内閣不信任案検討 「野党は災害考慮すべき」 公明 山口代表
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180715/k10011534301000.html

終盤国会への対応をめぐり、野党側が、内閣不信任決議案の提出を検討していることについて、公明党の山口代表は、政府が豪雨災害への対応に取り組んでいることを考慮して対応すべきだとして、
野党側の動きをけん制しました。

国会の会期が残り1週間となる中、立憲民主党の枝野代表は14日、カジノを含むIR整備法案などの審議をめぐり、「豪雨災害を受けて政治休戦を提案したにもかかわらず、急ぐ必要のないカジノ法案のために、
石井国土交通大臣を国会に拘束させる判断をしている」と述べ、他の野党とともに内閣不信任決議案の提出を検討する考えを示しました。

これについて公明党の山口代表は、富山市で記者団に対し、「災害対応は政府全体で行うものだ。一方、国会では野党と議論する中で手続きが進んできており、結論を出すことが重要だ」と述べ、
石井大臣の対応に問題はないという見方を示しました。

そのうえで山口代表は、「政府は、豪雨災害への対応に懸命に取り組んでおり、引き続き、安倍総理大臣を中心に迅速な救命救助や、復旧・復興に取り組んでもらいたい。
野党もそうしたことを十分に考慮して、対応してもらいたい」と述べ、野党側の動きをけん制しました。