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305コメント432KB
モブ少女-3-
0001創る名無しに見る名無し
垢版 |
2010/08/21(土) 21:50:34ID:K+opM8ob
※新ジャンルじゃなくて、単発オナニー台詞系ssです、期待して開いた方はすんません
※移転騒動があった為3スレ目立てました、前スレはこちら↓
「モブ少女」
 http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1252765752/
「モブ少女-2-」
 http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1256653829/
※一応最後まで構想は練ってありますが、反応見ながら書きたかったので書き溜めてません
※投下予告はなるべくしたいと思っていますが、リアルの都合で更新が停滞する場合があります
※それでも付き合ってやるよって方は楊枝加えながらまったり見ていってやってください
0154創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/02/01(火) 23:37:53ID:Uco0vuyO
友人「い、いや、なんなんだろうって・・・?」
少女「うん・・・その、言葉通りの意味なんだけど・・・」
友人「言葉通り・・・?」
少女「その、少年君って、頼りがいあるよね?」
友人「まぁ、そうね」
少女「細かな所に気がついてくれるし」
友人「うん」
少女「優しいし」
友人「・・・うん」
少女「背も高いし」
友人「う・・・うん」
少女「かっこいいし」
友人「ま、まてまてまてまて!」
少女「へ?」
友人「それはあれか?私に惚気たいだけなのか?」
少女「あ、の、惚気・・・?い、いや、そうじゃないけど・・・///」
友人「あぁいや、すまん、珍しくあんたの意図が読めないから、動揺してしまったよ」
少女「は、話し続けるね?///」
友人「おう、頼む」
少女「あの、だから、少年君って・・・」

女D「鈍いよね」
女C「え?」
女D「少年よ、少年」
女C「少年君?」
女B「うどんうまー!」ズルズル
女D「昨日もそうだったんだけど、さっき話しかけたって全然相手にしてくんないの」
女C「ほほぅ、アウトオブ眼中、ってやつですな?」
女D「そう、それ!」
女B「お汁粉うまー!」ズルズル
女D「普通さ、女の子が声かけたら、ちょっとは相手するじゃん?」
女C「いや、まぁそれは偏った考えかもしれないけど・・・」
女D「そうかしら?」
女C「うーん、まぁいいや、で?」
女D「で!少しでも仲良くなろうと思って声かけたわけ!」
女C「うん」
女D「そしたらさ!なんて言ったと思う?『スマンが、静かに見て回りたいんだ』よ!?」
女B「つゆ!!うどんのつゆうmっげほっ!がほっ!み、水・・・」
女C「とりあえずあんたは落ち着け!」
女B「んぐっんぐっ・・・ぷはっ!はーい」
女D「なんていうか、女の子からの電波って奴を、感じ取れてない、みたいな?」
女C「オンナノコカラノデンパwww」
女D「なによ」
女C「いやなんでも」
女B「んー、でもそれって、『鈍い』んじゃなくて、『鋭い』から、じゃないかなぁ?」
女D「は?」
女C「どういうこと?」
女B「だからぁー、つまりぃー・・・」
0155創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/02/01(火) 23:49:47ID:Uco0vuyO
友人「つまりぃー!少年君が自分を考えてくれているんだ、って事は分かった」
少女「うん・・・」
友人「自分も、少年君に思われていて幸せ!!」
少女「う、いや・・・う、うん・・・///」
友人「だけどっ!肝心な自分自身の気持ちがわからない!」
少女「うん・・・」
友人「・・・」
少女「・・・」
友人「・・・悩みって、それ?」
少女「・・・うん」
友人「・・・」
少女「・・・」
友人「・・・」ガックシ
少女「あ、あの・・・」
友人「あんた、それってもう答え出てるんじゃない?」
少女「へ?」
友人「今さっき、『少年君に思われていて幸せ』って言葉に、肯定したでしょ?」
少女「う、肯定っていうか・・・///」
友人「それってつまり!!そう言う事なんじゃないの?」
少女「そ、そう言う事?」
友人「いや、だから、思われていて幸せって、そんな感情一つしか無いじゃん!」
少女「え?な、なに?」
友人「だから、アレよアレ!」
少女「あれ?」
友人「あーもーじれったい!!」ガシガシ
少女「な、何の事だかさっぱりなんだけど・・・」
友人「そうかぁ、さっぱりかぁ」
少女「う、うん」
友人「うーむ・・・」
少女「あの、もしかして私、変な事言ってるかな?」
友人「うん、とても」
少女「そ、即答っ!?」
友人「でも、そうか、そうだよね・・・」

友人(この子は、極端に人付き合いが少ないからなぁ)
友人(今まで積極的に関わってきたのなんて、私以外に居なかったはず)
友人(そんな無防備な心を芯から抉られたら、分けも分かんなくなるだろうなぁ)

友人「・・・ねえ、少女」
少女「うん?」
友人「少女は、人と人の関係って、何があると思う?」
少女「人と人の関係・・・?」
友人「そ、例えば私は、あんたにとっての『友人』だよね」
少女「うん」
友人「じゃあ、女Aは?」
少女「うーん・・・『お友達』?」
友人「男Aや、男Bは?」
少女「え、えっと、それも、『お友達』・・・かな?」
友人「じゃあ、少年君も、『お友達』?」
少女「う、うん・・・」
友人「本当に?」
少女「へ?」
友人「それって、本当に全部、同じ『お友達』なの?」
少女「・・・」
0156創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/02/01(火) 23:59:46ID:Uco0vuyO
女C「いやぁ・・・それは考え過ぎじゃない?」
女B「そうかなぁ〜?」
女D「そうよ、だって、少年に話しかけたのなんて、数える位しか無いし?」
女C「それで女Dの本心を察したなんて、エスパーじゃないんだからさ」
女B「うーん、でも、ありえるかもよー?」
女D「何でそう言いきれるのよ」
女B「だってぇ〜、いっつもムッツリしてるし、何考えてるか分からないしぃ〜」
女C「ん〜、まぁそうだけど・・・」
女B「もしもなんだけどさぁ、ムッツリしてるのって、いつも・・・あ、私が思った事なんだけどぉ〜」
女D「分かってるから!早く言いなさい」
女B「うん〜、いつもムッツリしてるのって、周りばかり見てるからじゃないかなぁ〜、って」
女C「まわり?」
女D「ばかり?」
女B「うん〜、家のおじいちゃんがそうなんだ〜」
女D「おじいちゃんって・・・」
女C「少年君はおじいちゃんと同レベルかよ・・・」
女B「それで、どうしてなのか聞いた時にね〜、『目を凝らして良く見ると、色んな事が見えてくる』って、言ってた」
女D「いや、それはあんた、馬鹿にされてるだけじゃない?」
女B「え〜、そうかなぁ?」
女C「まぁ、っていうか普通に考えて、女Dの野郎としてる事は無理があると思うけどね」
女D「は?」
女C「だって、不思議に思っても不思議ではないじゃん」
女D「・・・え、な、なに?」
女C「だから、急に近づいて来たんだから、そりゃ怪しむでしょ、ってこと」
女D「あー・・・」
女C「自分と今まで絡んだ事の無い奴が、いきなりべたべたして来たら、嫌だと思うよ」
女D「私はそんなの気にしないし」
女C「そりゃまぁ、あんたはそうかもしれないけど」
女D「とにかく!もうここまで来たら女Aなんて関係ない!絶対、少年を落とす!」グッ
女B「おー、頑張れ〜」
女C「・・・まぁ、勝手にしな」
0157創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/02/02(水) 00:04:25ID:+mtboXnx
とりあえずここまでです、また少なくて申し訳ない
どうにもこうにもキャラが会話しないなぁ、無理矢理感があると言うか、なんというか・・・
まぁ、焦らず少しずつ書いていきます、いずれ復活する事を願いつつ
0158創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/02/02(水) 21:34:26ID:DeacbarD
投下乙!
人間関係が少しずつ動いてるなぁ…どんな転び方をするのか楽しみだ。
社会はこの後の言動にいろいろと期待してるw
0159創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/02/14(月) 17:01:59ID:VRwD+ba2
>>1です
今週の土、日いずれかの日に投下します

ちなみに、今日は少女の誕生日(っていう設定)でした
そのネタで何かしら投下しようと思ったんですが・・・
よくよく考えたらこの後の時系列の重要場面で使う予定なので、保留の方向でwww
0160創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/03/01(火) 03:04:23.84ID:SgYegElJ
>>1です
何ヶ月ぶりかにageましたが、投下ではありません

また予告を守ることができず申し訳ありません
リアルでの生活が厳しすぎてネットが止まっていた・・・というのもあるのですがwww
大きな理由として、今後の展開が上手く作れずに悩み続けているという点があります

スレを建てた当時は、とにかく話しを盛り上げようと無我夢中で書いてましたが
その時期も終わり、風呂敷をたたみ始めようとした途端に、迷走しだしてしまいまして・・・
最後の話しは大体書き終えているのですが、そこに繋げていくのがとにかく難しく、一向に筆が進まないのです

そこで、ここまで読んで下さっている方にお願いがあります
現在までのストーリーの感想、疑問点、改善点などがありましたら、ご意見賜りたいのです
些細な事でも構いません、「単純につまらない」等でも結構です
自分の書いてるもののどこが良くて、どこが駄目なのか、やはりそれを知る必要があるかなと

なるべく多くの方のご意見を聞きたいので、何ヶ月ぶりかにageます
あまり効果はないかもしれませんが・・・
少しでも参考にして、今後の展開を落ち着いて練っていきたいと思います
なので、次回投下はしばらく先になってしまうかもしれません

あぁ、なんだか言いたい事書いたら長文になってしまったwww
特に心境の変化があったとか、鬱病を患ったとかではないので、ご安心ください
皆さんの意見、お待ちしております
0161創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/03/01(火) 12:25:44.41ID:S6fxhtcE
内容的には、俺はこれすごい好きだから改善点って特に思い浮かばないな
筋書き全体の構成ってなるとまだ最後まで読んでないからなんとも言えないけど
形式的なことなら、台詞と台詞の間は一行空けた方が見やすいよ

詰まっちゃっても諦めずに書いてれば、そのうちきっとなんとかなるから頑張って
0162創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/03/06(日) 10:48:34.85ID:a1e9C3aU
>>160
うーん、詰まっちゃってるのかな。書いていると辛い時があるのは、わかる気がする


あくまで個人的な読み方なので、的外れで申し訳ないけど

ごくごく平凡、特殊な能力や体質を持つわけでもない。物語の主役になるには、あまりにも個性あるいはユニークさに欠ける人間
でもそういう人が現実には数多く存在していると思うし、そういう人たちが主役になる話もあっていいと思っていた。
この作品のコンセプトはそういうところなのかな? と(勝手に)思って、興味深く読んでいました。

で、読んでいて特に惹かれたのは二点。
ひとつは「少年」くんの、ある意味達観したような「哲学」というか、ものの考え方
多くを語らないし説教臭さも無く、訴えかけるものがあると思った。彼の「考え方」をもう少し見ていたい。

もうひとつは「少女」ちゃんの「体質(?)」の謎。
面白そうなので、ここはあまり詮索しないで先を期待するのみっす。


修学旅行(や学校生活)は、これらを描く舞台でしか無いと思っていて、
イベントとして重視しなくてもいいんじゃ……? とは思った(スマン)


出来損ないの評論気取って申し訳ない。がんばって!
0163創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/03/13(日) 16:54:37.80ID:pMgzHhiE
>>1です
停電やら実家が大変やらでバタバタしてましたが、落ち着いたので生存報告
と、レスをくれた方への返しをば

>>161
ありがとう、少しでも好きと言ってくれる人が居て良かった・・・
構成は正直すでにぐっちゃぐちゃになってるので、機会があれば別の形で書き直そうと思ってます
間に一行空けないのは確信犯的にやっている事なんですが、やっぱり読みにくいかなぁ・・・
ただ、一行空けると1レスの投下量が少なくなるので、ここはこのままで行きます、申し訳ない
ひねり出しながらじっくり書いて行きます、激励感謝です

>>162
つらい・・・確かにそうかも、自分が楽しめなくなってるから、余計詰まっちゃうのかな
とても詳しい感想、痛み入ります
作品コンセプトを上手く汲み取って頂いているようで、感激すると同時に凄く安心しました
少女の謎については意図的に仕掛けている事なので、そこを気にしてもらえるとこちらとしてはニヤリですwww
詮索と言うか、きっとこういう理由なんじゃないか?という予想を書いてもらえると、とても参考になる気がします

しかし、少年の考え方ですか・・・
多少、物事を俯瞰で見られる人物像で描いてはいましたが、特別彼に代弁してもらっているわけではなかったので、なんだか不思議な気分です
自分のキャラクターが、勝手に自我を持った様な・・・錯覚ですかねwww

修学旅行にこだわりすぎている部分はありますね、学生時代の一大イベントなので、面白く書かなければ!と・・・
指摘して頂いた通り、気負わずにあくまで舞台として描いて行こうと思います

お二人とも貴重なご意見有り難う御座いました
確実に何か得られた様な気がします、ご協力感謝です
0165創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/05/03(火) 04:16:39.85ID:574KX1vH
-金閣寺- PM 13:07

男A「おぉ〜、これが金閣寺か」
男B「すっげぇ、本当に金だ!」
女A「正確に言うと、金箔だけどね」
男B「じゃあ金箔寺だな」

シーン…

男B「な、なんだよ・・・」
女A「・・・」バシッ
男B「ったぁ〜!?」
友人「はっはwww」

少女「・・・」
少年「どうした」
少女「へっ?あ、な、なにかな?」
少年「いや、ぼっとしてたから」
少女「あ、あぁ、えっと、なんでもないよ」
少年「そうか」
少女「うん・・・」
少年「・・・」ムッ
少女「えっと、わ、私、あっち見てくるね」

テトテト

少年「・・・」ムッ
友人「およ、少女は?」
少年「あっちを見てくるらしい」
友人「へ?一人で?」
少年「あぁ」
友人「そっか」
少年「・・・」ムッ
友人「もしかして、少女に何か言われた?」
少年「・・・?」ムッ
友人「何か、不服そうな顔してるからさ」
少年「いや」
友人「そ、そうかい、ならいいんだけど・・・」
少年「俺も別の所を見てくる」
友人「あぁ、はい、いってらっしゃい」

スタスタ

友人「う〜む、上手くいきませんのぅ・・・」ガシガシ
0166創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/05/03(火) 04:17:50.53ID:574KX1vH
スタスタ

少年「・・・」ムッ

『わ、私、少年君に、何か失礼な事、してた、かな・・・?』

少年(何故あいつは、いつもああなんだ)
少年(いや、誤解される様な態度を取っていた俺にも落ち目はあるが・・・)
少年(どうしてなんでもかんでも、自分のせいだと思うんだ?)
少年(全く訳が分からん、そんなに俺のしかめっ面は人を不安にさせるのか)
少年(というか、こっちに来てから、あいつとの距離が離れていっている気がする)
少年(もしかして、俺って嫌われてるのか?)

