだろう。
 一冬が目を遣ると、ダイヤは先程の場所にさほどの未練を示すこともなく、また地図に視線を浴びせている。「地図とにらめっこしていても分かるものではありませんわね」などと呟きながら、地図と睨めっこしている。
一冬はその姿を眺めながら、次に彼女らを導く場所を求めて、頭のなかを睨み始めた。彼自身はまだその原因をはっきりとは自覚していないが、いつの間にかすっかりやる気を出している。
 ふたりがそれぞれ睨みつけているので、どちらもにっしょくが如何にも憮然とした表情でその間を睨みつけていることには気付いていなかった。
 この場で睨みを効かせていないのは”うー”だけである。
0701G
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2015/12/30(水) 00:58:02.23ID:lzPKcFgw
 4.
 ギムレットを飲むには早すぎる。エスプレッソも、彼にはまた。
 ダイヤとにっしょくが戻ってきた。にっしょくはひとつの紙コップを両手で持って、吹き冷ましている。”うー”はにっしょくを、紙コップを揺らさないよう慎重に歩いているようだ。
 ダイヤはふたつ持っているうち、左手の方を一冬に渡す。彼は例を言って受け取ると、視線を正面に戻した。そのベンチは丁度、沈みゆく夕焼けを向いている。
 ダイヤが一冬の右脇に座る。一冬は中央に腰掛けているので、服が、肌が触れ合い、一冬を少しどぎまぎさせる。ダイヤは、猫舌なんです、といいながら、にっしょくと同じように、ココアを冷ましている。
 一冬はその横顔を、その白い横顔を、その朱に照らされた白い横顔を眺める。
 実は見惚れていたのだが、本人はそれと気付かず、ただ眺めているつもりである。
 やがて、ダイヤがそれに気付き、どうしました、と微笑む。一冬は、いや、別に、などと慌てて、また正面を向く。染めた顔は夕焼けに、照れ笑いは鉄面皮に阻まれて、ダイヤには届かない。

 沈黙。
0702G
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2015/12/30(水) 00:58:30.10ID:lzPKcFgw
「ごめん」
 唐突に、一冬が言った。
 ダイヤはココアを啜るのを止め、首を傾げる。
「何がですか?」
「いや……結局、秘密基地、見つからなかったし」
 それを聞いて、ダイヤは声を立てて微笑む。
「あらやだ。そんなこと、気にしてらしたんですの?」
「え……だって」
「そもそも、こちらが無理にお願いしたことなのに、ずっとお付き合いいただいたんです。謝るなら私達のほうが、いいえ、」
 ぺこり。
「今日は有難うございました」
 一冬は何も言えない。
「でも……やっぱり役に立てなかったわけだし」漸く絞り出した言葉は、そんなように戯けたもの。そんなことを言い出したものだから、全て言い終える前にダイヤの人差し指が一冬の唇に押し付けられて、
「それ以上仰られるようなら、そのお口を氷漬けにして差し上げますよ」
 一冬は陥落した。
「私が欲しかったのは、そのものよりも探す過程なのです。見つかればそれはそれで楽しいでしょうが、見つからなくても、私はとおっ、ても楽しかったですよ。……そうではなくて?」
 思い出す。一冬自身にとっても、実に楽しい冒險だった。――しかし、それはただ童心にかえっただけのことではない。それに思い至ると、心臓が高鳴るのを感じる。鉄面皮が崩れそうなほどに。
「それに――見つからなくて、却って良かったのかも知れませんね。ずっとここにいることはできませんもの」
 今度は、、鼓動が止まる。
 そうだ、彼女らは異邦人なのだ。何処から来たのか知らないが、それは此処ではない何処かだ。一冬は彼女らのことを何も知らない。このままでは、何もかもが失せてしまう。
0703G
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2015/12/30(水) 00:59:17.74ID:lzPKcFgw
「紙コップ、捨ててきますね」
 空のコップを持って、ダイヤが立ち上がり、一冬の手からもそれを奪う。一冬が声をかけあぐねている間に、ダイヤは歩き去っている。
「に……エクリプス、それちょうだい」
 にっしょくは三秒間静止すると、残った中身を喉に流し込み、容器をダイヤに渡す。
残された三者は、無言。

「いっとう」
 皆既の声に、一冬はたじろぐ。この昏き声が目の前の幼女から発せられたものだとは、一瞬、わからない。
「やめておきなさい」
「……何を」
「これはちゅうこくです。わたしは、あなたのことがきらいではありませんから、みすみすみをおとしこむのをみすごしてはおけないのです」
 一冬は困惑するばかりである。最早彼女を幼女としては認識できなくなっていたし、それを措いても、妙な荘重さを感じている。
「……どういう」
「あなたのそれに、だいやがこたえることはないでしょうし、たとえだいやにこたえるいしがあったとしても、それはまともにはせいりつしません」
 にっしょくは溜息を吐く。
「そういうれいもなくはないですが、わたしのしるかぎりかずすくないそれはほとんどすべてがひげきてきですし、ほんのわずかなれいがいにおいても、かなりよろしくないけっかをもたらします、これはかくじつに。なにしろひたいしょうてきですから」
 一冬は凝結している。理由こそわからないものの、日食の言うことが悉く真実であることは、何故か納得していた。否応なしにさせられていた。
「そもそも、あなたのそれはいっかせいのさっかくであるとだんげんしてもいいでしょう。ひきずるのはよしなさい。じかくがないのがこまったものですが、
もっともじかくありきでやっているならたちがわるいのですが、あのこはああいうこなので、ひとにかんちがいをさせるのがたいへんうまいのです」
 これは無理にでも否定したいところである。
「わたしたちはもうすぐたちさることになるでしょう。あなたにわかるかたちでふたたびまみえることも、まずありえません。これはけしてふくみをもっていうことではないとりかいしていただきたいのですが、もっとみのたけにあったあいてをさがすべきです」
 一冬は唇と臍を噛み締めている。聞きたいことは山とあったが、何を聞くべきなのかわからない。言いたいことはいくらでもあったが、何を言うべきなのかわからない。考えたいことは死ぬほどあったが、何を考えるべきかわからない。
「かんちがいしないでください――はくじょうのゆえではないのです。そうしつをけいけんしないためには、おもいでにするほかはないから」

「きょうのことには、こだわらないほうがいいです。ゆめでもみたとおもってわすれるか、さもなければ、ときどきそういえばあんなことがあったなあ、と、おもいだしてください。どちらかといえば、こうしゃのほうが、わたしたちもうれしいです」
 にっしょくはそこで発言を打ち切ると、”うー”の頭を撫で回し始めた。
0704G
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2015/12/30(水) 01:00:01.11ID:lzPKcFgw
「お待たせしました」
「おかえりなさい。だいや、そろそろかえりましょう」
「あら。……そうですね。じき日も暮れるし……」
 ダイヤは一冬の方へ向き直る。
「一冬さん。今日はどうも有難うございました。とても楽しかったです」
「いや……うん。こちらこそ」
 違うだろう一冬。お前が言いたいのはそういうことではない筈だ。そう自分に言い聞かせても――では、何を言えばいいのか?
 本当はわかっているのだが、彼にはその言葉を言うだけの勇気――いや、自信がなく、だから、本人が気付かないうちに、それに代替できる言葉を探しているのだ。
 ダイヤは一冬の右手を取って、両手で握りしめる。
「もう、私たちは行きますが、一冬さんは、私達のこと、忘れないでくださいね」
「……もう、逢えないのかな」ダイヤの言葉に呼応して、漸く発した言葉だった。思いの外掠れた声に、我がことながら驚く一冬。
ダイヤは少し驚いたような顔をして、それから悲しそうな顔をして、
「きっと、また」嘘を吐いた。
0705G
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2015/12/30(水) 01:00:56.29ID:lzPKcFgw
 ダイヤが一冬の手を離した。一冬の方から、それを握り直すことはできない。
「そろそろ、行かなくてはなりません。一冬さん、どうかお元気で」
「その前に、いいかな」もう、一冬は殆ど何も考えていなかった。ただ、今を逃せばもう後がないのは分かりきっており、考える前に口が出ていた。
「君たちは……一体、何処から来たの」
 答えるに答えられない質問に、困ったダイヤはにっしょくを見るが、にっしょくはさっきからずっと、真っ直ぐ一冬を見つめている。
 ダイヤも一冬の目を見ると、一冬は強いて返事を請わず、
「……じゃあ。名前だけでも、本当の名前だけでも教えてくれないかな」
 ダイヤは一瞬きょとんとして……いたずらっぽく微笑んだ。
「それは」
 ダイヤはもう一度、一冬の手を握る。
「推理してみてください、探偵さん」
 そう言ってまた一冬から離れ、くるりと回って微笑むと……
 ダイヤが背にした夕焼けが煌めき、目が眩んだ一冬は思わず目を背け、瞑り……
 目を開けると、ダイヤはもう、そこにいなかった。慌てて振り返るが、ダイヤも、エクリプスも、最早影も形もない。周囲を見回しても、見通しがさほどよくはないとはいえ、やはり見当たらない。

