プミピキ大奥 〜ピキどのは女帝?その4

オリンゴショリショリショリショリ・・
「おもちゃと言えばプミも新しいおもちゃがありましゅよエヘン、『ピキどのお人形しゃん』もありましゅ。ピキどのに会えないあいだ、そのお人形しゃんをかわいがっていまちた」
「ピッピキー!(お人形さんでしゅか?いいなあ!いちまさんかちら?)」
「ううん、丸太でしゅ」
「ピキッ?!(ま、丸太でしゅか?か、可愛いんでしゅよね?!)」
「あい、かわいいでしゅ。とってもかわいがり甲斐がありましゅ」
「・・ピコー(丸太・・可愛い・・丸太・・ああっ駄目でしゅ!!どういうことやらさっぱりわかりましぇん!)」

ショリショリショリショリ
「あと最近のお気に入りは竹筒でしゅ」
「ピピ?」
「そのへんの竹、というか残飯の竹で長之助お兄しゃん達が作ってくれまちたウフフ」
「・・ピキ-(・・小物入れ的なものかちら)」
「そうでしゅ!中におやつを入れてくれましゅグフフ。たいていはパッサパサの雷おこしみたいなお菓子でしゅ」
「ピピ?(そ、それは美味しいのでしゅか?)」
「パサパサでちょっとお喉が乾くけどおいしいでしゅ、プミは最近お水をよく飲みましゅよエヘン」
「・・(・・なんだろう、そのお菓子にめっちゃ興味がわきましゅ!)」
「プミは竹筒を開けるのが上手でしゅ〜こう中空を見つめるようにちて、無心にコーロコーロコーロコーロとひたすらコロコロちます」
「ピキ-(コロコロでしゅね)」
「または空のお風呂に投げつけるとたいていカランカラーンと開きましゅ」
「ピッ?!(そ、それは正解なのでしゅか?!もっとおなごらしい開け方があるのでは?ああっ、その竹筒がすごく見たいでしゅ!!)」