Linux の X Window の XShape と、 Win32 の WS_EX_LAYERED は相性が悪いために
単に Win32 を Emulateしようとすると、多分、どうやっても遅くなってしまうと思うんです。

だから、Wine 専用に Windows には無いフラグや関数を定義して、ある新定義の
独自APIを呼んだタイミングでだけ、XShapeを呼び出す仕様にすればいいと思うん
です。それを呼び出さなくても、中の図形や透明部分は自由に変えられると。
で、メッセージが下(Desktopなど)まで届く部分を指定したい場合(外形を変えた
い場合等)だけは、その関数を呼ぶと。例えば、透明を使った一般のアプリでも、
輪郭は楕円にしておいて、中の絵だけを高速に変えたいような需要はあると思う
んです。それは、今の Wineでは出来ません。でも、今述べた方法なら可能になり
ます。

技術的には自分だけでも可能です。でも、この仕組みを本家Wineの人が納得して
くれるか分かりません。

なお、自分のアプリだと、「GroundWnd」なる「受け皿」を作ってそこでメッセー
ジを「せき止めて」下には透明部分であっても、敢えてメッセージが届かないよ
うにしているので、見た目だけ透明に出来れば十分なのですが。


でも、本家に統合してもらわないと、Wineのバージョンアップの度に、こっちで
その独自部分の追加作業が必要になったりして大変なんです。


なんとか話を付けることは出来ないものでしょうか???