>91さん
ちょっと気になりましたので、長くなりますが書き込まさせていただきます。
結論から申し上げると、日本通信教育連盟への就職は、よく考えられてからの方がいいと思いますよ。
この不況時にあってあの会社は非常に伸びているようです。確かに優良企業だとは思います。
ただ、私の感覚では、あそこの社風はお世辞にもよいとは言えません。

矛盾するようですが、日本通信教育連盟に入社されることで大きなメリットもあります。
それは、DMやレスポンス広告(「イメージ広告」の逆で、実際に資料請求のようにお客からレスポンスを
得ることを目的とした広告)を作るノウハウが身につくことです。
創業者は化学を専攻し、非常にデータ集計と活用に長けていた人物と聞いています。
どういったコトバを広告に盛り込み、どういったタイミングでどの名簿を使ってDMを打てば、より多くの
お客が反応するか、創業以来、過去何十年もテストを繰り返し、それこそコンマ何パーセントの単位まで
詳細なデータを蓄積しているので、そういった面でのスキル、そして顧客リストの効果的運用法などを
習得されたいのでしたら、下手な広告代理店に就職されるよりずっといいでしょう。なにしろ、顧客リストは
1000万件、日本人の13人にひとりは連盟のデータベースに入っている計算です。当然、リスト運用の
ノウハウも国内随一のものがあります。マーケティングのスペシャリストを目指すならもってこいかもしれません。

ただ、そういったデータ至上主義が、もともと通信教育の「顧客の顔の見えにくい産業」という面とあいまって、
「お客様を大切にする」とか「お客様によろこんでもらう」といった常識的な感覚が蝕まれている人物が、
少なくとも私が見てきた範囲では多かったです。うまく表せませんが、人間的な感情面で、何かを
忘れてしまっている人が多々見受けられました。プレゼント(たいてい役に立たない物ですが)をつけて
レスポンス率を高める手法はいまや珍しくありませんが、かつて粗悪品をプレゼントしたばかりに
クレームの電話が鳴り止まない、その脇でせっせとプレゼント付を謳った第2弾DM(「追求DM」と呼んでいました。
「反応追求」「利益追求」の意味で、平たく言うと「今だけ!」「あなた様だけに特別の」といった煽りのDMです)の
キャッチコピーを考えていた部署もありました。
私はそんな社風がどうしても馴染めず、辞めてずいぶん経ちますが、辞めてよかったと思ってます。あと、余談ですが
新聞の求人欄によく募集が載っているような気がしますね(お気づきの方もいらっしゃるでしょうか)。
ですから91さん、失礼ですがご自分がどういった価値観で仕事をされたいか、今一度よくお考えになった
うえで結論を出されてみてはいかがでしょうか?
大変長文にて失礼いたしました。