『わ、私に、英語を教えてもらえない、かな、って・・・思って・・・』

少年(・・・いや、それはないだろう、多分)
少年(俺だったら、あくまで俺だったらの話しだが)
少年(嫌いな奴を、家には上げないと思う・・・)

『う、ご、ごめん・・・・』

少年(・・・思う、が)
少年(あいつは、俺と接する時だけ、やたらと緊張している様な気がする)
少年(・・・まさか、俺の好意が気付かれた、とか?)

『もしかして、怒ってるのって、これのせい、かな・・・?』

少年(いやいや、自慢じゃないがこの面だ、ボケてるあいつが気付くとは思えん)
少年(それ以外で、考えられる理由としては・・・)

『あ、え、えっと、その・・・』

少年(あの時のあいつ・・・俺が自分の気持ちを少しだけ打ち明けた時)
少年(なんだか、やたらと返答に困っていた気がする)
少年(まるで、自分の本心をひた隠す様な・・・)

『えっと、わ、私、あっち見てくるね』

少年「・・・!」ムッ

少年(もしかして、あいつ・・・)

少年(あいつ、俺の事・・・)












少年(怖がってるのか?)


女D「わっ!!」ドンッ
少年「・・・」ムッ
0167創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/05/03(火) 04:23:43.61ID:574KX1vH
女D「ふふ、びっくりした?」
少年「・・・」ムッ
女D「もー、まーた怖い顔してる」
少年「何か用か」
女D「そんな冷たくしなくてもいーじゃん?」
少年「・・・」
女D「ねぇ、今一人なんでしょ?私と見て回ろうよ」
少年「・・・」
女D「私も班の奴とはぐれちゃってさー、群れから離れた狼同士、ってことで」
少年「・・・」
女D「な、何か喋ってよ」
少年「何故つきまとう」
女D「え?別につきまとってないけど?」
少年「昨日から、やけに話しかけてくるな」
女D「嫌だった?」
少年「正直な」
女D「あっはは、本当に正直だね」
少年「・・・」タスタス
女D「あ、ちょ、ちょっと待ってよー!」テッテッテッ

女A(・・・ん?)チラッ
男A「どうした?」
女A「あ、いや・・・」
男A「なんだよ、歯切れワリィな」
女A「・・・」
男A「・・・なぁ、そう言えばお前に」
女A「ごめん、ちょっとトイレ」
男A「え?あ、おぅ・・・」
女A「先に見て回ってて」スタスタ

男A「・・・」
男B「うっは!!こっち来てみろよー、鯉だぜ鯉ー!!」
男A「・・・」
男B「おーい?なにやってんだー?」
男A「いや、なんでもねー」
0168創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/05/03(火) 04:26:52.94ID:574KX1vH
少年「・・・」タスタス
女D「待ってよー、歩くの早いなー」
少年「・・・」タスタス
女D「ちょっとー!」
少年「・・・」タスタス
女D「何そんな怒ってんのー?」
少年「・・・」タスタス
女D「あ、もしかして、少女ちゃんに何か言われたんだ」
少年「・・・」タス…
女D「お、当たりかな?」
少年「お前には関係ない」
女D「ねぇ、あの子のどこがそんなに良いの?」
少年「・・・うるせぇ奴だ」
女D「お、やっと素がでたね」
少年「・・・」ムッ
女D「ねぇ、どうしてそんな人を遠ざけるわけ?」
少年「・・・」
女D「まぁ、いいや、どこ行こっか?私はねー、やっぱり」

女A「そこで何してるのかしら?」

女D「・・・」ジロッ
0169創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/05/03(火) 04:31:26.85ID:574KX1vH

ポツーン

少女「・・・へ?」

ワイワイガヤガヤ

少女「あ、あれ?なんか、いつの間にか皆とはぐれちゃった・・・?」
少女「う、うぅ、気まずいからって、逃げ出したのが悪かったかも」ズーン
少女「・・・」
少女「・・・でも」

『それって、本当に全部、同じ『お友達』なの?』

少女「自分の考えをまとめるのには、丁度いい、かな・・・」

     *      *      *   
    
友人「それって、本当に全部、同じ『お友達』なの?」
少女「え?」
友人「例えばさ、少女と私は小学校からの付き合いがあるよね」
少女「う、うん」
友人「だから私は、少女に対しては少なからずとも特別な感情があるわけ」
少女「特別・・・?」
友人「信用、っていっても良いかな、友達の中でも特に大切にしたいって思い」
少女「・・・」
友人「そりゃ、高校から仲良くなった子もいるよ?でも、やっぱり少女は特別」
友人「長い間一緒にいて、色んな所に行って、そうやって二人で楽しんできた思い出があるわけだしさ」
友人「そう言うのを共有している人って、凄く少ないんだよね、だから特別だし、これからもずっと一緒にいたいって思う」
少女「・・・」
友人「汚い言い方をすれば、差別してるわけさ、自分の中で線引きして、この人は駄目、あの人はオッケー、って感じにね」
少女「友人ちゃん、でもそれは・・・」
友人「あんたは、ろくに人付き合いしてこなかったから分からないと思うけど」
少女「・・・」
友人「人付き合いって、結局はそう言うもんだと、私は思ってる」
少女「・・・」
友人「あんたはさ、それに慣れてないわけだよ、正直すぎるっていうか、なんていうか・・・」
少女「で、でも、私はそれなら」
友人「そんな、怖がる事無いんじゃない?」
少女「!」
0170創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/05/03(火) 04:34:06.29ID:574KX1vH
友人「うーんいや、怖がるってか、戸惑ってる、かな」
少女「戸惑う・・・?」
友人「そ、多分あんたはさ、他人を自分の中でランク付けするのを戸惑ってるんだよ」
少女「・・・」
友人「今まではそんな事する必要なかった、だってそんなに知り合いが居なかったし、そもそもそんな考えなんて思い浮かばなかったもんね」
友人「でも、今は違う、学校での友達も増えてきて、皆からちょっとは認知される様になってきて」
友人「そしてなにより・・・自分の事を好意的に受けとめてくれる人が、現れた」

『俺にできる範囲で、お前を支えたい』

少女「・・・」
友人「すると少女はこう考えたわけだ、『自分はその人の事を、どう思っているのだろう?』って」
少女「・・・」
友人「そうこうしているうちに『あの人はどうだろう?』『この人の事はどうなんだろう?』とも考え始め・・・」
友人「ついには気付いてしまった、『もしかしたら――」
少女「――私は皆を平等には、見られないんじゃないか』」
友人「・・・」
少女「・・・その通り、だと思う」
少女「昨日の夜、ずっとその事を考えてたんだけど」
少女「もう、なんか、わけわかんなく、なっちゃって・・・」

少女(友人ちゃんの行っている事は、図星だ)
少女(今まで、こんなに深く人と関わる事なんて無かった)
少女(友達がいなかったわけじゃない、クラスの子と話す事だってある)
少女(でも、それはあくまで表面的な付き合いで、遊びに行ったり、お互いの思いを打ち明けあったりなんてしなかった)
少女(それで良いと思ってたし、それでも十分『付き合えてる』と思ってた)
少女(でも・・・)
少女(それだと、いつまでたっても、『知り合い』のままだ)
少女(『友達』はきっと、そこを超えた所にある・・・)

少女「・・・」
友人「・・・それで、私に相談してきたわけね」
少女「・・・」コクッ
0171創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/05/03(火) 04:37:38.30ID:574KX1vH
友人「ごめん、酷な言い方した」
少女「・・・」フルフル
友人「でも、残念ながら、それは私には分からない事だよ」
少女「・・・」
友人「あんたが自分で、答えを見つけなきゃ」
少女「・・・」
友人「だって、私だって、まだ・・・」ボソッ
少女「・・・え?」
友人「あ、いや、なんでもない」
少女「?」
友人「ともかくっ!私から言えるのは一つだけ!」
友人「あんたのその悩みは、すぐには解決しないから、今は悩むなっ!」
少女「え、えーっ・・・」
友人「だってそう言うもんだもん!人間関係に答えがあったら戦争なんか起こらんわっ!」
少女「そ、そうなの?」
友人「あーいや、今のは極端な例えだけどさ」
少女「あ、はは・・・」
友人「でも、これは悩んで悩んで、悩んだ末に見つけ出すもんだと思う」
友人「少年君への気持ちも、他の人への気持ちも、これからゆっくり探していこうよ」
少女「・・・」
友人「ね?」ニコッ
少女「・・・うん」
友人「よしっ!じゃあもうこの話しはおしまいっ!おじさーん!こっちおかわりー」

アイヨー

友人「ほら、少女も早く食べないと、せっかくのうどんが伸びちゃうよ!」
少女「う、うん、そうだね・・・食べよっか!」
友人「そうそう!今は食べろ!」

     *      *      *       

少女(やっぱり、友人ちゃんは凄いな)
少女(何も言わなくても、こっちの気持ちを分かってくれる)
少女(・・・)

少女(・・・ん?)

少女(何も、言わなくても・・・?)

『あーもう!仕方ないわね、ほら、これで拭きなさい』

少女「・・・あぁ、そうか」

少女(だから今までは、自分の気持ちを考える事なんて無かったんだ)
少女(それって結局、いつも誰かに甘えて過ごしてた、ってことだよね)
少女(それじゃあ、いけないんだよね・・・)

少女「はぁ・・・『友達』も、難しいなぁ・・・」
0172創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/05/03(火) 04:40:52.18ID:574KX1vH
以上です、ようやく続きが書けそうかな・・・
次回もゲリラ的に投下する事になると思います、申し訳ない

つか、今更だけど、「少女漫画の様な男向けの物語」を目指してたはずが
完全に「どっからどうみても稚拙で恥ずかしい少女漫画」になってしまっているwww
全部書けたら一人反省会しよ・・・
0173創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/05/04(水) 23:35:59.55ID:fxdjr8Jw
乙ですよー!
少しづつ動いてきている感じですね〜

生暖かく読んでいるので、ゆるりと投下していってくださいな
0174創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/06/15(水) 22:57:34.64ID:iqYGVJxC
モブとタイトルについてるだけにどこにでもありそうな話だな
しかし大好きですもっとやれ
0177創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/07/03(日) 21:05:21.99ID:mHlngJGb
女A「・・・」
女D「・・・あれ〜?女Aじゃん、皆はどうしたの?」
女A「先に境内を拝観してるわ」
女D「とかいって〜、置いてかれただけなんじゃないの?」
女A「相変わらず、人の神経を逆撫でるのが上手いわね」
女D「いやぁ、それほどでも」
女A「褒めてないわよ、それにそういうあんたこそ、こんな所に一人で何やってんの?」
女D「一人じゃないよ?少年君が居るもん!今ねー、どこ見に行こうかって話しててーwww」
女A「・・・」ジロッ
少年「・・・」ムッ
女A「・・・そう」
少年「・・・」
女D「そうなの!だからごめんね、私達もう行くから」
少年「・・・」
女D「ほら!いこいこ」
少年「・・・」スタスタ
女D「え?あっ!ちょっとまっt」

