その他のよくある誤解として例えば、
「光の読書ならば読んだ文字列全てを記憶できて完全に再現できる」
という誤解がある。
通常の読書でも完全記憶なんかしていないのに、
速読ではそれを期待してしまう人は実際に多かったようだ。
# (かく言う筆者もそういう誤解をしていたせいで袋小路に入ってしまい、
# 誤解が解けるまで一泊研修中の貴重な数時間を無駄にした。
# 帰宅後に送られてきた受講者アンケートを読むと、
# 最後まで誤解し続けていたツワモノもいたようで
# 「(栗田)完全に誤解されています。何かおかしいと思わなかったのですか?」
# とかコメントが書かれていた。カワイソス。)
記憶しただけでは理解したことにならないし、
十分に理解すれば細部の記憶は必ずしもいらない。
そもそもじっくり時間をかけた通常の読書であってさえ
たいした記憶にもたいした理解にも達っしていないことを考えれば
速読で完全記憶だなどファンタジーであることは分かるはずだ。
(なのにこういう誤解は多いようだ。わたしを含めて。)

(無保証独断感想文なので参考まで)