 慌てて駆け出す。道の方へ出て、左を、右を、彼女の姿を探すが、やはり。

 ……考えてみれば、目が眩んだからといって、少し呆けていたからといって、それほど早く、それほど速く、自分の死角まで立ち去り、またそこから追いつけないスピードで移動できるとは思えないし、そうする必要性も考え難い。
 ……あれは、夢だったのだろうか。思えば、確かに夢見心地だったような……

 いや。
 あの冒險が、
 あのエスプレッソの苦味が、
 この胸の高鳴りが、
 夢でなどあって、たまるものか。
0706G
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2015/12/30(水) 01:01:41.14ID:lzPKcFgw
 一冬は無意識にポケットをまさぐる。あれが夢でなかったという、あるはずもない証拠を探すために。
 そのある筈もない証拠を探り当てたのと、”うー”が吠えたのは同時だった。
「ばう」
 “うー”は、自分の存在を一冬に主張すると、それだけが目的だったかのように、駆け出していった。
 一冬は、ただぼんやりそれを眺めていた。彼女のもとへ辿り着くヒントになるかもしれなかったのにそうしなかったのは、咄嗟にそんなことは考えられなかったせいもあるだろうし、どうせ犬の足に追いつけるはずはないと分かっていたせいもあるだろうし、
今は夢でないと分かれば十分だったこともあるだろうし、あの犬を追っても、彼女のもとへ辿り着くことはないと、なんとなく分かっていたためでもあるだろう。
 一冬は、ゆっくりと、ポケットから手を出した。
 そこには、いつの間にか、六花を象ったペンダントが入っていた。
 何故といって説明はできないが、それはダイヤが呉れたものだと、確信した。
 一冬は、夕日を振り返り、”うー”の駆けて行った道を眺め――微笑みを浮かべると、家路についた。
0707G
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2015/12/30(水) 01:02:23.63ID:lzPKcFgw
「うーん、今日も充実した一日でしたね」
「……」
「どうかしまして?」
「……べつに」
「あ、さては秘密基地が出来なかったから拗ねてるんでしょ」
「しつれいな」
「うふふ、いいのよ隠さなくても」
「……わたしをあなたといっしょにしないでください」
「あら、私は別に秘密基地はいいのよ。探すのは楽しかったのだし。ステキな殿方に巡り会えなかったのはちょっと残念だけど」
「……いっとうは」
「そうね、いいお友達はひとりできたわね」
「……こまし」
「ん? 今なんて?」
「……もうにどとあうこともないでしょうけどね」
「……そうね」
「これからあうことがなくても、ともだちですか」
「変なこと言うのね。当たり前じゃない」
「……たらし」
「もう、今日のにっしょく何か変よ。もうちょっとはっきりいいなさい」
「……なにかあまいものがたべたいきぶんです」
「ふーん、そうね。私も何か……あっ、あそこにたいやき屋さんがあるわ。買っていきましょう。おみやげに、みんなの分も」
「わたしはかすたーどがいいです」
「あら、邪道ね。私は何と言っても粒あんです。みんなは何が好きかしら……」


 これにて、一冬の戀と冒險は、ひとまず幕を閉じる。
0708G
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2015/12/30(水) 01:03:37.77ID:lzPKcFgw
この時機にクリスマスも年末年始も特に関係ないものを投下していくスタイル
0710創る名無しに見る名無し
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2016/01/01(金) 08:29:55.23ID:r01qLJdV
乙。圧倒的に乙
0711G
垢版 |
2016/01/04(月) 01:53:35.73ID:IHQw8tsC
>>712でなんかかく
0715創る名無しに見る名無し
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2016/01/14(木) 18:31:24.24ID:5N6UsXGT
これで普段より露出が下がっているという事実
0717創る名無しに見る名無し
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2016/03/10(木) 20:45:28.97ID:3q2T5eBP
「きのうはたいぼうのてんたいしょーだったのに、なんのはんのうもないとはどういうことですか」

「スレどころか板が過疎ってるからなあ」

「しかもぜんこくてきにくもりとは」

「ああ、そいつはご愁傷様」

「このじたいをだかいすべく、しんきゃらのとうにゅうをようきゅうするのです」

「今更?」

「はれのぎじんか、『かいせい』さんです。わふくのにあう、さわやかないけめんがいいですね。
 てんきゅうさんとのあいしょうもばっちりです」

「かまいたちへの嫌がらせか!?」

「ただし、じょーくがさむいのがけってんです。ほうしゃれいきゃくげんしょうてきに」

「」

「だいやはきにいってくれるとおもいます。すもっぐとのあいしょうもよさそうです」

「光化学スモッグ注意報ってやつ?・・・てか誰だっけ?」

「でもたいふうだけはにがてなようで、いないのをかくにんしないときてくれません」

「ああ、台風一過の青空か」

「あんしんしてください、いかづちもきっときにいるのです」

「何でさ?関係ないだろ?」

「せいてんのへきれきというやつです」

「それ使い方間違ってるから!…で、そいつはいまどこに?」

「いませんよ」

「……は?」

「わたしはしんきゃらのとうにゅうをようきゅうしただけです、じっさいにくるとはひとこともいっていないのです」

「おい!!」
0720創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/07/28(木) 01:40:44.78ID:SmvIXa8w
「あ、おーいにっしょく。ダイヤ何処にいるか知らないか?」

「さあ。そういえばここすうじつみかけませんね」

「だよな。何処ほっつき歩いてるんだか……」

「どうせまたげかいをあそびあるいてるにきまってます」

「ふふ……ふふふ……」

「あ、うわさをすれば」

「なんか憔悴して見えるが……」

「‥わいい‥‥しの‥‥‥スちゃん……どこに‥るの……出て‥‥で……」

「病んでる! なんかめっちゃ病んでる!」

「……ふん」

「どうしたダイヤ! 大丈夫か!? 正気に戻れ! 幽霊みたいだぞ!」

「……ゆうれい? ‥‥‥がいますの? この辺りに?」

「本格的にヤバイ!」

「あら、いかづち……一緒に探してくれませんか……?」

「ヘルプ! にっしょくヘルプ!」

「おちつきなさいいかづち。 いつものわるいくせがでてるだけです」

「へ? イケメンに釣られたのか?」

「そっちじゃなくて。 ……だいや、あなたいまはなにをさがしてるのですか」

「‥‥ラスちゃんです」

「ガミラス?」

「誰が銀河の彼方を目指してますか!」

「らぷらすですか」

「そうなんですよ! もう何km歩いたことか……幾つのタマゴを孵したことか……」

「あー、ゴメン、オレにも分かるように説明してくれないか?」

「ぽけもんごーですよ」

「……あー。」

「ピッピちゃんやヤドンちゃんはもう捕まえましたし、フリーザーちゃんはたぶんしばらく我慢した方がいいんでしょうけど……
ラプラスちゃんはちょくちょくジムにいるのを見かけるのに、うちには来てくれないんです……」

