【やじうまPC Watch】「Rosetta@home」ならラズパイでも新型コロナの解析に協力可能
中村 真司

Rosetta@homeは、弊誌でも使い方を紹介したFolding@homeと同じ分散コンピューティングプロジェクトの一種で、
タンパク質の構造解析などを行なっており、新型コロナウイルスに対する取り組みも実施されている。

 Folding@homeとは異なり、Armといったx86アーキテクチャ以外のコンピュータでも参加することができる。
64bitのAndroidおよびLinux向けクライアントが用意されており、Raspberry PiであってもUbuntuをインストールすることで分散コンピューティングに参加できる。

 記事ではRaspberry Pi 4を使って紹介されており、64bit版のUbuntuをインストール後、
スリープしないように自動サスペンド機能をオフにし、
コマンドラインから「sudo apt-get install boinc」でBOINC Managerをインストール。
BOINC Managerを起動したあとはRosetta@Homeプロジェクトの選択や登録を行なえば、分散コンピューティングに参加できるという。

 なお、BOINC Managerの動作中にファイルマネージャーを開くなどした場合、その作業が完了するまでBOINCが停止する可能性があると指摘しており、
ほったらかしにしておくことを推奨しているほか、サーマルスロットルが働かないようにヒートシンクなどをつけるようにと助言している。

https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/yajiuma/1245497.html


Baker laboratory, University of Washington; Rosetta Commons

https://en.m.wikipedia.org/wiki/Rosetta@home