「アンダークラスは本来、資本主義社会の最下層である労働者階級の一部のはずですが、正社員と非正規労働者に分裂して両者の格差が大きくなっています。
正社員と比べてきわめて低賃金に抑えられ、貧困状態に置かれている人々です。
従って、非正規労働者を“階級以下”の存在として位置づけざるを得なくなったというのが現状です」

現代日本の階級は、
「資本家階級(従業員5人以上の企業経営者・役員)」
「新中間階級(管理職、医者や弁護士など専門職)」
「労働者階級(正規労働者)」
「アンダークラス」
「旧中間階級(自営業者、農業など)」
に5分類される。
資本家階級の個人の平均年収が604万円と意外と低いが、小零細企業の経営者が大部分を占めることが理由の一つ。
従業員30人以上に限れば861万円に跳ね上がるという。