「すごくどうでもいいけどさ、オレらがスマートフォン持ってるの世界観的にいいの?」

「このために入手しました」

(契約がどうしたとかは聞かないほうがよさそうだな……)
0721創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/07/28(木) 01:41:24.84ID:SmvIXa8w
「あ」

「何?」

「ちょっと動かないで、いかづち」

「え、な、何」

「いいから……いい子だから……」

「え、何、ちょっと怖いんだけど」

「やりましたわ! ほら、ほらほら」

「え、何」

「ほらほら御覧なさいいかづち! ピカちゃんですよピカちゃん!」

「え、何ここにいたのピカチュウ!? っていうかなにこれ写真!? うわっ何これ! オレの頭にピカチュウ乗ってる! ピカチュウ!」

(ここのじーぴーえすがどうなってるのかということにはつっこまないでおきましょう)

「ふふ……いかづち、一緒にチームミスティックに頑張りませんか……?」

「どうみてもでんきたいぷのひとをかんゆうしないでください」

「え?」

「あ」

「え、何?」

「うふふふふにっしょく……? 私は『チームミスティック』としか言っていないのに、
 どうしてチームが三鳥モチーフで、でんきタイプのサンダーのチームもあるってわかったんですか……?」

「だ、だってりざーどんが……」
0722創る名無しに見る名無し
垢版 |
2016/07/28(木) 01:42:35.88ID:SmvIXa8w
その後、てんきゅう宅のすぐ近くにジムがあることが判明し、
三人入り浸って鎬を削りあったとかなんとか
0724 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2016/09/08(木) 07:14:55.20ID:Vp33R3DC
 別になにか理由があってしなかったわけではない。
 強いて言うなら、するべき理由のほうが見当たらなかったのだ。

 ……で。
 「盆に帰らない」という選択は、なかなか暇を持て余す。
 煩く穿るように質問攻めに遭うのも、雑用を押し付けられるのも、まったくちっとも望むところではないが、あれでも退屈しのぎにはある程度貢献していたらしい。
 高校の時より長いのみならず、やらねばならないこともなく。アルバイトをするという手もあったのかもしれないが、まあ別に、仕送りのお陰で金に不自由もないし、やる意味が見出せない。
 ……やはり、帰っておくべきだったかもしれない。
 まあ、今更だ。それより今は、如何にしてこの、出来てしまった暇を潰すかを考えよう。
 大学の友人たちは、やはり帰省していたり、そもそも下宿をとる程度ではない遠方から電車で通学していたりで、要するに遊びに誘える奴がいない。
 となると、一人すさぶほか無いわけだが、ゲームセンターは耳が痛くなるのであまり好きでないし、一人でカラオケに行くのは質ではない。
 部屋に居てもなんとなく気が塞ぐのでとにかく外へ出てみたは良いが、行く当てがないのには弱る。
 DVDでも借りてこようかと思っても、それを観るには当然帰らなくてはならず、脱出が主目的である今その選択肢はありえない。
 自分はそんなに無趣味でもないつもりでいたが、幾つかの制限と咄嗟の状況では、案外なにも思いつかないようだ。
 ……結果的に、近所を散歩する形になっている。普段そんなこと考えもしなかったが、いざやってみると案外とおつな物かもしれない。
 惜しむらくは、何やら雲行きが怪しい。というか、全天雨雲に覆われている――傘くらい持って来るべきだったか――人影もほぼ見当たらない。
気が滅入るから外へ出てきたというのに、これでは益々憂鬱になる。いや、天気が悪かったから鬱屈していたのか? 今となってはわからないか。
 ブロック塀に身を預け、百円ライターで安タバコに火を点ける。以前銜え煙草で七歩歩いたら、見知らぬおばはんに豆殻で豆を炒るかのように詰られたのがトラウマになって、今では一服するのに身じろぎも出来やしない。
 いや、それは流石に大袈裟な表現だ。あと、慣用表現が不適切なのはわざとだ。
 ……自分のモノローグに自分で突っ込んでいたら世話はない。ええと、携帯灰皿は……尻ポケットか。

 傘を持ってこなくて良かった。先月買ったばかりだというのに、こんなの五秒で壊れる。
 龍の嘶くが如き颶風に身を攫われそうになりながら、天蓋を砕くが如き豪雨に身を曝されながら、やっとの思いで歯科医院の軒下、駐車場に用いられているらしいスペースに落ち着くことが出来た。どうやら休診日のようなので迷惑にはなるまい。
 天気予報を確認しておけばよかった、と思わないでもないが、新聞も取っていなければテレビもないため、普段わざわざ見ておく習慣がない。
そこで思い出したスマートフォンを取り出してみると、あられもなくしとどに濡れている。なんとなく怖いので乾くまで起動しないようにしよう。
 当てがなかったとはいえどこかには出掛けるつもりであったくせに財布を持っていなかったのは間抜けだが、こうなってみるとそれも幸いだったらしい。
ほかに持っていたのは家の鍵くらいで、むろんそんなものは濡れたとてどうということはない。
スマートフォンが壊れていないことを前提にすれば、被害は最小限で済んだことになる。

 篠突く槍の大音声は留まることを知らず、身動きがとれない以上、どうしたって暇ができる。スマートフォンは今触りたくないし、必定、どうしたことか難を切り抜けた煙草を吸って過ごすことになる。
 すると濡れた身体に霜を這わせたような心持ちがして、乾いた笑いが漏れた。

 濡れたズボンでコンクリートに腰を下ろすと尻の形が痕に残ってしまうのがなにやら疎ましくて、身動ぎをして妙な楕円形を作った。

 雨垂れが耳を穿つ。水滴が地面を叩く音がかくも大きいとは思わなかった。
 状況としては決して愉快ではないし、短期的な意味合いでは代わり映えのしない景色であるが、案外眺めていて退屈しないものだ。
 自動車が溜水を蹴立てて稜線を描き、トタン屋根にしがみつけなかった雨滴は軒下に水の壁を作る。
 ある種幻想的と見れないこともない。
 ……その情景の中に。

