私の人生を振り返ると,活力というものが常に不足していたように思う。
活力すなわち生命力であるが,幼い頃から虚弱気味な体質で,入退院を
繰り返すとかそこまでではないものの,よく風邪をひいたりしていて,
すぐに疲れを感じたりすることが多い。これまでに,サプリメントを摂
ったりして,だましだまし生きてきたが,根本的な解決になっておらず,
やろうとしていることがあっても疲れを感じて長続きしないのが悩みの
種だ。私はそれでも自分が普通であると思っていたが,私のような状態
の人間が一般的であれば,会社組織などは成り立たないだろう。そうい
った意味で,普通の状態ではないと言わざるを得ないものがあると,最
近になって気がついた。そこで,体質改善をしなければならないという
ある種の危機感が芽生えてきている。踏み台昇降運動を90分やるのは,
この危機感からきているもの以外の何者でもない。時間が90分なのは,
自分の場合,60分だと運動を終えた後も汗が流れていて汗を拭いても
すぐに体が冷えてくる感覚があるのだが,90分だと汗が出ていても体
が冷えることなく,体の芯から温まって血流がよくなっているという感
覚があり,非常に気分がいいからだ。体が温まると不思議なもので,何
かいつもよりもやる気が湧いてくる感じがあり,体のスイッチが切り替
わったような感覚があることに気がついた。この感覚は,今までの自分
になかったものであり,大切にしなくてはいけないなと思うようになっ
てきた。私の場合,まずは体質改善しないとスタートラインにすら立て
ないということに気がついたのは幸運だったのかもしれない。今後も試
行錯誤を繰り返し,頑張っていきたいと思う。