松井 孝治
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新報道2001のインタビュー収録では、ともかく財務省理財局長の答弁への官邸の関与について何度も何度も同じことを聞かれました。

官邸、特に総理秘書官は、総理答弁については事実関係の確認や答弁内容について種々確認したり指示を出すのは当然ですが、
通常、担当局長の答弁まで事細かに指示をすることはありません(総理秘書官は超多忙で、しかも夜中に質問答弁案を確認し、
早朝に総理レクをしなければならない総理答弁作業でそこまでしている暇はありません)。
ましてや国有財産処分の事実関係について総理秘書官が理財局長の答弁内容について具体的に書き換えなどの指示をするとは考えにくい。

総理が野党議員に問い詰められた時のために、理財局長の答弁資料を参考資料として取り寄せておくことは十分に考えられますが、
局長答弁自体に総理秘書官や内閣官房が手を加えるようなことは普通はありません、という説明を何度もしましたが、すべてカット。
どうも番組のストーリーに合致しないようでした

インタビューの終わりに、「局長など政府参考人の答弁について、官邸が気にして調整するような事例で思いつかれるものは何かありませんか?」と訊かれて、
安保法案の審議の際など、例えば憲法解釈について、総理の答弁と内閣法制局長官の答弁の整合性(矛盾)を衝かれるケースがあるので、
そのような場合には、内閣法制局長官の答弁と総理答弁の齟齬がないように事前にチェック、調整する場合はあり得ます、と答えたら、見事にその部分だけオンエアされました。
一時間超のインタビューで使われたのは、まさにその部分だけでした。