 ひとりの女性が飛び込んできた。
0725 ◆GAIA///6T.
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2016/09/08(木) 07:15:46.90ID:Vp33R3DC
 もともとさしたる都会でもなく、時が時だけに人通りなどまずない中に居るだけでも目を引くところが、なにか強烈な違和感があって、焦点が彼女に絞られる。
 気がつけば、彼女の腕を掴んで、屋根の下へ引っ張り込んでいた。
 自分でまったく意識した行動ではなかったので目をぱちくりさせていると、彼女は
「……ずいぶん強引なのね」と、無表情で幽鬼のような声で言うものだから、なんとも背筋が寒くなる。
 幽鬼のような、ということで、ようやくさっき感じた違和感に思い至ったが、彼女、これだけの雨風にもまったく動じた様子がなく、風にも煽られず雨にも纏われず、晴れの日と同じかのように歩いていたのだ。
 ……とはいえ、服はやはり濡鼠だし、雨風で体温が下がっているのか顔色もよくない。なにより、さっきちゃんと触れたのだから、幽霊である筈がない。
「こ、こんな嵐の中歩くこた無いだろ。弱まるまで待ったほうがいい」言い訳がまだだったことに気付いて、慌てて咄嗟に浮かんだことを捲し立てると、彼女は「……くすくす」と、微笑んだ。妙に凄味のある色気があって、豪くどぎまぎさせられる。
「……この雨も風も、待っていたって暫く止まないわよ。それに、これだけ濡れているのなら、歩き続けようが変わらないのではなくて?」
 薄い膜でも被っているかのように雨濡れをものともしないのに、そんなことを言いながら、しかし彼女は隣に腰を下ろして足を投げ出す。自分の行動が曲がりなりにも受容されたわけなので、何やら人心地ついたように思う。
 至近で眺めると、柔肌を雫の珠が滑り落ち、濡れたロングヘアーがうなじから肩や背中に張り付き、やはり確かに濡れて――肩や背中?
 ここまで気付かなかったのが信じられないが、この女、こんな天気にカクテルドレスなぞ着用している。白いグローブまで嵌めている。どう考えても濡らして良いような服じゃあない。いや、だからこそそんな服を着ているとは思いも寄らなかったのか?
 なんだか混乱してきたためか、気が付くとまた煙草を出して吸っていた。少々平静を取り戻して彼女に対する考察を続けようとすると、
「私にも一本くださるかしら?」と向こうから声をかけられた。
 僅かな逡巡の後彼女に渡して火をつけると、彼女は煙草の根元を二本指で挟んでキスをするように喫し、宙にドーナツ型を吐き出した。一挙に蓮っ葉な姐御に見えてくる。
 着ているドレスはやはり素人目にも安物ではなく、どころかこの世のものとは思えないほどで、当初は触れることも叶わない雲の上の人のようとしか思えないほどだったのに、今となってはしばしば顔を合わせるご近所さんのような心持もする。
この不合理性はいったい何なのだろうか。とはいえ、
「随分と安い煙草、吸ってらっしゃるのね」などと言われれば差し当たりむっとはするし、
「死んだ爺ちゃんが好きだったんだよ」くらい言い返したくなる。
「あら、じゃあ貴方は好きじゃないのね」などとくすくす笑われれば、
「……」と答えに窮する。
 アイデンティティについて自問自答をはじめようかというところになると、彼女はまたくすくす笑って、
「うそよ。冗談。心配は要らないわ、流されてるのでなければ、それで十分な理由よ」と言う。
 流されてるのでないか自分でわからないから厄介なのだが。
0726 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2016/09/08(木) 07:16:33.72ID:Vp33R3DC
 人を悩ますだけ悩ませておいて、彼女はまた正面を向いて、溜息と紫煙を吐き出した。どうやらむしろ、悩んでいるのは彼女の方らしい。
 本人には見せつけるつもりはないのだろうが、間近でそんな素振りをされると矢張り気になる。とはいえ、何だかんだ行きずりの相手に過ぎぬ彼女とでは、向こうから話し出さぬ限りでは相談に乗るわけにもいかない。
 なんとなしの昂揚感と手持ち無沙汰に包まれている。
 自らスマートフォンの使用を戒めた以上、時刻を確認することも出来ない。彼女は……いや、時計なんて持っていなさそうだ。
「台風の時ってさ」堪りかねて、益体もないことを口にした。
「なんだかわくわくしない?」
 そういうと、彼女はこっちを向いて、きょとんとした顔をする。
「……やっぱ普通女はそういうこと考えないのかな」なにか、彼女の一挙一動で自信を阻喪している気がする。
「……いえ、性別の問題ではないかと思うけど」
 彼女はずいと身をこちらに寄せてきて、思わずのけぞる。
「ちょっと、興味あるわ。どうして?」
「どう……って、なんでだろ。あんまり考えたことないな、そういえば」
 しばし首をひねって、
「うーん、あれかな、乗り物が好きな人なんかと同じなんじゃないのかな」
「というと?」
「まあ想像だけど、でかくてすごいエネルギーのあるものに憧れる感じなんじゃないかと思う。自分のちっぽけさを再認識させられるというか」
「自分が小さいと思ったら、気分が持ち上がるの?」
「自分が思ったより小さいってことは、世界が思ったより大きいってことじゃないの?」
「ふうん……」
 割と月並みなことしか言えていないと思うのだが、それでも彼女には新境地だったらしく、何やら反芻するように宙を見つめていた。

「必要なことと理解はしていてもね」
 脈絡はなかった。
「それが同時に被害……破壊……うんと、不利益を齎すとなると、なんだか後ろめたい気になるのよ」
 おそらく、彼女の悩みに関わることなのだろう。
「あのひとみたいに裏返してから不利益が生ずるような仕事だと、こういう気分とは無縁なんでしょうけどね」と言い、でもあれはあれで、何か悩みもあるのかもね、彼そういうの表に出さないタイプだし、と続ける。具体性を欠くので、何のことやらよくわからない。
「それとも単に個人の気質に依るのかしら。……いえ、それは因果関係が逆ね」
 口を挟む余地が無い。たぶん愚痴の類なので、ただ黙って聞いていたほうがいいのだろう。
「私のすぐあとに、だいたいふたりの娘の仕事があるの。そのふたり、タイプは全然違うんだけど、どちらもとっても元気なカワイイ娘でね。別に比べられることなんてないんだけど、私自身はやっぱり比べちゃうの。あの娘たちとは全然違うなあって」
 そりゃまああんたはキレイ系だし、と思ったが、そんな話でもなさそうだ。
「……雨で冷えたせいかと思ってたけど、その幽霊みたいな顔は素なの」あ。
「幽霊はひどいわねえ」
「いや、その、単に顔色が悪いって意味で」うっかり口を滑らせたが、彼女はくすくす笑っているので怒ってはいないようだ。まったくもう、肝が冷える。
「まあ、そう見えるかもね。言ったかと思うけど、時々気が塞いで迷走しちゃうの。お陰さまで、自分を取り戻せたわ」
「お陰さま、って、別になにもしてないと思うんだけど……」
「あら、そんなことないわよ?」そう言って又くすくす笑う。心なしか先程より色つやがよく見える。気が晴れたというのは本当らしい。
 彼女は立ち上がってちょっと伸びをすると、
「さ、そろそろ帰らなくちゃね。早くしないとあの娘がコロッケが冷めるって怒り出すわ」
「コロッケ?」
「私の仕事になると、たくさんコロッケを揚げる娘がいるのよ」
 なんだかようわからんが、人間関係は良好なようだ。
0727 ◆GAIA///6T.
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2016/09/08(木) 07:17:16.13ID:Vp33R3DC
「ごめんなさいね、長く引き止めちゃって」
「引き止めたのはこっちだったと思うけど……」
「そういうことじゃないのよ」
全くもって、よくわからない。
「あ、そうそう、もう一つお願いしていいかしら」
「はい?」
「これ」
「ああ」
 携帯灰皿の口を開けて、吸い殻を迎え入れた。
0728 ◆GAIA///6T.
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2016/09/08(木) 07:18:10.02ID:Vp33R3DC
「それじゃあ、色々とありがとう。ばいばい」
 そういって彼女が歩を進めて――って、いやいや、まだ雨も風も。
 思わず立ち上がったところで、彼女がもう、右にも、左にも、正面の道路のあちらにも、何処にもいないことに気づく。
 不思議と、不思議とは思わなかった。
 ああいやまた変なことを言った。つまりだ、彼女が霞のように消えてしまっても、それはごく当たり前のような気がした。
 彼女に感じた親近感と、現実感のなさを考えるに、彼女はきっと、吹き荒ぶ風と、濡れそぼつ雨のフィルターを介した時にだけ見える、精霊のようなものだったのだろう。

