昨年覇者の古性優作(31=大阪)は、脇本雄太とともに近畿の覇権を守り抜いた。

「前日の夜間練習でいきなり脇本さんが、合宿の時と別人のように強くなった。
今まで一番だったかもしれない」。脇本の急激な復調は、味方をも欺いた。

脇本が刻んだラップタイムは、10秒7(打鐘~最終H)、10秒7(最終H~B)、
11秒3(上がり)と異次元の強さ。必死に食らい付いたが「前に出切った時には
自分は出し切った状態」と2着がいっぱいだった。