ガシッ

女A「待つのはあんたでしょ」
女D「・・・なによ」
少年「・・・」スタスタ
女D「あ、あ〜ぁ・・・」
0178創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/07/03(日) 21:17:48.38ID:mHlngJGb
女D「もう、せっかくいい感じだったのに、どっか行っちゃったじゃん」
女A「とてもそうには見えなかったけど」
女D「そう?・・・ってか、久しぶりだね」
女A「え?」
女D「こうやって女Aと話すのもさ」
女A「あぁ、そうね」
女D「最近さー、女Aって男Aの方に行ってばっかりだったし、うちらともあんま遊ばなくなったもんね」
女A「そう、ね・・・そう言えば」
女D「あっさり肯定しちゃうんだ」
女A「事実だから」
女D「ふーん・・・それってさ、私達と遊ぶより、男A達と一緒にいたほうが楽しいから、って事かな?」
女A「・・・」
女D「はは、ちょっと意地悪な質問だったかな」
女A「・・・ここで、何してたの?」
女D「何って、聞いてなかった?私は少年君と」
女A「そうやって、最近やたら少年君につきまとってるみたいだけど、何でまた急にそんなことしてるわけ」
女D「やだな、女Aまでそんなこと言うの?別につきまとってないって」
女A「あんたがそう思ってるだけかもしれないでしょ」
女D「そうかなー」
女A「真面目に聞きなさいよ」
女D「聞いてるよ?」
女A「・・・」
女D「もー、そんな怖い目で見ないでよ」
女A「・・・あんた」
女D「なに?」
女A「また前みたいなのに、戻る気なの?」
女D「・・・前みたい、って、なんのことかな?」
女A「・・・」
女D「・・・」
女A「あたし、信じてるから」
女D「・・・!」
女A「それだけ言いたかったの、じゃあね・・・」スタスタ
女D「・・・」
0179創る名無しに見る名無し
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2011/07/03(日) 21:34:06.01ID:mHlngJGb
少年「・・・」タスタス

『ねぇ、あの子のどこがそんなに良いの?』

少年(・・・どこが、か)
少年(やはり、気づかないもんなのか)
少年(まぁ、あいつの態度も問題ではあるが)
少年(例えば・・・)

少女『すいません、うさぎに餌をやりたいんですけど・・・』
少女『今日は話せて良かったよ』
少女『いきっているから・・・ふ、ふんんんんん〜♪』
少女『いんたー、ねっと?』
少女『少年君にも、皆にも、枯れちゃったこのお花にも、謝らなきゃと思って・・・』
少女『しょ、少年君!?』

『少年君?』

『少年君!』

少年(・・・)

「あの、少年君・・・?」

少年「!」ビクッ
少女「ひゃっ!?」
少年「・・・」ムッ
少女「あ、あ、え、えっと・・・」ビクビク
少年「・・・あぁ」
少女「へ?」
少年「いや、すまん、少し考え事をしていた」
少女「あ、そ、そっか、ごめんね」
少年「気にするな、それより・・・」
少女「?」

ヒュ~…

少年「こんな所で、何やってるんだ?」
少女「え、そ、それは、その、なんというか、ちょっと道が分からなくなったと言うか・・・」
少年「・・・迷子か」
少女「いや!けして!そのようなことは!」
少年「・・・」
少女「う・・・」
少年「・・・」
少女「・・・ま、迷子です・・・///」
少年「・・・戻るか」
少女「道、分かる?」
少年「あぁ」
少女「そっか、よかった〜・・・」ホッ
少年「・・・」ジー
少女「ごめんね、道案内おねがいしてm・・・しょ、少年君?」
少年「・・・」ジー
少女「え、な、なに、かな・・・?///」
少年「いや、なんでもない」
少女「へ?へ?///」
少年「行くか」スタスタ
少女「あ、う、うんっ!///」テトテト

少年(まぁ今は・・・俺だけで良い)
0180創る名無しに見る名無し
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2011/07/03(日) 21:41:51.58ID:mHlngJGb
-バス車内- PM 14:30

男B「お前ら、揃いも揃ってどこ行ってたんだよ」
友人「いやぁ、なんか皆いなくなったから、カメラでクラスの連中を録ってたよ」
女A「私はちょっと電話があってね」
少女「わ、私は迷子に・・・///」
少年「・・・トイレ」
男A「御陰さまで俺はこいつと二人っきりで見て回ると言う、何とも気持ち悪い事をしてしまったわけだが」
男B「ひっでぇな!?『おい見ろよ!あのガイドさん可愛くね?』とかいって楽しんでたのは誰だ!」
女A「あんたら・・・重要文化財を前にして、なにしてんのよ」
男A「い、いやぁ、はは」
女A「はは、じゃないの!そんなんだから『残念だと思う男子ランキング』で2年連続ディフェンディングチャンピオンなのよ」
男A「え、なにそれ」
友人「ところで、次はどこだっけ?」
男A「いや、あの、なにそれ、え?」
男B「次は、確か色水だか塩水だか、じゃなかったけか?」
少女「き、清水寺、だね」
友人「あー、清水か!名所だね〜」
男A「え、ちょっと、なにそれ、ねぇ」
女A「少年君はまた何か調べてきてたりするの?」
少年「・・・いや、別に」
男B「お、珍しい」
少年「そうそう何でも知っているわけではない」
男B「まぁそうだよな」
友人「よっしゃー!!なんかわからんがテンション上がってきたー!!」ガタッ
男B「いざゆかん!!きよ・・・えっと、なんとか寺!!」ガタッ
男A「おい!なんだよ!なんなんだよ!!教えてくれよぉ!!」ガタッ
担任「おーい、そこ、うるさいぞー」
男A「あ・・・はい・・・・・・え?」
0181創る名無しに見る名無し
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2011/07/03(日) 22:00:40.62ID:mHlngJGb
-清水寺- PM 15:03

社会「えー、いつものごとく自由行動だ、出発は17:00だから、ゆっくり見て回れよー」
球A「せんせー!二時間って絶対暇すると思うんだけどー!」
担任「まぁ、少しなら下の街に降りて買い物しても良いからな、時間とマナーを守って、自由に拝観するといい」
社会「はーい、それじゃあ、散れ散れっ!」

ザワザワ…

男A「どうする?」
男B「時間たっぷりあるし、適当に見て回ればいいんじゃね?」
女A「また無計画な・・・」
男B「じゃあ、どっか行きたいとこでもあんのかよ?」
女A「ないわ」
友人「ですよねー」
少女「あ・・・」
友人「ん?何、少女?」
少女「う、ううん、なんでもない」
男A「どっか行きたいとこでもあったか?」
少女「え、えっと、ある、にはあるんだけど・・・」
男B「おー、じゃあそこ行こうぜ」
少女「それが、結構清水寺から離れちゃうから・・・」
男A「そうなのか?」
少女「うん、花灯路、って言う所なんだ」
男B「はなとうろ?」
女A「そこも、花と関係が?」
少女「ううん、花とはあまり関係ないんだけど、綺麗な所だって聞いたから」
友人「聞いたって、誰にさ?」
少女「用務さんだよ、京都で一番好きな所だって言ってた」
女A「そうなの、じゃあそれは明日行きましょ」
男A「明日?・・・あぁ、自由行動か」
女A「えぇ、特に決めてなかったし、ぶらぶらするにはちょうどいいんじゃない?」
友人「そだね、とりあえず、今日は境内を拝観しますか!」
男A「おー!」ダッ
男B「行くぞー!」ダダッ
友人「突っ込めー!!」ダダダツ
女A「・・・」スタスタ
少年「・・・慣れたもんだな」
少女「あ、はは・・・」
0182創る名無しに見る名無し
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2011/07/03(日) 22:10:13.58ID:mHlngJGb
-清水寺 西門- PM 15:15

ザワザワ

ガヤガヤ

男B「お!五重塔!!」
女A「ここは三重塔ね、五重塔は奈良でしょ」
男A「ってか、すげぇ人だな」
友人「まぁ名所だしねー、時間帯もピークだし、賑わわないわけがないでしょ」
女A「少女、はぐれないようにしっかりと付いてきなさいよ」

ドンッ

少女「あ、すいませn」

ドンッ

少女「あぅ、ご、ごめんなs」

ドンッ

少女「あ、あぅっ!」

友人「って、案の定流されてるしっ!」
男A「背、低いもんなぁ」

ザワザワ

少年「・・・」

ヒョイッ 

サッ

少年「・・・」ムッ

友人「そして華麗によけ続ける我らがランドマーク」
男A「背、高いもんなぁ」
女A「それはあまり関係ない」
0183創る名無しに見る名無し
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2011/07/03(日) 22:25:36.29ID:mHlngJGb
-清水寺 本堂- PM 15:15

男A「おー、ここが噂の『清水の舞台』か」
男B「たけー!!こえー!!」
友人「うーん、まぁ想像してたけど、人多いね」
女A「ゆっくりする所でもないし、いいんじゃないかしら」
少女「た、たかい・・・」サァー…
友人「・・・」ソロ~リ
少年「・・・」ムッ
少女「あ、はは、私はもういいかn」

友人「わっ!!!」ドンッ

少女「ひぁぁぁぁぁぁ!!!!????」ビクンッ!
友人「あはははははwwwwwww」
女A「またあんたは、しょうもない事して・・・」
友人「いやぁ、やっぱ来たからにはやるしかないでしょ」
少女「う、うぅぅぅぅ・・・」グスンッ
友人「って、ありゃ、ま、マジ泣き?」
少女「こ、怖かったぁ・・・」ヒクッ
友人「ご、ごめんごめん!調子のり過ぎt」

少年「・・・」ドンッ

友人「うわはぁぁぁぁ!!???」ビクンッ!
男A「ははははははwwwwwww」
男B「うわはぁってwwwwうわはぁってwww」
友人「ちょ、ちょっと!少年君!」
少年「どうした」
友人「どうしたじゃないさ!び、びっくりしたよ!」
少年「そうか」
友人「い、いやそうかって・・・わ、私実は高いとこ駄目なんだからさぁ!」
少年「そうか」タスタス
友人「なっ!く、くそぉ、なんだこの敗北感!待てぇっ!お前も同じ目に遭わせてやるー!!」ワタワタ
女A「因果応報ってやつかしら」
男A「いや、この場合は自業自得だろう」
0184創る名無しに見る名無し
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2011/07/03(日) 22:37:44.87ID:mHlngJGb
-清水寺 音羽の滝- PM 15:40

男A「お、なんかある」タッタッタッ
女A「またそうやって目先の刺激につられる・・・」
少女「おと・・・はね?の滝、って書いてある」
少年「『おとわ』だな」
少女「あ、お、『おとわ』か・・・///」
友人「えー、なになに、『日本十大名水の筆頭に数えられる、有名な水』だってさ」
男B「なんだ、ただの水か」
女A「清々しいほどに説明を聞いてないわね」
少女「あ・・・ここ、もしかして」
友人「ん?心当たりあるの?」
少女「うん、これも用務さんが『清水の三本滝には行った方が良いかもな』って言ってたんだけど、それかも?」
男A「なんか、色々書いてあるぞ?『黄金水、延命水とも呼ばれ』・・・だのなんだの」
少年「・・・音羽の滝は、それぞれにご利益があるとされている」
男B「お!きた!少年ペディア来た!」
友人「これで勝つる!・・・で、何のご利益があるんだい?」
少年「確か、向かって右から健康、美容、出世、だったと思う」
女A「相変わらず、変な事知ってるわね」
少女「それって、これを飲めばいいのかな?」
少年「あぁ」
男A「おぉ、じゃあ全部飲めばいいんじゃん」ガブガブ
男B「俺も俺も!!」ガブガブ
女A「や、やめなさいよ、みっともない・・・」
友人「あたしは健康に効くってやつだけ飲んどこー」
少女「私も、それかな」
女A「いや、少女は出世の方がいいんじゃない?」
少女「へ?」
女A「これからもっと人と話せるように、自分自身を出世させる、って意味でさ」
少女「そ、そっか、じゃあそうしようかな・・・」
友人「そしてさりげなく美容の滝へと向かう女Aであった」
女A「い、良いじゃない別に!!」
0185創る名無しに見る名無し
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2011/07/03(日) 22:49:29.52ID:mHlngJGb
男A「ぷはーっ!ってか、普通に美味かったな!」
男B「あぁ!!今ならスター取ったマリオの気持ちがわかる!!」
少年「・・・ちなみに、全部飲んだ場合は効き目がないとも言われてる」
男A「え」
男B「え」
女A「はんっ!なんでもかんでもがっつくからよ」
少年「そして、本来の効能とは違うが、真ん中の滝は美容ではなく実は学業に効くとも言われている」
女A「え」
友人「ざまぁwww・・・って、あぁっ、柄杓からこぼしちゃった!」
少年「そして、柄杓からこぼした場合は効能自体が効かないとも言われている」
友人「え」
男A「それ、適当言ってないだろうな・・・」
少年「最後以外は」
友人「く、こ、こいつはぁ・・・またはめおってからに!!」
少年「なんのことだ」
友人「むきーっ!!」
少女「あ、はは・・・」
女A「ち、ちなみに、さっき言ってた裏の効能?ってのは本当なの?」
少年「いや、裏の効能と言うか、観光客に謳う用と、本来の効能と、二つあったはず」
女A「そ、それで、私が飲んだやつの本来の効能は?」
少年「俺が初めに言ったのが本来の方だ、だから、お前が飲んだのは『美容』」
女A「そ、そう、そうなの・・・」ホッ
男A「いまさらそんなん飲んでも遅いんじゃ」ボソッ
女A「 何 か 言 っ た か し ら 」ゴゴゴゴゴ…
男A「そ、そんな怒んなよー!」ダダッ
女A「こらっ!!待ちなさい!!」ダダッ
男B「ははっ、結局アイツもなんだかんだで騒いでんじゃねぇか」
少女「でも、何だか楽しそう」クスッ
友人「・・・あり?そう言えば、私や少女が飲んだやつにも、なんか違う意味のご利益があるのかい?」
少年「いや、健康は健康のままだったような気がする」
友人「なんだ・・・金運とかじゃないのか・・・」
男B「がめついなお前」
少女「わ、私が飲んだ方は?」
少年「お前が飲んだのは・・・」
少女「うん」
少年「・・・」ムッ
少女「?」
少年「・・・確か、『縁結び』だ」
少女「へ?え、縁結び・・・?///」
少年「あぁ」
少女「そ、そっか、縁結び・・・///」
少年「・・・」ムッ
少女「うっ!は、早く行かないと、はぐれちゃうから、い、いこっか!!///」テトテト
少年「・・・」スタスタ