 ――台風一過。先程までの雨風がうそのように、太陽がぎらり。
 家へ帰る前に、もう一回りだけすることにして、歩きながら考える。
 そんな、朧な精霊を、果たして本当に見たのだったか? あれはちょっとした白昼夢ではなかったのだろうか?
 それを確かめるのは簡単だ。灰皿の中を覗いて、吸い殻の本数を検めればいい。一本吸った数より多ければ、それは精霊のぶんだ。
 でも、実行するのはよしておこう。こういうのは、夢か現か、曖昧なままにしておくのがいいように思う。
 ふと顔を上げると、虹がひらり。耳を澄ませば、遠雷がごろり。

 もうすぐ、夏も終わりだ。
0730創る名無しに見る名無し
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2016/09/08(木) 20:51:35.43ID:2z7Drmq7
これはステキ
0732創る名無しに見る名無し
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2016/09/13(火) 01:52:46.84ID:EEpB6tdF
>>724
素晴らしかった!
純文学のような前半のモノローグで引き込まれた
後半の「彼女」とのやり取りも微笑ましい

激しい雨の音と、そのあとの雲の切れ間が見えるような描写に、しみじみと「良いなぁ」と思ってしまった

乙でした!
0735 ◆GAIA///6T.
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2016/12/20(火) 20:36:01.16ID:rVEg+Gi0
「すーぱーにっしょくらんとかどうですか」
「どうって何がだよ」
0739創る名無しに見る名無し
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2017/04/02(日) 21:34:12.14ID:vYGLgT1v
    /|.|ヽ
   ,《w||w》、
  ∩|´iノレル∩  たーのしー♪
.  j j l| ゚ ヮ゚ノ|i i
   ,⊂リ;Wjリつ
  ( (ノノ☆レヽ
    `~じソ~
0741システィアーナ ◆Angel/ffJ6
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2017/04/03(月) 16:44:00.04ID:2V9C15SG
・・・パチン描きちゃん。見るからにダメで・・・、なんで生まれたかも分からないにっしょくたんスレを受け入れてくれて・・・、ここまで見守ってくれて・・・。
・・・ありがとう、げんきでね。

グシャ
074512.1
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2017/04/06(木) 00:35:50.04ID:DXU/miU3
           \オマカセナノダー/
                   \アイヨー/
        /二二二二二二二)二二二二二)
        ||並並/並並||  /
        ||  /  ∧  || ∧   ___
        ||/  ∧, '   ̄ヽ  '´   ヽ
        ||――∧ !  .iノハ从〉|ミ.(((ル))リ〉
        ||  ∧ ∨ゝリ ゚ ‐゚ノリj .ii| ゚ヮ゚ノii
        ||―∧ ∨ r‐i つQO i つQO
        \ ∨―‐ L ト 、[三[三三三三三]
    キコキコ (◎))――‐ ヽJ (◎))====== ))


ばすてきなもの
  なのです
   ___        ___
   (  ☆ )    (  〇 )
  ∩|´iノレル∩  ∩ ノiノレル∩ なのです
.  j j l| ゚ ヮ゚ノ|i i  wi l| ゚ -゚ノ|w
   ,⊂リ;Wjリつ   ⊂リ;Wjリつ
  ( (ノノ☆レヽ   ./ノノ〇レヽ
    `~じソ~    ."`~じじ~´
0748 ◆GAIA///6T.
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2017/06/23(金) 02:14:54.75ID:i8J1cQYL
 忍者がいた。


 頭がどうかしたんじゃないかと思われるかもしれないが、自分でもそれを疑っているところだ。長時間霧の山中を彷徨し続けて、何か存在しない物が見えているんじゃないのか?
 そう思って目をこすってみたが、やはりそこには忍者がいた。
 いや、まあ、ふつう忍者は船の錨を逆さにしたような髪型はしていないと思われるが、それでも総合的に判断して、これは忍者だというのが妥当な線だと思う。
 暢気にそんなことを考えているのは、私のそんなに長くもない人生経験には忍者に対する適切なコミュニケーションの取り方の知識など望むべくもないし、そんなことよりかの忍者はものすごい目つきでこちらを睨んでいるのである。怖い。

 怖いことにはたいへんに怖いが、幸いにもと言うべきか、悪意とか殺意とか、そういうのまでは感じられない。しかし睨まれていることには変わりないわけで、
つまりもうちょっと怒らせてしまうとどうなってしまうかもわからないわけで、落ち着いて対処方法を考える必要がある気がするわけだ。

 さてではまず彼が何故怒っているのか特定するところから初めたいところだが、忍者の逆鱗がどこにあるのかなど知る由もない。
 考えられることとしては、――彼がホンモノの忍者であった場合――本来見られてはいけない姿を見られてしまったこと。
 そして、そうではない場合としては、人に隠れてコスプレに興じていたら、不意に見つかってしまったか。
 大雑把にはそのくらいしか思いつかず、そんな状況でやるべきことはと言えば、
「えっと、すみません。道に迷っちゃって」
 彼の恰好については何も気にしていないような態度を取ることくらいだ。
 私の乏しい演技力を惜しみなく発揮したところ、彼はつかつかと、いや、態度が毅然としていたのでそう表現したが、足音一つ立てずこちらに近寄ってきて、
「腕を出せ」
 とドスの利いた声でのたまった。
0749 ◆GAIA///6T.
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2017/06/23(金) 02:15:28.34ID:i8J1cQYL
「え?」
 怖いだのなんだのと思う前に、反射的に右腕を差し出すと
「逆だ」
 などと言われる。
 わけのわからぬまま左腕を掲げると、
「あれ、ありゃりゃ」
 服の袖、二の腕のあたりがすぱっと切れている。
 どこかの枝にでも引っ掛けたのか、いやそんなもので布がこうもばっさりいくものかいな、というかこの服結構気に入ってるのに、とまで思ったところで、服の下、二の腕のあたりもすぱっと切れていることに気がついた。
「え、何、何で」
 切れているのに気付かなかったのもそうだし、それでだらだら血が滴っているのに痛みもないということで、状況が掴めない。
 そこへ差し伸べた左腕を忍者がわっしと掴んで来たので混乱は更に加速した。
「動くな。血止めを塗る」
 見れば忍者はもう片方の手で平べったい罐の蓋を器用にくるくると開けて、口で手袋の紐を引いて外すと、小指でベージュの、なんかこう、スライムみたいなものを掬い取った。あ、軟膏か。
 抵抗する間もなく(別にその気もなかったが)忍者は手早く傷口に薬を塗ると、また同様の器用さで、蓋を引っ掛けていた中指だけで閉めた。
「血はすぐ止まるが傷口は塞がらん、しばらくは無暗に動かすな」
「……えと、すみません」
「謝るな」
「……ありがとうございます」
「礼を言うな」
 ……どうしろと。

「それでですね、」
「こっちへ来い」
「……え」
「帰りたいんだろう」
「……はあ、まあ」
「来い」
 まだどこから来たのかも言ってないのだが。
「どこから来ようがここから出るにはこちらへ行くのが一番早い」
 ……まだ、まだどこから来たのか言ってないとも言ってないのだが。
0750 ◆GAIA///6T.
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2017/06/23(金) 02:16:33.61ID:i8J1cQYL
 獣道、と言うよりか、この忍者が日常的に通っているだけと思えるような、ただの筋のようなところを通っている。
「たまにしか通らん」
 ……だから、何も言っていない。
「言わでもわかる」
 もうやだ。
 血はもう止まっている。

