全ては相対論なのだ。
確かにプロの翻訳家に比べれば、志賀さんの英語はちょっぴり劣るかもしれない。
しかし世の中には海外通販もおぼつかないような層も沢山いる。
そういう層に比べれば、志賀さんはずっと英語が出来る、
海外から仕入れて商売しているほどなのだから。
でも志賀さんは謙虚な人だ。英語が出来ない人をバカにしているのではない。
志賀さんにとっては英語が出来るのが当たり前だから、ただ単に「ああ出来ない人もいるんだなあ」と
事実の感想を述べているに過ぎない。志賀さんは電話も嫌いな口下手だから、時にそれが
あらぬ誤解を招いてしまうのだ。私は知っている。本当は純粋な人なのだ。