男B「あまずっぺぇな」ニヨニヨ
友人「あまずっぱいねぇ」ニヤニヤ
0186創る名無しに見る名無し
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2011/07/03(日) 22:57:34.85ID:mHlngJGb
-清水寺 北総門付近- PM 16:12

友人「んー、なんかもうまわる所ないねー」
女A「そりゃ、寺院に来て片っ端から寺をスルーしてたら、そうなるでしょ」
男B「お、ここにも鯉がいるぞ!」
男A「おまえ鯉好きだな」
男B「いや、他にリアクション取るものが無くて・・・」
友人「ハーイ少女、楽しんでますかー」ジー…
少女「ゆ、友人ちゃん、カメラ向けるのやめてよぉ!///」
少年「・・・」

女B「お?あそこにいるの、男A達じゃない?」
女C「あ、ホントだー」
女D「・・・」
女B「行かないの?」
女D「はぁ?なにが?」
女B「いや、少年、暇してそうだけど」
女D「なにあんた、ひょっとしてマジで私が狙ってると思った?」
女B「・・・え?だって昨日」
女D「んなわけないじゃん、あんな童貞、誰が狙うかっつうの」
女B「はぁ・・・?」
女B(相変わらず、変わり身の激しいやつだなぁ・・・)
女D「・・・」

友人「ほーら、少女ー、笑って笑ってー」
少女「は、恥ずかしいってば///」
男A「いえーい!!母ちゃん見てるー?」グイグイ
男B「ふ、この俺の京都にとけ込んだ姿、しっかり焼き付けといてくれよ・・・」キラーン
友人「あんたら邪魔じゃー!!」ブンブンッ
男A「うおっ!?カメラ振り回すんじゃねぇ!」
男B「くらえっ!少年バリアッ!!」サッ
少年「・・・」ムッ
友人「くっ・・・!何か良く分からないけど迂闊に手出しが出来ない・・・!!」
女A「あんたら、ノリで生きてるにも程があるでしょ・・・」
少女「あ、ははっ・・・www」クスリッ

女D「・・・」
女B「どうしたの?」
女D「・・・やっぱ、むかつくわ」
女B「え?」
女D「なんでもない、さっさとバス戻ろ」スタスタ
女C「えー、もう戻っちゃうのー?」
女B「ちょ、ちょっと、待ってって!」
女D「・・・」スタスタ
0187創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/07/03(日) 23:00:17.71ID:mHlngJGb
うぅむ、10レス・・・少なくて申し訳ない、投下以上です
この勢いを落とさずにガンガン書けると良いなぁ・・・
0189創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/07/07(木) 01:54:32.21ID:qnttdZvZ
>>1こと>>2です
なんか筆がのってきたっぽいので、久々の投下予告をば・・・
日曜日21時〜、量は10レスちょいぐらい
時間が多少前後するかもしれませんが、投下は確実にします
0190創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/07/08(金) 03:20:35.11ID:UfsVUZom
なんだこの安心感は
0192創る名無しに見る名無し
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2011/07/10(日) 20:28:36.79ID:O6qjTTjl
-清水寺 仁王門前- PM 16:45

男B「お、あそこにいるの保健ちゃんじゃね?」
友人「おやほんとだ、おーい!保健ちゃ〜ん!!」タッタッタッ
少女「あ、ま、待って〜!」テトテト
少年「・・・」スタスタ
女A「しかしまぁ、よくもあれだけ騒げるわね、ちょっと感心するわ」
男A「・・・」
女A「・・・男A?」
男A「ん?あ、あぁ、なんだ?」
女A「・・・」
男A「な、なんだよ」
女A「ねぇ、私の思い違いかもしれないけどさ」
男A「ん?」
女A「なんかちょっと、元気ない?」
男A「な、何言ってんだよ、んなことねぇぞ?」
女A「ん、いや、なんか、空元気のような気がして」
男A「空元気?」
女A「別に何の根拠も無いんだけど、なんとなくそう思って・・・」
男A「・・・」

『私、退学します』

男A「・・・あの、さ」
女A「?」
友人「おーい!二人ともー、そろそろバスに戻らないかーい?」
男B「せっかくだから保健ちゃん弄りながら戻ろうぜー」
保健「せ、先生は玩具じゃありません!」プンスカ
男A「・・・いや、やっぱいい、おー!そいつは名案だ!」タッタッタッ
女A「な、なによ、あいつ・・・」
0193創る名無しに見る名無し
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2011/07/10(日) 20:38:59.19ID:O6qjTTjl
-旅館『庵乃』- PM 17:31

担任「うーし、じゃあ今日も19時に夕食だからな、遅れるなよー」

ワイワイ

友人「あんたはまた写真撮りにいくのかい?」
女A「いや、流石に一日分あればいいでしょ、今日は21時からのミーティングだけよ」
少女「じゃあ、ゆっくりできるね」
男A「あ、お前ら、今日こそはこっちの部屋来いよ」
男B「おー、このままじゃせっかく持ってきた遊び道具一式が、無用の、えっと・・・なんたらになっちまうぜ」
女A「『無用の長物』ね、いいわ、お風呂から上がったらそっち行く、二人もそれで良いかしら?」
友人「ばっちこいさー!」
少女「の、のぼせなければ///」
男A「じゃあ、俺らもさっさと風呂入るか」
男B「おぅ!」

友人「あー、どうせだったら私も何か持ってくるべきだったかなー・・・」
女A「持って来たじゃない、ノートパソコン」
友人「いやいや、あれは一人用だし、皆でやるもんをさ」
少女「う、私、そう言うの全然考えてなかったかも・・・」シュン
女A「いや、あんたはそう言うのに慣れてないだけでしょ」
友人「そう言えば、少女がトランプやってる所とか見た事無いなぁ」
少女「うん、友達と一緒にやった事は、ないかも」
女A「忘れてたけど、あんたそういえばそういう子だったわね・・・」
友人「じゃあルールもよく知らないか、大貧民とか、ポーカーとか」
少女「えっと、ルールだけは一応・・・」
友人「そっか、じゃあ問題ないね!」
女A「しかし友達とやった事が無いって・・・なんか、凄く不憫だわ」
少女「うーん、今まではそれが当たり前だったから・・・」
友人「ね、念のために確認しておくけど、だれかと一緒に遊んだ事あるんだよね?」ゴクリ
少女「うん、昔はよくお父さんとかお兄ちゃんが相手になってくr」

0−^¥おp@「「;:」、。/_

_/、。」l@p;0「ー¥@^:「

少女「っ・・・!」グラッ
女A「あ、ちょっと!」ガシッ
少女「・・・ぁ」
友人「ど、どうしたいきなり!?」
少女「あ、あはは、ちょっと足がもつれて・・・」
友人「とてもそんな感じには見えなかったけど・・・」
少女「だ、大丈夫、一日中歩いたから疲れちゃったのかな」
女A「まったく気をつけなさいよ?」
少女「うん、ありがとう」

『もしこれが他の所でも起きているとすれば・・・それは、非常に危険な事だ』

少女「・・・」ゾクッ
友人「本当に大丈夫かい?なんか顔色悪いけど・・・」
少女「う、ううん!本当に何ともないから」
女A「まぁあんまり心配しすぎるのも逆効果でしょ、お風呂入ってサッパリすれば治ってるわよ」
少女「そ、そうだよね」
友人「んー、まぁ、あんたがいいって言うならいいんだけどさ・・・」
女A「それより、早く行かないと混んじゃうわよ」スタスタ
少女「う、うん、行こっか」テトテト
友人「・・・へーい」タスタス
0194創る名無しに見る名無し
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2011/07/10(日) 20:51:38.27ID:O6qjTTjl
-女性用大浴場- PM 17:50

友人「女A〜、リンスとって」
女A「はいはい」ヒョイ
友人「せんきゅー」
少女「・・・」ジーッ
友人「ん?あんたも使うんだった?」
少女「あ、ううん、私はもう洗ったんだけど・・・」
友人「じゃあなんでリンスをそんなに凝視してるのさ」
少女「・・・物凄くどうでもいい事言っていい?」
友人「ん?」
少女「どうして『リンス』とか『コンディショナー』とか『トリートメン』とか、色んな種類あるんだろうね?」
女A「えっ」
友人「えっ」
少女「えっ?」
女A「あ、あんた、それマジで言ってる?」
少女「う、うん・・・変かな?」
友人「変っていうか・・・じゃあ逆に聞くけどさ、あんたはいつも髪の毛はどう洗ってるの?」
少女「え、普通にシャンプーで・・・」
友人「その後は?」
少女「それだけ・・・」
友人「はぁぁぁ!?」ズイッ
少女「ひぅっ!?」ビクッ
友人「なんだ!?あれか!?『私はあなた達と違ってシャンプーだけでさらさらキューティクルヘアーなんですプゲラwww』とでも言いたいのかぁ!?」ワシャワシャ
少女「あ、あうぅぅぅ!!』グワングワン
女A「まぁ落ち着きなさい、っていうか本当にシャンプーだけなの?」
少女「う、うん・・・」
女A「へぇ〜、羨ましいわ」
少女「正直な所、リンスとかコンディショナーとか、何がどう違うのかよく分からなくて・・・」
友人「んー、いやまぁ、その気持ちは私も分からなくもないけどさ」
女A「私達は髪の毛長いからね、手入れも大変だし、使わないと大変な事になるわね」
少女「そうなんだ・・・」
友人「ってか私もリンスとコンディショナーの違いは分からない」
女A「気持ちじゃなくて本当に分かって無いじゃない、それ」
友人「どうせどっちも一緒でしょ?」
女A「うーん、なんかリンスとコンディショナーは成分の比率が違うとか聞いたけど・・・」
友人「本当に?」
女A「分からないわ、聞いた話だし、違うかも」
友人「なんだ、あんたも分かって無いじゃん」
女A「う、うるさいわね、使う分には支障無いからいいのよ」
少女「とりーとめんと、っていうのもあるよね?」
友人「それは知ってる!たしか、リンスとかコンディショナーは艶を出すもので、トリートメントは栄養剤みたいなもの、だったよね?」
女A「確かね」
友人「あ、曖昧な返事だなぁ」
女A「私もそこまで詳しいわけじゃないからね」
友人「くぅ!こういう時に少年君がいれば・・・!」
女A「いやぁ、知っているかどうか微妙なラインでしょ」
少女「やっぱり、そういうのって使った方がいいのかな?」
友人「えー、使わないでその髪質だったらベツニイインジャナイデスカー」
少女「う、なんか友人ちゃんが冷たい・・・」
女A「醜い女の嫉妬よ、ほっときなさい」
友人「嫉妬言うな!嫉妬だけどさ!」
少女「で、でも、友人ちゃんの髪の毛もさらさらしてて綺麗だよ?」
友人「そりゃあ、こういう手入れとかで気を使ってますから!努力の賜物ってやつよ」
少女「なんか、そっちのほうが女の子っぽくていいと思うなぁ」
女A「あんたそれ、『自分は女の子っぽくないです』って言ってるようなものよ」
少女「うっ!」ガーン
0196創る名無しに見る名無し
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2011/07/10(日) 20:55:16.05ID:O6qjTTjl

チャプン…

友人「はー、今日は昨日以上に歩き回ったから、湯が染みるねー・・・」グテー
女A「その発言はおっさんぽいけど、ホント気持ちいいわ」
少女「家の風呂もこれくらい広かったらなー・・・」
友人「どんな豪邸に住むつもりだあんたはwww」
少女「あははwww」
女A「・・・そう言えば少女」
少女「え?」
女A「少年君とは、その後どうなの?」
少女「・・・へ?」
友人「あー、それ私も気になってた」
少女「あ、いや・・・///」
女A「あんた、今日あんまり少年君と話してなかったでしょ」
少女「そ、そんなことn」
友人「いーやっ!なんか怪しい雰囲気漂ってたね!」
少女「そ、そうかな・・・」
女A「どうせまだ怒ってるのかどうか、聞いてないんでしょ?」
少女「あ、いや、それは聞いたんだけど・・・」
友人「なにぃ!?」ガバッ
少女「ひっ!」ビクッ
友人「何故それを早く言わないんだぁ!」ガクガク
少女「あ、あうぅぅぅ」グルグル
女A「ほら、あんたもそうやってすぐ取り乱さない」
友人「だ、だってさぁ・・・今日あんな相談してくるぐらいだし、何かあったんだなって凄く気になってさぁ・・・」イジイジ
女A「相談?」
少女「あ、えっと、今日、お昼食べてた時に・・・」
0197創る名無しに見る名無し
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2011/07/10(日) 21:04:47.53ID:O6qjTTjl
女A「・・・なるほど、それで二人だけ別の席だったってわけね」
友人「そゆこと」
女A「しかし社会先生も、随分と紛らわしい事するわね」
少女「しゃ、社会先生は悪くないんだよっ?私が無理矢理替わって下さいって・・・」
友人「まぁ、あれは社会先生が率先してやったみたいになってたけど」
女A「で、その時に少年君が自分にとってどういう人なのかを相談したと」
少女「う、うん・・・///」ブクブク
女A「・・・友人、ちょっと」
友人「はいはい?」
少女「?///」