 どのくらい歩けばいいのだろう。
 いや、別にそう長い距離を辿っているわけではないのだが、何というか、気まずい。
 忍者相手にどう振る舞ったらいいのか、誰か知っているなら教えてほしい。
 沈黙が重苦しいが、忍者相手にどう話しかけたらいいのか、誰か知っているなら教えてほしい。
「教えてやる。黙ってろ」
 え。
「……聞こえまして?」
「口の中で呟いていてもな、人間にはそうはいかんだろうが、俺の耳にはしかと届く」
 むう。さすがは忍者、というべきか?
 ……って、あれ?
「……人間には……?」
「ほう、案外耳聡いな」
 忍者、振り返って、ギョロリと目をむいて笑う。
「俺は人間ではない」

 私が顔を引き攣らせて硬直すると、忍者はまた不機嫌な顔に戻って、元通り歩を進め始めた。
「取って食いやせん。無事に返してやるから心配するな」
 他にどうしようもないので、慌てて後を追い直す。
「……まったく、あの女、この頃まれびとが多いぞ。弛んでいるのではないか」
 何事か呟いている。
「……あのー。何かお気に障ることをしてしまったでしょうか」
「貴様のことは気に障っているが貴様の責任ではない。近頃“霧が薄い”という話だ」
「あの、霧が濃いから迷ったんだと思うんですけど……」
「貴様の基準ではそうなるだろうな」
 もう、訳がわからない。最初からずっとだ。
0751 ◆GAIA///6T.
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2017/06/23(金) 02:17:00.85ID:i8J1cQYL
 そうこうしている内に、石でできた注連縄が巻かれた苔むした傾いだ鳥居にたどり着いた。その先は小さな石洞になっていて、これはもう東京の雑誌ですら心霊スポットととして紹介されてること請け合いな感じの雰囲気である。これを一言で言うと、怖っ。
 石洞の最奥には微かに明かりが見え、あーこれは駄目です潜り抜けたら別の世界に出るやつです。神様がお客のお湯屋とかありそうだよ。
「この奥だ」
「いやいやいやいや、そりゃないでしょ。来る時絶対トンネルなんか通らなかったし。なんか異世界とか行っちゃいそう」
「……いいか、この先は確かにお前の世界だ。心配はいらん。ここではないが、お前は知らずの内に隧道を潜り抜けてしまったのだ」
「……」
「……別に、お前は死んではおらん。まだな」

「……何を」
「そもそも、山に入ろうという恰好ではないな」
「それは、まあ、急にぶらっと」
「急にぶらっと死ぬ気になったのか」
「……」
「先刻、貴様の責任ではないが気に障ると言ったな。嘘だ。阿呆なことを考えおって。極めて不愉快だ」
「それはその……まあ、なんというか。いやまあ、道に迷ったあたりではもう、その気なかったですけどね」
「物理的に迷って気の迷いが晴れたと。まあよい」
 笑うべきなのだろうか。

「それにしても、凄いですね忍者さん。なんでも分かっちゃう。一体何者ですか」
「言わなかったか?」

「俺は人間ではない」
 今度は屈託なく笑えた。
0752 ◆GAIA///6T.
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2017/06/23(金) 02:17:23.88ID:i8J1cQYL
 洞穴を覗き込む。矢張り相当深いようで、奥の光は、辛うじて外だということがわかるばかりで、勿論途中にも電灯はおろか明かりになるものは何もない。
「えっと、ここ抜けるんですか……?」
「帰りたくないのか?」
「いや、その……暗くて怖いんで」
「そうか」
 何で急にこっちの気持ちを読んでくれなくなるかな。忍者は仁王立ちを決め込んでおり、同道どころか自分はここを抜ける意思もないらしい。
 仕方ない、口に出して言おう。
「まったく不躾なお願いだとは思いますが……手を引くなりなんなり、向こうまで連れて行ってもらえはしないでしょうか」
 ここで忍者氏、はじめて困惑顔を見せる。
「む……」
「駄目ですか」
 忍者は首筋を掻きながらしばし天を仰いでいたが、
「ううむ、そうだな……よし、ではあれだ。不埒なことを考えた仕置ということでひとつ」
「え?」
 忍者は突然私の後ろに回り込み、それを追って回そうとした私の首に、軽い衝撃が
0753 ◆GAIA///6T.
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2017/06/23(金) 02:18:06.35ID:i8J1cQYL
 ふと気づくと、蒲団の中だった。するとあれは夢だったのだろうか。
「お目覚めですか」
 和服美人に声を掛けられた。えーと、夢の続き?
「……忍者さんの奥さん?」
 薄ぼんやりした頭のまま、そんな言葉が口から溢れると、
「あらまあ」とくすくす笑われる。
「本人が聞いたらさぞかし困るでしょうね」
 別の声がして、そちらを見ると、中学生くらいの女の子が針仕事をしている。あれ、どこかでみた服だなあ、と思っていると、それも道理、あれは私の服である。視線を下に向けると、えーとなんて言うんだろう、薄手の和服みたいなのを着ている。
「お洋服に付いていた血は綺麗に落とせました。穴は今、ダイヤさんが繕ってくださっています」
 ダイヤ?
「私はお洋服にはあまり明るくないので、丁度ダイヤさんが見えていて助かりました」
「てんきゅうさんが助かるとか思う必要はないんですよ。みんなあの忍者びゅんびゅん丸が悪いんです」
 とりあえず、あの忍者の本名でないことだけは分かる。
「びっくりしましたよ。てんきゅうさんとお茶をしてたら、突然現れて、しかも年頃の娘さんを俵で担いでるんですもの。私思わず、『どこから攫ってきたんですか!?』って叫んじゃいました」
 ダイヤ某がぷりぷり怒り、てんきゅうさんはまたくすくす笑う。私、随分ぞんざいな扱いをされていたらしい。
「誤解なさらないでくださいね。あの方はとても優しい方なので、ご婦人に対する振る舞い方に困って、つい裏返ってぶっきらぼうな感じになってしまうんです」
 小学生か。
「てんきゅうさん、ちょっと甘すぎると思います」
 ダイヤちゃんがじっとりとした目で言う。
「そうでなくてもびゅんびゅん丸はてんきゅうさんに甘え勝ちなのに」
 びゅんびゅん丸が気に入ってしまったのだろうか。
「今回だって、いくら手当をしたからって乙女の珠肌に傷なんか付けるし、気絶してるのを運ぶのにも抱え方というものがあるでしょうし、貴女を預けたらすぐどっか行っちゃうし」
 傷はあの忍者のせいではないと思うんだけど……
「ん……はい、出来ましたよ」
0754 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2017/06/23(金) 02:18:44.02ID:i8J1cQYL
 気絶から醒めたばかりでぼやけた頭の片隅に、お礼を言って辞去した記憶は確かにある。
 しかし、あの後きちんとお礼をしようと再度訪ねようにも、どうしても『てんきゅうさん』の家にたどり着けないのだ。
『確かこの辺』の、間違いなく見覚えのある家並の中に、しかし彼女の家は見つからず、生まれて初めて交番で道を尋ねた結果も空振りに終わった。
 夢ではないはずなんだけど。
 夢ではないはずなんだけど、あの日着ていたあの服は、血の跡なんかどこにもないし、それどころかすっぱり切れた穴を塞いだあとも見当たらない。ダイヤちゃんがよっぽど物凄い腕をしていたのだろうか。
 しかしそれでも、夢ではないのだ。何しろ私の二の腕には、まだあの穴が開いている。
 だけど、この傷も徐々に塞がってきていて――
 もしこの傷が全部癒えたら、そのあとは、一体何があの出来事を証明してくれるのだろうか。
 ――夢ではないはずなんだけどなあ。
0757創る名無しに見る名無し
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2017/06/27(火) 23:56:59.12ID:C+3BAZZc
日常の中で出会う非日常……このシリーズいいなあ
かまいたちさん…確実にいい人なのに怖いよw
0759 ◆GAIA///6T.
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2017/07/08(土) 02:41:20.75ID:nXPxZTyY
霹靂が辟易している
0761創る名無しに見る名無し
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2017/07/23(日) 01:46:22.21ID:3r1sR6rB
ダイヤ「………はぁ…毎日暑いわ……。
………あら?」


ざわざわざわ…

にじ「う〜〜ん。しんきろうつよいなぁーっ!!
ねぇ、てんきゅーはどう!?」

てんきゅう「そうですね…。あまり思いつかないですが…
11月11日…とかどうでしょう…?」

一同『おぉーー…!!!!』
パチパチパチ…

いかづち「ぞろ目か…………やるな」

にじ「うん! うん! 11月11日って雨が降ってるみたいでてんきゅうっぽいね!
これはどう? しんきろう!」

てんきゅう「確かになかなかハイセンスな選択デスね。
しかし今一特別感が足りまセン。まだまだ私の方が強いデスヨ」

にじ「…くっそぉ〜〜!!! 誰かしんきろうに勝てるやつはいないのかぁーーっ!!!!!」
ダダーン!!

