■アメリカの外食産業に過労死がない理由
http://d.hatena.ne.jp/kmayama/20120328/p1


1.役割分担がはっきりしている。

2.仕事は契約書に記載されてあることだけやればいい。

3.他人の仕事をやってあげることは、その仕事を奪ってしまうことになるので禁じられている。

4.低賃金の仕事なので、皆それぞれ目的をもち腰掛けと割り切って働いており、長く勤めるつもりの人は皆無。

5.本部などの経営層や管理職になるにはMBAなどの学歴が必要で、現場から叩き上げで昇格できる可能性はゼロ。従って将来の出世を人質に無理な働き方を強制されることはない。

6.店長は業績に応じた歩合制でノルマ未達成なら解雇という処遇。従って上司から詰められることもない。

7.店員もチップ制によってモチベーションを高めて収入を稼ぐ方式なので、固定給を前提にノルマ達成を迫られることがない。

8.サービス水準が低く、客を待たせても、注文の料理が遅くても、冷めていても、謝罪を求められることがないため、ストレスが溜まらない。

9.会社は従業員控え室に労働法規の一覧と最低賃金額を記載したポスターを掲示する義務があり、労働法規違反があれば労働者が弁護士を雇って訴訟に持ち込み巨額の賠償を求められる恐れがあるため、法令順守のプレッシャーとなっている。