女A「なに、あれって、意識してきたって事でいいのよね?」ヒソヒソ
友人「えぇ、そのようですぜ旦那」ヒソヒソ
女A「誰が旦那だ」ビスッ
友人「てっ」ヒリヒリ
女A「で、聞いた感じどうなの?理解してるの?」
友人「いやぁ、まだ恋愛対象にはなってないみたいだね」
女A「どんだけ鈍いのあの子・・・」
友人「というか、まず友達と恋愛対象の違いとか、そこらも分かってないっぽい」
女A「どうすんのよ」
友人「まぁ焦らずでいいんじゃない?」
女A「そんな事言ってると、また女Dがちょっかい出してきて、ややこしくなるわよ」
友人「その時は私らが対処すればいいさ」
女A「まぁそうだけど・・・」
友人「心配しなくてもあんたの時だってちゃ〜んと応援してあげるからさ」ニヨニヨ
女A「ばっ!!///」ザバァッ
少女「ひゃっ!?」ビクッ
友人「おー、すまんすまん、いやぁ、青春て素晴らしいねぇ〜」ニヤニヤ
女A「ちょ、ちょっと待ちなさい!私は別にあいつの事なんて!!///」
友人「ほー?あいつー?私は一言も相手が誰かなんて言ってませんが、もうそんな人がいるんですかー?」ニヤニヤ
女A「こ、こいつぅ・・・!!///」ザバッ
友人「うわ〜はっはっは〜!命短し恋せよ乙女ってね〜!!」ザバザバ
少女「え?あれ?ふ、二人とも、もう出るの?ま、待ってよ〜!」ザバザバ
0198創る名無しに見る名無し
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2011/07/10(日) 21:15:42.31ID:O6qjTTjl
-305号室 男A達の部屋- PM 18:12

ガチャッ

女A「お邪魔するわよ」
男A「おー、来たか」
男B「意外と早かったな」
友人「まぁね〜」
女A「何してたの?」
男A「ポーカー」
男B「ちなみに金はかけてないぞ」
女A「当たり前でしょ、そんなことしたら賭博罪で捕まるわよ」
男A「いや、いちいちこんなので捕まったりなんかしないだろ」
女A「実際どうであれ、法律で決まってるんだからやっちゃいけないの」
男A「相変わらず、頭固ぇなぁ」
女A「固いとか柔らかいとか言うもんじゃないでしょうが!」
友人「まぁまぁ、普通にやればいいんじゃない、普通にさ」
少年「・・・恐らく総額数千円程度のものならば問題ない」
友人「へ?」
少年「過去に賭け麻雀の訴訟があって、その中で『数千円程度の場合は賭博と認定できない』という判決があったらしい」
男A「ほら!聞いたか?俺らなんてせいぜい10円単位なんだから、問題ないだろ」
女A「だめ!そういう甘さが後々の人生で命取りになってくるのよ!」
少年「ただし、未成年者の賭博行為は禁止されている為、認定されなくとも体裁は良くない」
女A「ほら!聞いた?捕まらないからって何やってもいいって考えは大間違いなのよ!」
男A「だぁー!そう言う所が頭固ぇっていってんだよ!盛り上がれればそれでいいじゃねぇか!」
友人「はいはいはいはい、二人ともその辺にしときなさいな」
少女「・・・」ドキドキ
友人「ん?どした少女?」
少女「あ、え、えへへ、友達とトランプで遊べるなんて、夢みたいだなぁ、と思って・・・///」
男A「・・・!」ピシャーン
女A「・・・!」ゴロゴロ
友人「ほら!聞いたかい二人とも?こんなに不憫な子だっているんだから、賭け云々なんてどうでもいいじゃないか!」
男A「うっ、そ、そうだな、俺たちが悪かったよ・・・」ウルウル
女A「ごめんなさい、少女、今は全てを忘れて楽しみましょう・・・」ウルウル
少女「え、な、何か私、凄く可哀想みたいになってない・・・?」
少年「なってるな」
少女「・・・!!」ピシャーンゴロゴロ
男B「もう何でもいいから早くやろうぜ・・・」
0199創る名無しに見る名無し
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2011/07/10(日) 21:24:41.06ID:O6qjTTjl
男A「よしきたフルハウス!」
男B「また豚かよ・・・」
友人「あたしもだよ・・・」
女A「ツーペア、ちっ」
少年「・・・ワンペア」
少女「あ、えっと、ぶたさんです」

-10分後-

男A「んー、ワンペア」
男B「ツーペア〜♪」
友人「あたしも〜♪」
女A「ふふ、甘いわね、スリーカード!」
少年「・・・ワンペア」
少女「えっと、またぶたさんです」

-さらに10分後-

男A「はいきたどーん!フラーッシュ!!」
男B「げぇ!まじかよ!フルハウス・・・」
女A「はいはいワンペアワンペア」
友人「あたしはストレート、相手が悪かったかぁ・・・」
少年「・・・ワンペア」
少女「ぶたさん、です」

-そのまた10分後-

男A「豚だ」
男B「俺も」
女A「私も」
友人「あたしも」
少年「俺もだ」スッ
少女「あ、ワンペア・・・!」パァッ
0200創る名無しに見る名無し
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2011/07/10(日) 21:35:03.14ID:O6qjTTjl
-薫の間- PM 19:02

女A『それじゃあ、いただきます』

イタダキマース

男A「いやぁ〜、白熱した試合だった」
男B「あぁ、最後の方なんか少女ちゃんの圧勝だったな!!」
少女「な、なんか不自然だったような気g」
友人「あぁ〜!少女!一緒にサラダ取りにいこうかぁ!!」グイッスタスタスタ
少女「へ?あ、ゆ、友人ちゃんそんな引っ張らないで〜!」テトテト
女A「・・・しかし、凄い運ね、ある意味」
男A「全部豚だもんなぁ、やろうと思っても出来ないぜ」
男B「俺らも狙ってやるの大変だったしな」
男A「そしてさりげなく自分のと交換する少年、見事な職人芸だったぜ」グッ
少年「昔麻雀で鍛えた」グッ
男B「そういえば、明日の自由行動どこ行くんだ?」
女A「そうね・・・市内に出てぶらぶらするのも良いと思うけど」
男A「そうだな、出店とか見て回りたいし、正直もう寺はいいや」
女A「あら、寺は寺でそれなりに楽しかったじゃない」
男B「でもやっぱ、京都に来たからには京都らしいもん食っときたい!」
女A「抹茶とか?」
男A「鹿煎餅とか」
少年「それは奈良だ」
男A「え、そうなのか」
女A「間違ってもそんな事を外で言わないでよ・・・恥ずかしいから」
男B「ま、あとでまた俺らの部屋来て話し合っても良いな」
女A「そうね、とりあえずお腹空いたし、今は食べましょ」
男A「よっしゃ、俺らも取りにいこうぜ!」
0201創る名無しに見る名無し
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2011/07/10(日) 21:40:27.42ID:O6qjTTjl
-305号室- PM 20:26

男A「それじゃあ、明日の自由行動でどこ行くかを決めたいと思います!」
男B「わー」パチパチ
女A「本当だったらすでに決まってるものなんだけどね」
友人「いいんじゃないかい?旅行先で決めるってのもまた乙なものさ」
男A「確か少女ちゃんは、どこか行きたい所あるって言ってたな」
少女「うん、花灯路ってところ」
友人「あー、それね、さっき調べたんだけど、花灯路って道の名前じゃないみたいなんだよね」
少女「え?そ、そうなの?」
友人「うん、毎年三月に行われるお祭りの事で、その時に清水から麓の寺までを行灯で照らすらしいんだ、それを『花灯路』って言うみたい」
男B「あ、あんどん?」
友人「そそ、しかもそれが夜間のみだから、どっちみち行けなかったと思う」
女A「えっと、つまり?」
友人「今そこに言った所で、ただの道があるだけで何も面白くないってこと」
少女「そ、そうなんだ・・・」シュン…
友人「ま、まぁ、他にも色々見る所あるし、その道を覗くだけでもいいかも!」
男A「そうか、じゃあとりあえずそこ行こう、清水寺に行けばいいのか?」
友人「そだね、それでその道通って東山っていう駅まで歩けばいいんじゃないかな」
女A「その後は京都まで出て、適当にぶらぶら?」
男B「お前って、真面目に見えて結構アバウトだよな」
女A「臨機応変と言って頂戴」
男A「まぁそれでいいんじゃないか、聞いた話によると京都駅周辺には結構見て回れる店があるみたいだし」
友人「食べ歩きますかwww」
少女「ふ、太っちゃうよ・・・」
男A「抹茶!抹茶飲みたい!」
女A「またそうやってイメージだけで判断する・・・」
男A「お前が言ったんじゃねぇか!」
女A「私は例に挙げただけで、行きたいとは一言も言ってないわ」
男A「くぅぅぅ・・・!この般若!」
女A「は、般若!?誰か般若よ、誰が!」
友人「はっはっはっwww相変わらず仲がよろしい事でwww」
少女「ふふっ」クスクス

男B「・・・」
少年「・・・大丈夫そうか」
男B「・・・ん、まぁ、大丈夫だろ」
少年「杞憂だったかもしれんな」
男B「ってかあいつらっていつもああだからな、正直そこまで心配はしてない」
少年「そうか」
男B「どうせいつも通りワーワー言い合って終了だろ、明日も明後日も、これからずっとさ」
少年「・・・」ムッ
0202創る名無しに見る名無し
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2011/07/10(日) 21:47:55.42ID:O6qjTTjl
翌朝

-旅館ロビー- AM 8:45

社会「よーし、じゃあ準備できた班から行ってこーい」
担任「16時までには戻ってこいよー」

ワイワイ

ガヤガヤ

友人「さてと、じゃあ行きますか!」
男A「おー!」
男B「でもこっから駅って結構歩くんだよなぁ・・・」
女A「大丈夫、行った先はもっと長いから」
友人「なにしろ、4.6kmの道だからね、疲れるぞー」
男B「うげー、そりゃ鍛えられそうだ・・・」
少女「あ、あの、やっぱり別の所n」
友人「いーのっ!どうせ行く所無いんだから、ここは我が侭通しときなって」
少女「う、でも・・・」
女A「気にしなくていいのよ、というか私もちょっと興味あるしね」
男A「おう!ライトアップされて用がなかろうが、名所には変わりねぇし、問題ないぜ」
男B「そうだなぁ、まぁ、筋トレってサボるとまずいし、いい運動になるか!」
少年「それなら、朝俺と走るか」
男B「い、いやぁ、それは勘弁・・・」
友人「はははwww」
少女「・・・」
友人「ね、心配する必要なんて無かったでしょ?」
少女「・・・うんっ!」
0203創る名無しに見る名無し
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2011/07/10(日) 21:48:38.32ID:O6qjTTjl
少女(本当に、友達っていいなぁ)
少女(私、今凄く幸せだ)
少女(自分を殺さずに、ここまで付き合える人達がいるのって、初めてかも)
少女(いままでだったら、どこか線を引いた付き合いをしちゃってただろうし)
少女(そう、いままでだったら・・・)


??『  ちゃーん!かーえーろーっ!』


_/。^ー「@」;。;ー^:。


少女「・・・!」

友人「ん?どした^ー¥少女?」

ー^¥p@「l;:」、。/_

少女(こ、これ・・・!?)

:ー友「ー人「@_お¥^ーい;」:しょl_@l」うじょ@_?」l

少女(そんな、昨日_@「も一昨/「」日もあった:;/」のに・・・!)

「_ち「_@¥ょ¥っ」ーと_し」ーょ@。:うじー^ょ「、^!?「_」

少女(何だ:「/」か最近/「、間」隔_@「が・・・!)


ドサッ

0204創る名無しに見る名無し
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2011/07/10(日) 21:52:30.55ID:O6qjTTjl
ここまでです、次回もそう間を空けずに投下できると思います

あと、今更なんですが時間を区切ってうpスレの>>98さん、有り難う御座います
見つけた時は混乱して思わず誤爆スレに書いてしまったので、改めてこの場でお礼を言わせて下さいw
めちゃくちゃイメージ通りで感動しました、本当に感謝!
0206創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/07/13(水) 21:04:56.96ID:WC2mTgAn
んー・・・
0207創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/07/16(土) 01:24:51.25ID:ts4C51tc
乙です!
展開してきたなぁ。不気味な文字列もいい効果。
続きも期待してます


しかし…24時表記でAMPMはいらんだろww このドジっ子め!

