私が机の落書きを発見したのはテストで着席した時だった
毎回テストは緊張するのだが、その日は机を凝視して時間が来るのを待っていた
すると机に「試験がんばれよ通信生!」と書かれていた
通学生からのエールである
一瞬にして私の緊張が解けた、その日は快調で全てのテストを終わらせた
試験終了後、私はその落書きを消して同じ位置に
「ありがとう、全力出し切った!」と落書きをして席を立った
次の瞬間、私は試験監督の事務員に腕を掴まれ事務所まで連行されたのだ
カンニング疑惑をかけられた私は今日の全科目が不受とされ採点すらされない処分となった
おのれ通学生め!


この物語はフィクションであり、登場する人物、大学などは架空です