プミピキ警察24時〜私のおばさん その4

ポシェットを奪われてしまったプミ
いつもは署長から言われた通りに斜めがけをしていたが、この日はちょっと大人の気分で肩がけにしていた
プミ「私は大人でしゅから、そんな乳くさい斜めがけなんてしないでしゅ 署長なんておしりペンペンでしゅ エヘン」
ピキ「ピキー(でも署長が斜めがけにしなさいっていってまちた)」
しかし、それが仇になってしまった 男の逃げ足が速くて追いつかないプミピキ その時だった
梅蘭「あの男ね」
梅蘭は履いていたハイヒールの片方を脱ぎ、男に向かって投げた ハイヒールは勢いよく飛んでいった
ヒュン ポコッ
見事に男に命中した
「いてええ」
男がひるんだ隙に梅蘭は背後から近づき、押さえ込んでうつぶせにした 投げたハイヒールは近くにあった 男は身動きできなくなった
「いててて、お、重い く、苦しい 助けてくれぇ」
プミとピキがかけよった
プミ「たいほでしゅ プミー」
ピキ「ピキー(たいほでしゅ)」
男は近くの交番に引き渡されてプミのポシェットも無事に戻った
プミ「ありがとさんでしゅ ふぅ、ポシェットは無事でちた」
ピキ「ピキー(あの投げ方、ただ者ではないでしゅ)」
ピキは梅蘭は何か訓練を受けているのではと感じたが、プミはそこまで気が回っていないようだった
ピキ「ピキー(今日泊るところは決まってるんでしゅか?)」
梅蘭「上野にパンダの部屋があるホテルがあってそこを予約したのよ」
プミ「へえ、パンダのお部屋でしゅか」
梅蘭「ええ、インテリアとかパンダ柄でかわいいの ウフフ」
ピキ「ピキー(これから署に戻るけど、署長に梅蘭さんを紹介してもいいでしゅか?)」
梅蘭「ええ、私も署長さんにお会いしたいわ それから私のことは梅蘭とか肉肉(ロウロウ)でいいわよ ピキおばちゃん」
ピキ「ピキー(あいっ、ロウロウ)」
プミ「にくにくしいんでしゅか プミー」
3人はプミピキ署に向かった