少年は黒シャツ。そのうちツバメがえしとかやりそうw
0208創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/08/27(土) 20:11:20.12ID:0fAoOdty
>>1こと>>2です
何が何でもこの日は投下したかったので、3周年日なんで3レス投下
ほ、本当は30レスのつもりが・・・(泣)
0209創る名無しに見る名無し
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2011/08/27(土) 20:12:41.45ID:0fAoOdty
??『・・・』ジー
??『あ、あの?』
??『・・・』
??『な、何か用、かな?』
??『それ、おもしろい?』
??『え、えっと、この本・・・?』
??『・・・』コクリ
??『う、うん、おもしろいよ、  ちゃんも読んでみる?』
??『・・・』ジー
??『え、えっと・・・』
??『・・・えいっ』バッ
??『あっ!』
??『ははは〜!』ダダダッ
??『ちょ、ちょっと、待って!私の本!』タッタッタッ
??『ははは〜』
??『か、かえしてよ〜!』
??『ははは〜、な〜んだ、やっぱり走れるじゃん』
??『へ?』
??『クラスの子がね、  は本ばっかり読んでて休み時間も遊ばないって言ってたからさ』
??『え、えっと、何の話しかさっぱりなんだけど・・・』
??『つまり、私と鬼ごっこをしようってこと!』
??『え、えぇ〜?』
??『この本を取り返せたらあんたの勝ち、昼休み中逃げ切れたらあたしの勝ちね!』
??『そ、そんな勝手な・・・』
??『いくよ〜!れでぃーごー!』ダダダッ
??『あ、ま、待ってよ〜!』タッタッタッ
0210創る名無しに見る名無し
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2011/08/27(土) 20:14:06.63ID:0fAoOdty
少女「・・・ん」パチッ

少女「・・・あれ?」

少女(ここは・・・私達の部屋だ)
少女(確か皆と一緒に旅館から出る所で、急にくらくらして・・・)
少女(・・・もしかして、また倒れたのかな)

ガチャ

保健「あ、気がついた?」
少女「は、はい」
保健「もー、びっくりしたよ、急に玄関で倒れちゃうんだもん」
少女「す、すみません、ご迷惑をおかけしました」
保健「はいこれ、一応体温計ってね」スッ
少女「あ、はい」モゾモゾ
保健「具合はどう?」
少女「えっと、大丈夫・・・だと思います」
保健「ほんとに?」
少女「はい」
保健「ん〜・・・顔色は悪くないね」
少女「・・・」
保健「ちょっと目の下見せてね」クイッ
少女「あぅ」
保健「・・・うむむ」

ピピピッピピピッ

保健「お、どれどれ・・・6度2分か、平熱かな」
少女「はい」
保健「・・・全身に脱力感があったりとかは?」
少女「い、いえ、特にないです」
保健「うむむ・・・」
少女「あ、えっと、前も似たような事あったんですけど、何ともなかったので平気でs」
保健「本当に何ともなければ倒れたりしないの!」
少女「う、そう、ですよね・・・」
保健「う〜ん、仕方ない、大事をとって、今日は旅館で待機しよっか」
少女「・・・え?」
0211創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/08/27(土) 20:26:06.09ID:0fAoOdty
保健「病院で精密検査受けたほうがいいかもね」
少女「せ、精密検査って・・・あのっ、本当に大した事は」
保健「ダメです、こっちに来る前にも倒れてるみたいだし、ここは大人しくしててね」
少女「そ、そんな・・・」
少女(せっかくの修学旅行なのに・・・)
保健「ご両親に連絡して、もし大事をとるなら先に戻ったほうがいいかも」
少女「・・・戻る?」
保健「そ、戻る」
少女「ど、どこへ?」
保健「どこって、家に」
少女「・・・え?だ、だって、それじゃあ旅行は」
保健「残念だけど、体調不良ってことで早退かな?」
少女「そ・・・うたい・・・」
保健「ごめんね、意地悪で言ってるわけじゃないの、分かってね」
少女「・・・」
保健「連絡先は自宅で良かったかな?ちょっと他の先生にも話してくるから少し待っててね」
少女「・・・はい」

ガチャ

バタンッ

少女「・・・はぁ」

少女(無理も無いよね・・・普通は、おかしいと思うよ)
少女(正直、私自身も分からなくて不安ではあるし、仕方ないのかも)
少女(仕方、ないんだよね・・・)

??「随分と、諦めがいいんですねぇ」

少女「え?・・・って、あ、あなたは!」
0212創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/08/27(土) 20:27:21.39ID:0fAoOdty
以上です、量少ないし投下迷ったんですが、記念日なので意地でもとwww
なにはともあれ、3周年おめでとう!
0214 ◆JDhsVOOkg6
垢版 |
2011/09/29(木) 09:54:40.86ID:8LYSiVEs
                       _ノ  //  ノ    , イ /   /    !/       \
                      /ィ  // /| /    /イ,.-''"/     "    i!    ヾ\
                      ‖ "| /  / //"´ !/ レ' /   ,,,ィ ,    〉,ィ   ヽ"
                      /   " /_///    /_,.-‐一''/,ィ  !r //ト、 !  ト、
                      | /   //'  "      ̄      ̄ !/| | |   | i i\ ハ
                      | /:: :: ::i |/                  .W |/|  |/ ヾ! !
                     ‖|‖/ ||‖   ̄`゙''ー、_              ! !!  !!  !/|/
                      |!!|/!‖!/   _   \              》  〉 i!
                      !/‖/   <て~)`ヽ、 `     r--‐‐--、  〈/ /|r、|
                       | r、!   ` `゙''ー‐-      ,  ___     / ∨//`
                       !| ゝ(        /    /  く_>`ヽ,`  《 ,,, !/〉
                       \ ヽ             `ヽ   `ヽ´  / /‖
                        !ヽ. !.            !         /,ノ/,ノ
                        Y!ヽ!                    ./‖/
                        "!!∧        、_  ,ィ        /,,,/
                         )'  `     __         /‖
                         _|   、  <―  `゙''ー、    //,.'
                       //    \   ̄`゙''ー‐-"   ///∨
                    _,.-''/ 〈    ! \   ̄    /::::::∧
             __,.-‐一''"/   !  \   ヽ `ヽ、____,.-''":::::::::::| !\
       _,.-‐一''"´      /   .|    \           :::::::::::/ ヽ ヽ、
   _,.-‐''"´            /    |     `ヽ        ::::::::::::ノ   |   ヽ`゙''ー‐-、
_,.-''"               !     i!       \     :::::::::/    |    ヽ    `゙''ー‐-、_
                  .!     ト、     〃 |    ::::::/     |     ',         `゙''ー‐
                  |      ! ヽ    /.   !  :::::::::::|⌒\.   .|     !
                  |      | `!  ∧   \::::::::::::,ノ   〉   |      ',
                  |      ヽ |_,ノ\\   |::::::/   / 〉、  .|       ',
                  |      \    \\ | /  \// \|       ',
0216創る名無しに見る名無し
垢版 |
2011/11/07(月) 15:33:52.16ID:OFii37DU
>>1こと>>2です
長い間放置してて申し訳ありません・・・
単純にこっから先の展開が詰まってて、中々先へと進めない状況です
このスレを見て下さっている数少ない方には本当に申し訳ないのですが、ゆっくりと書いていこうと思っているのでもう少々お待ちを・・・
0218創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/01/11(水) 02:59:39.52ID:r0sKy5RE
今更ですが明けましておめでとうございます、>>1です、あれ、なんかデジャヴ
もう無理矢理にでも進めないと駄目だと判断したので、久しぶりに投下予告します
今週土曜の13時から、レス量は未定です

ってか気づいたら今年の9月で3周年迎えるのか、や、やばい、終わらせないと・・・
実は一番やりたい事はこの作品書き終わってからだったりするんですが、到底そこまで追いつかないwww
作品を書き続けるって、本当に難しいですね・・・
0219創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/01/14(土) 13:12:37.03ID:qlOxKWCn
む、むわぁ〜!やはり13時は間に合わなかった・・・
ころころ変わって申し訳ないですが、夜までに書き溜めときます
0220創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/01/14(土) 22:35:05.39ID:9o0GcK3j
神様「どうも、お久しぶりですねぇ」
少女「お、お久しぶりですけど・・・どうしてここに?」
神様「いやぁ、急に京都観光がしたくなって」
少女「そうなんですか?」
神様「冗談です」
少女「・・・」ジトーッ
神様「い、いやだなぁ、ちょっとしたコミュニケーションですよ」
少女「なにしにきたんですか?」
神様「まぁまぁ、そう邪険に扱わず」
少女「はぁ・・・」
神様「それよりも、あなたこそどうしたんですか?こんな所で一人寂しく寝てるなんて」
少女「う、いや、まぁ、それには深い事情が・・・」
神様「ほうほう、深い事情?」キラキラ
少女「え、えぇ、実は(なんでこんな楽しそうなんだろう)・・・」
0221創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/01/14(土) 22:38:36.36ID:9o0GcK3j
神様「にゃ〜るほど、つまりせっかくの修学旅行が無くなってしまうかもしれないと」
少女「は、はい・・・」
神様「困りますね〜、これでは青春満喫モードにしてあげた意味がありません」
少女「いやそれは、私としても本意じゃないと言うか・・・」
神様「ふむ・・・よぅし、分かりました、この私がなんとかしてあげましょう」
少女「なんとかって・・・そんな簡単に」
神様「簡単ですよ」
少女「え?」
神様「要するに、あなたがここから出られればいいんですよね?」
少女「え、えぇ、まぁ・・・」
神様「ならば、いっちょ男Aさん達の元へテレポートを!」
少女「そ、そんなことできるんですか?」
神様「多少しんどいですが、不可能ではありません」
少女「で、でも、いきなり私がここから消えたら、保健先生がびっくりするかも・・・」
神様「そうですか?う〜ん、ならば・・・」

ガチャ

保健「お待たせ、少女ちゃん」

少女「あっ!?」ビクッ

神様「?」

少女(ど、どうしよう、まだ神様が居るのに!)
0222創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/01/14(土) 23:05:37.10ID:9o0GcK3j
保健「今ご両親とお電話してきたんだけどね・・・」
                        神様「おぉ、この方が例の『保健ちゃん』ですか」
少女「は、はい・・・」カチコチ
                        神様「なるほど、確かに幼い!小さいと言うか、幼い!」
保健「やっぱり、ご両親も心配してるし、今回は残念だけど・・・」
                        神様「顔立ちも丸いですし、本当に小学生みたいですね」
少女「はい・・・」カチコチ
                        神様「これがいわゆる合法ロリってやつですか、実にけしからん!もっとやれ!」
保健「しょ、少女ちゃん?」
                        神様「さて、それはさておき・・・どうしましょうかね」
少女「は、はいっ!?」ビクッ
                        神様「ふぅむ・・・」
保健「えっと、話し聞いてる?」
                        神様「・・・」
少女「はいっ!・・・って、え?」
0223創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/01/14(土) 23:07:22.35ID:9o0GcK3j
保健「もー、ちゃんと聞いててよー!」
                        神様「少女さんを、あくまで自然に、違和感無く・・・」
少女「あ、あの、先生?」
                        神様「うーん、思いつきませんねぇ・・・」
保健「ん、なに?」
                        神様「ふぅむ・・・」
少女「この人については、何も無いんですか・・・?」クイッ
                        神様「失礼ですね、指を差さないで下さいよ」
保健「えっと・・・この人って?」
                        神様「あ、そのことでしたら大丈夫ですよ」
少女「え?」
                        神様「私の姿は、あなたにしか見えませんから」
保健「もしかして、まだ寝ぼけてるかな?」
                        神様「勿論、声もですがね」
少女「え・・・?」
                        神様「ん?まてよ・・・そうか!」
保健「まぁいいや、話しを元に戻すね、それでこれからなんだけど・・・」
                        神様「こうして頭の上に手を置いて・・・えいっ!」

