無「あー、テスト勉強疲れたー。っともう一時かよ」
黄「あれ、色無し、まだ起きてたの?」
無「おお、黄色。まあ最後の悪あがきだよ。お前は?」
黄「お腹すいたから夜食ー。色無しも食べる?カレーうどん」
無「やっぱカレー系なのな。食べるけどさ」

黄「へい、できましたよっと。食いねえ!!」
無「いいねえー。蕎麦屋さんのカレーうどんの味がする」
黄「ふっふ。私の作ったカレーが不味いわけないじゃない」
無「うんうん。あ、そういえば黄色。この前、
  数学で“円周率を少数第20位まで求めよ”っていうお遊びテストあったじゃん」
黄「うん」
無「あれさー、黒すらも解けなかったんだけど、学年で1人、解けた奴がいたらしいぜ。
  一体誰だろーな。その超天才脳のやつは」
黄「あー、それ私」
無「は?」
黄「あの小テストでしょ?あれ、私万点だったもん」
無「・・・!い、いやいや、そういう冗談はいらねってw」
黄「本当だよー」
無「じゃあ言ってみろよ、覚えてるとこまで」
黄「3.14159265358979323846264338327950288419716939937510
58209749445923078164062862089986280348253421170679
82148086513282306647093844609550582231725359408128
48111745028410270193852110555964462294895493038196」
無「ちょ、ちょーっとストップ!!!・・・え?」
黄「なによー。まだまだ言えるのに」
無「うん、分かった。お前が超人なことは分かった。・・・何で覚えてんの?」
黄「えー。小学生のころ、やたら円周率が気になってさあ。計算してみたのさ」
無「計算って・・・どうやって」
黄「筆算で」
無「・・・・・・え。・・・お前って、この前の中間テスト、数学何点だった?」
黄「31点よ」
無「・・・・・・」
黄「あ、もうこんな時間だ。私先に寝るねー。おやすみ」

無「黄色・・・もしかしたら凄い奴かも分からんね・・・」