橋下徹が吠える根拠となっている関西経済界のインフレ推進・ハイパーインフレ容認論は非常に危険なタカ派的意見だ。
そもそもインフレは両翼で、賃金上昇に連れて物価が上がる「労働力牽引型」と、
物価が勝手に、若しくは物価を人為的に上昇させてしまう「作為的非労働力型」に大別出来る。
橋下徹の「金を刷れ」理論は、現状では労働者からの見地であろう。自らの労働力をもってインフレ・ハイパーインフレに対処せよとの大号令だが果たしてどうか?
年金生活者・公務員・生活保護受給者・未成年者の割合が、労働従事者に対してどれ位になるか想像に難くない。
過去のように溢れる労働力をもって物価上昇に対処出来た人口構造ではない。
時代錯誤的発想だ。