https://www.itmedia.co.jp/enterprise/0404/14/epi04.html
オダウド氏の言葉で特に説得力があったのは、Linux支持者の「Linuxはソースコードがオープンであるため、セキュリティは保証されており、
Linuxを監視する“大勢の目”が迅速に問題を発見する」という主張を打破したときのものだった。
(Linuxに大きな影響を与えた)UNIXを最初に開発したトンプソン氏が、この主張が真実でないことを証明しているとオダウド氏は語った。
トンプソン氏はUNIXのバイナリコードに、すべてのUNIXシステムに自動的に同氏のユーザー名とパスワードを付加するバックドアを埋め込んだ。
トンプソン氏は14年後にその秘密を明かしたときに、こう宣言したという。「これから得られる教訓は明白だ。自分で作ったものでないコードは信用
できないということだ。ソースレベルの検証や監視をどれだけ行っても、信用できないコードから身を守ることはできない」