世界にはたくさんの国がありますが、もっとも高い給料が支払われているのはどの国でしょうか?

今回は『TOP』の記事を参考に、OECDの調査に基づいた、世界で最も可処分所得が高い国トップ10をまとめました。

可処分所得とは、税金などを差し引かれたあと自由に使えるお金のこと。豊かさにもいろいろな基準がありますが、自由に使えるお金がたくさんあるということは、ひとつの指標になっています。果たして、どんな国がランクインしているのでしょうか?

■6位:ドイツ(平均年収373万円)

ヨーロッパでは最大の面積を誇り、経済大国といえるドイツ。所得から控除されるのは49.8%とほぼ半分ですが、幅広いレベルで無料の医療や教育を受けることができます。また、国民皆保険制度を最初に整えた国でもあります。

年間可処分所得は31,252ドル(=約373万円)です。


日本はなんと、ランキング圏外という結果になりました。国税庁が発表した平成25年の日本人の平均年収は、414万円。ただ、所得税、住民税、健康保険、厚生年金、雇用保険が大きく引かれるので、10位のフランスの344万円以下となってしまうようです。

しかし、全体的に労働時間が短い国も多く、高い生産性と効率がグローバル化を生き延びるヒントになりそうです。日本の長時間労働も本格的に見直すべきタイミングに来ているのかもしれません。


ヨーロッパは全体的に日本より賃金が高く物価も高い