                ポンッ
保健「!」

少女「わっ!」
0224創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/01/14(土) 23:08:31.73ID:9o0GcK3j
言い忘れました、>>1です
一日捻ってこれか・・・まずいなぁ・・・
近いうち(今月中)にまた投下する予定です
0226創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/01/24(火) 23:44:10.27ID:hUulEoJn
少女(神様が保健先生の頭に手を置いたら、そこから煙が・・・!?)
保健「・・・」ボーッ
少女「あ、あの、先生?」
保健「・・・」ボーッ
少女「先生?な、何か目がうつろですよ!?」
保健「・・・」ボーッ
少女(ど、どうなってるの・・・?)
少女「先生!何か返事して下さい!先生!」
保健「少女ちゃん」
少女「うぇぁっ!は、はいっ!?」
保健「もう大丈夫だから、皆の所に戻っていいよ」
少女「・・・へ?」
神様「あぁ、良かった、成功したみたいです」
少女「あ、あの、先生の様子が変なんですけど・・・」
神様「えぇ、彼女にはちょっとだけ『勘違い』してもらいます」
少女「か、勘違い・・・?」
神様「そうです、あなたの体調不良は、何ら問題の無いただの立ち眩みだと」
少女「い、言っている意味がよく・・・」
保健「少女ちゃん、もう大丈夫だから、皆の所に戻っていいよ」
少女「うっ、あっ、はい・・・あ、あの、先生?大丈夫ですか?」
保健「少女ちゃん、もう大丈夫だから、皆の所に戻っていいよ」
少女「え・・・?」
保健「少女ちゃん、もう大丈夫だから、皆の所に戻っていいよ」
少女「・・・!」
少女(ずっと同じ事を言ってる・・・?)
0227創る名無しに見る名無し
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2012/01/24(火) 23:45:26.38ID:hUulEoJn
神様「この人には、あなたがこの部屋から出るまで、この言葉しか話せないようにしました」
少女「は、話せないように・・・?」
神様「正確には『それしか考えられないように』ですけどね」
少女「それしか考えられないって・・・」
神様「心配せずとも、あなたが部屋を出れば『直り』ますよ」
少女「・・・」ゾクッ
保健「少女ちゃん、もう大丈夫だから、皆の所に戻っていいよ」
少女「せ、先生、先生!しっかりして下さい!」
保健「少女ちゃん、もう大丈夫だから、皆の所に戻っていいよ」
少女「そ、そんな、こんなのって・・・」
神様「どうしました?これであなたは何も問題なく、修学旅行を続ける事ができるんですよ?」
少女「だからって!こんな、洗脳まがいな事をしなくても・・・!」
神様「おやおや、あなたが望んだ事ですよ?」
少女「私はこんなの、望んでなんか・・・!」
神様「そ、そこまで怒る事ですか?」アセアセ
少女「というか、さっきから良く、状況が・・・」
神様「まぁまぁ、落ち着いて」
少女「お、落ち着いてなんか居られるわけ無いじゃないですか!」
神様「ですから、あなたが困ってる〜、私が神様パワーでなんとかする〜、皆幸せ〜、そう言う事です」
少女「ふざけないで下さいっ!」
神様「駄目でしたか?この方法?」
少女「当たり前ですよ!」
神様「何故です?一番スマートだと思ったんですが・・・?」
少女「だって、この人にだって意思はあって、気持ちがあるんですよ!?」
神様「・・・あぁ、なるほど」
少女「な、なるほどって、そんな悠長な!」

神様「ありませんよ、そんなもの」

少女「ありっ・・・・・・え?」
0228創る名無しに見る名無し
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2012/01/24(火) 23:46:59.47ID:hUulEoJn
神様「ただのモブキャラに、意思も感情もへったくれもないです」
神様「彼女は『ただそこに居るだけ』、それだけの為に、ここにいるんです」
少女「ど、どう、いう・・・?」
神様「そこにある椅子や机と同じです、その世界を作る1つの『環境』にしかなりません」
神様「まぁ、今まではちょっと事情があって、そこら辺も曖昧にしてたんですが、それを元に戻しただけの事」
神様「言ってしまえば、これが彼女の本来の姿なんです」
少女「・・・」
神様「あれ、話し聞いてます?」
少女「そ、んな、はずない、です・・・」
神様「ほぅ?」
少女「だ、だって、保健先生ですよ?可愛らしくて、生徒から人気で、いつも優しくて・・・」
神様「という『設定』ですね」
少女「体調が悪いときとか心配してくれて、薬を出そうと思っても手が届かなくて、頑張って背伸びして・・・」
神様「それも『設定』です」
少女「・・・」
神様「信じられませんか?」
少女「信じられる、わけないじゃないですか・・・」
少女(だって、それを認めてしまったら、まるで・・・)
神様「まぁ、そうでしょうね、いきなりこんな事言われても中々ねぇ」
少女「・・・」
神様「いいでしょう、どうしても、信じられないと言うのなら・・・」

神様「あなたも同じにしてさしあげましょうか?」

少女「っ・・・!」ゾクッ

ガタンッ

ガラガラッ

バタバタ…
0229創る名無しに見る名無し
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2012/01/24(火) 23:49:34.33ID:hUulEoJn
タッタッタッタッタッ…

少女「はぁっ、はぁっ・・・」

『ただのモブキャラに、意思も感情もへったくれもないです』

少女(怖い・・・)

『言ってしまえば、これが彼女の本来の姿なんです』

少女(怖い・・・怖い・・・!)

『いいでしょう、どうしても、信じられないと言うのなら・・・』

少女(嫌だ!怖い!こわいこわいこわいこわいこわい!!)

少女「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ・・・」

少女(どうして、何でなの・・・?)
少女(私は、ついさっきまで、楽しい修学旅行の中にいたはずなのに)
少女(気がついたら、こんな、こんな・・・)

少女「・・・」

少女「・・・」

少女「・・・」

少女「・・・会いたい」

少女(早く、皆に会いたい)
0230創る名無しに見る名無し
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2012/01/24(火) 23:50:07.05ID:hUulEoJn
少女「・・・」ガサゴソ
少女「・・・あれ?携帯・・・?」
少女「あ、あれ?どこいったんだろ・・・」
少女「・・・まさか、忘れてきた?」
少女「と、取りに戻るの・・・?」
少女(あそこに・・・?)

『あなたも同じようにしてs』

少女「・・・」ゾクッ
少女(う、ううん、それだけは嫌だ・・・!)
少女(確か、予定通りなら、皆は今頃は京都駅にいるはず・・・)
少女(お金はあるし、途中で公衆電話を探して、電話をかけるしか無い)
少女(幸い、電話番号なら生徒手帳にメモしてあるし、大丈夫)
少女(携帯電話を持つ前の名残が、まさかここに来て役立つなんて・・・)
少女「・・・」

少女(なんか、私、何してるんだろう)

少女(だんだん、自分がどうしてここにいるのか、分からなくなってきちゃった・・・)

少女「っ・・・」フルフル
少女(だ、駄目だ、そんな弱気じゃ・・・!)
少女「と、とにかく、皆に追いつこう・・・!」
0231創る名無しに見る名無し
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2012/01/24(火) 23:50:25.98ID:hUulEoJn
ー京都駅ー PM 1:12

ワイワイ

ガヤガヤ

少女(駅に着いたはいいけど、公衆電話が中々見当たらないなぁ・・・)
少女(うぅ、やっぱり取りに戻った方が良かったかな・・・)
少女(う、ううん、あそこには戻りたくない、あそこに戻るなら帰った方がましだよ!)
少女(・・・それにしても)
少女「人、多いなぁ・・・」キョロキョロ

女D「・・・」スタスタ
女D(はぁ〜、タイクツ)
女D(神社巡りなんかして何が楽しいんだっつうの)
女D(やっぱトイレのふりして抜けてきたのは、正解だったわ)
女D(せっかくの自由時間なんだから、もっと遊ばなきゃね〜)
女D(・・・っつっても、行く場所なんて無いけど)
女D「・・・ん?」

少女「・・・」キョロキョロ

女D(・・・あれって、少女だよね?)
女D(あんな所で何してるわけ?何か探してるみたいだけど・・・)
女D(もしかして、迷子とか?うは、マジでっ!?)
女D(ちょっとちょっと、面白いもん見つけちゃったんじゃないの!?)
女D(・・・あ)ピカンッ
女D(やっば、すっごいいい事思いついちゃった)
女D(もしかしたら、今日一日これでつぶせるかも・・・)ニヤリ
0232創る名無しに見る名無し
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2012/01/24(火) 23:51:49.63ID:hUulEoJn
ここまでです、そして最後は久しぶりに自分からage
今月中にもう少し書けたらいいなぁ
0233創る名無しに見る名無し
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2012/01/27(金) 20:43:06.79ID:RioL2NZc
神様こえーよ神様
0234創る名無しに見る名無し
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2012/01/30(月) 18:47:26.92ID:7x4WkU/G
なんとなく世界が見えてきた気がするよage
0235創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/05/15(火) 05:36:59.71ID:B/Z8iC2v
見えてきたね
0236創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/07/04(水) 11:50:39.43ID:n+3Wnw1H
age
0237創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/07/06(金) 22:25:23.65ID:GqPV1GL6
ご無沙汰しております、>>1こと>>2です
長々とお待たせしてしまって申し訳・・・って何回目だこの挨拶www
ちょうど区切りのいい所まで書けたので投下したかったのですが、現在規制にひっかかっておりまして書き込めません
そこで、また避難所の「個人スレ」をお借りして、続きを書き込もうかと思っています
てなわけで久しぶりの投下予告!
急ですが明日(7/7)の21時〜、レス数はだいたい20位です(ちょっと増えるかも)
修学旅行編の山場まで、いけるといいなぁ・・・
0239創る名無しに見る名無し
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2012/07/15(日) 15:47:46.84ID:tLmBZoCT
うおぉ書けた!唐突ですが>>1こと>>2です
普段とは回線環境が違う所に居るので、今のうちに避難所投下分を(微修正しつつ)移しときます
やっぱり規制解除を待つか書ける所から投下する方が良いですね、ちと反省・・・
0240創る名無しに見る名無し
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2012/07/15(日) 15:50:29.11ID:tLmBZoCT
ー京都駅ー PM 1:05

友人「・・・」ソワソワ
女A「あんたねぇ、少しは落ち着きなさいよ」
友人「う、だって・・・」
女A「心配なのは分かるけど、気にしたって仕方ないでしょ」
友人「そうは言うけどさぁ・・・やっぱ心配だもん」ソワソワ
女A「大丈夫よ」
友人「そうかなぁ・・・」
男B「お?何の話しだ?」
女A「少女の事よ」
男B「あー、派手にぶっ倒れたもんなぁ」
女A「まぁ、元々頑丈そうには見えなかったけど」
男B「にしたって、あそこまで病弱だとは・・・」
友人「いやぁ、昔はそうでもなかった、はずなんだけど・・・」
少年「・・・」ムッ
女A「まぁ軽い貧血だっていってたから、大した事は無いでしょ」
友人「で、でも、この間もそんな事言って、ずっと眠ってたじゃんかぁ・・・」
女A「たまたまでしょ」
友人「そ、そんな都合良くは考えられないんだけど」
女A「あーもう!さっきからうじうじと男らしくないわね!」
友人「いや私女だし」
女A「ともかく、今の私達ができることなんて何も無いでしょ」
男B「まぁせいぜい土産話を作っておく位だな」
友人「う、うん・・・」
女A「ったく、あんたがそんなんじゃ調子狂うじゃない」
友人「ご、ごめん」
女A「いやだから」
男A「おーい、わかったぞー」タッタッタッ
女A「っと、おかえり」
男A「どうも今来てる3番のバスに乗ればいいっぽいな」
女A「そ、じゃあいきましょ」

女D「あっれ〜、男Aじゃ〜ん?」

男A「ん?」
女A「・・・!」
0241創る名無しに見る名無し
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2012/07/15(日) 15:51:27.51ID:tLmBZoCT
男A「おー、女Dか」
男B「よっすー」
女D「よっすー、何してんの?」
男A「これからバス乗って移動する所だ」
女D「そうなの?どれどれ?」
男A「あそこの3番のやつ、終点までな」
女D「へー、そうなんだ〜、ねぇ、それ私も一緒に」
女A「駄目よ」
女D「っと、いたんだ」
女A「・・・」
女D「やだー、何そんな怖い顔してるの?」
女A「よく言うわ、昨日あんだけ気味悪い事しといて」
女D「何の事?」
女A「あんたねぇ・・・」
少年「他の奴はどうした」
女D「あ、少年く〜ん!今一人なんだよね〜」
男B「ん?班で行動しなきゃいけないんじゃなかったっけか?」
女D「なんかぁ、はぐれちゃってさぁ」
女A(絶対嘘だこいつ)
女D(まぁ嘘だけど)
男B「おいおい迷子か?」
女D「あー、そうかもねー」
男A「大丈夫なのか?」
女D「大丈夫だよ、そんな子供じゃあるまいしwww」
男A「ん、まぁそっか、連絡すりゃいい話しだもんな」
女D「そそ、ねぇ、それより私もあんた達についていってm」
女A「駄目って言ったでしょ、班と合流して観光しなさい」
女D「え〜、いいじゃん別に」
女A「駄目よ」
女D「ぶ〜、けち、まぁいいや」
男A「バス探してるんなら、あそこの窓口行けば案内してくれるぜ」
女D「はいは〜い」
0242創る名無しに見る名無し
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2012/07/15(日) 15:52:16.50ID:tLmBZoCT
女A「それじゃそういうことで、行きましょ」グイッ
男A「あ、お、おい、引っ張んなよ!」ズルズル
女A「うるさい馬鹿っ!」グイグイ
男A「なんだそりゃあ!?」ズルズル
女A「ほら、友人達も早く!」
友人「え、あぁ、うん」タタタッ
男B「ちょ、待てよ!」タタタッ
女D「はいはーい、いってらっしゃーい」
少年「・・・」
女D「あれ?ってか少女ちゃんは?」
少年「具合が悪くて、今は旅館にいる」
女D「へぇ、そうなんだ・・・」
少年「・・・」
女D「じゃあさ、今少年君って、『空いてる』って事だよね?」
少年「・・・」ムッ
女D「ねぇ、普通に回っても面白くないし、よかったらこれから二人で」
女A「少年君っ!」
少年「・・・すまんな」スタスタ
女D「あ〜あ・・・」
女D「・・・ま、いっか」
女D(正直、もうそんなに興味ないし)
0243創る名無しに見る名無し
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2012/07/15(日) 15:53:03.59ID:tLmBZoCT
女A(あいつ、絶対なんか企んでる)
女A(少女に対してか、少年君に対してか)
女A(それとも、別の何かに対してか・・・)
女A(とにかく、あいつにはあまり関わらないでおこう)
友人「・・・」
女A「・・・ちょっと、あんたがそんなんで、どうすんのよ」
友人「え?」
女A「あいつが怪しいって言ってきたのはあんたなのよ」
女A「その本人が参っちゃっててどうするの、ってこと」
友人「・・・はは、そだね」
女A「しっかりしなさい」
友人「・・・うん、ごめん、今は考えるのはやめにする」
女A「それでよし!」
男A「・・・あ」
男B「ん?どした?」
男A「3番じゃなくて、2番だった」
女A「はぁ?もー!あんたもしっかりしろー!」バシーン
男A「いったぁ!?」
友人「・・・」
友人(そうだ、今あたしがあれこれ考えてたって、仕方ない)
友人(少女の分まで、ちゃんと楽しんであげなくちゃ・・・)
0244創る名無しに見る名無し
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2012/07/15(日) 15:53:53.62ID:tLmBZoCT
ー京都駅ー PM 1:12

