都内私鉄沿線

その小さな商店街に当店がございます。
仕事を終わらせて家路へ向かう道中で
お客様がご来店されました。
厳しい9月のご来店はとてもありがたい
ものです。
さぁ、気合いを入れて接客だ!
「今日ね、会社の同僚とランチしたの。
 めちゃ美味しくていっぱいたべちゃった!
 お恥ずかしい話しだけどお腹痛くて。
 悪いけどトイレ貸して」

しばらく出て来ない。まぁ、でも何か買ってくれるだろうからいいや。
出てきた!しばらくベラベラ喋りやがった。
「ありがとう、じゃまた来ます!」あれっ!?
商品は見ないの??

結局、トイレを使っただけ。ほのかに残った
下痢の匂いと小さなクソのカケラが浮いてた。
悔しい1日の終わり、月末を締めた。
何となく分かる。客が敵に見えてくる。