「どうも違う」と思ったら…新種の桜100年ぶり発見か
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180120-00000025-asahi-soci
紀伊半島南部で見られる早咲きの桜が、野生種としては国内で約100年ぶりの発見となる
新種の可能性が高いことが、国立研究開発法人「森林総合研究所」の調査でわかった。
和歌山、奈良、三重3県の一部でもともと自生し、今回新たに「クマノザクラ」と名づけられた。

 8日に和歌山市であったシンポジウムで、同研究所多摩森林科学園(東京)のサクラ保全チーム長、
勝木俊雄さん(50)が発表した。現在、国内で見られる野生の桜の基本種は、
分類方法にもよるが、ヤマザクラやオオシマザクラなど10種とされる。
他に、人工交配や突然変異で生まれ、人の手で育てられているソメイヨシノなどの栽培品種が多数ある。
今回確認されたクマノザクラは自生の新種と考えられ、変種などではなく、
新たな基本種として認められれば1910年代のオオシマザクラなど以来という。