タンタンのBirthday Party14

「ああーいい匂い!ジャムとスコーンできたの?」
「おかあしゃん!見てぇ、練習通りにできたの〜♪」
「僕のスコーンもできたよー」
「まぁ、おいしそうね タンタンさん喜ぶわよ〜 さっ、明日早いからもう寝なさい」
「ハーイ!プミー!」

〜その日の深夜〜

「リーくん、もしかして明日こっそり着いていこうと思ってる?」
「えっ、どうしてわかっちゃったのー?」
「リーくんのことは何でもわかるわよウフフ」
「ダメかなぁ?」
「今回の一人旅はプミの成長もあるけど、私たちの成長のためでもあるのよ」
「僕たちの成長?」
「プミが遠くに行くときのためよ…」
「…シンちゃん…そこまで考えて…」
「だから心配でも、ひとりで送り出すのよ」
「わかったよ、シンちゃん…強いお母さんだなぁ…」
「ウフフ」

つづく