ワイワイ

ガヤガヤ

少女(駅に着いたはいいけど、公衆電話が中々見当たらないなぁ・・・)
少女(うぅ、やっぱり取りに戻った方が良かったかな・・・)
少女(う、ううん、あそこには戻りたくない、あそこに戻るなら帰った方がましだよ!)
少女(・・・それにしても)
少女「人、多いなぁ・・・」キョロキョロ

女D「・・・」スタスタ
女D(はぁ〜、タイクツ)
女D(男A達もすぐ行っちゃったし、行くとこも特にないし)
女D(班の奴らからトイレのふりして抜けてきたのは、後悔してないけどさ)
女D(せっかくの自由時間なんだから、もっと遊ばなきゃね〜)
女D「・・・ん?」

少女「・・・」キョロキョロ

女D(・・・あれって、少女だよね?)
女D(あんな所で何してるわけ?何か探してるみたいだけど・・・)
女D(つか今旅館にいるんじゃないの?具合が何たらはどうしたのよ)
女D(・・・暇だし、からっかってみようかな)
0245創る名無しに見る名無し
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2012/07/15(日) 15:54:59.91ID:tLmBZoCT
少女「・・・」キョロキョロ
女D「なにしてるの?少女ちゃん」
少女「へ・・・?」クルッ
女D「こんにちわ」
少女「あっ・・・」ビクッ
女D「具合が悪いって聞いたけど、もう大丈夫なの?」
少女「あ、えっと・・・」オドオド
女D「もしかして・・・あいつら探してるとか?」
少女「ぇっ!?ど、どうして?」
女D「いや、ちょうど旅館から開放されてきた所かなって」
少女「あ、う、うん・・・」
女D「あと、明らかに挙動不審だし」
少女「あ、あぅ・・・」
女D「まぁ、なんでもいいけどさ、こんな所に一人でいるのは危ないと思うな」
少女「う・・・」シュン
女D「・・・」
女D(あれ、こんなにびくびくしてる子だっけ)
女D(昨日話してた時は、まぁ多少キョドってたけど、普通だったよね)
少女「あ、あの」
女D「ん?」
少女「男Aくん達が今どこにいるか、知ってたりしない、かな・・・?」
女D「・・・」
女D(さて、どうしようかな)
女D(わざと違うバスに案内してあげるのも、面白いよね)
女D(うん、それ面白そう)
女D「・・・知ってるよ」ニヤリ
少女「え?」
0246創る名無しに見る名無し
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2012/07/15(日) 15:56:09.46ID:tLmBZoCT
女D「つっても、正確にじゃないけど」
少女「ほ、ほんとに!?」
女D「はぁ、つかマジで迷子なわけ」
少女「は、恥ずかしながら///」
女D「ふ〜ん」
少女「・・・」モジモジ
女D(ちょっと、大丈夫なのこの子)
女D(具合が悪いって、頭の具合とかじゃないの)
女D「あれ」
少女「へ?」
女D「あのバスに乗ってったみたいだよ」
少女「あのバスって・・・2番のところ?」
女D「うん、実はあいつらに会ってさ」
少女「え!?」
女D「ついさっきだから、今からなら追いつけるんじゃない?」
少女「わ、わかった、行ってみるね!」テッテッテッ
女D「はいはい、気をつけて」ヒラヒラ
少女「あ・・・」ピタッ
女D「ん?」
少女「・・・」テッテッテッ
女D「・・・?」
少女「あ、あの、その・・・」
女D「なに?」
少女「ご、ごめんなさいっ!」ペコリッ
女D「・・・はぁ?」
0247創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/07/15(日) 16:54:03.13ID:tLmBZoCT
少女「あの、私、勝手に勘違いしてて・・・」
女D「いや、なにを?」
少女「女Dちゃんって、凄く自信満々だし、堂々としてて・・・」
少女「ちょ、ちょっと、怖いな、って思っちゃってて・・・」
女D「・・・」
少女「で、でも、そうじゃなかった」
少女「ほんとは、こんなに優しいんだね」
女D「いや、これぐらいでそんな評価爆アゲされても」
少女「ありがとう」ニコッ
女D「・・・」
少女「あ、え、えっとそれじゃあっ!///」テッテッテッ
女D「・・・」
女D「なにあいつ、意味分かんない」
女D「・・・」
女D「ちょっと!」タッタッタッ
少女「へ?」クルッ
女D「そっちじゃなくて、あっち」
少女「あっちって・・・3番のとこ?」
女D「そ、さっき言ったじゃん」
少女「あ、ご、ごめん、そうだっけ・・・」
女D「それにあんた、降りる駅とか分かるわけ?」
少女「・・・あ、そういえば、そうだね」
女D「終点まで行くって言ってたから、今から行けば追いつくんじゃないの」
少女「そ、そっか」
女D「早く行けば」
少女「う、うん、何から何までありがとう!」テッテッテッ
女D「・・・」
女D「・・・」ポリポリ
0248創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/07/15(日) 16:57:35.47ID:tLmBZoCT
少女「えっと、3番・・・あった!」
少女「○○行き・・・これで最後まで乗っていけばいいんだよね」
少女(・・・それにしても)
少女(女Dちゃんって、あんなに優しい人だったんだ)

『・・・わるいね、ありがとっ!』

『じゃあ私が好きになってもいいってことだよね?』

『行動あるのみ!どうなるか分からないっ!』

『できたら席交換して欲しいんだ・・・』

少女(思い返せば、女Dちゃんは何も悪くないよね・・・)
少女(一人で勝手に怖がって、恥ずかしいなぁ・・・)
少女(こんなんだから、少年君だって・・・)
少女(・・・あれ?)
少女(そもそも、どうして女Dちゃんの事を考える時は)
少女(少年君も一緒に、考えちゃうんだろ)
少女(全然、関係ないはずなんだけどな・・・)
少女「うーん・・・」

《えー、次はー、○○ー、○○ー、っです》
0249創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/07/15(日) 17:07:57.90ID:tLmBZoCT

ブロロロロロ…

《えー、次はー、□□ー、□□ー、っです》

少女「・・・」

プシュー…

《えー、次はー、△△ー、△△ー、っです》

少女「あ、あの、どうぞ」スクッ

ガタガタ…

《えー、次はー、××ー、××ー、っです》

少女「・・・」ボーッ

少女(・・・もしも)
少女(もしも、神様の話しが本当なら)
少女(今、私が見ているこの景色も)
少女(このバスに乗っている色んな人たちも)
少女(他のものも、男A君に関係ないもの、全部・・・)

『この世界を形作る、パズルのピースでしかありません』

少女(・・・)
少女(やっぱりそんなの・・・)
少女「信じ、られない・・・」ウトウト
少女「・・・」
少女「・・・」スーッ

プシュー…

ブロロロロロ…

エー、ツギハー…
0250創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/07/15(日) 17:14:49.27ID:tLmBZoCT
??『じゅけん?』
??『うん』
??『  受験するの?』
??『うん』
??『どうして?』
??『えっと、お母さんがそうしなさい、って』
??『ふーん』
??『  ちゃんは?』
??『あたしは、ふつうに・・・』
??『うん』
??『・・・でもさ』
??「うん?」
??『  が受験するってことは』
??『うん』
??『一緒の中学には、行けないって事だよね?』
??『え?』
??『だって、そうでしょ?』
??『・・・そ、そっか』
??『もー、ちゃんと考えてるの?』
??『う、ごめん』
??『またすぐ謝るー』
??『ご、ごめん』
??『ほらー』
??『あ、う・・・///』
??『・・・』
??『・・・』
??『決めたっ!』
??『へ?』
??『私も受験する!』
??『え、えぇ?そんな簡単に・・・』
??『できるよ!あたしだもん!』
??『う、うーん・・・』
??『確かに、勉強はあまり好きじゃないけどさ』
??『な、なら・・・』
??『でも、あんたと同じ学校に行けない事の方が嫌!』
??『・・・  ちゃん・・・』
??『ね、あたしも頑張るからさ、一緒の所受けようよ!』
??『・・・大丈夫?』
??『まかせないさいっ!』
??『・・・』
??『・・・』
??『・・・くすっ』
??『へへっ』
??『うん、うんっ!』
??『よーし!そうと決まれば早速勉強だー!』
??『へ?』
??『あたしんち来てよ、んで勉強教えて!』
??『え、えぇ?私が?』
??『ほらほら早く!』
??『あ、ちょ、ちょっと、引っ張らないで〜!』
0251創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/07/15(日) 17:20:37.05ID:tLmBZoCT
少女「・・・!」ハッ

プシュー…

ブロロロロロ…

少女「・・・」
少女「また、昔の夢・・・」

少女(ぼやけた視界の奥に見える、いつかの記憶)
少女(ここ最近、こういう夢を見る事が多くなった)
少女(考えすぎてるだけ、かもしれないけれど・・・)
少女(これも、神様の仕業、とかなのかな・・・)

少女「・・・あ」
少女(というか、今どこなんだろう?)
少女(そんなに眠ってはいないはず・・・)

《えー、次はー、◇◇ー、◇◇ー、終点っです》

少女「・・・へ?」

少女(しゅ、終点!?)
少女(そんな眠ってたんだ・・・い、今何時だろう?)
少女(って、携帯がないから分からない・・・)
少女(でも、そんなには時間経ってないはず・・・だよね)
少女(とりあえず降りたら、皆を捜そう)
0252創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/07/15(日) 17:24:07.67ID:tLmBZoCT
-見知らぬ寺 境内-

シーン…

少女(やっぱり、人気がない)
少女(観光客の一人でもいるかと、思ったんだけどなぁ・・・)
少女(よ、よし、ここは勇気を出して・・・)

少女「あ、あのー?」ビクビク

シーン…

少女「す、すみませーん」

シーン…

少女「ど、どなたか、いらっしゃいません・・・かぁ・・・」

シーン…

少女「・・・うぅ」

少女(も、もういやだ、怖い・・・)
少女(どうして携帯置いてきちゃったんだろう・・・)
少女(し、仕方ない、諦めて山を下りよう)

テトテト…

少女(・・・あれ?)
少女(なんだろう、これ、石碑?)
少女(こ、こんなの、入口にあったっけ・・・?)
少女「・・・」ゾワゾワ
0253創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/07/15(日) 17:28:05.40ID:tLmBZoCT
少女(い、いや、あったんだよ、そう、きっと最初から、うん、うん)
少女(へ、へんに怖がるから、いけないんだよ)
少女(どうせ、このお寺の説明とかそんな感じのが書かれて)

【慰霊碑】

少女「・・・」ゾワゾワ

少女「・・・」

少女「・・・」グスッ

少女(も、もうやだ・・・)
少女(ど、どうしてこんな物がこんな所に・・・)

阿久津長介
加藤貞治
井上洋子
 :
 :

少女(戦争か何かで、無くなった人達の名前、かな・・・)
少女(・・・)
少女(・・・随分と、多くの人が、亡くなったんだ)

斉藤信介
吉岡凛
立花恵
 :
 :

少女(・・・)
少女(あれ?)
少女(なにか、おかしいような・・・)
少女(・・・?)
少女(なんだろう、凄く・・・)
少女(凄く、懐かしい感じが・・・)

_;」/:。、@「ー^

少女「っ・・・!?」フラッ
0254創る名無しに見る名無し
垢版 |
2012/07/15(日) 17:35:12.38ID:tLmBZoCT
少女(ま、またこれ!?)

少女「くぅ・・・」ジンジン

少女(だ、大丈夫、今回はそんなに強くない・・・)
少女(なんだろう、今、石碑に触れようとしたら、おこったような・・・)

少女「・・・」
少女「・・・」ソーッ
/:。、@
少女「っ!」バッ
少女(や、やっぱり・・・!)
少女(なにか、関係あるのかな・・・)
少女(もしかして、何に反応しているかが分かれば)
少女(この正体不明の症状も、少しは改善される、のかな・・・?)
少女(・・・)
少女(だ、だめだ、その為にわざわざ手を伸ばす気に派なれないや)
少女(それに、どちらにしろこの石碑には、あまり近づかない方が良さそう)
少女(そうなると、門に近づかない方が良いって事だから・・・)

少女「・・・あれ、もしかして、出られない?」

少女「・・・」

少女「い、いや、ここで待つのも、一つの手だよね、うん」

少女「・・・」

少女「・・・はぁ」ガックシ

少女(なんだか、本格的にめげてきたなー・・・)
少女(賽銭箱前の階段で、少し休んでいよう・・・)
レスを投稿する


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