「班長しゃん、かーしゃんが食べなかった笹は他の動物しゃんのご飯になるでしゅか?」

「うん、そうだよ」

「あの、あの、しょしたら、シャンが1本ちょうだいって言ったら他の動物しゃんのご飯が減っちゃうでしゅか?」

「ん?どうして?食べてみる気になったかい?」

「違うでしゅ!違うでしゅ!!」

「そんなに全力で否定しなくてもw少しは食べてみたらどうだい?」

「しゃんはちゃんと食べる練習してましゅよーだ」

「はいはい、よーくわかってるよ、がんばってね。で、笹がどうしたんだい?」

「うん・・・1本欲しかったんでしゅけど他の動物しゃんのご飯減っちゃうでしゅよね。しゃんね、小雅しゃんとコトしゃんと七夕飾りしたいんでしゅ。
小雅ちゃんちのテレビで観たでしゅ。
お願いごと書いて笹に飾るとお願いがかなうって、小雅しゃんが教えてくれたでしゅ。
でもね、小雅しゃんちには乾燥タケノコはあるけど、笹はないんでしゅ。
それで、かーしゃんいっつもたくしゃん笹お残ししゅるから1本もらえるといいなあーって思ったでしゅ」

「なるほど、そういうことか。
大丈夫だよ、笹はたーくさんあるからツヤツヤで大きいのを持っておいき」

「え!ほんとでしゅか!いいでしゅか!?やったー!」