しまむら社長が衣料品不況を「今がチャンス」と見る理由

衣料品専門チェーンのしまむら(埼玉県)が、組織や売り場改革に乗り出している。
2000店舖の節目に取り組み始めた「業務プロセス改革」だ。
3000店舗体制の実現に向けら戦略を、しまむらの野中正人社長に聞いた

──国内の衣料品市場をどのように見ていますか。

国内は、今が事業拡大のチャンスと見ています。衣料品業界は為替が安定せず、
売り上げが伸びない「衣料品不況」に直面しており、閉鎖する店舗が増えていく可能性が高いからです。
そのぶん、当社が出店する余地も増えると前向きにとらえています。
国内の衣料品市場は漸減しています。今後もその傾向が続くでしょうが、
枚数ベースでみると減少幅は小さいと見ています。高単価の商品が売れなくなる一方で、
リーズナブルな商品へのニーズが高まっていると感じています。われわれにとっては大きなチャンスであり、
「しまむら」に見向きもしなかった消費者の来店が期待できる状況にあるのです。
とくに店舗の少ない大都市部には、多少無理をしてでも「しまむら」を出店していく価値はあると考えています。
既存事業だけでなく、新しい事業を立ち上げるのも今がチャンスでしょう。
M&A(合併・買収)を含めて、可能性を検討していきたいと思います。


https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171114-00149319-diamond-bus_all&;p=1