>>434
では、遠慮なく
いざ当たってしまうと、やりたいことは山ほどあるくせに落ち着かない。
とりあえず5000万だけ現金でもらい残りは指定口座に振り込ませた。
さて、いま俺が考えなければならない事はふたつ、当たりくじを持っていった信用金庫の支店長からの電話をあしらう事、当選金を振り込んだ銀行からの電話をあしらう事。
かなり面倒だし、金融のお偉いさんを邪険に扱うのも気がひける。
どんな報復があるかわかったもんじゃないからな。
ない知恵絞って考えた挙句、信金へは2000万の定期、銀行へは1000万×3口の投資信託に応じる事でなんとか納得してもらった。
「今後ともお付き合いのほどを〜」なんて言われたが、もう沢山だ。
ところで、現金でおろした5000万、あれも使い道は決まっている。
老年期破産した親へ渡す金だ。
既に離婚し、俺も2人とは連絡すらとっていない。
父へは住んでるボロアパートへ新聞紙に包んで投げてやろう。
母へはアタッシュケースにでも入れて直に渡そう。
もう会うこともない。
葬式にもでない。