シンコは言った
「じゃあ、とりあえず一匹消毒と書いておきましょう 明日はちゃんとシロアリチェックをしてくださいね バキッムシャ」
「あいっ、そうしましゅ」
シンコは請求書に「追加料金 シロアリ1匹を消毒。1000円也」と書いてテーブルの上に置いた
そしてピキ太郎にも声をかけた
「ピキ太郎さん、時間が過ぎてるから帰りますよ バキッムシャ」
「ピピキー(あ、シンコしゃん、すみません すぐ片付けをしましゅ シロアリはどうなりまちたか?)」
「親分がチェックしてくれて、とりあえず1匹消毒しましたよ これ、請求書ね バキッ」
「ピキー(そうでしゅか それはよかったでしゅ)」
「外は雨だから二人分の雨合羽を持ってきたわよ 道具は私が持つから雨合羽着てくださいね」
「あいっ でも道具は重いでしゅよ」
「大丈夫よ、事務、いやジムで鍛えてるから」
「ピキー(さすがシンコしゃん)」

キコキコキコキコ帰庫
こうしてシンコは道具を持って歩き、プミ親方とピキ太郎は雨合羽を着てそれぞれの車両に乗って事務所に向かっていった

おしまい