ウルトラマンを書きたいな
以下、全てのキャラは仮名である。
従来のシリーズと繋がりは無い。
怪獣の出現と、ウルトラマンの来訪が当たり前になった地球。
地球防衛軍は組織自体がT63星雲からやってくるウルトラ勇士団に依存しきっており、怠慢や不祥事が多発。
新型機の実験も先延ばしし続ける。
そんな現状を憂う、フリーのライターである主人公、明智隆吾は取材先の遺跡で謎の力を手に入れる。

この日も、一週間前に宇宙へ帰ったウルトラマンの後を引き継ぎ、T63星雲のウルトラ勇士団から新たなウルトラマン、アレスが地球へ派遣されてきた。
そして地球に飛来した宇宙怪獣。
ルーチンワーク的に防衛軍は出動し、事務的に戦いながらウルトラマンの到来を待つ。
戦闘機隊のパイロットには倉橋隊員や岸崎隊員などやる気のある人物もいるが、会議室にやる気が無いため活かされない。
怪獣専門の出井博士はこれまでの怪獣と格が違う事を指摘するが、嫌な指摘なので会議室からは全く黙殺される。
そして期待通りアレスが登場するが、出井博士の指摘通り、この怪獣はこれまでとは比較にならない強さを誇り、アレスのみならず、これまで地球を守ってきた勇士団全員まとめて叩きのめされる。
ウルトラマンに依存していた防衛軍は全く無力で、倉橋と岸崎を除いてはロクな援護射撃もできない。
その時、隆吾は遺跡から持ち帰った力を解放し、T63星雲とは全く別の新たなウルトラマン、アラガミに変身した。
そのアラガミは怪獣と互角に戦う。
一方、防衛軍の中で現状を憂えていた数少ない参謀、群雲は、新型機を無理やり発進させ出井博士、倉橋、岸崎など、まだやる気のあった人物らを取りまとめて陣頭指揮を取る。

アラガミと群雲らの連携で怪獣は倒されるが、防衛軍を見限った群雲は出井博士や岸崎らと共に独立、新たに怪獣に対する早期警戒部隊を立ち上げる。
急ごしらえの組織なので防衛軍とも不和。チームの内も不和。

一方、これまで未開の地球を守ってやってきたウルトラ勇士団は、自分達と出自が異なるアラガミを敵視。
アラガミは変身しても明智隆吾の意識のままなので、アレスとアラガミは対立する。

そんな第一話。