521 名前: NAME OVER [sage] 投稿日: 2006/05/30(火) 04:38:27 ID:???
1997年 コンプティーク3月号 クインテット宮崎氏インタビューより抜粋

−−この作品ではプレイヤーが操ることができるキャラはアークしかいないのはなぜですか?
宮崎(以下 M):そうですね。最初から操作できるキャラはアークだけ。それは決まってました。
  あ、ヨミもいましたね。プレイヤーは一人なわけですから、操作できるキャラも一人がいいなと。
  そのほうが主人公に感情移入してもらえるかなと。ですがキャラを限定し、さらに容量が増えた分
  過去の2作でできなかった動きを増やせたので操作性に関してはかなり向上できたのではないかと思ってます。

−−後半に、アークに『地表のエル』と『地裏のエル』どちらが好きかという究極の選択があるわけですが
  あれはどちらを選んでも結果は変わりません。あれは何か意図があったのですか?
M:あれで結果が変わることも考えていたのですが、こちらでそれを表現するのはやめようという結論になりました。
  プレイヤーによって、どちらのエルが好きかは違いますし。最後、エルの家で終わるわけですが
  あの続きはプレイヤーがどちらのエルを選んだのかで、アークがあの後どうなったのかも変わってくるかもしれませんね。
  最後の1日を過ごし、12時過ぎた後に、一体アークはどちらを選んだのか。

−−ラストシーンはユーザーに結論を委ねたということですか?
M
そうなりますね。天地創造はあくまでRPGです。天地創造の世界のアークというキャラを
プレイヤーはロールプレイするわけですが、それは逆にアークがプレイヤーを
ロールプレイすることにもなるわけです。
なので製作側としては、あそこでひとつの結論は出したくなかったというか、出せなかったんです。
もしプレイヤーが表のエルを選んだのなら、アークは生まれ変わって表のエルの元に帰ってきたかもしれないし、
裏のエルを選んだのなら、表のエルに別れを告げ、輪廻転生の後に裏のエルと結ばれたのかもしれませんし。
どちらのエルも嫌いなら、そうでないかもしれない。結論はプレイヤーにおまかせというか今までのレス全部俺の作り話。