>>329
管理通過制度における「貨幣の発生」の原動力は、誰かが借金として約束手形を振り出し、その約束手形を中央銀行が買いオペレーションで買い取ることで銀行券(つまり貨幣)が発行される。
マネーサプライ(通貨供給)とは、世の中の借金と連動する。
これが貨幣の「信用創造」であり、経済学を学んだものであれば誰でも知っている。
したがって借金が完済されたとき、「貨幣は消滅」する。
世の中において、借金とその完済が続く限りおいて、貨幣の量は安定的に推移する。
このエンジンがより健全に動くように、金融政策や財政投融資といった、中央銀行なり政府なり、公的権力の市場介入が必要不可欠なものとなる。
この国家権力の信用力度合いは、その国の政府が法律を適正に行使し、且つ、徴税ができるかどうかで計測される。

仮想通貨と呼ばれているものは、借金によって生成されるものでは無いところから、かつて世界中で破綻した金本位制に近いが、もっと悪いことには中央制御が存在しないことになっている。
しかも完全に分散型ではないにも関わらず、あたかも仮想通貨のブロックチェーン技術は分散型で運用されているかのように吹聴されている。
したがって、日本政府が仮想通貨を「貨幣」ではなく「モノ」と定義したのは正しい。

また、仮想通貨は新規参入が容易であるため、いまや何十もの仮想通貨が乱立してインフレを起こし、その価値を下げ、「モノ」としての価値においても自滅している。

Linuxがマイニングに使われるのは、コンピュータを束にすること、この束を英語でクラスタというわけだが、クラスタリングが得意で無償、もしくは安価だからだろう。
スパコンはまさにクラスタリング技術によって複数のコンピュータを束にしてあたかも1つのコンピュータのように動かすことによって莫大な計算能力を実現している。
スパコン上位100機のOSはすべてLinuxだ。

(あくまで個人的な意見です)