わいの… わいの…


ダイヤ「…ちょっと、なんなのよ…この謎の会話は」

たいふう「くすくす………『誕生日決闘(バースデイデュエル)』よ」
ドンッッ…!!!!!!!!

ダイヤ「…なによそれ! 全く分からないですわ!?」

たいふう「……あの子達…『自分達に人間のような誕生日があったら』って話題で各々好きな日を選んで盛り上がってたのよ…
(キャラクターとしてスレ内で生まれた日は別として)。
それが段々ヒートアップして………いつの間にか
『誰が一番強い誕生日か』を競いだしたのよ…」

ダイヤ「…いや……強い誕生日ってなんなんですの…」

たいふう「まぁ、その辺りは明確なルールがあるわけじゃないから……結構ふわふわしてるけど…
しんきろうが言ってたような『特別感のある誕生日』が強いみたいね」

ダイヤ「……全く……やることが毎度毎度突拍子も無くて子供っぽいですわね、あの子達は…。
…………で、しんきろうが選んだ誕生日はいつですの?」

たいふう「あの子は2月29日…閏日ね…。
数年に一度…現れては消える幻の日……蜃気楼のあの子には相応しい誕生日だと思うわ…。」

ダイヤ「なるほど……………―――強いわね…」――√ ̄
ギンッ…


たいふう「…………あなたもあの子達と同類よ…くすくす」
0762創る名無しに見る名無し
垢版 |
2017/07/23(日) 01:47:48.86ID:3r1sR6rB
ダイヤ「あなた達また変な遊びしてるわね……混ぜなさい!」
ばばーん!

しんきろう「あっ、ダイヤ<3」

にじ「ダイヤ助けて!! しんきろうが倒せないよ!!!」

ダイヤ「今のところ決まった誕生日は誰かしら?」

にじ「今はまだしんきろうとてんきゅうだけだよう…。
しんきろうが強すぎていい誕生日が出てこないよ…」

ダイヤ「いかづち あなたの誕生日は決まってないの?」

いかづち「うーん…ちょっと思い付かないなぁ…。
やっぱ決めるならオレっぽい……“雷”っぽい日を選びたいだろ?
でも語呂合わせでも見た目『これだ!』ってのがなくて…」

ダイヤ「それなら何か、記念日に因んで選んだらどう? 雷の日とかないのかしら」

たいふう「くすくす………あるわよ…」

いかづち「まぢかよ!!! いつだ!?」

たいふう「6月26日………『雷記念日』になるらしいわよ…。
どういう由来かと言うと…

930年(延長8年)の6月26日、封ス安京の清涼殿bノ雷が落ちて、荘蜚[言の藤原清滑ムとかいう人が試んで、その他bノも数名の死者bセす出来事がbった日……らbオいわ」

いかづち「な…なんだよそのおどろおどろしい謂れは!!!!
こえーよ!!!! 記念にすんなっ!!!!!!!!」

にじ「でも強そうだね」

てんきゅう「物理的にダメージを与えてますからね…相当強い誕生日といえます。
これならしんきろうさんも…」

しんきろう「残念デース。次の閏年は2020年デース。
それまで物理ダメージは受けまセーン!!!」
ドン☆

いかづち「おいおいなんでもありかよ!!!!」

しんきろう「私を倒すなら日付のインパクトで上回るデース」

にじ「くっそー!!!!」

たいふう「くすくす……ちなみに…。
6月26日には他にも記念日があるみたい…。
6.26(ろ てん ふろ)で『露天風呂の日』…
あと『スティッチの日』って事にもなっているわ。」

にじ「……『雷記念日』……『露天風呂の日』……『スティッチの日』…………つまり」

しんきろう「6月26日はいかづちさんがスティッチのコスプレをしながら露天風呂に入って祟りの雷を地上に降らせる日という事デース!!!!!
来年に期待!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!

いかづち「期待すんなーッ!!! そんな日は来ねぇー!!!!!」
ズーン…!!!
0763創る名無しに見る名無し
垢版 |
2017/07/23(日) 01:50:52.98ID:3r1sR6rB
にじ「あっぼく良い誕生日思い付いたよ!」

ダイヤ「あら? いつかしら?」

にじ「7月7日!!! 7月7日がぼくの誕生日!!!!
どう?」

いかづち「ほう……虹といえば7……か。……しかも七夕だ!!
これは強いんじゃないか?」

しんきろう「…ぐっ!! “宇宙規模”の誕生日を持って来ましたか…。
しかし私の誕生日も……言うなれば“時空規模”のレベル…!
これはほぼほぼイーブンというところデショウ」
ゴクリ…!

いかづち「なんか勝手に設定付け足して無理矢理引き分けに持ち込んだ!」
ぞーん!

ダイヤ「負けず嫌いね‥」

にじ「引き分けか〜〜……まぁいっか! じゃあ今のところはぼくとしんきろうのツートップってところだね。
他は? 他のみんなは?」

ダイヤ「…そうね…わたくしも誕生日を思い付いたのだけれど」

しんきろう「まぁ<3 ダイヤの誕生日が分かったら私、毎年プレゼントを差し上げマスヨ<3
プレゼントはもちろん……わ・た・し<3」
きゅぴ〜〜〜ん+

ダイヤ「発表するのやめようかしら」

いかづち「そんなこと言わずに教えてくれよ」

ダイヤ「………そうね…。私の誕生日は……ズバリ12月25日!!!!
わたくしという存在が最も輝いて誰の記憶にも残る素敵な日……そう!
ホワイトクリスマスですわ!!!」
ババンッ!!!!!

いかづち「お…おぉ!!!! クリスマス………世界の大イベントの日が誕生日か!!!!!」

てんきゅう「強い…というより美しいですね。特別感もありますし」

しんきろう「い、いや〜〜〜んっ<3 さすがダイヤ〜〜〜〜<3
これはインパクト強いデス〜〜〜〜!!!! これは負けちゃうカモ〜〜〜〜〜!!!!!!!」

にじ「待って!!!!!!!! 島根ではここ2年くらいクリスマスに雪なんて降ってないよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビッシ〜!!!!!!!!

ダイヤ「し…知らないわよ!!!! 島根県基準で考えてないわよ! なんで島根持ち出してくるのよ!!!!」
ズズーン!!

いかづち「……うぅーん…日付の特別感や本人との関連度合わせると…今のところダイヤが一番か?」

しんきろう「くやしいデス〜〜〜〜…けど、ダイヤに負けるなら…本望…<3」

ダイヤ「お…おほほほほ!!! 私が一番ですわ! 最強ですわ!!!!」
えへーん!!

たいふう「…あら…まだ私が居るわよ……くすくす」
ズズズズズズズ……
0764創る名無しに見る名無し
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2017/07/23(日) 01:52:04.85ID:3r1sR6rB
ダイヤ「たいふう………随分と自信がある風ね…。
正直あなたらしい誕生日は思い付かないのだけれど……わたくしに勝てるのかしら?」

たいふう「……くすくすくすくす……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……

一同『…ゴクリ…!』

たいふう「……7月3日……。」

ダイヤ「!?」

いかづち「なんだ……普通の日じゃないか。」

たいふう「……7月24日……。」

にじ「…え?!」

ゴゴゴゴゴ……
たいふう「……7月26日………7月30日………8月4日………!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドッ…!!!!!!!!

しんきろう「!!? !!!!?」

オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
たいふう「8月9日…!! 8月14日……!!! 8月18日………!!!! 8月19日…………!!!!!」

いかづち「お…おい!!!!!? どこまで出てくるだァーーーーー!!!!!?
それらが全てお前の誕生日だとでもいうのか、たいふう……………台風………ハッ!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!

ダイヤ「…まさか?!」

たいふう「くすくすくすくすくすくす……そう。
台風の発生日は私の誕生日……。
ちなみに今のは2016年の台風のほんの前半…。
過去を遡れば私の誕生日はもっと増えつづけるわ……。記録にはクリスマスに発生した台風だってあるのよ…。
くすくす…このまま行けば私はいずれ週5のペースで祝われる『超越なる誕生神(パーフェクトゴッデスバース)』と成るでしょう…。
くすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくす………。」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!

ダイヤ「くッ…そんなっ!!!!!!!」

ガクガクガクガク…
いかづち「か…勝てねぇ……勝てねぇよ……。
こんな物量相手に……こっちは誕生日一つ……!!!!!!
勝てねぇ…!!!!!!!!」
ぽろぽろぽろぽろ…

てんきゅう「たいふうさんの誕生日が週5になったらプレゼント用意するのも大変ですわ。」

しんきろう「このままでは私たちの誕生日も全てたいふうさんに取り込まれてしまいマス!!!!
誰かたいふうさんを止める人はいないのデスかーーーーーーーーー!!!!」

ゴォォォォォォッ!!!!!!!!!!!!!!!!
0766創る名無しに見る名無し
垢版 |
2017/07/23(日) 01:56:19.63ID:3r1sR6rB
にっしょく「なにをしているのです」チョーン

にじ「に…にっしょく!! 助けて!!!
たいふうが世界中の誕生日を奪い取ろうとしているの!
お願い……にっしょくの誕生日でたいふうを倒して!!!
にっしょく……にっしょくの誕生日は!?」

にっしょく「……………………

1月1日。」

カッ!!!!!!!!
たいふう「ABAAAAAAAAAAAAAAAAAーーーーーーーーー!!!!!」
じゅおアアアァッ!!!!!!

いかづち「た…たいふうが浄化されていく…! にっしょくの誕生日の大勝利だーーーーっ!!!!!」

ダイヤ「……! にっしょくは太陽そのものでもあるのだわ…!
そして…1月1日……元日といえば……初日の出…!
世界の全ての…一年の始まりの日……究極の誕生日…!!!!!
…間違いない……最強の誕生日は……にっしょくよッ!!!!!!!!」
ババババンッ!!!!!!!!

ドォーーーン!!!!
ぱっぱらぱぁぁぁーーーっ!!!!

ワーーーーーーーーーッッ!!!!!!!! キラキラキラキラキラ………

にっしょく「なにこれ」

にじ「にっしょくのおかげで世界の誕生日が救われたよー!!!!!」

いかづち「やっぱりにっしょくだな!」

にっしょく「……まったく……たんじょうび、たんじょうび、とさわいでいるとおもったら…。
あなたたちはたいせつなことをわすれているようですね。」

一同『…え?』

にっしょく「あなたたちのたんじょうびのまえに、きょうはなんのひか…
なんのたんじょうびか……おもいだすのです。」

ダイヤ「………あっ」
てんきゅう「あら」
いかづち「…はっ!」
にじ「…あー!!」
しんきろう「思い出しました!」

にっしょく「まったく。だいじなことなのです。おもいだしたら…みんなでおいわいしましょう…
せーのっ」


みんな『

【天候擬人化】にっしょくたん

8周年、おめでとーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
わーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ミ☆HAPPY BIRTHDAY☆彡
0768創る名無しに見る名無し
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2017/07/23(日) 17:39:33.17ID:4pWy/dxj
乙ですー


        。 ◇◎, "´ ̄` 、 οo.
       。:゜ ◎:: ( 〃´)ヾ)☆。∂:o゜
       /。○。 Jjjリ †ヮ†ル O◇。☆
     /  ◎| ̄ ̄∪ ̄∪ ̄ ̄ ̄|:◎:
    /    ☆。|..Happy Birth Day!!.|☆
  ▼       。○..io.。◇.☆____| 。.:
∠▲―――――☆ :∂io☆ ゜◎∂:.
0771北総社員
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2017/07/26(水) 21:06:35.89ID:K0519EM7
25歳看護師です、女性の友達がほしいのですが。暇の方連絡まってます。good-par.shiina@docomo.ne.jp千葉県八街市八街ほ973-13椎名 教泰043-442-1501、090-3202-8219
0772北総社員
垢版 |
2017/07/26(水) 21:17:07.28ID:K0519EM7
25歳看護師です、女性の友達がほしいのですが。暇の方連絡まってます。good-par.shiina@docomo.ne.jp千葉県八街市八街ほ973-13椎名 教泰043-442-1501、090-3202-8219
0773創る名無しに見る名無し
垢版 |
2017/12/27(水) 10:12:25.17ID:C1Z7QFDy
家で不労所得的に稼げる方法など
参考までに、
⇒ 『武藤のムロイエウレ』 というHPで見ることができるらしいです。

グーグル検索⇒『武藤のムロイエウレ』"

XCIA0786NS
0774創る名無しに見る名無し
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2018/05/21(月) 08:54:34.39ID:tRZnwP6O
知り合いから教えてもらったパソコン一台でお金持ちになれるやり方
参考までに書いておきます
グーグルで検索するといいかも『ネットで稼ぐ方法 モニアレフヌノ』

RM1O6
0775 ◆GAIA///6T.
垢版 |
2018/06/15(金) 20:56:44.29ID:7Q53qKp6
「よっしゃーっ! ぇげらおーぃ! ひゃらぇっふぉーーぅ!」

「……何をしてるんだダイヤは。ついに狂ったか」

「すまぶらにあいすくらいまーがふっかつしたのでてんしょんがげんかいをこえたのです」

「……ああ、だからいかづちが死んだ目で黒いコートを着て剣と本を弄んでいるのか」
0777創る名無しに見る名無し
垢版 |
2018/07/03(火) 18:13:52.55ID:f1dClnnX
KR7
0778創る名無しに見る名無し
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2018/10/17(水) 20:11:56.48ID:ZU7x6aHX
中学生でもできるネットで稼げる情報とか
暇な人は見てみるといいかもしれません
いいことありますよーに『金持ちになる方法 羽山のサユレイザ』とはなんですかね

2YY
0781創る名無しに見る名無し
垢版 |
2022/11/08(火) 17:59:27.91ID:CVgbifBf
今夜は怪奇月食ですね


    ___
   (  〇 )
  ∩ ノiノレル∩  じがちがうのです
  wi l| ゚ -゚ノ|w
   ⊂リ;Wjリつ
   ./ノノ〇レヽ
   "`~じじ~´
0783創る名無しに見る名無し
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2024/04/23(火) 19:48:26.62ID:p4oSkkz4
にじ「ゆっくりにじです。」

いかづち「ゆっくりいかづちだぜ。
今日は『環水平アーク』について解説するぜ。」




ダイヤモンドダスト「なんかやってる……。」
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